『使い方さえ間違わなければ最高の車です。』 日産 リーフ 2010年モデル approachさんのレビュー・評価

MC後のXにオプションを多数付けて購入し、一か月半が経ちました。
結論から言えば、大正解です。
もちろん長距離乗車は別のハイブリッド車を使いますが、近距離・中距離であればリーフで移動しています。
よく「航続距離が短い」「エアコンを使えない、寒い」などと悪評を垂れる方々がいますが、カタログを正しく読み解く力が大いに欠けていると感じます。

確かに一回の充電で走行できる距離は実質80kmと考えた方がいいですが、逆に考えれば普段は我慢せずにエコモードを解除して、エアコンもヒーターもガンガン使う事ができます。
特に冬場の通勤など、電気式のヒーターシステムはすぐに温風が出てくるので快適です。加えて、MC後は寒冷地仕様の有無、グレードに関係なくステアリングヒーターと全席シートヒーター付なので快適です。
我が家はオール電化住宅なので、夜間の安い電気代で運行可能です。従って、安い電気で快適に走れてエアコン使い放題のこのリーフは最適で快適な交通手段です。
また、関東平野内の片道150km程度の遠出も経験しましたが、充電する場所などをきちんと把握して移動すれば全く問題ありません。現状ではネクスコ東日本管内の急速充電器は関越道くらいしかありませんが、今秋以降に順次サービスインする予定です。そうなれば、途中から一般道に降りて急速充電する手間もかかりません。

走行性能はレスポンスのよいモータードライブなので、素晴らしく気持ちの良いドライブが楽しめます。
また、インテリアの質感は400万円の車としてみると貧弱極まりますが、安っぽさは極力抑え込んであります。
その中でもシートは極めてしっかりした作りであると思います。長時間乗っても疲れません。
アルミ合金製のドアはしっかりした作りで、閉める時の音も安っぽくはありません。
不満点といえば、低消費電力自慢のLEDヘッドランプでしょうか。色温度が高いためイマイチ明るくありません。
最重要保安部品なのだから見た目(そもそも青白いヘッドライトやクリアランスランプが恰好いいとは思わないですが)より機能性を重視してもらいたいものです。

きちんと利用シーンを想定したうえで購入すれば、素晴らしい体験をすることができる車です。

因みに、自治体からの補助金が10万円出ました。