マツダ CX-8 2017年モデルレビュー・評価

BMWグランツアラー　220iからの増車です。
ミニバンでない３列シート車＆非CVTという条件でグランツアラーを購入しましたが、いかんせん３列目がエマージェンシシートなもんでCX-8が出るとわかって飛びつきました。
しかしながら、グランツアラーも３列目シート以外は駆け抜ける喜びのドライバーズカーとして、満足している車です。


【エクステリア】
存在感はあるが嫌みでないセンスのいいデザインで気に入っています。


【インテリア】
インパネ周りは日本車によくある多色のごちゃごちゃしたデザインでなく、無駄のないデザインで◎。
他のところも上品にまとまっていると思います。


【エンジン性能】
初ディーゼルで、最初はガラガラ音が気になりましたが数日で気にならなくなりました。
前者が２Lターボガソリン＆８ATなので、拭け上がりや加速は比較するのが酷ですが日常はまったく問題ありません。
でも、１２０ｋｍからの加速は物足りなさがあります。
それ以上は高速での追い抜き等で瞬間的に出るレベルではありますが・・・。
多分、エンジン性能としてはまだまだポテンシャルはあると思うのですが、プログラムの特性なのかギアレシオなのか190馬力、４６kgｆ・m近いトルクの恩恵がありません。
グランツは馬力は同等、トルクは29kgf・mでしたが、ふぬ0km/hまでそれなりのレスポンスで加速してくれました。
まぁ、グランツはドイツ生まれ、CX-8は国内市場向けなのでエンジンの味付けやATのギアレシオの違いからの加速の違いは当たり前と理解しています。


【走行性能】
遮音性が優れていると思います。
CX-8に暫く乗ったあと、グランツに乗ると半ドアか窓が空いているのかと思うほどのロードノイズが聞こえました。
国内の高速をクルージングするには良い車です。

我儘を言えば、GVCが優れているせいか、あまり踏ん張り感がなくス―と走っていってしまうのでGVCも介入レベルをコントロールできるようにして欲しいですね。


【乗り心地】
街乗り、高速ともに良いです。
出来れば、もう少し足回りは硬く、ハンドルはダイレクト感があるとドライバーズカーとしても文句無しでした。
駆け抜ける喜びはBMWが私には良かったです。
これは車メーカーそれぞれのコンセプトや特色がありますので、CX-8が悪いという訳ではありません。
あくまで、個人の好みです。

あと、個人の希望として（笑）、モデルチェンジでもう一つ上のグレード投入で、エアサス車が出るとうれしいですね。
車速に応じてのサスセッティング変化＆車高変化、停車中の乗り降りや荷物の載せ降ろし時には車高が下がる。
これをベース500万程で出すなら即買いします。


【燃費】
あの重量、動力性能で素晴らしいと思います。


【価格】
同じ車格のSUVは軒並み500万以上を当たり前に越えるので、とてもコストパフォーマンスに優れた良い車だと思います。
値引きが少ないとか言われていますが、既にギリギリまで価格を抑えて販売されていると思っても良い程のクルマです。


【総評】