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『異次元トルクと低燃費で夢のクルマ!Cクラス日本代表!』 マツダ アクセラスポーツ 2013年モデル 汽車ポッポーさんのレビュー・評価
アクセラスポーツの新車
新車価格: 176〜331 万円 2013年11月21日発売〜2019年5月販売終了
中古車価格: 54〜192 万円 (529物件) アクセラスポーツ 2013年モデルの中古車を見る

自動車(本体) > マツダ > アクセラスポーツ 2013年モデル > XD
よく投稿するカテゴリ
2015年4月5日 21:40 [747478-5]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
3代目アクセラスポーツ(BMアクセラ)にハマりすぎてしまい、所有欲(?)が抑えられず15S TouringからXDに乗り換えました。15S Touringでも不満はほとんどありませんでしたが、何度か試乗をしているうちにXDに惚れ込んでしまいました。XDをひと言で語るとすれば、まさに「夢のクルマ」です。異次元トルクを発生する硬派なスポーツカーでありながら、低燃費で燃油コストも安く、ひとたび乗るとついつい長距離を走りたくなってしまいます。ちょっと気が早いかもしれませんが、あまりにも感動したので2000kmほど乗ってみてのレビューを書きます。
【エクステリア】
いまどきの国産車ではトップクラスのセクシーさを備えたプロポーションです。それでいて、長いノーズにはどこかクラシカルな魅力もあり、いかにもクルマらしい佇まいです。このデザインなら、高級車からの乗り換えでも満足できるのではないでしょうか。国産車ならLEXUSやスカイライン、輸入車ならVOLVO V40やBMW 3シリーズに雰囲気が似ている感じがします。車体色はジェットブラックマイカですが、デザインのモチーフになったチーターよりもむしろ黒ネコのような顔立ちで、愛着が沸きます。
【インテリア】
レーシー感の高いコックピットと、広々として包まれ感のある空間が気に入っています。単眼式のタコメーターとデジタル式のスピードメーター、ヘッドアップディスプレイ(アクティブ・ドライビング・ディスプレイ)の組み合わせが絶妙で、ドライバーを走りに駆り立てるオーラを放っています。マツコネ(マツダコネクト)については、7インチモニターとコマンダーコントロールの配置が絶妙で、これが視線の移動や姿勢の変化を少なくしてくれます。安全性の向上や疲労感の軽減に大きな効果があるので、こうした点も評価されるべきでしょう。ナビ機能については、4GBのVer.33でも特に不満はありませんが、5月に16GBにアップグレードされるので、楽しみにしています。そのほか、20S Touringとも比較してみましたが、XDはBOSEサウンドシステムの音質が明らかに他のグレードよりいいです。
【エンジン性能】
加速が速いことばかりが強調されがちなXDですが、エンジンは扱いやすくて実用的なチューニングです。2ステージのターボなので、低速域でも高速域でも踏んだぶんだけ加速し、速度の維持が楽にできるようになっています。加速感は滑らかで、とてもディーゼルエンジンとは思えないものがあります。アクセラとはかなりジャンルが異なりますが、そのままサーキットで走れるほど俊敏なミニクーパーSと乗り比べてみたところ、アクセラのほうが自然で軽やかに加速する感じでした。エンジン音に関しても、よい意味で期待を裏切られています。アイドル時こそカラカラという音はするものの、加速すると抜けのいいビート音を奏でてくれます。インプレッサにも乗ってみましたが、個人的にはスバルの水平対向エンジンより好きな音です。
【走行性能】
絶妙なチューニングの足回りが、スポーツ感と快適さを見事に両立させています。走り始めてすぐに感じたのは、路面を這うようなシッカリとした接地感と、よく動くアシでした。とにかく安定感が極上で、街乗りではゆったりとしたクルージングを楽しむことができ、高速道路では矢のような疾走感で駆け抜けることもできます。気がつくとついつい長距離を走っており、15S Touringに乗っていたときと比べても、1回の走行距離が1.5倍くらいに長くなりました。また、当初懸念されたフロントノーズの重さも気にならず、ステアリングには適度な重さがあり、舵角が掴みやすくなっています。
【乗り心地】
乗り味は、6割が硬派なスポーツカーで、残りの4割が高級サルーンのようなフィーリングです。前述のようにとにかくアシがよく動くので、路面の情報がダイレクトに伝わるスポーツ感と、姿勢移動の少ない快適な乗り心地が楽しめます。最近のマツダ車はクルマを意のままに操る楽しさを訴求していますが、法定速度内のゆっくりとした速度でも、この感覚が味わえるのがミソです。これはぜひ多くの方に体感していただきたいです。
【燃費】
燃費は驚異的で、ハイブリッドカーに次ぐ第2のエコカーと言っていいでしょう。2000kmくらいを走って平均燃費は15.6km/Lですが、まだまだ伸びています。適度にターボを効かせると燃費がよくなる傾向があり、ディーゼルターボならではの醍醐味もあります。また、市街地走行でもコンパクトカー並みに走ります。速度のコントロールや維持がしやすいので、その気になれば市街地走行のみでも15km/Lくらいの燃費で走れるのではないでしょうか。また、軽油の安さもポイントです。単価が安いので、あまりお財布を気にせずに遠くまで足を延ばせます。
【価格】
所有してみたら、意外と安いのではないかと思えてきました。車内装備で一番のお気に入りはBOSEサウンドシステムですが、電動スライド機構やヒーターが付いたシートも心地がよく、この価格でよくこんなクルマをつくれたなと感心してしまいます。ただし、XDはもっと訴求すれば台数が売れるクルマだと思いますので、サンルーフなどをオプションにして、270万円くらいからの価格帯にしてみてもいいのではないでしょうか。
【総評】
同じ3代目アクセラの15S TouringからXDへの乗り換えというレアなパターンかもしれませんが、とても満足しています。車両本体価格は300万円を超えますが、現行の国産車の中では、この価格でこれだけの走りと装備を備えたクルマはないはずですので、一生に1度くらいはオーナーになってみてもいいかなと思いました。また、アクセラはパワートレインごとに走行感がかなり異なりますが、それぞれに甲乙つけがたい魅力があり、これについては過去レビューでかなり比較しましたので、ぜひご参考ください。アクセラはどのグレードもおススメしたくなる魅力満載のクルマです。
- 比較製品
- スバル > インプレッサ スポーツ 2011年モデル
- レクサス > HS
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2015年3月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 306万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 20万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった82人(再レビュー後:29人)
2014年12月6日 00:07 [747478-4]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
大きめのグリルと長いノーズがセクシーです |
フロントはチーターというよりネコ顔でしょうか。キュートです |
フロントからリアにかけて複雑な曲線が施されています。まさに職人ワザ |
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レーシーなタコメーターとスピードメーターの組み合わせが、気分を高揚させてくれます |
写真ではちょっと見づらいですが、ヘッドアップディスプレイはかなり便利です |
レーダークルーズコントロールは、高速道路で常用するようになりました |
納車されて2100kmほどを走り、そろそろアタリがついてきたので再レビューをします。グレードは、軽快なハンドリングとマイルドな乗り心地、最新鋭の安全装備が魅力の15S Touringです。このグレードが発表された当初、消費者の反応はささやかなものでしたが、実はかなり革新的な製品力を持つクルマが登場したと考えています。
【エクステリア】
国産車でこれほどセクシーなクルマはないのではないでしょうか。精悍で存在感に溢れた今風のデザインですが、どこかクラシカルな、いかにもクルマらしい魅力を備えています。造形はチーターの躍動感をモチーフにしたとのことですが、本当に動物のようなオーラがあり、今では飼いネコのような愛着が湧いてきました。ちなみに、デザインはLEXUSやボルボ V40などとよく通じるものがあると思います。スタイリングに限れば、そうした高級車から乗り換えても決して十分に満足できるものがあると思います。
【インテリア】
こちらもクラシカルな魅力と近未来的な要素をうまくマッチさせている感じです。単眼式のタコメーターとデジタル式のスピードメーターの組み合わせには、マクラーレンのF1に引けを取らないようなレーシー感がありますが、それを取り巻くメーターフードやダッシュボードは上質な風合いで、包容力に満ちています。また、マツコネのナビ機能についても、これといった問題はありません。自車位置の把握が正確でルート検索のレスポンスもよく、シンプルで扱いやすいです。7インチモニターの位置が絶妙で、視認性の良さやデザイン性の高さなど、2DIN式のAftermarketナビにはない強みもあります。
【エンジン性能】
走り出しはゆったりとしていますが、中高速域の加速は滑らかでのびのびとしています。2.0Lのガソリンエンジンや2.2Lのディーゼルターボエンジンのような絶対的な速さはありませんが、高速道路を含めて、日本の公道で不自由を感じることはないパワーです。ATのできが秀逸で、素早いタイミングで変速するため、エンジン本来のパワーを効率よく発揮してくれます。さらに、このエンジンでぜひ味わっていただきたいのが、メカニカルで抜けの良いスポーツサウンド。ゆったりとした速度でも、爽快なフィーリングで運転できます。
【走行性能】
運動性能はかなり高いと思います。剛性の強いシャーシによく動くサスペンション、乗り味のマイルドな60扁平タイヤが、軽快な走りを実現しています。ハンドリングは非常に素直な感触で、かなりキツめのコーナーでも車体のロールがほとんどありません。また、高速道路に入ると、車体がしっかりと路面に張り付き、頼もしい安定感を見せてくれます。1.5Lというと街乗り向きというイメージが強いかもしれませんが、むしろ高速道路を使ったロングドライブに強いクルマだと思います。
【乗り心地】
上級サルーン顔負けの快適さです。ドイツ車のような安定感と、マイルドな乗り味が1.5L車の良さでしょう。標準装着タイヤはブリヂストン「TURANZA ER33」ですが、これはLEXUSをはじめとする高級車に採用されているモデルで、静粛性とグリップ力を高次元で両立させています。巡航時やアイドリングストップからのエンジン始動音も非常に静かで快適です。普段は「LEXUS HS」に乗っている知人を助手席に乗せたところ、「エンジンの音が気になるくらいで乗り心地は同等」とのことでした。
【燃費】
一般道で7割、高速道路3割で平均燃費14.6km/L。カタログ燃費の75%くらいです。一般道のほとんどは峠道か渋滞の市街地だったので、幹線道路や高速道路の巡航が多くなれば、15km/Lは走りそうです。2.0Lガソリン車の20STouringに140kmほど試乗して燃費を計算してみましたが、13.3km/Lでしたので、1.5Lガソリン車のほうが燃費はいいです。また、このあたりが国内で競合するスバル「インプレッサ」との比較で強みになりそうです。
【装備】
1.5L車でこれだけの安全装備を備えたクルマは、革新的だと思います。安全装備といっても、「保険」的なものではなく、常用できる便利なものばかりで、無駄なものがありません。インパネ上方に走行情報などが投影される「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」(ADD)は視認性が抜群で、速度や車間距離を確かめることができるだけでなく、ナビのルート案内までしてくれます。レーダークルーズコントロール(MRCC)はもはや欠かせない機能になっており、高速道路で常用しています。高低差の多い区間やトンネル内では本当に重宝します。また、予想した通りに重宝しているのが、斜め後方からの車体の接近を知らせる「RVM」です。都市部や高速道路の走行でとても頼りになります。実際に、高速道路で車線変更をしようとしてウィンカーを出したときに、後方から時速150km以上の猛スピードで接近してきたバイクを検知してくれ、危なげなく回避することができました。
【価格】
総額230万円弱でしたので、内容を考えれば安いと思います。私の場合は下取り車の査定額アップ10万円+8万円の値引きでしたが、今なら10〜15万円くらいは値引いてくれるのではないでしょうか。
【総評】
230万円程度でこれだけ上等なクルマはなかなか手に入らないと思います。特に、アクセラの1.5Lは守備範囲が広いのが魅力です。ハンドリングが軽快なのでそこそこスポーティに走れますし、乗り心地がマイルドなので高級サルーンのようにゆったりとクルージングを楽しむこともできます。また、燃費性能もいいのでエコドライブもこなせます。特に「15S Touring」は、国内メーカーの1.5L車ではあり得ないほど装備が充実していますので、他メーカーを含めて、ある程度室内空間が広い実用的なクルマをお探しの方にも、きっと満足していただけるのではないかと思います。気になった方にはぜひ試乗をしていただき、15S Touringの味わい深い魅力をじっくりと確かめていただきたいです。
- 比較製品
- スバル > インプレッサ スポーツ 2011年モデル
- ボルボ > V40
- レクサス > HS
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2014年10月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 213万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった16人
2014年10月13日 13:11 [747478-3]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
うっとりさせるような見事なルックスです |
9月1日に発売された「15S Touring」のレビューになります。10月6日に納車されて1週間で約500kmを走りましたが、期待していた以上に見事な仕上がりです。走りも装備も上等で、この価格帯ではライバルがいないのではないでしょうか。たくさんの方に乗っていただいてその良さを知っていただきたい、そう思わせるような魅力がアクセラにはあります。
【エクステリア】
精悍でよく洗練されたスタイリングです。ジャガーを想起させるような長いノーズに、ピアノブラック塗装のグリルの組み合わせがうまくマッチしており、嫌みのない高級感を醸し出しています。よく見るとフロントからサイドにかけて複雑な曲線が施されており、この流れをリアがグッと受け止めている感じです。マツダの「魂動」デザインのように、動物の躍動感をイメージさせる意匠はボルボ「V40」や「レクサス」などの高級車によく見受けられますが、アクセラには国内メーカーらしい細やかな造形美があります。
【インテリア】
文句のつけようがない仕上がりです。単眼式のタコメーターとデジタル式のスピードメーターが意外といいマッチングで、上質さとスポーツ感を両立させた独特のムードを演出しています。居住空間は決して広くないですが、全体的に包まれ感があり、乗っていてホッとします。マツコネのナビ機能についても、おおむね良好。Ver.33でマップが改善されているようで、普通のナビとして十分に使えるレベルになっています。むしろ、動作レスポンスやリルートが速く、慣れると使いやすいです。また、BluetoothやUSBポートが便利です。「iPhone 6」をつなげていますが、再生や曲送りもスムーズです。ハンドルのメディア操作ボタンも使いやすいです。
【エンジン性能】
法定速度内でも手軽にスポーティドライブを楽しめるのが、15S(Touring)の良さでしょう。スペックだけ見れば1.5L車としては平凡ですが、新開発のエンジンとよくチューニングされたトランスミッションのおかげで、軽快なハンドリングやスムーズな加速感が得られるようになっています。発進加速はゆったりとしていますが、高いギアに素早く入るため中速域からの加速がのびやかで、「シュウィーン」という気持ちのいいサウンドとともにじわじわと速度が上がっていきます。高速道路で時速80kmを超えて3000回転/分くらいで走っているときがもっとも航続距離(平均燃費)が伸びますので、このあたりからこのクルマ本来のパフォーマンスが発揮されるようです。スポーツカーらしい絶対的な速さを求める方には2.0Lがいいかもしれませんが、実用性で考えれば1.5Lでも不足感はないと思われます。
【走行性能】
上質な乗り味と運動性能を見事に両立させています。ボディ剛性が非常に高いので、サスペンションやタイヤをフルに使って、クルマを意図通りに操れるイメージです。特にハンドリングには光るものがあり、峠道のワインディングもスイスイとクリアしていきます。きついコーナーでもほとんど車体がロールしないので快適です。段差の乗り越えもスムーズで、ヒラヒラといなしていきます。高速道路に入ると、ダウンフォースを得て車体が路面に張り付き、しっかりとしたグリップ力で駆け抜けていきます。この軽快でしなやかな乗り味が、「15S Touring」を選ぶ決め手になりました。
【乗り心地】
ドイツ車のような安定感と、国産車らしいキビキビ感が高次元で両立されています。XDと20S、15Sを乗り比べてみて、15S(Touring)が一番軽快で乗りやすいと感じましたが、これは車体前後の重量バランスと、ホイールやタイヤの規格がちょうどいいためだと思います。標準装着タイヤはブリヂストンの「TURANZA ER33」で、静粛性もグリップ力も抜群。60%という扁平率の高さもあり、乗り味がとてもマイルドです。当初はタイヤを「REGNO」にしてしまおうかと思っていましたが、「TURANZA」があまりにも見事なので履き替えは見送ることにしました。
【燃費】
街乗り6割、高速道路4割で平均燃費15.1km/Lでした。新車で納車されてまだ500km程度と、タイヤの皮むきさえできていない状態でこれだけ走るのは立派です。燃費がいいのも「15S Touring」のメリットなのではないでしょうか。この燃費でスポーティドライブが楽しめるのは魅力的です。
【装備】
軽快な走りとともに、「15S Touring」にしたもうひとつの理由が、装備の充実ぶりにあります。1.5L車でこの内容は、ほぼ裏技に近いと思います。特に、インパネ上方に速度や車間距離、ナビ情報が投影される「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」(ADD)が便利で、これがついていないクルマにはもう乗れなくなってしまいそうです。長距離ドライブでなければ、ナビを見なくてもADDの情報だけで目的地にたどり着けます。レーダークルーズコントロール(MRCC)も使いやすく、これがあることで、長距離ドライブが楽になります。また、予想した通りに重宝しているのが、斜め後方からの車体の接近を知らせる「RVM」です。都市部での街乗りや高速道路でとても頼りになります。
【価格】
安いです。この価格でこれだけの装備を備えたクルマはまず手に入らないでしょう。私はメーカー希望小売価格でもお得だと思っていたので敢えて値引きを求めませんでしたが、あっさりと200万円近くにしてくれました。現時点なら、このあたりが商談の目安になるのではないでしょうか。
【総評】
高級サルーンのようにゆったりとクルージングを楽しむのもよし、法定速度内でスポーティに走ってみるのもよし、エコドライブに徹するのもよし、とさまざまな楽しみ方ができる守備範囲の広いクルマに仕上がっています。運転もしやすいので、若い方から年配の方、男性から女性の方まで、幅広いドライバーにおススメできます。特に、「15S Touring」は、これまでの1.5L車の概念を覆してしまうほど装備が充実しているので、安全装備でアクセラの「15S Touring」を選ぶというのもアリだと思います。気になっている方はぜひ試乗されてみてはいかがでしょうか。
- 比較製品
- 日産 > スカイライン 2014年モデル
- ボルボ > V40 2013年モデル
- レクサス > IS
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった16人
2014年8月25日 21:59 [747478-2]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
デミオ XD Touringと本車種アクセラ 15Sの価格がかぶったので、気になったので乗ってみました。8時間ほどの時間をかけて、市街地から幹線道路、高速道路、峠道まで約320kmの行程を緩急をつけて走りましたが、乗り心地や室内装備の使い勝手など、どれを取っても上等で、コンパクトカーに乗り馴れた私でも、かなりしっくりとくるものがありました。20SとXDにも何度か試乗し、3つのグレードでどれがもっとも軽快に走るかも比べてみましたが、私の感覚では、15Sがその答えでした。【乗り心地】の項目で詳述しますが、アクセラの1.5L車は、実はかなり万人受けのする守備範囲の広い車種だと思います。
【エクステリア】
精悍でよく洗練されたスタイリングです。動物の躍動感をモチーフにした「魂動」デザインが特徴ですが、実は他社のクルマでも、LEXUSや新型スカイライン、ボルボ V40などに似たような雰囲気を感じます。クルマは馬に取って代わった移動の手段なので、生命力や躍動感という要素は、普遍的な魅力を発揮するものなのだと思います。前モデルと比べて車体のサイズが大きくなったことには賛否両論がありそうですが、実はこの大きさにしたからこそ、曲線のしなやかさやダイナミズムをうまく表現できたのではないかと思います。もちろん、デザインだけでなく、ボディ外装の素材感や作り込みも上等です。ドアを開閉した瞬間からその重厚感に驚かされました。
【インテリア】
この価格帯では上等だと思います。7インチのモニターを備えたラバー製のダッシュボードに、中央のメーターを大きめにとったインパネ、マツダコネクトのコントローラー類を備えたサイド部分など、チャレンジングな試みが随所に見られ、質感とともに楽しさも味わえます。15S Touringからの標準装備になりますが、車速やカーナビの方向指示情報、各種安全機能の警告ランプなどがインパネ上方に投影されるヘッドアップディスプレイは、非常に便利です。マツコネのナビ機能についても、期待しすぎなければ実用に十分で、実際に約320kmの行程を迷わず走破できました。Bluetoothだけでなく、音声入力端子やUSB端子もかなりのメーカー製端末に対応しているようで、iPhone 5sとの相性はバッチリでした。そのほか、座面の高さ調節ができるシートリフター付きのシートもマツダ車ならでは。肩甲骨の周辺部を適度にホールドするので、急なコーナーをクリアするときもGの影響を受けにくく快適です。
【エンジン性能】
1.5Lでも十分に走ります。公道上や高速道路の左側車を流れに合わせて乗るぶんには、不満がでないレベルです。むしろ、オルガンペダルのストローク感が心地いいので、アクセルを踏み込めるぶん楽しさがあります。AT車はトランスミッションの変速タイミングが良好で、欧州車のようにじわじわと加速していきます。最高出力やトルクなどのスペックだけを見れば、決してインパクトはないですが、絶妙なチューニングが本来のパワーを十二分に発揮している様子です。
【走行性能】
上質な乗り味と運動性能を見事に両立させています。ボディ剛性が非常に高いので、サスペンションやタイヤをフルに使って、クルマを意図通りに操れる印象です。ホイールベースが長いためか、直進安定性に光るものを感じましたが、それにも増して魅力的なのが、正確でシャープなハンドリングです。狙ったライン通りによく曲がるので、運転していて満足感があります。ひとまわり小型なデミオと乗り比べても、峠道でのコーナリングや駐車時などの取り回しで不満が出ません。
【乗り心地】
ドイツ車のような重厚な乗り味と、国産車らしいキビキビ感が楽しめます。XDと20S、15Sを乗り比べてみて、15Sが一番乗りやすいと感じましたが、おそらくその理由は、車体前後の重量バランスと、60%というタイヤの扁平率にあると思います。エンジンやホイールが軽量なのでハンドリングが軽く、タイヤに高さがあるので乗り味が柔らかく感じられるのでしょう。扁平率が45%で18インチのタイヤを装着した20Sは、スポーツ車らしいガッチリとした走行感がありますが、ステアリングの挙動がワンテンポ遅れてくる気がしました。ただ、20Sでも、オートエグゼのタワーバーを装着してフロントの強度を高めれば、ハンドリングがシャープになるかもしれません。また、3つのグレードでも、ディーゼルエンジン搭載のXDは別格です。XDには車重を感じさせないパワーとフラットな加速感があるので、慣れるとガソリンエンジンに戻れなくなるかもしれません。
【燃費】
市街地から幹線道路、高速道路や峠道など、高低差が最大で500m以上ある路面を約320km走行したところ、16.2km/Lも走りました。かなりアクセルを踏み込んだつもりですが、それでもカタログ燃費の8割以上に達したので、この乗り方で合っているのだと思います。アイドリングストップもかなり効いているようです。スポーティタイプの車種としては立派な燃費です。
【価格】
安いと思います。9月1日発売の15S Touringを検討していますが、この価格でこれだけの装備を備えたクルマはまず手に入らないでしょう。若年層でも手が届きやすい価格設定になっているので、スポーツ車としては高く評価できるレベルだと思います。
【総評】
洗練されたデザインや軽快な走行フィーリングなど、感性に訴える魅力をふんだんに備えたクルマに仕上がっています。低燃費なので、実用的なCセグメント車として十分に競争力があることでしょう。16インチ純正アルミホイールの規格が適合しているようなので、私なら、タイヤをブリヂストン「REGNO GR-XT」に替えて静粛性を高め、ゆったりとした速度でクルージングを楽しみます。マツコネのナビ性能の低さが製品競争力を下げているとの指摘もありますが、それほど大げさなことはないでしょう。新型デミオが発売される頃には、マツコネも新バージョンになって性能が向上すると聞きました。予想外に気に入ったので、デミオ XDの発売を待たずにアクセラ15S Touringへ乗り換えようと考えています。
- 比較製品
- 日産 > スカイライン 2014年モデル
- ボルボ > V40 2013年モデル
- レクサス > IS
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった15人
2014年8月23日 17:12 [747478-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
デミオのディーゼル車を発売待ちしているのですが、デミオ XD Touringと本車種アクセラ 15Sの価格がかぶったので、気になったので乗ってみました。アクセラ 20SとXDにも試乗し、3つのグレードのうち、どれがもっとも軽快に走るかも比べてみましたが、答えは本車種15Sでした。市街地から幹線道路、高速道路、峠道までのあらゆる路面で、320kmほど走ってみてのレビューです。
【エクステリア】
精悍でよく洗練されたスタイリングだと思います。動物の躍動感をモチーフにした「魂動」デザインが特徴ですが、実は他社のクルマでも、LEXUSや新型スカイラインなどに同じようなイメージを感じます。クルマのデザインにおいて、生命力や躍動感というテーマは、普遍的な魅力を発揮するものだと思いました。また、「魂動」デザインの4車種のなかでも、アクセラのスタイリングは特にまとまっていると感じます。ボディのサイズは、同じクラスの車種と比べても大きめで、特に全長が長くなっています。
【インテリア】
この価格帯では上等なほうだと思います。7インチのモニターを中央に備えたラバー製のダッシュボードに、中央のメーターを大きめにとったインパネ、マツダコネクトのコントローラー類を備えたサイドブレーキ周りなど、特徴的で独自性の強いデザインとなっています。15S Touringで標準装備になりますが、車速とカーナビの方向指示情報やレーンチェンジ時の警告ランプなどが投影されるヘッドアップディスプレイは、非常に便利です。マツコネのナビ機能についても、期待しすぎなければ実用に十分。ナビの情報がヘッドアップディスプレイと連動していたり、ミュージックプレイヤーやスマホとの連携がスムーズにできることなども考えると、コックピットの操作性は高いです。また、高さ調節ができるシートリフター付きのシートは、肩甲骨の周辺部をよくホールドしてくれるので、急なコーナーをクリアするときでもGの影響を受けにくく、快適です。
【エンジン性能】
スポーティグレードの車種としては非力な印象が否めません。アクセルワークについても、要所要所で踏み込むような乗り方になってしまうようです。ただ、それでも軽快かつ低燃費で走れるのは、ECUの制御やATのシフトチェンジのタイミングがうまい具合にいっているからでしょう。うなっているようなエンジンサウンドのときでも、3000回転/分程度をピークにタイミングよくシフトアップし、じわじわと加速していく感じです。パワートレイン全体としてみると、絶妙なチューニングが排気量の少なさをうまく補完しているような印象です。また、オルガンペダルのストローク感にも、独特の味わいがあります。
【走行性能】
上質感と運動性能を見事に両立させた乗り味です。ボディ剛性が非常に高いので、シャーシを安定させた状態で、サスペンションやタイヤがよく仕事をしている感じです。全長やホイールベースが長いため、直進安定性に光るものがありますが、それをさらに上回る魅力が、シャープなハンドリングです。ひとまわり以上小型なデミオから乗り換えても、峠道でのコーナリングや駐車時などの取り回しで不満が出ないレベルでした。また、標準装着タイヤはブリヂストン「ECOPIA」の廉価モデルで、それほどグリップ力はないはずですが、しっかりと路面に張り付いている感じです。
【乗り心地】
程よく硬めなスポーティテイストで、それでいて誰でも親しめる柔らかさがあります。15Sがほかのグレードと比べて軽快に走れるのは、車体前後の重量バランスやサスのストローク、タイヤの規格といったあらゆる要素が、うまい具合にマッチしているからだと思います。扁平率が45%で18インチのタイヤを装着した20Sは、スポーツ車らしいガッチリとした走行感がありますが、フロントヘビーなためか、ステアリング操作時の挙動がワンテンポ遅れてくる気がします。これに対して15Sは、エンジンこそ非力ですが、シャーシの強度に余裕があるため、サスや扁平率が60%の16インチタイヤがよく動き、軽快に走ることができます。いっぽうで、ディーゼルエンジンのXDについては、エンジンルームの重さや硬めのタイヤももろともしないパワーを備えている感じでした。
【燃費】
市街地から幹線道路、高速道路や峠道など、高低差が500mくらいある路面を約320km走行したところ、16.2km/Lも走りました。前述のようにエンジンはぶん回しのような状態でしたが、それでカタログ燃費の8割以上に達したので、そうした乗り方がこのクルマには合っているのだと思います。スポーティテイストの車種としては立派な燃費性能だと思います。
【価格】
妥当かもしれませんが、もう少しお手頃になるといいのではないかと思います。同じ価格でインプレッサの1.6L車が買えるので、競合状況を踏まえると、もう少し競争力がほしいところです。ただ、スポーツ車としては若年層でも手が届きやすい価格だと思います。
【総評】
手頃な価格でスポーティドライブが楽しめるいいクルマだと思います。スポーツ車にとってデザインは重要な要素なので、「魂動」というデザインテーマを大体的に掲げたことが、このクルマの魅力をさらに引き立てています。また、低燃費なので、実用的なCセグメント車としても十分に競争力があると思います。ホイールの規格が適合しているようなので、私なら、タイヤをブリヂストン「REGNO GR-XT」に替えて走りの質感を高め、ゆったりとした速度でクルージングを楽しむような乗り方をすると思います。マツコネのナビ性能の低さが製品競争力を下げていると指摘する向きもあるようですが、それだけでクルマもダメ、というほど大げさなことはないでしょう。ほぼ異次元のトルクを発揮するXDを除けば、どこか一点で突出した強みがあるわけではないですが、総合的にみて非常に魅力的なクルマだと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった6人
「アクセラスポーツ 2013年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年3月26日 17:08 |
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2024年11月3日 23:02 |
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2024年5月13日 18:25 |
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2023年3月3日 00:52 |
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2023年1月21日 16:29 |
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2023年1月2日 18:17 |
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2022年6月26日 13:36 |
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2021年7月14日 13:10 |
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2021年5月1日 17:03 |
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2021年1月7日 21:19 |
アクセラスポーツの中古車 (全3モデル/608物件)
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- 支払総額
- 119.8万円
- 車両価格
- 106.0万円
- 諸費用
- 13.8万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 7.3万km
-
- 支払総額
- 99.8万円
- 車両価格
- 89.8万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 4.1万km
-
アクセラスポーツ 1.5 15S ツーリング 4WD 純正ナビ バックカメラ フルセグ
- 支払総額
- 96.2万円
- 車両価格
- 85.0万円
- 諸費用
- 11.2万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 11.0万km
-
- 支払総額
- 110.0万円
- 車両価格
- 99.0万円
- 諸費用
- 11.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 5.5万km
-
アクセラスポーツ 20Sツーリング メモリーナビ ナビ&TV フルセグ ETC HIDヘッドライト 衝突被害軽減システム スマートキー キーレス
- 支払総額
- 60.8万円
- 車両価格
- 45.9万円
- 諸費用
- 14.9万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 13.2万km
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60〜327万円
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134〜484万円
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88〜377万円