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『オンロードへの適応性能を高めた3代目』 日産 エクストレイル 2013年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
エクストレイル 2013年モデル
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エクストレイルの新車
新車価格: 219〜412 万円 2013年12月16日発売〜2022年7月販売終了
中古車価格: 45〜399 万円 (2,825物件) エクストレイル 2013年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > 日産 > エクストレイル 2013年モデル > 20X エマージェンシーブレーキ パッケージ 4WD (5人乗り)
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2014年3月24日 00:30 [700897-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
アルミホイールは17インチ、タイヤは225/65R17 |
ルーフレールは全車種にオプション設定 |
インパネまわりも洗練度が格段にアップ |
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エクストレイル伝統の防水シートを全車種に装備 |
国産SUVとしてはかなり快適性の高い2列目シート |
エンジンは直噴化されたガソリン2Lに統一 |
横浜市の日産自動車グローバル本社を拠点に行われた試乗会で、20Xエマージェンシーブレーキパッケージの4WDに乗りました。新型エクストレイルには、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りがあります。今回は5人乗りをメインに、7人乗りもドライブしました。
ボディサイズは全長4640mm、全幅1820mm、全高1715mmで、旧型と比べると長さは5mm、幅は30mm、高さは15mm拡大しています。しかしそれ以上に、スクエアだったスタイリングがスマートになったことが目立ちます。開発スタッフに話を聞いたところ、人気のクロスオーバーのテイストを採り入れたとのことでした。
インテリアデザインもエクステリア同様、スマートになっています。質感も上がっています。見た目のタフっぽさは薄れましたが、シート、フロア、ラゲッジボードは防水加工とするなど、エクストレイルの伝統は受け継いでいます。2列目は前席より着座位置が一段高くて見晴らしが良く、着座姿勢も好ましいものでした。75mmも伸びて2705mmになったホイールベースのおかげもあって、身長170cmの僕なら足が楽に組めました。
7人乗り仕様は、2列目にスライド機構が追加されます。そのスペースは、2列目を自分が座れる範囲で前にスライドすると、足は入るものの、頭がつかえてしまいます。しかも新型の美点である、2分割の防水フロアボードを垂直に立てたり高い位置に固定したりできる多用途性が限られてしまいます。年に1、2度しか3列目を使わないという人なら、エクストレイルらしいギア感覚を満喫できる5人乗りのほうが良いでしょう。
2L直列4気筒エンジンは直噴化されました。おかげで旧型よりやや軽い1500kgの車体を、不満なく加速させてくれます。3000rpm回せば楽に流れをリードでき、100km/h巡航はDレンジならたった1750rpmでこなします。ただし7人乗りは70kg重いことが響いて、3000rpm以上回すことがしばしばでした。この点でも5人乗りがお勧めです。
走りの面でクロスオーバー化を実感したのはサスペンションです。旧型は、SUVらしいストロークの長さを生かしたしっとりした乗り心地が特徴でしたが、その分フットワークはおっとりしており、ロールも目立っていました。その点新型は、かなり一般的な挙動を示すようになりました。
コーナーでの姿勢変化は明確に少なくなり、軽快に曲がれるようになりました。7人乗りはステアリングを切った瞬間にややリアの重さを感じるものの、5人乗りはバランスが取れていました。それにストローク感こそ減ったものの、ショックをは巧妙にいなし、踏面の固いSUV用タイヤをうまく履きこなしていて、良好な乗り心地を保っていました。
新型には電子制御を駆使した3つの先進技術、アクティブライドコントロール、アクティブエンジンブレーキ、コーナリングスタビリティアシストが搭載されています。最初の2つは世界初です。試乗では、コーナー入口やブレーキング時にアクセルから足を離すと自動的にエンジン回転を上げて減速を促す、アクティブエンジンブレーキの効きが明確でした。裏を返せば残りの2つは、オンロードでは効果が体感しにくいものでした。
日産車で初採用された「エマージェンシーブレーキ」と「インテリジェントパーキングアシスト」は、特設コースでテストできました。前者は他社の衝突被害軽減ブレーキと比べて大差はありませんでしたが、後者は日産自慢のアラウンドビューモニターの画像を応用しており、自車の状況が把握しやすいものでした。
角張った旧型では優れていたボンネットの見切りが並みになったことや、歩行者保護対策もあってフロントバンバー位置が下がったうえに、先端にスポイラーが装着されたため、悪路走破性に関係するアプローチアングルが減ったことなど、気になる点もありますが、全般的にオンロード重視になったことで、より多くのユーザーに受け入れられるSUVになったのではないかと考えています。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった19人
「エクストレイル 2013年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年8月16日 13:11 | ||
| 2025年6月15日 21:01 | ||
| 2024年3月23日 22:48 | ||
| 2023年5月29日 10:52 | ||
| 2023年3月9日 07:27 | ||
| 2023年2月27日 15:52 | ||
| 2023年1月2日 13:29 | ||
| 2022年8月9日 21:37 | ||
| 2022年7月28日 13:28 | ||
| 2022年6月5日 13:50 |
エクストレイルの中古車 (全4モデル/4,604物件)
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- 支払総額
- 73.1万円
- 車両価格
- 59.0万円
- 諸費用
- 14.1万円
- 年式
- 2008年
- 走行距離
- 12.5万km
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- 支払総額
- 171.3万円
- 車両価格
- 155.0万円
- 諸費用
- 16.3万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 1.4万km
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- 支払総額
- 106.0万円
- 車両価格
- 95.0万円
- 諸費用
- 11.0万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 10.9万km
-
- 支払総額
- 119.9万円
- 車両価格
- 103.6万円
- 諸費用
- 16.3万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 7.9万km
-
- 支払総額
- 407.0万円
- 車両価格
- 393.0万円
- 諸費用
- 14.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 1.0万km
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