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ルノー メガーヌ エステート 2012年モデルレビュー・評価
メガーヌ エステートの新車
新車価格: 285〜328 万円 2012年7月15日発売〜2017年10月販売終了
中古車価格: 64〜208 万円 (22物件) メガーヌ エステート 2012年モデルの中古車を見る

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選択中のモデル:メガーヌ エステート 2012年モデル 絞り込みを解除する
グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
GT220 | 2013年5月16日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
GTライン | 2012年12月6日 | マイナーチェンジ | 3人 | |
エステートGT | 2012年7月15日 | ニューモデル | 1人 |
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.76 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.29 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
3.76 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.24 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.05 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
2.48 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.24 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > エステートGT
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2020年11月25日 21:06 [1391853-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
雑誌記事が掲載されたときにはすでに売り切れとされていたGT、その7年後にようやく購入に至った。
それから1年経過したので、まとめておこうと思う。
【エクステリア】
奇をてらっていないデザインは、どの角度から見ても嫌味がない。友人からは、リア斜めから見ると最もカッコいいとのコメント。
お隣の3歳男児からも、カッコいいと言ってもらえた。
外観上でGTであることを最も示している、グレーのサイドガーニッシュは、ボディカラーのグリチタニウムには同色に見えてしまうのが惜しい。
このクルマ自体が個性的(近隣ではおそらく無二)であるので、そのことを求めてあれこれといじる必要がない。その点ではコストがかからない。
【インテリア】
左ハンドルであることが何よりも好ましい。
シートのスライド長は十分、テレスコピックもあるので、190cmの身長が最適なドラポジを取ることができる。
RSのものと同じと言われるシートは、ふんわり包み込むような従前のルノーっぽさはないものの、数百キロのドライブでも疲労を抑えてくれることは変わらない。
モノ入れが少ないのは、便利さを売りにした国産車との違いを感じる。
BOSEサウンドシステムは、かつて147で聴き惚れたそれのような音位の定まりはなく、残念乍ら期待に沿うクオリティではない。
【エンジン性能】
TCe180型と言われるF4Rエンジンは、ターボラグもほぼなく、低回転域から十分なトルクがある。
踏み込めば、加速感を保ちながら6,000rpmまでスムーズに吹け切り、必要にして十分な速さがある。
回転の上昇/下降のスムーズさに、スポーツエンジンであることがよく伺える。
これほどの動力性能があると、高速移動がとても楽になった。
【走行性能、乗り心地】
かつての雑誌記事にもあるが、ワインディングでは、荷室の存在を感じることなく、軽やかに駆け抜けることができる。
メガーヌ2以前の、ロールしながらもグイグイ曲がっていく様ではないが、コーナリング時にリアサスペンションの仕事ぶりがよく分かるニュートラルステアリングは、さすがRenault sportの仕事と舌を巻く。
ルノー車は、私が知る20年前から総じてシャシーの剛性感が高いが、ワゴンボディであるこれもその印象に変わりはない。
標準タイヤのDL SPORTS MAXXは、ショルダー部がとても硬く、ハイグリップと引き換えにステアリングのバランス(アンダーステア傾向)と快適性(突き上げ、ノイズ)を大きく損なっていた。これを変えたところ、本来持っていたしなやかな脚が現れた。
ロードノイズもなくなり、高速移動が快適なまさしく『GT』と呼べる車になった。
【燃費】
平均12.5km/L。高速走行だけなら16km/L程度。BF4クリオRSの2L NAとほぼ同等か。
【価格】
7年落ちとはいえ、極上車両が新車の半額以下で買えたのはラッキーだったとしか言えない。
【総評】
左ハンドル、MT、スポーツエンジン&サスペンションで荷室付き、という理想の一台。
こんなステーションワゴンは最初で最後、未来永劫巡り会えないかもしれない。
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自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > GT220
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2020年7月17日 23:42 [1348733-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
日本車にはない、品のある欧州車らしいボディ。
すれ違い様に「…ん?あれどこの車だ?」と思わせる存在感に惹き込まれる。
ただ、フロントの印象は控えめな為、スポーティさはいまひとつ、というところ。
ここまでこだわった運動性能を見た目にも反映させて欲しかった。
【インテリア】
ステアリングがお気に入り。
シートやインパネ周りについてもシブく高級感が漂う造り。
空間については、他のステーションワゴンと比較するとやや狭い印象を受ける。
しかし、このマニアックな車に魅了されたのなら、当然の様にパス出来る事柄と思われる。
【エンジン性能】
踏み込めば十分楽しい。
だた欲を言えば、もう少しパワーが欲しい。
2Lシングルターボの為に仕方のない部分もあるが、低速・低回転時のレスポンスはやや薄めに感じる。
高回転時についても「あと少し踏んでいたい」ところでレッドゾーンに入る為、やむなくシフトチェンジで不完全燃焼。いいエンジンだが、なにか惜しい。という疑問を残す。
私の様に欲のある人間はCPUも販売されている為、この問題点は解消されるだろう。
要はステーションワゴンにどこまで求めるか、という内容。
【走行性能】
旋回性能はやや悪いが、私の贅沢と思われる。(この車はホットハッチでない)
ワインディングに入れば、しっかりと安定した走りを見せるし、余力もある。
【乗り心地】
純正としては固い。どっしりとした安定感はそれほど高くなく、やや跳ねる。
しかし、これは前期'13モデルの場合であり、後期'16モデルでは、跳ねが軽減しているように感じた。
この車は、ワゴンであり車高も高い。
低重心でないこの車がロールを抑えようと設計するとこの固さなのだと思う。
【燃費】
参考値_11km/L
綺麗に乗れば13km/L
2Lターボとすれば、悪くない。
【価格】
最高のコストパフォーマンス
先に述べたインテリア性に加え
クルコン、アイドリングストップ、自動パーキングブレーキ等の先進性
スポーツ性の高さ
ここまでのマニュアルスポーツワゴンは中々ないしどこも作らない。
【総評】
良い面は他の方がレビューに書いている為、辛めに書いた。
上記の短所も、ワゴンでありながらスポーツ性に妥協しないルノーマインドの賜物。
この車の購入を考えている方には、メガーヌというより「ルノー」を楽しんで欲しいと思う。
参考になった2人
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自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > GTライン
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2016年4月27日 18:28 [925876-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 2 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
夜のフロントデザインは特に最高! |
フロントからリアへ流れるようなエクステリア。 |
ハッチバックより約26cm長いステーションワゴンタイプ。 |
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落ち着きのあるブラックインテリア。 |
座り心地最高のシート。 |
アルミホイールはガンメタカラー! |
正規ディーラーにて試乗車として使われていた
走行3,000kmちょっとの新古車を購入しました。
ということで、中古車扱いでのレビューとさせて頂きます。
【エクステリア】
マツダのアテンザと同じデザイナーによるデザインだそうです。
新モデルはローレンス・ヴァン・デン・アッカーのデザインに
変更されており、エンブレムやヘッドライトが巨大化しています。
この旧デザインは、本当に最高で飽きないデザインです。
輸入車でありながら、どこか日本人の心遣いを感じます。
特に、フォグランプ横のL字型LEDは見ていて惚れ惚れします。
加えて、リアランプがエステートのみルノーマーク総柄刻印入りです!
【インテリア】
合成皮革とファブリックのコンビネーションシートは
バケットシートのように身体を包み込み、座り心地最高です。
内装はカーボンを基調とした素材感と赤いラインが特徴で
国産車にはない秀逸なデザインに仕上がっています。
【エンジン性能】
日産との共同開発エンジンですので、後々の維持も安心です。
エクストレイルやセレナと同じエンジンを使用していると聞きました。
なのに、なぜかハイオク仕様なのは謎ですが…笑
【走行性能】
2,000cc NAに相応しい加速と巡航が可能ですが、
ドッカンターボのようなフィーリングは全くありませんので
スポーティーさを求める方は、何か違うなぁ?
と違和感があるかもしれません。
リラックスしてゆっくりゆったり乗るのが似合う車です。
高速道路では国産車と比べものにならない安定感を発揮します。
【乗り心地】
ここが最も最高のポイントで、★5では足りません。
車体剛性・静音性・サスペンション等、全てが絶妙で
直線もコーナーも気持ちよく走れます。
急なカーブやUターンも得意で、不安感が一切ありません。
【燃費】
燃費に関しては割り切りが必要だと思います。
私の場合、毎日通勤で片道約10km走っておりますが、
多少エコ運転を心がけたつもりで、リッター約8-9km程度です。
高速道路を中心に走った場合は、最高でリッター約13km程度
まで伸びることもあります。(乗り方に大きく左右されます)
【価格】
私の場合は知人の紹介で新古車をかなりお安くして頂いたので
非常に満足しておりますが、もし新車を定価で買うならば
少し金額を上乗せして、上級グレード(MT)GT220の方を
買っていたかもしれません。
ただCVTは楽チンだし、MTモードもあるので
十分に満足しております。
【総評】
中古市場ではこんなにクオリティの高い車が
200万円を切る価格で購入できます。
デザインやテイストはスバルのレヴォーグに
結構似ていますが、全くの別物です。
日本で登録されている台数が極端に少ないため
街中で同じ車に出会うことはほとんどありません。
ルノーならではの最高の乗り心地と操作性は
一度乗ると病みつきになります。
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自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > GTライン
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2014年6月14日 00:50 [727736-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 1 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
ちょっと前のヨーロッパ車のデザインでたまらなく気にいってます。リアの流線はとても綺麗です。ただ、「それってマツダ車?」と言われることが多いのがたまに傷。
【インテリア】
いたってシンプル!ダークカーボン調に赤のアクセントは自分好み。ただ、純正ナビの設置方法はやっつけ感満載。
【エンジン性能】
日産製のエンジンは可もなく不可もなく。他の輸入車がダウンサイジンクターボの時代にNAというのは微妙な感じ。国産エンジンの安心感は○だけどもう少しトルクが欲しいな。
【走行性能】
しっかりアクセルを踏み込まないともっさり感は拭えない。でもアクセル踏み込むとそれなのにキビキビした走りに変わるから不思議。
慣れてくると楽しい。
若干太めのステアリングはなかなか良い。
ステーションワゴンとは思えないキビキビ感はとても気にいった。
【乗り心地】
ガチガチの足まわり、と聞いていた割りにはいたって普通。このくらいの固さがちょうど良い。
前車が固すぎたから感覚がおかしいのかも…。
何よりもシートのホールド感は絶品!このシートの良さが購入のきっかけとなりました。
【燃費】
今どきの車とは思えないほど非エコカー…。
とはいえ10km程度まで頑張れるか?
でも、なぜハイオク…( ・ε・)
本国ではディーゼルが多いっていうのに。
【価格】
レア感、満足感を加味しなくても国産車と比べても安いのでは?
オプションはナビとETC位で、ほぼフル装備なのは魅力。但し、リセールは期待できなさそうです…。
【総評】
ルックス、乗り心地重視であればオススメ。安定や高性能な車が欲しければゴルフがいいのでは?
でも他の試乗レポートでのダメ出しほど悪くないですよ。輸入車ということでハードルかあがっているのかもしれませんが、個人的にはバランスのとれた良い車だと思います。
参考になった5人
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自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > GT220
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2013年9月11日 02:20 [627591-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
クリーンなエクステリアであるが、抑えられた車高が凄みを感じる。 |
全長は4565mm。流れるようなエクステリアは美しい。 |
専用の18インチアルミホイールには225/40R18を履く。 |
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2.0L直4ターボは、ルノースポール直系のホットなエンジンを搭載。 |
ルノースポールのロゴがあしらわれた個性的なコクピット。 |
スノースポールのロゴが刻印された計器。速度計は270km/hまで刻まれる。 |
ルノーメガーヌといえば、国内では最もホットモデルである3ドアクーペ「メガーヌ ルノースポール」が人気で、ベースモデルとなる5ドアハッチバックよりも売れているのが現状です。
通算3代目となる現行メガーヌには、ステーションワゴンの「メガーヌ エステート」を昨年より加えましたが、さらにホットな走りを求める方のために2013年5月に登場したのが、「メガーヌ エステート GT 220」です。
今回は、ルノー乗りの筆者が、日本最大のルノーディーラーで車両を借り、市街地&東名高速を走ってきましたので、レビューを記します。
この「メガーヌ エステート GT 220」には、カタログに明記される車名には、「ルノースポール」の名はありませんが、そのエンジンは紛れもなくそのもの。「メガーヌ ルノースポール」に積まれるエンジンをディチューンしており、220psを発揮。これを、6速マニュアルトランスミッションで操るあたりは、現在のクルマとしては異色であるといえる。
【エクステリア】
全長4565mm、全幅1810mm、全高1490mmと堂々たるエクステリアを有する。このエクステリアにも「ルノースポール」が関与しており、滑らかな曲線、躍動的なテールレンズ、L字状に発光するLEDポジションランプ、そして、専用スポーツサスペンションにピアノブラックのアルミホイール&225/40ZR18インチタイヤが組み合わされる。ブレーキは「メガーヌ ルノースポール」のようなブレンボ製対向キャリパーは装備されていないが、ベースモデルと比較すれば大幅に強化されたフローティングキャリパーが装備される。余談ではあるが、筆者もその昔、ルノーアルピーヌ「V6ターボ」を所有していたことがありましたが、どことなくあのにおいを感じることができました。
【インテリア】
ドアをあけてまず目に飛び込んでくるのは、マニュアルトランスミッションのシフトレバー。最近のクルマではあまりお目にかかれないその部位に興奮を覚えずにはいられません。
ファブリック&レザー調シートは、ワゴンモデルとしては十分なホールド性を持つもので、「GT」のロゴが配されます。ダッシュボードにはカーボン調パネルが貼られ、レッドのアクセントが一層、スポーティさを浮きたてます。
また、ワゴンボディにも関わらず、「メガーヌ ルノースポール」が装備する「RSモニター」を標準装備。これは、過給圧、エンジンパワー、エンジントルク、スロットル開度、ブレーキ圧力、エンジンオイル温度、吸気温度、ラップタイム、0-100km/h加速計測、0-400m加速計測、加速Gモニターなど実に多岐の情報を表示することが可能です。
【エンジン性能】
エンジンを始動させると、意外なほど野太いサウンドが車内に響く。クラッチワークは特にシビアなところはなく、やや重めのクラッチを浮かすと電動パーキングブレーキが自動的に解除され、スルスルと動き出す。
市街地では、やはり「ルノースポール」によってチューンされた足回りは硬さが目立つシーンも多々あった。また、40%という扁平タイヤもワダチに誘導され、大型トラックに刻まれた国道では、ステアリングを取られることも。しかし、荷物もたくさん積め、実用性も備えながらスポーツカーのような走りを楽しめる「メガーヌ エステート GT 220」は貴重な存在です。
2リッター直4ターボエンジンは220psと34.7kgmに6速マニュアルトランスミッションと組み合わされる。東名高速厚木インターのゲートをくぐり2速全開で加速を行うと、ある回転域からパワーが炸裂し、前方に吸い込まれるような加速感は結構暴力的。かなりの“どっかんターボ”です。シフトチェンジの度に、「ボン!バフッ!」という迫力のある排気音が響き、コクピットに収っているとこのクルマがワゴンボディであることすら忘れてしまうほどです。
追い越し加速もお手の物。5速巡航からトラックなどを追い越すため、ダブルクラッチを踏み3速へ、吸い込まれるようにシフトが決まり思わずニンマリ。そこからアクセルを踏みつけると、ターボパワーが炸裂し、ドライバーが想像する速度よりもはるか高い領域まで、加速してしまう。
高速道路では、街乗りで感じた硬さは抑えられ、適度なダンピングで快適そのもの。このまま大阪まで走って行けそうな気になってしまった。最高速度も240km/h以上というから、日本の高速道路では余裕綽綽であります。
【総評】
日本国内では、ワゴンボディで走りを楽しめるクルマは現行ではほぼ皆無に近いのが現状ですが、「ルノースポール」チューンのエンジン、足回りを搭載し、6速マニュアルで走らせる快楽。かなり、マニアックな存在ではある今回の「メガーヌ エステート GT 220」ですが、レガシーを愛し続けたスバリストなどにも、是非とも乗っていただきたい一台であると感じました。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ルノー > メガーヌ エステート 2012年モデル > GTライン
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2013年5月21日 04:22 [597359-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 2 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ルノーは日産の親会社だが、日本でのプレゼンスは非常に希薄なものでしかなく、迫力モノのスポーティモデルであるルノー・スポールが熱いファンからの支持を得る一方で、カングーが人気を集めているが、標準的なルノー車の売れ行きはあまり芳しくない。
ルノージャポンでは、メガーヌの標準車につてもGTラインという形でスポーティな志向のモデルだけをラインナップしている。現行モデルのメガーヌは2011年に発売されたが、2012年11月(発売は12月)のマイナーチェンジに合わせてエステートGTラインが追加された。
このメガーヌエステートGTラインに、日本自動車輸入組合が大磯プリンスホテルをベースに開催した試乗会に出席し、ルノージャポンが用意した広報車両に試乗した。
ルノーのモータースポーツやスポーティカーなどを統括するルノー・スポールが走りと快適性を総合的にバランスさせることを目指して開発したモデルであり、正にGTと呼ぶのにふさわしいスポーティさを備えたクルマである。
外観デザインは一見するとクーペにも見えるような最近流行のデザインが採用されている。後方に向かってやや下がっていくルーフラインがそう感じさせるのだが、このようなデザインを採用しながらも居住性やラゲッジスペースはスポイルされていない。エステートとしての使い勝手は十分に確保されている。
インテリアはステアリングホイールの赤ステッチや、インストの中央から左側に広がる赤いラインがスポーティさを表現している。シートはサイドサポートが張り出して左右のホールド性に優れたスポーティなタイプが採用されている。
インパネに設けられたスロットにカードキーを差し込み、スターターボタンを押してエンジンを始動する。直列4気筒2.0Lの自然吸気DOHCエンジンは、日産と共同開発されたもので、103kW/195N・mというこのクラスのエンジンとして平均的な実力を発揮する。CVTとの組み合わせなのでパワートレーンのスポーティさはさほどではないが、走らせてみるとけっこうスポーティな印象がある。
エンジンは低速域から必要十分なトルクを発生するし、CVTはエンジン回転のおいしいところ使って走るから、走行シーンに応じたフレキシブルな走りが可能だ。
CVTはDSGなどに比べると、ダイレクト感に欠ける点がラバーバンドフィールなどと言われるが、メガーヌエステートGTラインのCVTは6速マニュアルモード付きなので、マニュアルモードを使って、エンジンの回転数を高めに保って走ればそれなりのスポーティさが味わえる。
足回りはかなり硬めの味付けだ。さすがはルノー・スポールがチューニングした足回りという感じである。装着される17インチタイヤは標準仕様よりも1サイズ大きなもので、しかもスポーツコンタクト4だったから、これもしっかりした走りと硬めの乗り心地につながっている。
ある意味で、やや古典的ともいえるような味付けで、カーブを曲がるときのロールはしっかり抑えられていて、安定した姿勢でカーブを抜けて行ける。スポーティな走りを楽しむときにはけっこう良い足回りだ。
ただ、日常の足として使うことを考えると、この硬さはちょっと考えモノといった感じもある。運転している本人はともかく、同乗者から不満が出る可能性があるからだ。
ステアリングのフィールもキビキビ感のあるもので、操舵に応じてしっかりノーズが曲がっていく感じがある。電動パワーステアリングのフィールもまずまずで、このあたりはドイツ車的な感覚だった。
メガーヌエステートGTラインは、ルノーのスポーティさに憧れるものの、本格的なルノー・スポールまでは手を出しにくいと考えるようなユーザーに向けたクルマである。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人
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メガーヌエステートの中古車 (22物件)
-
メガーヌエステート GT 220 6速マニュアル ターボ車 クルーズコントロール リアウイング Aftermarketナビ 地デジ Bカメラ ドライブレコーダ 車検2年vv
- 支払総額
- 119.8万円
- 車両価格
- 105.0万円
- 諸費用
- 14.8万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 11.3万km
-
メガーヌエステート GT 220 6Fマニュアル FULL装備 半革シート 純正Bluetoothオーディオ ETC バックセンサー アルミホイール
- 支払総額
- 121.0万円
- 車両価格
- 98.0万円
- 諸費用
- 23.0万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 5.5万km
-
- 支払総額
- 131.0万円
- 車両価格
- 120.0万円
- 諸費用
- 11.0万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 6.5万km