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『100点満点の車(M1桁台のモデルと比較しない限り)』 BMW 4シリーズ グラン クーペ 2021年モデル sunny-cruiserさんのレビュー・評価
4シリーズ グラン クーペの新車
新車価格: 740〜1012 万円 2021年7月16日発売

自動車(本体) > BMW > 4シリーズ グラン クーペ 2021年モデル > M440i xDrive Gran Coupe
よく投稿するカテゴリ
2024年6月13日 10:19 [1852317-1]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
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前輪245/40R19と後輪255/40R19なので迫力があります |
M440iグランクーペ(G26)とM3 Competition M xDrive(G80) |
リモコンキー2つとカードキー1枚 |
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内装はヴァーネスカレザー・モカとアルミニウム・ロンビクル・アンソラジット・トリム |
セリウム・グレー色のサイドミラーカバー |
2023年2月にM440iグランクーペ(G26)を購入してから1年3ヶ月ほど乗りましたが、この度M3 Competition M xDrive(G80)に乗り換えたためレビューを残しておきます。
なお、一部の評価に前車X4M Competition(F98)と前々車メルセデスAMG C43(W205後期)との比較があります。
他車との比較を好まれない方は本レビューをパスされますよう。
【エクステリア】
発表当初から大きな論争を巻き起こしたバーチカル・キドニーグリルですが、元々BMWのデザイナーも、このようなアヴァンギャルドなデザインは既存と見込み顧客の内の2割程度に響けば良いと考えていたようです。ただ、実際にはより広く受け入れられたようです。
見慣れた横長のグリルと比べると違和感がありますが、このグリル自体を従来の延長ではなく新たなデザインとして見ると、統一感の取れた魅力的なフロントフェイスに感じました。
私はBMWデザイナーの意図した2割の方に入っていたようです。
コンサバティブなデザインの3シリーズと上手く棲み分けていると思います。
M440iについては外装パーツ色に「セリウムグレー」というつや消しのシャンパンゴールドのような専用色が設定されています。、淡色(白、シルバー、薄いグレー)のボディカラーだと強すぎないアクセント色で上品な印象を受けました。
【インテリア】
(1) iDriveについて
9年間で6台の車を乗り換えてきましたが、BMWのiDriveシステムは直感的に操れてメニュー構成が分かりやすい優れたシステムだと感じています。特にコントロールダイヤルについて、ダイヤルをクルクルと回して操作するのはボタンやタッチパネルを何度もタップするよりも快適です。
(2)シート及びインパネについて
シートはヴァーネスカレザーで色はモカでした。またインパネはアルミニウムでパターンが刻んであり、木目パネルよりはスポーティでカーボンパネルよりは落ち着いているデザインでした。
シート表皮は張りがあり、ランバーサポートも細かく設定できるため、長時間運転でも疲れません。シートヒーターもあるため冬は重宝します。しかしX4Mにはあったシートベンチレーションは標準ではないので夏場のエンジン始動直後はやはり蒸れます。
(3)カードキー及びデジタルキーについて
始動キーについてはリモコンキーとカードキーがあります。カードのみでドアの解錠及びエンジン始動まで行えます。また、デジタルキーの機能にも対応しているため、対応するスマホを車の鍵にできます。私の使用しているPixel8Proでは問題なく対応していました。
【エンジン性能】及び【走行性能】
3リッターの387馬力でトルク500N・mですので、一般道で不満皆無のスペックです。
走行時の不快な振動は皆無で、あっという間に加速します。又、8速ATも小気味よくシフトアップするので快適に使用できます。スポーツモードにすればシフトタイミングも排気音も変わり、足回りもアダプティブダンバーのおかげで引き締まってガラッと走行感が変わります。高速道路走行でも性能十二分の、バランスの良い優れたGTカーだと思います。
ただし、2点だけ不満点があります。
1つがパドルシフトの操作感です。パドルで連続して2段シフトダウンすると、2段目の変速が若干遅れる印象です。(例:6速から6→5→4速と素早く変速すると4速への変速が半テンポ遅れる)
X4Mでは素早く変速していたので、この点がM1桁台の車との細かい違いかと思います。私はこの細かい地味な違いが気になったため、その点がM3への乗り換えの一つの理由となりました。
また2つ目については、ヘッドアップディスプレイについてです。ヘッドアップディスプレイをMモードにすると、M1桁台のモデルは現在のシフト情報がエンジン回転数情報と一緒に表示されます。一方M440iの場合はシフト情報は表示されません。
【乗り心地】
ランフラットタイヤを履いていますが、突き上げるような硬さは皆無です。尤も、柔らかい足回りの車ではないのでそれを求める人には全く向かない車ではあります。
一般道で上下に揺すられる感覚は多少ありますが、高速道路走行では足回りが速度域に馴染んでいるのか、一般道走行時よりも快適性と安定性は上です。
【燃費】
1万キロほど走って、高速道路と一般道の割合は半々位の状況でリッター7.8キロです。
X4Mの時がリッター5キロ台だったことを考えると、型式は違えど同じ3リッタークラスのエンジンとして健闘しているのではないでしょうか。
【価格】
大体1000万円ちょっとの値段帯の車として、ライバルになるのはメルセデスAMGのC43とアウディのS4(S5)あたりかと思います。W205のC43はちょうど1000万円位でしたが現行W206のC43は一気に1200万円オーバーになりました。現行のC43と比べればM440iはお買い得だと思います。
また、W205のC43と比較すると私は断然M440iを選びます。C43の方がゆったりどっしりと走れますが、トランスミッションの出来や走行時のハンドリングやマフラー音(スピーカー音含む)はM440iの方が出来が良く刺激的と感じるからです。
【総評】
M1桁台モデルとの細かい違いを指摘しましたが、スポーツ走行ではなく、日常での快適性やユーティリティとちょっとしたスパイスを求める人であれば、M4やM3よりはこちらが良いと思います。(M3は車幅1905ミリもあります)
M440iの流麗なスタイルでありながら大きく開くハッチバックはツーリングワゴンに準ずる使い勝手ですし、大人5人がフル乗車できるクリアランスと、息切れしない強靭なエンジンはオフロード以外のほとんどの場面で活躍できます。因みに最低地上高は140ミリでゆとりがあります。(M3の最低地上高は120ミリ。)
デザイン性・スポーツ性・実用性を兼ね備えている非常に優秀なスポーツカーであり、懐の深いファミリーカーでもあります。
M1桁台の車と比較しなければこれが100点満点の車だと断言できます。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- 高級感
- スポーティ
- ファミリー
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2023年2月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 1006万円
- 本体値引き額
- 50万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった9人
「4シリーズ グラン クーペ 2021年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年4月26日 22:45 |
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2024年8月5日 07:52 |
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2024年6月13日 10:19 |
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2024年2月14日 00:19 |
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2023年11月4日 11:00 |
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2023年9月29日 16:20 |
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2023年6月20日 15:03 |
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2022年7月12日 20:25 |
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2022年5月2日 22:42 |
4シリーズグランクーペの中古車 (全2モデル/224物件)
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- 支払総額
- 137.0万円
- 車両価格
- 128.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 3.5万km
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- 支払総額
- 249.8万円
- 車両価格
- 239.4万円
- 諸費用
- 10.4万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 3.2万km
-
- 支払総額
- 543.0万円
- 車両価格
- 518.0万円
- 諸費用
- 25.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 1.0万km
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