『燃費と動力性能の両立』 ダイハツ ソニカ 2006年モデル 高天神さんのレビュー・評価

2008年式の後期型RSLです。3年落ち5千kmの中古を購入し、10年18万kmを共にしました。主に片道36kmの通勤に使用していました。

【エクステリア】
リアスポも設定がなく目立ちません。TPOを選ばすどこにでも乗って行けます。個人的には後ろ姿が気に入ってました。

【インテリア】
ベンチシートでサイドサポートが皆無。スポーツ走行には不向きです。また、高さ調整ができない点が不満でした。

【エンジン性能】
街乗りから高速まで、常識の範囲内ならば過不足ない性能です。燃費と動力性能が両立されていると思います。反面、スポーツ性はほぼなく、上はあまり伸びません。

【走行性能】
山道は向いてません。車高は低いですが、カーブではグラりと来てあまり飛ばす気になれません。

【乗り心地】
1番がっかりしたのが乗り心地でした。荒れた路面ではバタつき、突き上げもかなりありました。固い割にカーブでは腰砕けな感じもあり、しなやかな足ではありません。純正で15インチが付いてましたが、オーバースペックではないかと思いました。補強パーツを入れて少しマシになりました。後期型はショックやサスが同時期のムーヴやミラと共通化されているようで、ソニカ専用品の前期とは違うのかも知れません。

【燃費】
私の場合は片道36kmの通勤でメイン使用。信号のない郊外のバイパスが約8割です。特に燃費走行を意識せず、流れに乗ってそこそこのペースで走りますが、春〜秋は20以上、冬場は18前後でした。遠出するとカタログ以上の燃費を出してくれました。

【総評】
そこそこのスポーツ性能を期待して購入しましたが、そこは正直期待外れでした。しかし、燃費と動力性能の両立はかなり優秀だと思います。また、後期型はタービンが小型化されていたり、足回りも共通化されているので、開発者が狙ったソニカ本来の姿は前期型だと思います。