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マツダ アテンザセダン 2012年モデル XD PROACTIVE(2015年1月7日発売)レビュー・評価
アテンザセダンの新車
新車価格: 327 万円 2015年1月7日発売 (新車販売終了)
※ランキング順位と満足度・レビューは2012年モデルの情報です

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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.77 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
3.87 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.47 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.38 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.05 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
4.44 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.13 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
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自動車(本体) > マツダ > アテンザセダン 2012年モデル > XD PROACTIVE
2015年8月2日 02:34 [846807-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
本気で買うつもりで、MC前のモデルも含めて複数回試乗し、今回は、長距離を疲れなく走行できるという評価軸で、MC後のモデル(25XD PROACTIVE 6AT 17inch)を山間部高速を中心として試乗しました。
【インテリア】
ドライビングポジションの宣伝していますが、ハンドルは正中になく、若干左に寄っており、左腕に比べ右腕がやや伸び気味になります。それなりのサイズを持った車で、アクセルペダルの位置も配慮している割りには、ハンドル位置に疑問を感じます。
HUD(アクティブ・ドライビング・ディスプレイ)について、「使用しない」という設定がありません。高速道路等をMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)を使いながら走行する際には、速度その他については機械(車)が基本的に管理するため、スピード等の表示の優先性は低くなり、前方の監視業務が中心となりますが、HUDが消えないことにより情報の省略化ができずに疲労減少を阻害します。
【エンジン性能】
冷間始動時に車内でもエンジン音が若干目立ちますが、MC前に比べると静かになっています。ただし、ガソリンエンジンほど澄んだ音ではありません。
一方、60km/h程度の速度を出すと、ロードノイズその他で、エンジン音はほとんど気にならなくなりますが、暗騒音としては依然としてあるため、ガソリンエンジンのようなすっきり感を重視する人にとっては少々気になると思います。
なお、停車時はアイドリングストップがかかるため、実用上は十分に静かな印象を持つと思います。
エンジンのパワー感やATは、アクセル開度とエンジン出力との関係がマイルドながらも絶妙なバランスを持っており、ATでゆったりと運転する範囲においては変速ショックも含めてスムーズで十分に満足できるものです。
ただ、登坂車線のあるような高速道路の登りでは、軽く踏んでもそこそこ追い越し加速ができますが、かといって目一杯踏み込んでエンジンをうならしても、馬力なりの加速しかしないため、圧倒的な早さを味わえる訳ではなく、軽く踏み込む範囲において気分が良いぐらいの車です(実用車としては十分という意味)。
【走行性能】
車のロール軸があらかじめやや前下がりな印象です。高速道路から離脱する際の下り勾配のカーブなどで、ハンドルを切ったなりにフロントが切れ込みますが、本来であればブレーキ等で荷重移動をした上での旋回開始・切れ込み感を荷重移動無しで同様に演出するため、単純に言えばオーバーステア傾向の味付けです。
一方で、荷重移動をきちんとして旋回をしても、タイヤの水準が上がっているからか、17inchでも後輪がそれほど破綻を示さないため、これはこれで良いのかもしれませんが、大幅にカウンターステアを当てた際に、ハンドルの戻しが遅れた時のおつりの収束が厳しいです。
これらの味付けに繋がることですが、高速道路走行での車の座りが悪く、すなわち荷重移動がない定速状態でも車がひょこひょこ動こうとするため、長距離(連続して2〜3時間以上)走行では、左右に細かく揺さぶられて疲れやすい状況です。
【乗り心地】
やや堅めな味付けで、滑るようになめらかに走る感覚はありませんが、運転席から見て、町中〜高速道路を含めて400万円前後の車としては十分な乗り心地だろうと思います。
走行性能と関連しますが、左右のひょこひょこ感を押さえるために、機械的な遊びの部分のチューニングとして、国内の速度域であればもう少しブッシュ類を柔らかめにするとずいぶんと印象が変わると思います。
【燃費】
ほぼ高速onlyで登坂車線をちょっと頑張った以外は、MRCCで80〜100km/hで走行した状態で16台km/Lでした。平坦で淡々と走るとそれなりの燃費になるのかもしれませんが、スイートスポットを外す(100km/hオーバーや登坂)では急激に燃費が悪化するようです。
【価格】
ディーゼルで明るい内装にしようと思うと、XD L package白レーザーしか選べず400万円オーバーとなり、やや高めな印象となります。
ファミリーカーとしては、明るい内装も色々なグレードで選べるようにしてもらえたらと思います。
【総評】
スポーツセダンなのか?、スポーティなセダンなのか?位置づけがよく分かりません。50〜100km走って運転が楽しかったとは言えますが、それと引き替えに疲労感もあることから、長距離の移動手段とはなりにくい車です。
かといって、限界まで攻めるような味付けでないため、スポーツと言える車でもないのが正直な印象です。
そういったことから、セカンドカーとしてそこそこ乗り回すには良い車ですが、一台で全てまかなうには方向性が少し異なるのかもしれません。
あと、メーカーのスタンスとして大きな疑問があります。LAS(レーンキープアシストシステム:車線維持)について、車が車線を認識している→認識しなくなった際の警告がメーター内及びHUDによる視覚による警告しかありません(車線逸脱警報は別の話)。
機械に制御を任せている・機械が制御を解除した等の区別は明確にする必要があり、車線維持制御を解除した際には、視覚だけでなく、音等の種々の情報を合わせて伝えるべきにも関わらず、視覚情報のみによる警告しかありません。運転サポートなどの自動化について、マシン・ヒューマンインターフェースのあり方について、飛行機等の先達の知見を含めてメーカーはきちんと勉強する必要がありそうです。
また、MRCCは、下限約30km/h弱で追従を放棄しますが、システム的に全車速追従、すなわち停止までサポートできるハズで、せっかく追従における速度調整がスムーズな部類に入るにも関わらず、なぜ停止までの制御をしないのか?、メーカーのスタンスとして人間がきちんと運転すべきと言うのであれば、上記の機械がサポートしている・機械がサポートをやめた(=人間がきちんと運転する)というサインが十分でないこと合わせて、運転サポートのあり方をもう少し勉強する必要があります。
- レビュー対象車
- 試乗
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