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『CTやC-HRと比較してみて』 レクサス UX 2018年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価
UX 2018年モデル
190
UXの新車
新車価格: 455〜705 万円 2018年11月27日発売
中古車価格: 203〜591 万円 (771物件) UX 2018年モデルの中古車を見る

自動車(本体) > レクサス > UX 2018年モデル > UX250h version L
2025年6月5日 00:21 [1966675-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 4 |
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インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 2 |
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フロント |
リヤ |
運転席 |
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後部座席 |
後部座席に座ってみて |
トランク(後席フルフラット) |
久々のレビューです。以前レクサスの入門車においてCTをレビューしましたが、UXはレビューしたことがなかったので今回レビューしてみたいと思います。
比較対象はタイトルの通り、レクサス入門車の先代であるCTと、トヨタでプラットフォームを共有するC-HRです。
トヨタレンタカーでお借りしました。最新車クラスのラインナップでしたが、実車はオートライト義務化前の個体なので恐らく初期型。走行距離30,000km弱なのはともかく、7年落ちは最新車なのでしょうか…?
【エクステリア】
レクサスの中ではコンパクトな部類に入るが、見てすぐにレクサスと分かるデザインがきちんとなされているのは良い。
フロントのスピンドルグリルはレクサスの象徴と言えるが、ほかのモデルほどメッキを多用せず静かに主張しているところが個人的には好感。CTと比べておじん臭く見えないのも良い。
リヤはさっぱりしているように見えてテールランプはちゃんと「L」の字になっているので要点を抑えたデザインと言える。ただ、華があるのは個人的にはCTかも。
【インテリア】
インテリアではC-HRよりも着座位置が低く感じられる。センターコンソールに高さをつけなかったのは機能性重視か。
全体的にはよく目のつくところにはソフトパッドなど質感の高い素材が使われており、それなりに質感は高く見える。ただ、細かく見るとハードプラが見え隠れしており、C-HRより質感が高く見えるかと言われれば首を傾げる。
ただ、CTより進化したと感じる点はある。1番大きいのはシフトレバーだ。CTはベースが30プリウスの為、通称プリウスシフトと呼ばれる僕の嫌いなパターンのシフトになる。しかし、このクルマはベースがC-HRなので、HV車でもゲートシフトになる。これはやはり入れ間違いが減るので絶対的に良い。
また、細かいところで言えばアクセルペダルがCTの釣り下げ式に対してオルガン式。この違いはアクセルコントロールのしやすさと長時間乗った際の足の疲れ具合だ。もちろんオルガン式が優勢。
また、ナビはこの頃のレクサス車に共通するトラックパッドによる操作だが、CTの頃のマウスパッドに比べたら操作性も画質もどえらい進化だ。
トランクは後席のある状態では感覚的にCTと同じぐらいだが、後席を倒した時にかなり綺麗にフラットになり、容量もそれなりに増えるので良い。
逆にCTからの進化を感じられない部分だが、まずはシート。一言で言えばC-HRのシートに革のカバー被せて調整を電動にしただけ。パッと座った感じは悪くないが、腰まわりからお尻まわりにかけてのサポートが弱いので、長時間乗れば腰痛が出やすい。実際数時間乗ってみて、ランバーサポートが効く部分の少し下が少し痛くなった。
そしてやはりこれはC-HRともども問題だが、後席の狭さが異常。とても5人乗りを謳う普通車、まして高級車と言われるクルマの後席ではない。軽でもあり得ない領域。背もたれもかなり立っており、大人では街乗りすら厳しい。これではCTの一人勝ち。このクルマはせいぜい2人乗りか良くても2+2と考えるべきだろう。
【エンジン性能】
ユニットはCTやC-HRの1.8L4気筒+モーターに対し、UXは2L4気筒の新開発エンジンM20A型がベースで、モーターも異なる。後に現行プリウスに載ることになるユニットだが、これは乗ってみれば違いは明らか。
C-HRより更にボディを補強して重くなっているはずなのに、C-HRより出だしが軽い。エンジンもモーターもトルクがある。軽くアクセルを踏んだだけでかなり加速してくれるので気持ちいいまである。これは面白い。
また、エンジンの音や振動はCTよりよく抑えられていると思う。個人的にはもう少し抑えて欲しいが、これでも不満には思わない。
【走行性能】
まず、ボディ剛性がC-HRよりも更に上がっていることは乗ればすぐに分かる。
サスペンションはC-HRとそこまで大きく違うようには感じないが、剛性感はこっちの方が1枚上手かな。また、ダンパーやショックの減衰の仕方には気を遣っていると見える。
ただ、ボディもサスも剛性が上がっている為か、ダンパーやショックの性能アップをもってもリヤが少し跳ね気味。フロントはマイルドでいい感じ。
パワステの感度はC-HRより重め。というよりクルマ自体が重いからそう感じるのかもしれない。あとはホイールの重さもあるかも。
ブレーキは踏み始めから効き始めまでの遊びがCTより少なく、C-HRよりも少しレスポンス良い感じ。ただ、踏んだ感じはフロントばっかり効いてリヤの効きが悪い。もう少しブレーキバランスをリヤ寄りにして欲しい。
あとはタイヤのせいだろうか、ロードノイズがやたら入ってくる。これはタイヤを変えれば収まるだろうか。
【乗り心地】
乗り心地はマイルドな印象。CTではカタめでトヨタ車とさして変わらぬ乗り心地だったので、これは進化と言える。先述のロードノイズこそ入るが、風切り音は少なくエンジンも始動していても比較的静かなので快適なドライブができる。
【燃費】
詳細な数値は忘れたが、この少し前に乗ったC-HRほどは伸びていなかったと思う。恐らく原因は車重だろう。ボディ補強の為なので致し方ないか。
【価格】
新車で買うとなるとMC後の300hとなるが、同じグレードだと吊るしで540万円。CTやC-HRだと中古とはいえ、300万円あれば程度のいい個体が買える。この天秤にかかった時、あなたならどうする?
【総評】
今回は評価がとても難しかった。レクサス入門車として見ればトータルではCTより進化している。
しかし、C-HRに対して+αの質感という点が引っかかる。あるにはあるのだが、それに150万円出せるかというのが難点。
個人的には出せない。第一このサイズで500万オーバーは高過ぎる。外車ですかというレベル。かと言って外車ほどの質感ははっきり言ってない。
つまり結論は以前のNXと同じで、このクルマ単体で見れば良いのだが、外車などと比べればまだまだ見劣りする。つまりただの高額車の域を抜け出せていないということ。皮肉にも最後にはCTというクルマがまとまっていたことに気づかされた。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった4人
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レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年6月5日 00:21 |
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2025年4月18日 00:16 |
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2025年1月25日 22:48 |
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2025年1月22日 14:24 |
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2025年1月15日 23:16 |
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2024年10月24日 21:52 |
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2024年7月20日 15:41 |
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