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『ゴルフの走りに大きなラゲッジスペースをプラス』 フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント 2014年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
ゴルフ ヴァリアント 2014年モデル
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ゴルフ ヴァリアントの新車
新車価格: 285〜600 万円 2014年1月6日発売〜2021年7月販売終了
中古車価格: 54〜383 万円 (140物件) ゴルフ ヴァリアント 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ゴルフ ヴァリアント 2014年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年1月31日 03:56 [680706-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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2013年5月に発表されたゴルフ?は、革新的なクルマ作りによるデキの良さが高く評価され、日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)を始め、ワールドCOTYとヨーロッパCOTYを完全制覇する結果を残した。2013年に限っていえば、ゴルフに勝るクルマはなかったといえる。
2013年末には、ゴルフのワゴンモデルであるヴァリアントが発表され、2014年初頭から発売された。ゴルフ?のヴァリアントには、フォルクスワーゲングループジャパンがベイサイドマリーナホテル横浜をベースに開催した試乗会に出席し、1.4リッターエンジンを搭載したハイラインに試乗した。
ゴルフというとハッチバック車のイメージが強いが、ゴルフ?の時代にゴルフワゴンの名前で最初にヴァリアントが設定されて以来、各世代のヴァリアントが一定の人気を集めてきた。
ゴルフ?のヴァリアントの人気はさほどではなかったが、ゴルフ?をベースにした今回のモデルはスタイリッシュなデザインなどにより、けっこう売れそうなクルマに仕上がっている。
外観デザインはゴルフ?をベースにしたもので、従来のモデルに比べるとすっきりした感じになった。全長を30mm延長し、全幅を15mm拡大しながらも、全高を45mm下げて1485mmに抑えたことによる。ワイド&ローの見るからにスタイリッシュな外観を持つようになった。インテリアデザインもゴルフ?ベースにものに変わり、エモーショナルさや質感を感じさせるものになった。
試乗した上級グレードのハイラインにはアルカンターラのシートが標準装備され、コンフォートラインと合わせてレザーシートがオプション設定されている。
室内の居住空間や後部のラゲッジスペースが拡大されたのはホイールベースが60mm延長されて2635mmになったことによる。ラゲッジスペースは標準状態でも605Lのスクエアな空間があるが、これはプリウスα、レガシィツーリングワゴン、アテンザワゴンよりも大きな容量だから凄い。
背もたれはレバーを操作するだけで女性や子供でも簡単に倒せるようになり、倒すとフラットなラゲッジスペースが作れる。
搭載エンジン2機種で、1.2Lと1.4Lのダウンサイジング直噴+インタークーラー付きターボ。いずれも7速DSGとの組み合わせだ。
今回試乗したのは1.4Lエンジンを搭載したハイラインで、103kW/250N・mのパワー&トルクを発生する。ヴァリアントの重量はゴルフに比べると60kg重くなっている。なので、同じ動力性能であれば、その分だけ走りが鈍くなる方向に向かうはずだが、ゴルフヴァリアントを走らせていて走りの鈍さなどは全く感じなかった。
アクセルワークに対するリニアなレスポンスを始め、低速域でのトルク感、スムーズな吹き上がりとパワーの盛り上がりなど、いずれもゴルフを走らせているのと変わらない感じだった。
ハイラインの燃費はゴルフに比べ19.9km/Lから19.5km/Lへとわずかに下がっているが、これは車両重量の影響というよりACTと呼ぶ気筒休止機構がないことによるものと見られる。ACTは本国仕様のヴァリアントにも設定がないとのことで、これは重量増への対応を考えてのことだろう。
足回りの印象もゴルフと同様で、しっかりした操縦安定性を確保しながら、高架道路の継ぎ目などでもショックをうまくいなしてくれる。試乗車はDCCと呼ぶアダプティブ・シャシー・コントロールをオプション装着したクルマだったので、モードの切り替えによってメリハリの効いた乗り心地と操縦安定性を味わえた。
安全装備の充実度は高く、9個のSRSエアバッグを始め、プリクラッシュブレーキ、マルチコリジョンブレーキシステム、アダプティブ・クルーズコントロール、レーンキープアシストなど、最新の安全装備を備えている。
快適装備は、ゴルフ?が発売された時点では間に合わなかったカーナビが、ディスカバリー・プロという名前のインフォテイメントシステムとしてオプション装着が可能になった。17万8500円というリーズナブルな価格で装着が可能だ。
ゴルフヴァリアントの価格はコンフォートラインが269万5000円で、ハイラインが322万5000円だ。ハイライン同士の比較では23万5000円高くなっているので、これがゴルフとヴァリアントの実質的な価格差と考えていいだろう。厳密には、前述のACTの有無などさらに違いがあるおだが、ざっと20万円高というのはまあまあ一般的な価格差である。
試乗車は、ディスカバリー・プロ、DCC、レザーシート、サンルーフとほとんどフルオプションの状態だったので、車両価格ベースで396万円に達していたが、レザーシートとサンルーフを除けば350万円台で手に入る。
多くの荷物を積む機会のある人はもちろん、そうでない人でも予算に合わせて積極的にヴァリアントを選んだら良いと思う。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった14人
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|---|---|---|
| 2024年11月26日 17:08 | ||
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| 2023年3月6日 12:54 | ||
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| 2021年8月11日 22:45 | ||
| 2021年5月2日 18:58 | ||
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