トヨタ SAI 2009年モデル S（2009年12月7日発売）レビュー・評価

人生初の乗用車となります。
それまでは商用車位しか運転したことがありませんので、評価的には甘いと思います。

【エクステリア】
最近の鋭角を多用した厳ついイメージのクラウンやカムリと異なり、落ち着いたフロントマスクのデザインは好印象。
テールのデザインもセダンらしいデザインで、スマートな印象を受けます。

【インテリア】
内装のデザインに関しても、落ち着いた印象ながらも10年落ちの乗用車と感じさせないデザインで非常に気に入っています。
燃料などの計器類はデジタル化している関係で、朝夕の車内に斜陽が入ってくるシーンでは白飛びして見にくい場面もありますが、夜間走行時などは視認性に優れていますので言うほどのマイナスではありませんね。
各所にプラスチック素材が多用されていますが、車内清掃時に拭きやすかったりするので、ありがたいです。
他のレビューで、チープな印象を受ける人が大半のようですが、私はこんなもんかな？という感じでした。
このクラスの乗用車を所有するのが初めてですので、比較対象が自身の中に無いのが大きいと思いますが。。。

【エンジン性能】
2.5Lとモーターがあるので、加速性や登坂力に不満はありません。
墓参りの関係で年に2回ほど暗峠の大阪側を登りますが、しっかりと力強く登ってくれます。
停車状態からの加速に関しては、非常に緩やかに感じます。
深めに踏み込めば改善しますが、それでもガソリン車より緩やかな感じはあります。
それでも軽自動車よりは立ち上がりが遅く、大型のディーゼルより早いので、極端に加速が悪いわけではないと思います。
EVモード時の立ち上がりも同様で、ON/OFF時で目立つほどの差もありませんので、市街地での燃費を気にするならEVモードで発進するのもアリだと思います。

【走行性能】
コンパクトな車格も相まって多少の狭隘路であれば苦もなく走れます。
静粛性も良好で、プレミアムコンフォートタイヤと組み合わせればロードノイズもほぼありません。
私の場合、静かすぎたのでタイヤのランクを落としてわざとロードノイズが聞き取れるようにしました。
走っていて静かなのは良いですが、静かすぎても違和感がありますね。

【乗り心地】
良好だと思います。
道の凹凸や段差の突き上げは確かに有るように思いますが、不快感を感じるような突き上げはありません。
しっかりと吸収して和らげてくれています。
まあ、板バネ上等な商用車ばかり乗っていた人間からすると楽園です。

【燃費】
下道で郊外中心の走行ですが、1万4000kmでの平均は16.5〜17km/L辺りです。
郊外中心なら18〜19km/L、都市部でも16〜17km辺りはモニター表示で出ています。
実燃費は上記から0.5〜0.8kmほど悪化した値になると思いますが、同排気量のガソリン車から比べればかなり良好な数字だと感じます。
追記:
燃費ですが、週に1〜2回ほどの場合、１日の走行距離が50kmを下回ると燃費が大きく悪化します。
バッテリーの充電が追い付かず、エンジンが常に稼働状態になるためですが、その場合は7km/Lかそれより悪化します。(母親の買い出しに付き合い、10kmちょっとを走行しただけの時は5.2km/Lでした。)
ハイブリッドの恩恵である低燃費を実感しようと思うと、一回の乗車で往復50km程度は平均して走行しているかどうかが１つの基準になると思います。

【価格】
中古車の為、評価対象外です。
【総評】
初の乗用車、初のセダンでしたが満足できるクルマです。
特に中古車で、かなり良好な状態のものを総額100万以下で購入できたので大当たりでした。
3〜5年ほどすれば乗り換えの検討もするかもしれませんが、現時点でも車幅が1800mmに収まる小型セダンが殆ど消えている事を考えると、長い付き合いになるような気がします。

１０年１８万キロ乗った１１型プリウスが寿命となり、新型プリウスと
SAIの比較でSAIに決めましたが、結果は正解でした。あまり押し出し感
とかイバリ感が強いデザインが好きではない私にとって、高級感がギュッ
と詰まった感じのＳＡＩはとても良いクルマです。
【エクステリア】
最初に写真を見たときは「なんじゃこりゃ」という感じだったのですが、
実車を見ると、コンパクトでボリューム感もあり、プリウスから感じる
安っぽさが無く、とてもよい感じです。気に入ってはいますが、ズング
リムックリ感もあり、満点と迄はいきません。
【インテリア】
インテリアは実は私が非常に重視する項目なので、採点も厳しくなり
がちなのですが、価格からみると質感が非常によいと思いました。そんな
つもりはなかったのですが、高級車の雰囲気です。
ヘンテコリンなマウスのようなものを使って操作するナビその他電装品の
使いやすさはとても良いです。ただ、この装置が壊れると、電装軽はほぼ
アウトなので、怖い感じはしますけど。
【エンジン性能】
４気筒なのにとてもスムースです。音質は４気筒ですが。
このエンジンの凄さは、燃費ももちろんですが、８０から１００キロから
の中間加速がとても凄い。回して面白いとかの類ではありませんが、何と
なく高級感すら漂わせてます。
【走行性能】
加速などは申し分ないのですが、基本的な走る・曲がる・止まるの組み合
わせやバランスは、究極的には高級車とは言えないような気がします。
この辺は、何となくそのように感じさせるモノがありますが、価格を考慮
すればコンナモンでしょう。少なくとも、不満ではありません。
【乗り心地】
このクルマの最大の弱点です。長距離での疲労が思ったより大きい。別に
乗った感じが悪いとかではないのですが、要改善です。
【燃費】
動力性能を考えると、現時点でこれ以上のモノは望めません、と言いたい
のですが、カムリや新型クラウンを見ると、やはり減点１です。
【価格】
内容を考えると、これぐらいはして然りでしょう。私には少々負担が
大きかったですが・・・・
【総評】
総じて満足。高級車だと思わないで買ったのですが、周りの目は高級車を
見るそれだったのが意外でした。ＧＳで洗車をお願いしたときに、「あの
〜、このクルマ、洗車機に掛けちゃってホントにいいんですかぁ〜？」
なんて聞かれたときにはびっくりしましたｗ。塗装の質感の高級さとか、
確かに今まで乗っていた大衆車とは違います。
最後に、ハイブリッドを購入される方に注意です。修理費が高額になり
がちな点は覚悟が必要です。ハイブリッド車は、何一つとっても人間が
直接操作出来ないのですが、ということは、ブレーキひとつ取っても単純
な構造ではなく、チョッピリ壊れただけでユニット総取り替えで３０万円
とかになる、ということです。ですので、私の場合、３年しか乗ってませ
んが１０万キロを迎えてメーカー保証が利かなくなるので、そろそろ次を
物色し始めてます。

純正のナビが高機能で、流石高級車だなと思いました。

プリウスからの乗り換えだったので、燃費はかなり落ちますが、
それは仕方ないですね。
だいたい18kmくらいでした

H22年式 22000キロ （オプションはフォグ、コーナーポール、リアフォグ）をトヨペットにて購入しました。
価格は車体塗装のコーティング、3年保証込で乗り出し価格が220万でした。

ここ1年程度価格の推移を見ていましたが
カムリやプリウスαの発売もあって（？）かお買い得な価格になっていると思います。

エクステリアは好みの問題かと思いますが、、、
離れて見るとアリオンやカローラと見間違いそうですが、
近くでみるととても高級感を感じます。
ちなみに私は純正16インチがどうしても許せなかったので18系マジェスタの純正17インチを流用しました。
※取り付け可能ですがフロントのセンターハブがセンターキャップに干渉するため、キャップは他の純正品を取り付けました。

インテリアは非常にシンプルです。
高級感はそこそこで現行のマークＸに劣ると思いますがリモートタッチをはじめとして
非常に近未来的でなデザインでこれまでの車が1世代前のデザインのように思えるので、
全体的には非常に満足しています。

エンジン性能はハイブリットなので比較が難しいですが3000ccの車と同等と言った感じです。
低速は苦手で2500ccくらいかと思いますが中高速はモーターでグイグイ加速して
3000cc以上の力強さがあります。

走行性能は、、、限界近い運転はしないので細かくは割愛しますが不満はないです。

乗り心地は非常に良くロードノイズ、段差通過時のレスポンスともに小さいです。
また駐車場の中など徐行運転時はモーター音がわずかに聞こえる程度で
ほぼ無音になるのでそういった部分も◎です。

燃費については都心近郊運転と高速を半分づつ400キロ走りました。
ECOは全く気にせず運転していて表示は13となっています。
もうちょっと高い値を期待していましたが、、、、、

価格の評価はあくまで中古で購入する場合のものです。
プリウスも考えましたが同様の条件（H22,25000キロ,ナビ,ディーラー）
で探すと乗りだし190万、、、元の価格で比較すると非常にコストパフォーマンスは高いと思います。
※ちなみにマークＸやスカイライン、ティアナはSAIと同じくらいの価格であります。


全体的には大満足です。長く大切に乗り続けたいと思っています。