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『最大トルクの領域でほとんどの走りをカバー』 BMW 3シリーズ セダン 2012年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
3シリーズ セダン 2012年モデル
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3シリーズ セダンの新車
新車価格: 399〜879 万円 2012年1月30日発売〜2019年1月販売終了
中古車価格: 49〜382 万円 (440物件) 3シリーズ セダン 2012年モデルの中古車を見る
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2012年4月30日 14:22 [501367-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
328iラグジュアリー |
328iスポーツ |
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328iラグジュアリー |
2012年1月にフルモデルチェンジを受けたBMW3シリーズに試乗した。1月の時点では328i系が先行発売され、4月に320i系が追加されている。
観音崎京急ホテルをベースに開催されたメディア向け試乗会で試乗したのは、BMWが媒体関係者向けに用意した328i系の試乗車で、ラグジュアリーとスポーツの2モデルに試乗した。
2モデルの違いは内外装のデザイン関係だけ。328i系であれば、基本メカニズムの部分はすべて共通である。
そのデザインはひと目でBMW3シリーズであることが分かり、同時に新しくなったことも分かるデザインだ。大きな冒険はしていないが洗練度を高めたデザインである。もう少し変更感が欲しいようにも思うが、従来の3シリーズのユーザーが安心して乗り換えられるデザインでもある。
インテリアに関してはさらに保守的な印象だ。大型の液晶モニターを採用したのが大きな変更点で、このモニターの大きさは凄い。でも、それを除くと外観以上に変更感に乏しい印象。中央部分をやや運転席側に傾けた形状とするドライバーオリエンテッドのデザインは3シリーズだけでなくBMW全車に共通のものだ。
人間工学を極めてデザインすれば、基本的にこの形状になるということも分からないではないが、新鮮さのインパクトは感じられない。
今回の3シリーズはボディを延長して後席空間を拡大したが、全幅は従来のモデルのマイナーチェンジ後のモデルと同じ1800?にく抑えている。これは本国モデルとは異なる日本市場に配慮した専用の設計だ。歓迎・評価しておきたい。
名前は328iだが搭載エンジンは6気筒ではなく直列4気筒2.0Lで、ツインスクロールターボ仕様によって180kW/350N・mのパワー&トルクを発生する。この動力性能からすれば、350iという名前がついてもおかしくないくらいだ。
ちなみに320iも同じ2.0Lのターボ仕様エンジンを搭載しており、こちらチューニングの違いによって135kW/270N・mを発生する。電子制御8速ATと組み合わされるのも同じだ。
スポーツに設定された専用シートはほかのシートに比べて特にホールド性に優れている。適度な出っ張りによって横方向のホールド性に優れるし、ランバーサポートの具合も良い。標準のシートもデキの良さは相変わらずといった感じだ。
走り出しは滑らかそのもの。低速域から力強いトルクを発生し、それが細かく刻まれた8速ATと組み合わされているから、走りが滑らかになるのも当然だ。
328iの最大トルクは1250回転から4800回転まで非常に幅広い回転数で発生する。通常の走り方であれば、街中から高速クルージングまで、ほとんどすべてを最大トルクを発生する領域で走ることになる。
8速ATは、いま自分がどのギアを使って走っているかが分かりにくいのが難点といえば難点だが、そんなことを気にしなくてもスムーズに走れる。
たっぷりのトルクと滑らかな変速フィールは、運転していて“いいクルマに乗っているな”と実感させるもの。 本当に気持ち良く走れるクルマだ。
今回から設けられたエコプロモードを選択して走れば、エンジン、トランスミッション、エアコンなどを燃費志向で最適に制御し、最大で20%ほど燃費を低減するという。やはり今回から採用されたスタート/ストップ機構(アイドリングストップ機構)と合わせて燃費向上のポイントだ。
スポーツモードを選択するとステアリングフィールも手応えしっかりになってスポーティな走りを支えてくれる。スポーツにはパドルシフトも設けられているので、ステアリングから手を離さずに操作できる。
乗り心地はちょっと硬めの印象。これがBMWらしいと足回りいえばそうなのだが、18インチのランフラットタイヤの影響もあって硬めの乗り味となる。ベースグレードには17インチタイヤが装着されているので、これを選ぶのもひとつの方法だ。購入時には17インチタイヤにも実際に試乗してみると良い。
価格はちょっと高めの水準にある。スポーツやラグジュアリー、モダンなどのデザインラインは586万円で、ベースグレードでも570万円と500万円台後半の水準にあるから、簡単には手がでない。4月に追加された320i系には、はっきりと割安感のある価格が設定されているので、売れるのは320i系になるだろう。
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