三菱 デリカ D:2 2020年モデルレビュー・評価

　旅行先でドライブするためにレンタカーを予約しておいたところ、目の前に用意されていたのは三菱のデリカＤ：２！
ベース車両となるスズキのソリオならわかるのですが、まさかＯＥＭ車両となるＤ：２とは珍しい！と思って車に乗り込むと、これがあいかわらず良いサイズ感なんですよね〜。

　大人４人がしっかりと乗車することができるだけでなく、旅先へ持ち込んだ４人分の荷物も余裕で積める。そしてデリカＤ：２の最大のメリットが「横幅が５ナンバーサイズ以下（１６４５ｍｍ）」という車両サイズですね。現在の普通車のほとんどは横幅が１７００ｍｍを超えていることで、細い道での車同士のすれ違いもミラーとミラーがぶつかりそうで細心の注意が必要なのですが、デリカＤ：２なら運転が楽々ですね。

　まあ、側面衝突ということを考えると車体幅は大きいほど安全なのでしょうが、日本の道路の中には幅が４メートルという道路もたくさん残っていますので、このくらいのサイズがまさにジャストサイズだと私は感じています。

　ただ、個人的にデリカＤ：２で「惜しい」と思うのは、センターメーターを採用しているんですよね…。視線の移動が少ないのがセンターメーターと言われるのですが、結局、２日間運転をしていても慣れなかったですね…（私、初代のデリカＤ：２のオーナーでしたので、余計に違和感を感じるのかもしれませんが…）。

　この車、乗れば運転のしやすさがすぐわかりますので、コンパクトワゴンを検討されなら、ぜひ、一見の価値はあると思います（あの車より頼吾心地もハンドリングも良いですよ〜。）。

基本的に提携関係にある、スズキのソリオの最新バージョンのOEM車となるクルマです。

ソリオはもともとが軽自動車の派生車種からスタートして、現在も軽自動車用のプラットフォームを使用しているモデルとなります。

走らせると楽しいスイフトと比べると、デリカ D:2は特別に走りの楽しいクルマではなく、実用車としての性格が強いモデルです。

このクルマも、軽に近いAセグメントのクルマのため、街乗りや、短距離走行向けのクルマですね。