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『個性的なデザインとしっかりした足回りによる安定感のある走り』 ルノー キャプチャー 2014年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
キャプチャー 2014年モデル
87
キャプチャーの新車
新車価格: 254〜289 万円 2014年2月27日発売〜2021年1月販売終了
中古車価格: 59〜144 万円 (34物件) キャプチャー 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ルノー > キャプチャー 2014年モデル > インテンス
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年2月28日 18:20 [691411-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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ルノーからキャプチャーというコンパクトクラスの新しいクロスオーバー車が発売された。ルーテシアの基本プラットホームを使って作られたモデルで、昨年の東京モーターショーに出品されていた。
最近、日本でも乗用車とSUVをクロスオーバーさせたモデルが注目を集めているが、キャプチャーはヨーロッパではクロスポロ、ミニクロスオーバー、プジョー2008、さらにはジュークなどと競合している。昨年はジュークの売れ行きが好調だったが、キャプチャーはそれを急速に追い上げる売れ行きを見せているとのことだ。
ルーテシアに比べるとボディはひと回り大きくなった。全長が30mm伸びて、全幅が30mm拡大し、全高は120mmも高くなった。ホイールベースは5mm延長され、最低地上高は70mmも高い185mmに設定されている。
ボディの後部は日本では販売されていないクリオ・エステート(ルーテシアワゴン)のものを使っているというから、より正確にはワゴンをベースにしたクロスオーバー車である。
外観デザインはデザインの責任者が変わったルノーの最新トレンドを反映している。やはり東京モーターショーに出品されていたデジールというコンセプトカーを始め、ルノーは新しいデザイン戦略を打ち出しているが、キャプチャーのデザインはその流れの中にあるものだ。
ルーテシアのデザインがとても新鮮でインパクトのあるものだったが、キャプチャーのデザインはそれに匹敵するといって良い。
インテリアはルーテシアとの共通部分も多いが、上級グレードのインテンスには着せ替えが可能なシート表皮が用意されるなど、キャプチャー専用の仕様が設定されている。このシートはアイデア賞モノだ。
パワートレーンはルーテシアと共通で、搭載エンジンは直列4気筒1.2Lの直噴ターボ仕様によって88kW/190N・mの動力性能を発生し、6速のエフィシェントデュアルクラッチ(EDC)と組み合わされている。
欧州のコンパクトクラス車は、3気筒でシングルクラッチと組み合わされることが多いが、それに比べるとルーテシアやキャプチャーの仕様はおごられている。それだけ静かでスムーズに回るエンジンであると同時に、変速ショックのない滑らかな変速を実現する。
キャプチャーはルーテシアに比べると人間一人分くらい重くなっているから、走りは鈍くなる傾向にあるのだろうが、ノーマルモードで普通に街中を走らせているときにそんな印象を受けることはない。ECOモードを選択するとレスポンスが鈍くなった感じになるが、燃費の良い走りのために基本はECOモードと考えても良いだろう。
やや硬めの味付けがなされた足回りはとても良かった。実はキャプチャーに乗った前の週に、ハスラーやヴェゼルに乗っていて、高めの最低地上高を設定したクルマの乗り心地の悪さや安定性の不足などを感じていた。特にヴェゼルの17インチタイヤ装着車はイメージが悪く、キャプチャー・インテンスの仕様も同じ17インチだったため、乗る前に懸念していたのだが、その懸念は全く不要だった。
フランス車らしい乗り心地に優れた足回りというのとは少し違って、しっかりした安定感を確保しながら乗り心地もスポイルしないといった感じの足回りなのだが、これがなかなか良かった。安定感に不満がなく、背の高いクルマにありがちな妙に揺すられるような感覚もなかった。今回の試乗では、市街地の一般道から高速道路までを走ったが、文句のない走りを見せた。
足回りのチューニングでは、やはりヨーロッパのメーカーには一日の長があるな、ということを改めて感じさせられた。
試乗したインテンスは上級グレードで260万円弱の価格が設定されている。ルーフがツートーンになることやタイヤが17インチになり、装備の充実度が高まるのがインテンスの特徴だ。ベースグレードのゼンは10万円安の設定になるが、買うならインテンスだろう。
価格設定はちょっと高めの印象があるものの、本国での価格を考えると日本での価格はむしろ割安な設定なのだという。デザインや個性を考えて納得すべきところなのかも知れない。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった16人
「キャプチャー 2014年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2024年4月24日 07:43 | ||
| 2019年6月16日 12:53 | ||
| 2019年2月19日 01:33 | ||
| 2018年7月15日 20:23 | ||
| 2017年8月14日 10:37 | ||
| 2017年3月10日 23:53 | ||
| 2016年3月22日 01:16 | ||
| 2016年1月9日 21:42 | ||
| 2015年6月30日 12:49 | ||
| 2015年5月30日 21:48 |
キャプチャーの中古車 (全2モデル/138物件)
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キャプチャー テクノ マイルドハイブリッド アダプティブクルーズコントロール 電動パーキングブレーキ ブレーキホールド ディスプレイオーディオ 衝突被害軽減ブレーキ
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- 走行距離
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- 支払総額
- 199.8万円
- 車両価格
- 190.6万円
- 諸費用
- 9.2万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
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- 189.8万円
- 車両価格
- 175.5万円
- 諸費用
- 14.3万円
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