| Kakaku |
Xiaomi 15T Pro レビュー・評価
| 発売日 | 2025年9月26日発売 |
|---|---|
| 画面サイズ | 6.83インチ |
| 重量 | 210g |
| バッテリー容量 | 5500mAh |
| 対応SIM | nano-SIM/eSIM |
| メーカーサイト |
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スマートフォン・携帯電話 > Xiaomi > Xiaomi 15T Pro SIMフリー > Xiaomi 15T Pro SIMフリー [ブラック]
プロフィールITmedia等の情報サイトで記事を書いている フリーランスのライター、兼、IT先端技術コンサルタント。
モバイルやクラウドを駆使するスマートワーク研究をライフワークとしている。
【主なWeb媒体】
ITmedia 誠Biz.I…続きを読む
2025年11月9日 12:30 [1994554-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 携帯性 | 4 |
| レスポンス | 5 |
| 画面表示 | 5 |
| バッテリー | 5 |
| カメラ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
同梱品。このほか 90W ACアダプタがついてくる |
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某所より実機をお借りする機会があったのでレビューしよう。
【デザイン】
6.83インチの大画面と大きなカメラユニットが目を引く端末である。サイズは162.7×77.9×7.96mm、重量は公称210g。カラーはブラック、グレー、モカゴールドの3色を用意し、マット仕上げの背面とメタルフレームの組み合わせは上質である。角の処理は比較的丸く、全体にシンプルかつ品の良い印象で、ライカと共同開発のレンズ部が本機の個性を強く主張する。実測ではSIMカード装着時、214gだった。
評価は「5」とした。
【携帯性】
大画面ゆえに本体は幅と重量があるが、厚さ7.96mmとフレームの丸みで握りやすさは確保されている。公称210g(実測214g・SIM込)という数値は現行フラッグシップとして標準的で、ポケット収納時の収まりは許容範囲である。6.83インチの表示領域を優先する設計であり、携帯性よりも視認性と撮影時のホールド性を重視するユーザーに適しているといえそうだ。
評価は「4」とした。
【レスポンス】
SoCはMediaTek Dimensity 9400+を搭載し、AI処理を強化するNPUを内蔵する。メモリは12GB、ストレージは最大1TB構成が用意され、日常操作から負荷のかかる処理まで俊敏に動作する。AI Benchmarkのスコアは12599であり、他社フラッグシップと同等の高水準であることが確認された。実使用でもアプリの起動や切り替えは軽快である。
評価は「5」とした。
【画面表示】
ディスプレイは6.83インチ・2772×1280ドットの有機ELである。発色の良さと解像感に加え、144Hzの高リフレッシュレート対応でスクロールやアニメーションが滑らかである。ピーク輝度は3200nitsに達し、直射日光下でも視認性が高い。筆者は屋外撮影時のプレビューでも見やすさを実感し、表示品質は本機の強みであると判断する。
評価は「5」とした。
【バッテリー】
5500mAhの大容量バッテリーを搭載している。
実際にYouTube動画の連続再生を行い試してみた。バッテリー残量80%から10%まで約19時間連続で再生できた。動画再生と無線LANの通信を同時に行いこれだけの時間連続再生できるということは省電力設計のレベルが高いと言えそうだ。
本機は付属のACアダプタを使い、最大90Wの急速充電に対応している。
今回お借りしたACアダプタは先方の都合で90Wではなく120Wのタイプだったが、バッテリー残量10%の状態から、100%になるまでの時間を計ると約38分だった。たとえば出かける前にバッテリーがほぼ空になっていると気づいても30分あればほぼ満タンにできる。必要十分な急速充電の実力だろう。
ただ、Xiaomiの急速充電の方式は独自なので、対応するACアダプタと、付属のUSBケーブルと組み合わせて使うのが条件になるので注意が必要だ。他社のACアダプタ、付属以外のUSBケーブルでは、この急速充電モードにならず、充電に従来のような長い時間が必要になる。
評価は「5」とした。
【カメラ】
本機最大の魅力はライカと共同開発のカメラである。
背面は広角・望遠・超広角の3眼構成で、
広角は5000万画素・OIS・23mm相当・AF、
望遠は5000万画素・OIS・115mm相当(光学5倍)・AF、
超広角は1200万画素・約15mm相当・視野角120°・固定フォーカスである。
前面は3200万画素・21mm相当・固定フォーカスのインディスプレイ式を採用する。
上位のXiaomi 15 Ultraと比べ、光学5倍対応とズーム周りの強化が特徴で、さらに最大100倍のデジタルズーム(動画は最大15倍)に対応する。動画は8K/4K撮影が可能で高画質である。
なお、超広角は固定フォーカスで推奨撮影距離が90cm以遠とされ、近距離ではピントが甘くなりやすい傾向があるため、少し離れてズームで寄る使い方が安定する。前面カメラも固定焦点のため、自撮りは腕を伸ばした距離程度が適する。実際に使ってみて、この弱点も簡単に対処可能だと感じた。
評価は「5」とした。
【総評】
本機の最大の魅力はやはりライカと共同開発のカメラだろう。上位機種Xiaomi 15 Ultraと比べ、超広角カメラユニットが固定フォーカスであるという制限があるが、実際に使ってみて対処は可能と考える。価格差があるので、ここは購入の際、選択のポイントになるだろう。
もうひとつのポイントとして、メーカーが盛んにAIをアピールしているが、実際にアプリを試してみたところ、一通り現状の他社並みの写真編集アプリ等が揃っているだけで、特に際立ったものは感じなかった。ここはこれからだろう。
カメラにこだわる方にお薦めできるスマホと言えそうだ。
評価は「5」とした。
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