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『レガシィの伝統を受け継ぎつつスポーティに進化』 スバル レヴォーグ 2014年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
レヴォーグ 2014年モデル
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レヴォーグの新車
新車価格: 266〜412 万円 2014年6月20日発売〜2020年8月販売終了
中古車価格: 58〜348 万円 (1,301物件) レヴォーグ 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スバル > レヴォーグ 2014年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2014年6月22日 02:47 [729700-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
写真は2.0GTアイサイト |
ホイールは2Lと1.6GT-Sが18、それ以外17インチ |
オートエアコンは全車左右独立温度調節可能 |
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オプションで本革シートを選択することも可能 |
荷室フロアは幅、奥行ともに1m以上を確保 |
全車直噴ターボ+CVTとなったパワートレイン |
昨年秋の東京モーターショーで初公開されたスバルの新型車、レヴォーグが6月20日に発売されました。その直前に静岡県御殿場市で行われた公道での試乗会で、1.6と2.0のGTアイサイトに乗りました。別の取材で、ビルシュタイン製ダンバーを装着した1.6GT-Sアイサイトも短時間ドライブしたので、その印象を含めてレビューします。
レヴォーグはレガシィ・ツーリングワゴンの後継車として生まれた日本専用車種で、全長4690mm、全幅1780mmというサイズはレガシィよりやや小柄です。しかもスバル車の美点でピラーやウインドーを傾けすぎず、インパネが低いので視界に優れており、大きくて困ることはありませんでした。スタイリングはインプレッサ以来の、エッジを効かせて逞しさを強調した造形で、躍動感とスバルらしさが両立していると思いました。
インプレッサやフォレスターに似たインパネは、シルバーやピアノブラックなどを用いて上質感を表現しています。GT-Sのステッチのブルーは、もう少し色味を抑えてほしいところです。前席はGTについては、もう少しタイトにサポートしてくれても良いと思いましたが、座り心地は快適でした。GT-Sのスポーツシートであれば適度なサポート感も得られました。
後席は平板で固めではあるものの、身長170cmの僕が座るとひざの前には20cmぐらいの空間が残り、頭上を含めて余裕は十分です。荷室は容量522Lと、外観から想像するより広いうえに、後席はフラットに畳め、床下のサブトランクは大きく、壁面にフックやランプを仕込んであって、スバルのワゴン作りの経験の長さを感じるところです。
1.6Lと2L、2種類の水平対向4気筒直噴ターボは、前者に好感を抱きました。最初に乗った2.0GTはたしかに速いものの、トルクの立ち上がり方がやや唐突で、逆にレスポンスはおっとりしているなど、過給機付きであることが明確に分かる特性でした。対する1.6Lは、2L用とは異なるCVTの容量に合わせて最大トルクを抑えたことが、自然な反応につながるという好結果を生んでいました。
両車に共通するのは静粛性の高さです。バサバサッという水平対向エンジン独特のノイズが抑え込まれ、心地良い唸りだけを適度に届けてくれます。高速道路で試したバージョン3のアイサイトは、クルーズコントロールの追従機能の精度がアップしており、操舵をアシストするアクティブレーンキープも、初物としては違和感のない作動感でした。
4WD形式も両車で違います。1.6Lは前後トルク配分60:40が基本の電子制御多板クラッチを用いたアクティブトルクスプリット式なのに対し、2Lは45:55基本のセンターデフを組み込んだVTD-AWDとなります。2Lのほうがアクセルペダルを踏み込んだ際の回頭性は上ですが、トルクスプリット式も熟成が進んだようで、曲がりにくさが影を潜め、リニアなコーナリングになっていました。また雨の日は安定性重視の設定にも好感を持ちました。
サスペンションはレガシィやインプレッサより締め上げられていて、低速で路面の悪い箇所を通過すると正直に揺すられます。とくに2.0GTでその印象が明確でした。ただ強靭なボディのおかげで、速度を上げるとストロークするようになり、段差や継ぎ目もうまくいなしてくれます。ビルシュタインを装着した1.6GT-Sは、たしかにしっとりした動きを体感させてくれましたが、1.6GTアイサイトの標準ダンパー+17インチホイール/タイヤのまろやかさも悪くないという感想を抱きました。
レヴォーグはスポーツカーとワゴンの融合とメーカーが謳っているだけに、全般的にレガシィ・ツーリングワゴンよりも走り重視の作りになっていました。とくに2Lはその傾向が強く、トータルバランスでは1.6Lが上でした。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった41人
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