| Kakaku |
トヨタ アクア 2011年モデル S(2020年8月6日発売)レビュー・評価
アクア 2011年モデル S
669
アクアの新車
新車価格: 192 万円 2020年8月6日発売 (新車販売終了)
中古車価格: 25〜193 万円 (2,496物件) アクア 2011年モデル Sの中古車を見る
※ランキング順位と満足度・レビューは2011年モデルの情報です
モデルの絞り込みモデルまたはグレードの指定がないレビューを見る場合、それぞれの絞り込みを解除してください。
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
3.99 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
3.11 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
3.49 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
3.68 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
3.49 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
4.55 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
3.37 | 3.85 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
自動車(本体) > トヨタ > アクア 2011年モデル > S
2021年12月24日 12:39 [1336353-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
7月にアクアが約10年振りにモデルチェンジを果たしましたが、かなり売れているみたいです。街中でも見かける数が増えてきた様に思います。ただ、新型がどれほどのポテンシャルを持っているのかを知るには、旧型のポテンシャルを知ることが必要になると思い、今回旧型の最後のレビューも兼ねて残すことにしました。もし、新型アクアを検討したいという方がいらっしゃったら参考になれば幸いです。
【エクステリア】
相変わらず大きなお口を開けた様なフロントマスクは好きになれないが、全体的な見た目は良くまとまっていると思う。最初からリヤスポが着いてるのも市販のコンパクトカーでは珍しい方の部類だろう。
【インテリア】
あまり質感が高いとは言えない。インパネのピアノブラックは、手を触れると指紋がベタベタつくし、センターメーターもイマイチ見にくい。シートはカタくて疲れる。1番はステアリングの素材だが、やはり下位グレードに使われるウレタンのザラザラした感じはいただけない。この辺りは上位グレードでは革巻きになるのであまり気にすることもないかもしれないが。
ただ、初期型のインテリアを写真などで見てみると、随分と質感は上がったんだなあと思う。
【エンジン性能】
モーターのトルクはやはりスゴいものがある。発進でちゃんと加速してくれるので、それほどストレスは溜まらない。ただ、エンジンはパワー、トルクともにないのでストレスフルの一言に尽きる…。この辺りの新型はヤリスHVで体験済みなので、間違いなく新型に分があると言える。ただ、旧型も高速主体でなく街乗りならさほどパワー不足を気にすることはないだろう。
【走行性能】
全体的にはグニャッとしている。やはり10年も前の設計となると古さは隠し切れない感じ。ボディやサスペンションの剛性がなく、今のTNGAのクルマとは比べられない。タイヤも細いので接地感やインフォメーションにも乏しい。また、パワステの効き方がおかしい。はっきり言って気持ち悪く、リニアさには程遠い。
反対にこれはいいところだが、アクアの持つ低重心というのはやはりイイ。それが効いたハンドリングは、このクラスの国産車では優等生。大体はやや強いアンダーな印象だが、アクアなら舵角さえ小さくしてやればノーズがスッと入る。ただ、ステアリングを大きく切ると、剛性のないサスペンションのせいでアンダーステアになる。
【乗り心地】
先述の通り、このクルマはボディやサスペンションの剛性は足りないが、アシ自体はカタめとなっている。しかし、高扁平タイヤが効いているのか、道のいいところでは良い。凹凸の吸収も比較的穏やかで、不快な突き上げもさほど感じない。
ただ、道の荒れたところでは勝手が違ってくる。荒れた路面での凹凸というのは恐ろしい程キク。穏やかとは言えず、突き上げを不快に感じる様になってしまう。こう言った時に剛性がもっと欲しいと思う。
カタめのアシは意外なところに効果があった。ロールやピッチングなどが少ないので、ヴィッツなどの様にコーナリング時に人間の頭が振られる様なことはあまりないのだ。
【燃費】
このクラスでは敵なしに近い。このクルマ1番の強みと言える。
【価格】
旧型アクアは個体数も多く、比較的安値からでも手に入る。これから中古車として旧型を考えたい方は欲しいと思った1台の現車コンディションや価格などを見て慎重に決めて欲しい。
【総評】
アクアは日本の国民車というに相応しいクルマだと思う。比較的手頃な価格で、ハイブリッドという夢を僕たちに見させてくれたトヨタに感謝しているユーザーの方は多いだろう。そこへ「アクアに負けてられない」と他社がそれぞれの技術で様々なアプローチを持ち、ライバル車を投入してきたことで、日本のハイブリッドコンパクトというジャンルがこの10年の間にあっという間に開拓され、その地位を確固たるものとした。
人はよく、ハイブリッドのパイオニアはトヨタであり、プリウスであると言う。だが、僕らにとっての本当のパイオニアは、プリウスではなくアクアではないのだろうか。正直、プリウスでハイブリッドという高価な技術をここまで身近なものにしてくれ、1つのパッケージングとして示してくれていたら、アクアはこの世に存在していなかったと思う。
今、アクアの敵は同クラスはおろか、格上の飛ぶ鳥を堕とす勢いにある。これはやはり、アクアのパッケージングがこの10年で世に広く認められ、評価された結果だと思う。僕はアクアには否定的な意見を述べてきたが、内心はその結果に気づいていた。現実、売れてるのだから。僕は、アクアをクルマとしては高く評価できない。しかし、アクアが世の中に残した功績は5つ星だと思う。
この夏、そんなアクアが10年目のフルモデルチェンジをした。新しいボディ、新しいエンジンに熟成されたTHS?、ヤリスより広いという室内空間。全ては、アクアを受け入れてくれた全てのユーザーの方のために、そして新たにアクアを受け入れてくれるユーザーを増やすために。そして、僕らにとってのハイブリッドのパイオニアとして第一線を走り続けるために…。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった33人(再レビュー後:16人)
このレビューは参考になりましたか?![]()
アクアの中古車 (全2モデル/7,736物件)
-
アクア S キーレスエントリ ナビ&TV ワンオーナー車 オートエアコン デュアルエアバック ESC パワーウィンドウ ETC SRS ワンセグTV パワーステアリング ABS メモリーナビ
- 支払総額
- 66.5万円
- 車両価格
- 55.0万円
- 諸費用
- 11.5万円
- 年式
- 2012年
- 走行距離
- 5.1万km
-
- 支払総額
- 129.7万円
- 車両価格
- 122.5万円
- 諸費用
- 7.2万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 4.3万km
-
- 支払総額
- 81.9万円
- 車両価格
- 69.8万円
- 諸費用
- 12.1万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 10.4万km
-
- 支払総額
- 159.4万円
- 車両価格
- 149.0万円
- 諸費用
- 10.4万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 4.2万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
14〜435万円
-
25〜799万円
-
12〜305万円
-
15〜418万円
-
15〜171万円
-
46〜358万円
-
114〜352万円









