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『“軽”に求められるさまざまな要素を満たすことを目指したクルマ』 ホンダ N-WGN 2013年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
N-WGN 2013年モデル
280
N-WGNの新車
新車価格: 109〜151 万円 2013年11月22日発売〜2019年7月販売終了
中古車価格: 14〜135 万円 (1,856物件) N-WGN 2013年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ホンダ > N-WGN 2013年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年1月30日 22:47 [680614-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
ホンダは2011年に発売したN BOXを大ヒットさせた後、Nシリーズのモデルを順次投入し、軽自動車市場での存在感を高めている。2013年の東京モーターショーに合わせ、新たにN-WGNを投入した。
N-WGNには、ホンダが青山のTEPIAをベースに開催したメディア関係者向けの試乗会に出席し、首都高や一般道など、都内の道路を走った。試乗グレードはあんしんパッケージを標準装備したG・Aパッケージで、初期受注ではこのグレードが最も良く売れている。
N-WGNはいわゆる軽自動車市場の中心ともいえるハイトワゴンタイプの軽自動車で、全高の高さはN BOXとN-ONEの中間というか、N-ONEに近い。このため性格的にも似た部分があるが、N-ONEがパーソナル性やプレミアム性を訴求したのに対し、N-WGNは広さ、見た目の立派さ、利便性、快適性、経済性、安全性など、軽自動車に求められる要素をすべて満たす欲張りなクルマを目指して開発された。
外観は標準系のほかにスポーティなイメージのカスタム系(別掲)も用意されている。デザインはリヤビューに特徴があり、上下左右に広がっていくイメージでデザインされている。夜間にライトを点灯させるとそれが良く分かる。
インテリアは左右に広がるインパネデザインが広さを感じさせ、質感の高さは並み軽自動車の水準を超えた印象。N-ONEには及ばないが、それに近い感覚に仕上げられている。
基本プラットホームははN BOX以降の各モデルと共通で、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用する。大人4人がしっかり座れる十分な室内と荷室を両立させた空間設計だ。後席の前後スライドやシートアレンジによって自在な使い勝手を実現するほか、荷室の床下にはアンダーボックスも設定されている。
今回のN-WGNでは駆動系も改良された。カタログデータを見ると、パワー&トルクの数値は変わらないのだが、軽自動車初のツインインジェクションやナトリウム封入バルブを採用することで、燃費性能を大きく向上させている。
軽自動車の燃費競争は激しく、N-WGNの燃費はクラストップに届かなかったが、自然吸気エンジンの搭載車で29.2km/L、ターボ車で26.0km/Lを達成している。いずれもエコカー減税で免税対象になる燃費レベルだから、十分に良い数値である。
燃費の向上はエンジンだけの改良ではなく、無段変速のCVTの改良やボディの軽量化、空力特性の追求など、いろいろな技術の集大成として達成されたものだ。
さらに燃費運転を支援するECONスイッチを備えるほか、メーターの色が変わって燃費運転を促すエコインジケーターも標準となる。アイドリングストップ機構は全車に標準だ。
駆動系の改良によって走りのフィールも良くなった。自然吸気エンジンの搭載車でも低速域からトルク感のある走りを実現するので、市街地走行ではアクセルを踏みすぎることなく交通の流れに乗っていける。柔軟性が高まって扱いやすいエンジンになった印象である。
足回りも熟成が進んだように感じられた。ただ、標準系の自然吸気エンジンの搭載車は前輪にスタビライザーが装着されておらず、乗り心地の快適性はともかく操縦安定性には物足りなさもあった。全車ともスタビライザーを装着したほうが良いと思う。
走行中の静粛性も軽自動車の中でかなり良いレベルにある。ホンダでは軽自動車トップという説明をしていたが、ワゴンRやムーヴなどと互角というところだろう。
N-WGNは装備の充実度も高い。最近話題の自動ブレーキを含むあんしんパッケージは主要グレードに標準で、ベースグレードにもオプションで用意されている。結果、装着率は80%に近いという。横滑り防止装置のVSAはヒルスタートアシスト付きで全車に標準装備される。
快適装備もフルオートエアコンが全車に標準装備され、上級グレードはプラズマクラスター付きになるのを始め、プッシュ式エンジンスタート、高熱線吸収&UVカットガラスなどが全車に標準だ。ディスプレーオーディオとナビ装着用スペシャルパッケージはオプションで用意されている。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった9人
「N-WGN 2013年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年2月1日 07:06 | ||
| 2025年1月9日 07:29 | ||
| 2024年12月28日 20:56 | ||
| 2024年9月10日 13:33 | ||
| 2024年7月12日 06:28 | ||
| 2023年12月12日 11:51 | ||
| 2023年11月4日 09:53 | ||
| 2023年7月31日 07:08 | ||
| 2020年12月19日 22:47 | ||
| 2020年6月2日 22:25 |
N-WGNの中古車 (全2モデル/3,741物件)
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N−WGN G・ターボパッケージ 【チタニア施工済み】 ターボエンジン シティブレーキアクティブシステム 4WD ESC スマートキー オートエアコン アイドリングストップ キーレス ABS
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- 走行距離
- 1.8万km
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- 支払総額
- 77.1万円
- 車両価格
- 67.9万円
- 諸費用
- 9.2万円
- 年式
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