『入門クラスといえどさすがメルセデス』 メルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレーク 2019年モデル JianJian4088さんのレビュー・評価

【エクステリア】
選択した最大のお気に入り点です。全モデルより精悍になったフロントフェイスが何よりもお気に入りです。AMGラインを選択した価値はありました。
【インテリア】
　MUBX搭載の2つの液晶画面により、機械式メーターでは表現できない巨大な情報画面が、近未来的な空間を作ってくれます。64色もあるアンビエントライトは、運転気分により、色を変えることによって心地よい空間を演出してくれます。MUBXとお友達になるのはまだこれからです。
【エンジン性能】
　前車レクサスGS350と比較して書きますが、パワー感はやはり劣ります（実馬力にして約100PS程度のダウン）。しかし、街中、郊外等で運転するには十分な力を感じますし、飛びぬけた加速感も日常では必要ないです。DCTは朝の走り出し時に、クリープ感が無い感じがありますが、しばらくするとなくなります。
【走行性能】
　FFベースの4駆ながら、前車のFRと比べて特に違和感はありません。回転半径も以前と同じく狭い路地でも取り廻せてます。レーンキープ、前車追従など、ほぼすべての自動運転装備も付いてます。自動車庫入れ機能は、かなり勇気がいると思います（販売店で試していただいた時以外は、怖くて試していません）。
【乗り心地】
　これも前車との比較ですが、レクサスは最初非常に静寂性が高い感じがして驚いたものですが、乗りなれた後、この車に替わってもさほど違和感はありません。シートがスポーツタイプなので、硬い感じがしますが、これは承知の上です。45タイヤとサス構造の違いで、乗り心地は多少固めな感じがあります。
【燃費】
　納車からまだ1カ月程度の街乗りで、10.5km程度。設定はコンフォート（一般）、GSよりは2km程度上がりました。遠乗りはしてませんので、評価できません。
【価格】
　購入価格はほぼ前車と同じ。特にドイツ車はここ数年、装備の充実を受けて、車格+100万の感がありますが、エンジン以外の満足度はこれを埋めるに値すると思います。
【総評】
　人と同じ車に乗りたくない願望があるので、自分の周りで何台も見る車には今まで手を出してきませんでした。比較的価格が高い、デザインで犠牲になっている室内やトランクスペースもありますが、ちょとだけ個性的で、国産には無い刺激を求める欲求を十分満足させてくれる車です。