『がんばれCR-Z!!』 ホンダ CR-Z 2010年モデル 愛車遍歴さんのレビュー・評価

手放して３か月、今でも街中で見掛けるとハッとしてしまいます。短い期間の所有でしたが簡単に感想を綴らせて下さい。

【エクステリア】CR-Xの面影を遺したコンパクトな塊り感のあるデザインはカッコいいと思います。フロントマスクとボンネットの境界が大きく白色ボディを選ぶと黒線が入って見えるのが残念。黒色など濃色ボディカラーなら気になりませんが…。

【インテリア】運転席周りのデザインは飛行機等のコックピットみたいで情報が集約して見易く使いやすい。高級感はありませんが雰囲気のある内装です。ナビの位置は見易いですがデザイン的に浮いていて馴染んでいない気がします。スカイルーフは車内が明るくなりおすすめです。

【エンジン性能】パワフル感はあまりなく、エンジンを回しても音はイマイチ。

【走行性能】モーターがアシストしている時は大きい排気量の車に乗っているような感覚。グイグイ加速する感じは1.5L車とは思えません。何故か峠道などは走っていてあまり楽しくありません。性能が中途半端なのかスポーツカーというより街中をキビキビ走る方が向いています。それならフィットハイブリッドで十分な気がします。

【乗り心地】車格相応な感じ。時速50〜70km/hが一番良くて高速では振動騒音で意外と疲れます。

【燃費】街中14〜15km/l、高速18〜19km/l。飛ばしても燃費が良いところは◎ 燃料タンク40Lでも600km以上の航続距離は素晴らしい。

【価格】中古なので市場価格は妥当。新車価格は割高な印象。内装や装備、ハイブリットシステムを考えれば200万円前後でも良いような気がします。

【総評】ハイブリッドでスポーツカーには無いエコ性能を謳ったスポーティーカーです。このコンセプトはヴェゼルやフィットRSハイブリッドに受け継がれている気がします。現状では魅力の劣化が激しく飽きてしまいました。ホンダにはワクワク、ドキドキする車を作り続けて欲しいと思います。