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『高い完成度、楽しい運転感覚』 日産 リーフ 2010年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
リーフ 2010年モデル
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リーフの新車
新車価格: 273〜456 万円 2010年12月1日発売〜2017年9月販売終了
中古車価格: 15〜162 万円 (224物件) リーフ 2010年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > 日産 > リーフ 2010年モデル > G
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2011年3月4日 02:31 [391335-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
急速充電中のリーフG |
電気自動車なのでマフラーはない |
専用設計のメーターは見やすい |
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走行可能距離を地図上に円で表示 |
コードの格納に工夫を望みたい |
ソケットは左が急速、右が一般用 |
メディア向け試乗会で乗ってきました。横浜にある日産本社と横須賀との間を、高速道路と一般道を織り交ぜ、寄り道をしながら約2時間かけて往復し、急速充電も試しました。リーフにはXとGの2グレードがありますが、乗ったのは上級のGです。ただし装備の違いはわずかなので、乗り味はほとんど同じと考えていいのではないかと思います。
車両そのものは2年前の8月に発表されているので、デザインに目新しさはありませんが、今回充電をして分かったのは、フロントノーズ中央にあるソケットの位置が絶妙なことです。急速充電用のコードは太く重いので、ソケットが低い位置にあることが助かるのです。さらに運転席に座っていても開いたリッドが見えるので、充電中と確認できます。
やわらかい曲線とライトグレーのカラーで構成されたインテリアはクリーンなイメージ。速度計を奥、バッテリー残量計や航続可能距離などを手前に置いたツインデジタルメーターは見やすく、センターパネルやステアリングのスイッチは使いやすかったです。
前席は2時間の試乗では、座り心地に不満を覚えることはありませんでした。後席は床が高めですが、身長170cmの僕ならひざの前、頭上ともに十分な空間が残りました。荷室の床がかなり低いのも特徴。ただし普通充電用のコードが袋に入れて置かれているのは興醒めです。家電のような巻き取り式など、スマートな収納をしてほしいところです。
始動の手順はガソリン車とほぼ同じ。ブレーキを踏んだままスタートボタンを押すとパソコンを思わせる起動音が鳴り、スタンバイ状態であることを知らせます。小型マウスのようなシフトレバーを右手前に引いてアクセルを踏むと、ショックはないのに強力という、独特の加速が始まります。このあたりの絶妙なチューニングはフーガ・ハイブリッド同様、「技術の日産」を実感させるところです。
発進加速のレベルは三菱アイミーブと同等ですが、リーフは高速でも速度の伸びが衰えません。しかもモーター音はかすかに響くだけで、ロードノイズも抑えられており、静かなクルージングが味わえます。ただし他の電気自動車同様、高速道路での電力消費は一般道よりも多め。つまり経済性はガソリン車とは逆といえるでしょう。
気になったのは、前進はDレンジのほかに、スロットルの開きを抑え回生ブレーキの効きを強めるECOレンジだけしかないこと。ECOレンジで一般道を流していると、航続距離が逆に伸びるほどなので、個人的にはパドルなどを付けて、回生のレベルを数段階選べるようにできればいいのではないかと思いました。
センターのモニターにはナビの他、走行可能範囲を地図上に円で示したり、近くの充電スポットを表示したりすることも可能です。電気自動車の性能を把握しきれていない人間にとって、このアシスト機能はとても心強く感じられました。携帯電話を使って乗車前のエアコン作動や乗車後のタイマー充電を行える機能も便利そうです。
最大の驚きは乗り心地でした。低速では省燃費タイヤの固さを感じるのですが、速度を上げていった際のしっとり落ち着いたフィーリングは、はるかに上級のクルマを思わせます。車体が重く重心高が低いだけでなく、シャシーにバッテリーを直付けし、左右の車輪間にモーターなどを搭載するフレームを追加したことによる剛性向上がいい結果を生んでいるのでしょう。
しかもエンジンより軽いモーターをフロントに積み、重いバッテリーは床下に積んでいるために、ステアリングを切るとスッとノーズが動き、ドライバーを中心にクルッと回転していくという、ミッドシップのスポーツカーを思わせるハンドリングが体感できます。価格は高いし、満充電で200kmの航続距離は短いかもしれませんが、逆に同クラスのガソリン車やハイブリッドカーでは体験できない新鮮な走りが体験できるクルマなのです。
参考になった25人
「リーフ 2010年モデル」の新着レビュー
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| 2024年7月19日 08:30 | ||
| 2023年5月27日 22:45 | ||
| 2022年8月10日 20:43 | ||
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| 2021年9月17日 21:11 | ||
| 2021年7月9日 07:54 | ||
| 2020年10月8日 16:11 | ||
| 2020年5月26日 08:33 |
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