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『ABSOLUTE・EX e:HEV オデッセイ最後の輝き』 ホンダ オデッセイ 2013年モデル LCDR ELECTROさんのレビュー・評価
オデッセイの新車
新車価格: 480〜516 万円 2013年11月1日発売
中古車価格: 35〜566 万円 (1,890物件) オデッセイ 2013年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ホンダ > オデッセイ 2013年モデル > e:HEV アブソルート・EX ホンダ センシング
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2021年12月19日 15:23 [1389008-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 2 |
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|---|---|---|
グリルを交換すると印象はだいぶ変わる |
標準装備品を引き取っておけば、有償だがディーラーで交換してもらえる |
ブラックのホイールにはブラックのナットを |
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箱型のミニバンとは一線を画すリアビュー |
裏メニューで付けたパネル。ドアミラーガーニッシュより高いとは。 |
BLIZZAK VRX3(215/60R17 96)+ECO FORME CRS15 |
納車7か月、7200?走行後のレビュー
【エクステリア】
好みの問題だが、ミニバンカテゴリーでは美しい方だろう。「箱」という感じがあまりしないのが良い。フロントは迫力を増した代わりにスマートさを失った感じがするが、オプション装着で印象がかなり変わる。リアは格段に良くなった。ホイールはシルバーが好きなのだが、黒にも慣れた。
【インテリア】
主張しすぎない高品質な素材とデザインで洗練されている。高級感がないという評価を目にするが、高級とは何か。他のミニバンと比較して劣っていると感じるところはあまりない。加飾だらけのデコトラのような内装が高級車の証だと思う者は、他社にそういうクルマがあるのでそれを選べば良い。
一見、ただ置いただけのナビや木目調パネルが鈍臭いと思っていたが、乗っているうちに高い位置にあるナビは見やすく、視界も妨げない良い配置であると気付いた。パネルも思ったほど気にならず、結果的に満足のいくものだった。
ステアリングは、3本スポークとなりスポーティでシャープな印象を与える。ステアリングスイッチは、トヨタ、日産のミニバンを一通り触ってみたが、オデッセイの操作性・操作感の良さが群を抜いている。ほぼ毎回使うので、この違いは大きい。もっと評価されてよい部分である。
収納は、アッパーボックスの追加で良くなったが、ドアポケットが小さすぎる。
ピアノブラックのサイドパネルも良いのだが、リアが付いていない。コストに厳しい自動車業界とはいえ、これは無いだろう。裏メニューで付けたがドアミラーガーニッシュより高い。
シート素材は、撥水・撥油タイプになり掃除がしやすい。座り心地やフィット感も良い。運転席は、このクラスのクルマならメモリー機能は欲しいところ。クラウンのように助手席のサイドにもスイッチを付けろとは言わないが。大型アームレストはゆとりがあり、疲労を軽減してくれる。
エアコンの操作パネルは良くない評価を目にするが、デザイン、操作性、レスポンス、すべて良い。傷は、確かに付きやすく10回くらい重ねてコーティングしたが、無傷とはいかない。
ジェスチャースライドは、成功率7-8割くらい。爪でドアハンドル周りを傷つけたくない人には良いだろうが、フリードのようにプッシュスイッチ式の方が確実で、操作性も優れている。サンシェードが無くなったが、ガラスの濃色化で不都合はないと、どこかで目にした気がする。しかし、子供たちからは眩しいとの声が上がる。
ルームミラーとオプションの後席モニターが干渉しないのも良い。他社ではどうやってもミラーに入ってくるものもある中、優秀な設計である。モニタも非光沢で画質は良い。フルHDを活かせるソースがないが能力が高いのでどんな素材もカバーでき、リモコンも便利。LEDライトも室内照明として役立つ。最近、画面サイズが11.6インチから12.8インチに仕様向上した。
【エンジン性能】
基本的にモーター駆動で、エンジン性能は実感しにくい。アトキンソンサイクルの複雑さゆえか低回転域から騒音が侵入してくる。全開加速時に唸るのは仕方ないが、官能的なサウンドではなく、騒音としか言えないのが残念である。熱効率を追求したエンジンにフィーリングや音質を求めるのが間違っているのかもしれない。オイルをモービルワンに替えたが、少しだけスムーズに静かになったかなという程度。
欠点ばかり書いたが、内燃機関の歴史的には偉業であり、脱炭素のご時世であまり評価されない不遇のエンジンである。
【走行性能】
走る、曲がる、止まるの基本的な動きは高い水準にある。特筆すべきは、e:HEVの発進のスムーズさだろう。レシプロエンジンのように往復運動を回転運動に変換せず、モーターが直接タイヤを駆動できるオデッセイは、極めてスムーズに滑るように動き出す。このストレスフリーの感覚を味わえるだけでもe:HEVを選択する価値がある。
0回転から最大トルクを発生できるモーターであっても、安全のためアクセルオンで突進するわけではない。全開にした時の加速は凄まじく、背中をシートに押し付けられる。
不満はあまりないが、Sレンジのエンジンブレーキの効きをもっと強くしたほうが良いと思う。
【乗り心地】
前席は良好。クレードルシートも子供には大変好評だが、振動を結構拾う気がする。3列目はちょっとした段差で大きく跳ねることがあり驚く。子供は不満を言わないが、不快を超えて不安を感じるレベル。改良されているはずだが、これまでの悪評もわかる。ただし、路面が悪くなければ広く快適。現行型のアーキテクチャではこのあたりが限界なのかもしれない。
スペースは各席とも十分で、「オデッセイ」の名に相応しいゆとりがある。
また、3列目までエアコン送風口が左右2つずつと足元にもあり、冷暖房能力も高い。運転席では風量をもっと弱くしたいと感じることがある。
【燃費】
シビアコンディションのため仕方ないのだが、生涯燃費で12km前後。全備重量2t超のクルマとしては健闘していると言うべきか。
【価格】
割高に感じる。オプションを多く付けたのもあるが見積もり段階で軽く600万を超えた。値引きはまずまずだったが、コーティングとVRX3まで計上するとやはり600万超となり、簡単に買えるクルマではない。自動運転システムの開発は、巨額の費用がかかるので致し方ないのだろうが、この価格ならもう少し標準装備を充実してもらいたい。
【総評】
最終型だけあり、完成度は高い。新車で買えるのは年末年始が最後か。
価格差が大きいのでグレード選択が悩ましいが、全部入りのe:HEVなら積雪地域以外は間違いないだろう。渋滞追従型クルーズコントロールとパワーバックドアは想像していたより役立つ装備だった。このサイズだとドアも重く、閉めるのに力が要る。これらが不要であれば、パドルシフトが装備されるガソリン車も運転を楽しめて良いかもしれない。
インターナビとリンクするHonda Total Careがメンテナンスに役立ち、燃費履歴を見るのが面白い。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2021年5月
- 購入地域
- 東京都
- 新車価格
- 458万円
- 本体値引き額
- 30万円
- オプション値引き額
- 15万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった70人(再レビュー後:43人)
2020年11月17日 23:47 [1389008-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
最終?マイナーチェンジモデルのガソリン車とハイブリッドの試乗レビュー。
【エクステリア】
最大の変更点だと思うがフロントが大きく変わった。最初に見たときはボンネットが高くなったのではないかと思ったが、実際70?上がっているということで納得。
何度カタログを見ても格好悪くなったなと残念に思っていたが、実車を見ると意外と受け入れられた。見慣れてきたのかもしれない。
リアのデザインは、良くなったように思う。フロントもリアも水平に引いたメッキのラインが美しい。
外見は好みの問題もあるので、良し悪しも乗る人の評価だが、下品すぎず、さりとて弱々しくもないマスクはなかなか高いレベルでバランスが取れているように思う。オプションのエアロを付けるとかなり洗練された印象になる気がする。
シーケンシャルランプの光り方は滑らかで、デイタイムランニングライトもきれいだった。
【インテリア】
取って付けたような10インチナビが下手なリフォーム感があっていまいちと思っていたが、運転していると画面の大きさからくる見やすさが上回り、気にならなくなる。
助手席の上部ボックスは、木目調をアピールしているが、MC前にあった黒木目調にした方が高級感があると思う。収納が増えたので良いが、USBマストなご時世にボックス内の充電用USB端子くらい標準装備にしてほしかった。
メーターが二眼になり、左の新設液晶メーターは非常に見やすく、情報量も豊富。タコメーター?がスポーツ感を演出する。
シートはあちこちで言われているが、メモリー機能を付けてほしかった。慣れてくればすぐに合わせられるのかもしれないが。フィット感は良い。素材の変更は旧車のオーナーではないので分からないが、汚れにくいというので小さな子供のいるユーザーには良いのではないか。
ジェスチャースライドは実用性は低い気がするが、爪で傷つけたくない人には良いのかも。その代わりサンシェードが無くなったが。
【エンジン性能】
ガソリン車とハイブリッド車でだいぶパワーの差を感じるかと思ったが、意外とそうでもなかった。NAとはいえ、2.4リットルあるので十分な加速性能があると思う。出だしや変速も滑らかである。ハイブリッドをSモードで走らせると確かに一段上の加速感があるが、調子に乗って飛ばすと捕まるかもしれない。
【走行性能】
平坦な都市部を数キロ走っただけだが、悪くないのではないか。パワーは必要にして十分だろう。首都高C1を一周すれば特性がつかめるかもしれない。
ガソリン車のパドルシフトが使いやすく、シフトダウンの減速も滑らかだった。しかし、常時パドルシフトが使える代わりに自動でDレンジに復帰するので固定で走りたいときはどうだろうか。固定モードがあるのかもしれないが。
ハイブリッドのエンジンブレーキはSモードでもあまり効かない印象。ダウンヒルは気を使うもしれない。
死角の大きな車であるが、マルチビューカメラと超音波ソナーのおかげで丁寧に運転していればぶつけるリスクは少ないだろう。
EVモード時の接近警報音が近未来的なメロディーだった。
【乗り心地】
ドライバーとしては十分心地よいと感じる。5人家族総出で乗ったが楽しそうにしていたので2列目3列目も悪くないのではないか。後輪のサスペンションも改良したというので、現行オデッセイとして完成の域に達しているのだろう。
アイドリングストップから復帰時のショックを感じるが先代アルファードほどではない(現行のは知らない)。
静粛性はアピールポイントになっているが、確かに静かである。クラウンやフーガ並の静けさである。3列目の子供とも普通に会話できる。高速走行時にどうなるかは分からないが、多分静かだろう。
【燃費】
試乗のため評価不能。カタログを見る限りカテゴリ平均以上では。
【価格】
高い。ハイブリッドでナビやモニタなどオプションをいくつか選択しただけで580万近い見積もりが出てきた。日本人の平均年収が400万ちょいというご時世に誰に売ろうと考えているのか。ステップワゴンの格上の高級ミニバンだから、買える人間だけ買ってくれれば良いという事なのか。
【総評】
フルモデルチェンジではなく、まさかのマイナーチェンジだが、エクステリアはFMC並みに変わった。インテリアも年々良くなっているのだろうが、運転席のメモリー機能とかUSB端子をケチって?いるあたりが微妙に残念。ジェスチャースライドはこれを見てオデッセイが欲しくなったという人はいないのでは。最後?までハイブリッドにパドルシフトが付かなかったのが非常に残念である。
十分なパワーや静粛性、3列目まであるエアコンアウトレット、充実した運転支援機能、安全装備などトータルで見て優れた車なのは間違いない。あともう少し標準価格が安ければヒットしたかもしれないが、シェアより利益率を優先させているのだろう。
営業マンの噂話レベルだが、現行モデルで廃版となるかもしれないそうなので、あと2、3年が買える機会なのかもしれない。
特に長距離走行が苦にならない、快適そうな車なので、資金を調達できれば買いたいところである。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった27人
「オデッセイ 2013年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年10月30日 10:12 | ||
| 2025年8月24日 17:49 | ||
| 2025年3月15日 23:32 | ||
| 2025年2月17日 23:56 | ||
| 2025年2月1日 00:08 | ||
| 2025年1月21日 19:34 | ||
| 2025年1月6日 23:02 | ||
| 2024年12月12日 10:52 | ||
| 2024年12月5日 15:27 | ||
| 2024年10月31日 19:28 |
オデッセイの中古車 (全4モデル/2,237物件)
-
- 支払総額
- 222.9万円
- 車両価格
- 211.7万円
- 諸費用
- 11.2万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 8.6万km
-
- 支払総額
- 70.2万円
- 車両価格
- 59.9万円
- 諸費用
- 10.3万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 4.2万km
-
オデッセイ アブソルート ホンダセンシング 純正ナビ バックカメラ フリップダウンモニター ETC パワースライドドア LEDヘッドランプ クルーズコントロール 純正アルミホイール
- 支払総額
- 89.9万円
- 車両価格
- 80.7万円
- 諸費用
- 9.2万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 11.0万km
-
- 支払総額
- 93.7万円
- 車両価格
- 82.8万円
- 諸費用
- 10.9万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 8.2万km
-
- 支払総額
- 69.8万円
- 車両価格
- 61.0万円
- 諸費用
- 8.8万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 15.0万km
この車種とよく比較される車種の中古車
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21〜494万円
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36〜440万円
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19〜595万円
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18〜581万円
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24〜723万円
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26〜755万円
-
25〜748万円
-
50〜273万円














