マツダ CX-8 2017年モデルレビュー・評価

【エクステリア】
最近のマツダ車らしいエクステリアで、高級感が漂ってきます。
全長が4900mmもあり、CX-5よりもフォルムはきれいで顔とのバランスがいい気がします。

【インテリア】
レザー仕様でないシートに乗りましたが、これで十分と思えるくらい質感、座り心地がいいシートです。
インパネ回りは、少々無骨な感じはありますが、質感は高く高級感があります。
300万台で購入できる車とは思えない仕上がりです。

【エンジン性能】
改良された2.2Lディーゼルエンジンは、街乗りレベルなら必要十分の加速力があります。
ただ、やはりCX-5に乗った後だとやや物足りない感がありますね。
5008の方がよりアクティブに加速できる印象です。

【走行性能】
剛性感もあり、安定感は非常に高いと思います。
コーナー時のロールも少なく、どっしりとした走りが魅力です。
ただ、ステアリング操舵性はもう少し軽やかでもいいのではないかと思います。
5008の方がより軽快なステアリングを楽しめ、ワインディングでも楽しめる印象でした。

【乗り心地】
やや固めな乗り心地ですが、しっとり、どっしりしていて、高級車に乗っているような感覚を覚えます。
CX-5とは全く性格の違う乗り心地です。
静粛性はかなり高く、乗り心地や静粛性の面では5008を上回っているといえると思います。

【燃費】
私のプジョー5008は街乗りメインで15km/Lほど。
CX-8の実燃費はいかがなものなんでしょうかね。

【価格】
コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
プジョー5008GTは今460万円、CX-8は300万台で買えるとなると、圧倒的にCX-8のコスパが高いと思います。

【総評】
マツダの本気を感じることができた絶品の1台でした。
ミニバンから撤退してSUV一本に絞った覚悟がはっきりと見えます。

補足：詳細レビューや写真をご覧になりたい方向け
https://tmhshiroto.com/drive_cx8_2017/