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『見た目と中身のギャップが大きいクルマ』 スズキ クロスビー 2017年モデル 安くて結構!さんのレビュー・評価
自動車(本体) > スズキ > クロスビー 2017年モデル > HYBRID MV
2024年10月13日 21:56 [1893089-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
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|---|---|---|
スイフトより面積を取らない小型SUVはクロスビーとシエラだけ。 |
デブなハスラー?いえミニクロスオーバーを前後に潰すとクロスビーになる!? |
遮音性、乗り心地、航続距離が主な短所になるかと思います。 |
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視界と取り回しの良さはスイフト以上です。 |
2WDとはいえ、こんなに早く空回りするとは思いませんでした。柔軟=嵌りやすい!? |
この程度の砂利道でもジムニーは別格の存在であるとすぐに感じます。 |
同じエンジンを積むスイフトRSt(ZC13S)オーナーが4型クロスビーMV・2WD
に乗ってみました。
【エクステリア】
ミニクロスオーバーを前後に圧縮するとクロスビー。
先代ハスラーをフグのように膨らませてもクロスビー。
前から見るとピカチュウ。後ろから見るとキューピーちゃん。
【取り回し】
視界はかなり良いですが、惜しい点が2つ。
折角ヘッドライトで左右フェンダーを盛り上げたのに、ワイパーブレードが邪魔で、ボンネットが見え辛い。
フロントウインドが立ちすぎて、停止線で止まると頭上付近の信号が死角に入る。
車両感覚もかなり掴みやすいです。林道での切り返し易さはひとまわりボディの小さいシエラと同等でした。シエラはシャーシ側とボディ側で幅が違うので、シエラをジムニーの感覚で運転すると意外と小回りが効かないときがあります。クロスビーはシャーシ幅=ボディ幅なので、ギリギリまで寄せることができます。
【静粛性】
試乗した日は外気温が30度。エンジン停止中はエアコンの効きが落ち、停止してから1分ほどで電力不足になってエンジンが再始動します。4気筒モデルと比べると停止時と再始動時にエンジンがブルンっと振動します。
高速走行中は路面からの音、風切り音、エンジンルームからの音、全てが混ざって賑やかになります。ナビを装着するなら速度に連動してボリュームを調整してくれるものをお勧めします。タイヤもダンロップ・ルマン5など静粛性の高いものに交換してはいかがでしょうか。
【動力性能】
とても元気。ターボラグもZC13Sより減って乗りやすいです。
【運動性能】
ZC13Sよりハンドリングがいいです。クロスビーはハンドルを回し始めるとき・戻し始めるときに抵抗があり、これが直進性を高めています。
クロスビーはサスペンションが柔らかい。ハンドルを切るとロールしやすいし、ブレーキを掛けると深く沈みます。ハンドリングがいいのにサスがやわらかい、バイクで言うところのスーパーモタードみたいな挙動をします。
高速道路ではソフトな足回り・高い重心・ボディ形状(特にフロントガラス)が悪さしてハンドルから両手が離せなくなります。ソリオより風圧に弱いかも知れません。動力的には余裕たっぷりなんですがね。だからこそADASに頼りたくなります。
そのADASですが、相変わらず車線逸脱警報だけは良く鳴るのですが、車線維持は機能しているのかどうかさえ怪しいです。クルーズコントロールは流石に7年前のZC13Sよりちょい改善しています。120km/h区間ができて130km/hまで設定可能になりましたし、加減速もZC13Sより穏やかになりました。それでも人間のアクセルワークの方がずっとスムーズですがね。
【着座姿勢・装備・使い勝手】
ハンドルは上下にチルトしますが伸縮(テレスコ)は不可。ハンドルがトラックのように寝ているので、チルトとシートリフターだけでも不満のない運転姿勢が取れました。ブレーキはZC13Sのようにカックンしないのでコントロールしやすいです。
助手席はバケツを仕込んだためか運転席よりクッションが薄いように感じます。
後席はミニバンのような床の高さを感じますが、前席の下に足を伸ばせるので、短時間なら座り心地に不満を感じませんでした。
2WDにもミラーヒーターと両席シートヒーターを標準装着したことに敬意を表します。
熱で雪が溶けるハロゲンライト仕様が選べる。
ハザードスイッチはシートバックから背を離さずに左手が届くところにある。
(軽ハイトワゴンでは当たり前ですが)エアコン吹き出し口にドリンクホルダーが付いている。
SUVとしては珍しく前後左右に室内移動が出来る。
電動パーキングブレーキ・オートブレーキホールド、そしてちゃんと機能するADASを付けてくれれば装備・使い勝手については言う事がないでしょう。
【乗り心地】
運転した私の感想は「良い意味でも悪い意味でもよく動くクルマだな」ですが、
同乗した妻の感想は「シエラのほうが揺れが不快でない。乗り心地で順位付けするなら、シエラ>クロスビー>ジムニー。 シエラは確かに独特の揺さぶりがあるけれど、これから揺れますよ、というシエラからのメッセージがあるから、揺れに対して事前に構えることが出来る。対してクロスビーは何時までも何処までも揺れていて気持ちが悪い。」 ですと。私より手厳しい(笑)
ジムニーについては揺れの性質はシエラと同じだけど、揺れ幅の大きさが妻の許容値を超えているのと、そもそも 「軽は(選択肢として)ない」 とのことでした(涙)
【燃費】
高速主体の走行で実測18.5m/Lでした。燃費のことなど気にせずアクセルを踏み込んだし、バンバン追い越しもしたのですが、良い燃費ですね。ジムニーとシエラでほぼ同じところを走ったら10〜11km/Lでした。
クロスビーのMHEVはエンジン始動用モーターが動力も補助するアイドリングストップの発展版であり、トヨタのハイブリッドほど市街地走行では燃費は良くありません。どちらかというと郊外や遠出向きのパワーユニットですね。
【オフロード性能】
ジムニーとシエラはFR状態のまま画像の林道を難なく走り切りましたが、クロスビー(2WD)は前輪がスリップするわ、(前輪が独立サスなので)路面の凹凸に嵌りやすいわ、で最低地上高の18cmはすぐに使い切ってしまいます。軽量化に傾注したモノコックボディは路面からの振動や衝撃が直に伝わってきます。4WDでもガレ場は避けるべきかと思います。
【総評】
ハスラーの外観+スイフトRStの機敏性+ソリオに次ぐ居住性=クロスビー。
愛くるしいデザインは女性好みだけど、ハンドリングや加速感は男性好み。見た目と中身のギャップが大きいクルマですね。ワゴンR、ハスラー、スペーシア等の背高軽から乗り換えるなら大いにお勧め致しますが、快適性の高いクルマからの乗り換えるならまずは試乗をお勧め致します。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった38人
「クロスビー 2017年モデル」の新着レビュー
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| 2025年1月5日 22:26 | ||
| 2024年10月13日 21:56 | ||
| 2024年9月20日 17:09 | ||
| 2024年9月5日 16:55 | ||
| 2024年8月30日 23:24 | ||
| 2024年7月28日 12:48 | ||
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