マツダ CX-5 2012年モデル 25S（2013年10月17日発売）レビュー・評価

走行性能は期待値以上に感じました。
ステアリングが非常に軽く、反応が早くしなやかに曲がる感じが気持ちいいです。
低速トルクが力強いので、シティ走行でもストレス無く機敏に運転できる感じがうれしいです。
ガソリンエンジン音はディーゼルに比べると大人しいので、不快にはなり難いです。

燃費は思った以上に良くないです。
街乗りで８〜１０ｋｍ／ℓなので、流行のエコ仕様に比べると半分程度なのが残念。
それと、エンジンが静かなのでロードノイズが少し気になります。
ロードノイズは個人で対策し難いので、設計時にそれなりの対応をしてもらえると評価に繋がると思いました。

SUV仕様に限ってではないですが、後部座席の設計にも気配りしてもらいたいです。
空間の広さ調整、背もたれの角度調整、フットレスト追加、電源供給追加など、搭乗者にも嬉しい仕様があるとオーナーとして満足できる車になるのではないでしょうか？
設計段階から変更すれば、高額な追加改造金額にならないと思いますので、是非進めてもらいたいと思います。
日本人のオモテナシの心が感じられる車が標準仕様になる事を期待しています。
　

XDオーナーが多い中フィーリングがぴったり感性に合ったので　25S　4WD　パールホワイトをチョイスしました。1000km走ってのレビューです。

【エクステリア】
まずはここでしょう。
特徴的なグリルからスラッと伸びるエクステリアは秀逸です。駐車場でジッと待っている姿はニヤけてしまうほどカッコイイです。

また横幅を気にされる方も多いですが、cx-5のエクステリアは幅広ボディがあってこそ映えるデザインだと思いますので実用する上で選択肢に入れられない方は大人しく違う車を選ぶべきでしょう。

少し不便をするが使えないわけじゃない方は勇気を出して乗るべきです。見切りも良く、標準でサイドカメラやバックカメラも装備されていますので案外大丈夫です。
私も横幅でスバルXVと迷っていましたが慣れてしまえばどうってことはないです。

【インテリア】
質感が高いとは言えませんが個人的には落ち着いていて好きです。
特にエアコン周りとダッシュボードのソフトパッドの感触はかなり気に入っています。
小さなことですが嬉しかったのはアームレスト内のシガーソケットからアームレスト外にコードを伸ばせるように凹み部分が作ってありコードを挟み込むことが無いようにしてありました。

ただ残念なのがリアシートのリクライニングができないことです。
また一般的な音量で聞く分には全く問題ありませんが、少し大きめの音量で音楽を流すとヤンキー車みたいに外に低音が漏れて恥ずかしいです。

【エンジン性能】
素晴らしいと思います。
小気味よく吹け上がり運転するのが楽しいです。
ディーゼルとガソリンは全くキャラクターの違うエンジンですので先入観を持たずに自分にはどちらのエンジンが必要か見極める必要があります。
どちらも画期的なエンジンだと思います。
【走行性能】
SUVらしからぬ走りを見せてくれます。
私がcx-5を選んだ最大の理由はここでした。
自分の思い通りに走ってくれるなんて、どの車でも当たり前の事だと思っていましたが今までは「車に合わせて」運転させられていたことを痛感しました。
とにかく自然な運転感覚。
また4WDによる直進安定性も抜群です。
【乗り心地】
良いですね。衝撃をいなしながら走っている感じで不快なロールや突き上げはありません。
【燃費】
燃費計で平均12kmです。
【価格】
同クラス帯でこの性能ではずば抜けて安いでしょう。
マツダの気合を感じます。
【総評】
買って間違いはなかった。この一言に尽きます。