トヨタ タウンエースワゴンレビュー・評価

平成二年に購入し、以後16年間走り続けてくれたクルマです。

エクステリア：未だにこのクルマが一般道を走っているシーンは結構あります。ですが、古いクルマだからと言って目立っているわけではありません。それだけデザインがモダンであるという証拠です。

インテリア：古いクルマなのでインテリアの機能性はあまりありません。今のミニバンと比べると、明らかに不便かもしれません。でも、未だに長けている点は3列シートが非常用でないことです。大人8人乗っても狭さを感じることはありませんでした。

エンジン性能：ディーゼルエンジンなのでパワーはありません。ただし、ディーゼルエンジンですから低回転域のトルクが太く、ほとんどの場合でセカンド発進できて扱いやすいです。上り坂は大の苦手です。

走行性能：今時のクルマには考えられないぐらい柔らかいサスペンションであるため、コーナーリング時のロールはかなり大きいです。とても攻め込みたく気分にはなれません。ハンドリングはミッドシップという駆動方式も手伝って素直です。

乗り心地：サスペンションがとても柔らかいため、乗り心地は悪くないです。フワフワした感じもするので、その点は気持ち悪く感じられるかもしれません。

燃費：リッターあたり9〜12km走ってくれます。排気量が2000リッターなのでそこそこの数値です。ディーゼルエンジンですから、燃料は軽油です。

価格：新車購入当初は全部込みで250万円ほど。当時の価格で言えば、かなり高めです。この金額で現在のクルマに例えると、カローラアクシオの下位グレードぐらいです。これが未だに生産されているクルマであるなら、かなり高さを感じます。

満足度：古いクルマですから今時のクルマと比べるのは公平じゃないと思います。ですが、それでも十分良いクルマです。今のクルマにないような懐の深さがあり、初心者でも簡単に操れたりします。
運転自体は非常に楽なクルマであると言うことを、最後に強調したいと思います。