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『走りを重視する人向けのミニバン』 ホンダ オデッセイ 2013年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
オデッセイの新車
新車価格: 480〜516 万円 2013年11月1日発売
中古車価格: 35〜566 万円 (1,921物件) オデッセイ 2013年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ホンダ > オデッセイ 2013年モデル > G・EX
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2014年2月24日 00:16 [690132-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
アブソルートに比べるとフロントグリルはシンプル |
G・EXには16インチアルミホイールが標準装備 |
旧型とは対照的に落ち着いたインパネまわり |
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内装はアブソルートがブラック、標準車がアイボリー |
3列目シートは旧型同様床下収納スタイル |
エンジンは標準車、アブソルートともに2.4L4気筒 |
5代目オデッセイは、ホンダの国内向け最上級ミニバンとして存在していたエリシオンとの統合モデルという位置づけから、先代よりも全高を高め、リアドアをスライド式にするなど、一般的なミニバンに近いパッケージングになりました。スポーティなアブソルート以外では最上級グレードになるG・EX7人乗り(前輪駆動)の広報車をお借りして乗りました。
ボディサイズは全長4830mm、全幅1800mm、全高1695mmで、旧型よりやや長く、そして150mmも背が高くなりました。その分スタイリングはオーソドックスになった感じがします。顔つきをもう少し整理してほしいという印象も抱きました。
キャビンに入るとまず、テレビゲームを思わせるほど派手だったインパネまわりが、上質になったことに目が行きます。タッチ式エアコンスイッチは、個人的には「歩きスマホ」を連想させるので好ましくないと考えていますが、それ以外は大人っぽく落ち着ける仕立てになっていました。
背が高くなった一方、フロアはホンダお得意の低床タイプなので、2列目のスライドを最後端にセットしても、3列目は身長170cmの僕にとっては足元、頭上とも余裕が残る広さを確保していました。背もたれは短いものの、座面については短時間乗車では不満はありませんでした。
対する前席はややペタッとした着座感で、特別な感慨は抱きませんでした。特等席は間違いなく2列目です。試乗車に装備されていたキャプテンシートは、背もたれに連動して座面も傾き、背もたれは中折れ調節もできるという、航空機のビジネスクラスを思わせる仕掛けであり、ベルトがシート内蔵でフィット感が高いことも褒められます。
エンジンは2.4L直列4気筒、トランスミッションはCVTで、170psの最高出力、23kgmの最大トルクともに、旧型と大差ありません。一方の車両重量は1800kgちょうどで、旧型の同等グレードより約150kg重くなりました。そのため記憶の中にある旧型より、エンジンを回し気味の走りになっていました。
乗り心地は荒れた路面でドタバタすることがありました。2列目、3列目と後ろのシートに移るほどそれが顕著になります。重く背が高くなったボディに対し、サスペンション形式は先代の前後ダブルウィッシュボーンからマクファーソンストラット/トーションビームに変わっているのですが、形式が悪いというよりも、熟成の途中という印象でした。
逆にハンドリングは、重く背の高いボディやサスペンション形式の不利を感じさせず、ステアリングを切ったとおりにコーナーを曲がっていけます。操舵感の自然さを含めて、良い意味でミニバンらしからぬレベルにありました。さらに着座位置が旧型より高く、フロントピラーが手前に引かれたおかげで、車両感覚も掴みやすくなりました。
街中と都市高速中心での車載燃費計の数字は、7.3km/Lに留まりました。車体の重さが影響しているのかもしれません。ちなみにその後乗ったアブソルートは、高速道路中心というルートに加え、同じ2.4Lながら直噴化されたエンジンの効率の高さが味方して、同じレギュラーガソリンで10km/Lを出しました。全車アブソルート用ユニットにすればこの面での評価が上がるのではないでしょうか。
このように燃費や乗り心地の分野ではレベルアップを望みたい5代目オデッセイですが、ハンドリングのレベルは相変わらず高い次元にあります。今まで同様、走りを重視する人向けのミニバンと言えそうです。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった23人
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