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日産 ノート e-POWERレビュー・評価
ノート e-POWERの新車
新車価格: 232〜288 万円 2020年12月23日発売
中古車価格: 46〜358 万円 (3,914物件) ノート e-POWERの中古車を見る
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| モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
|---|---|---|---|---|
| ノート e-POWER 2020年モデル |
|
|
158人 |
|
| ノート e-POWER 2016年モデル |
|
|
228人 |
|
| モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 0人 | - |
ノート e-POWER 2020年モデルの評価
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
4.18 | 4.32 | 58位 |
| インテリア |
3.71 | 3.92 | 73位 |
| エンジン性能 |
4.34 | 4.11 | 12位 |
| 走行性能 |
4.38 | 4.19 | 23位 |
| 乗り心地 |
3.94 | 4.02 | 56位 |
| 燃費 |
3.91 | 3.87 | 41位 |
| 価格 |
3.21 | 3.85 | 70位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
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自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2020年モデル > X
よく投稿するカテゴリ
2022年7月18日 10:38 [1581772-4]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
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|---|---|---|
運転者目線の比較です。 |
同乗者目線比較と総合比較。図らずもほぼ同点で、更に悩む結果となりました、、、 |
鉄チンにECOPIAでした!! 鉄チンは横浜、アルミはBSだと思っていたので予想外です! |
※写真つけ忘れていたのでアップしました
【はじめに】
今年9月に13年目の車検をむかえる日産 ラフェスタ(OEMではない方)から乗り換えのため、ディーラで2時間程お借りしてよく使う道で試乗しました
フィットも同条件で試乗比較しましたが、好みに合ったノートを5月初旬に契約
納車は8月予定でしたが、急遽7月上旬繰り上がり納車!
なので、レビューを少しだけアップデートしました
【エクステリア】
次世代の日産車のデザイン
妻曰く「フィットより洗練されている」らしいです
フィットの方が少し前のアルファのようで好きなんですけどね
【インテリア】
前座席は余計なものが無くスッキリしていて良い感じ
でもドライバ重視のデザイン
完全にコックピットの印象です
後部座席ですが、Bセグメントなのにカタログスペック上、室内幅/高さ共にラフェスタより広い!
娘と妻が乗りますが、広さに文句なしです
妻曰く「後席からの景色がラフェスタより見えない」との事
あちらは景色がウリだったんでそれは仕方ない
シンプル過ぎて、物入れが強烈に少ない
たとえば駐車場シャッターのリモコンとかよく使う小物の置き場に困っています。運転席後ろのポケットもナゼか無いです、助手席はあるのに。
モノを置かないことがモダンで素敵なデザインと理解して、極力荷物を減らしています
【エンジン性能】
下からトルクの出る電気自動車が欲しくて選んでいます
望みどおりです!
ゼロ加速が抜群に良いです
排気量の大きなエンジンとも違う、独特の加速が気持ちが良いです
一方、中間加速、十二分にあるのですが、40〜60km/hくらいからの加速はフィットの方が加速感は感じます
※あちらはエンジン音がするからかもしれません
また速度が上がるほどアクセルのツキがマイルドになる感じ
速度が上がるほど巡行優先なセッティングなのかも
e-pedalは、感覚的にMT車のアクセルの印象
MT経験者なら抵抗なく乗りやすいく感じると思います
ただ、アリアより減速力は小さいです。現行車乗換組を意識して弱めに設定しているのかも知れません
渋滞などでは踏みかえほとんど不要でとても楽なのですが、もっと強くした方が踏みかえが減って便利な気がします
エンジン音はまず意識させない、電気自動車感満載です!
※逆にフィットはエンジン音を生かしているみたい
【走行性能】
やはり都内やその近郊はこのサイズが走りやすいです
小さいのに直進安定性があり、一般道はもちろん高速でもストレス感なし
そして曲げに行くと一転、良く曲がります
秘密ですが元走り屋なので、つい嬉しくなってしまいます
(マニアックな話ですが)FF車はアクセル踏みながら曲がるとフロントが逃げるような乗り味だと思っていました
実際これまで乗っていた車がそうでした
ノートはアクセル踏んでもフロントが巻き込むように曲がっていきます。旋回制御やLSD的なものが入っているの?を思わされます
正直、なんでここまでハンドリングを走りに振るのか謎です
【乗り心地】
「ボディーがしっかりしているってこういうことか」というのがよく分かる車です
サスがきちんと路面変化を吸収して、車体が揺さぶられる感じがとても少ない
フラットにスーっと行ける感じです
これ、Bセグメントの車ではないですよ
最近の車はみんなこんな感じなのでしょうか?
それともノートがスゴイのでしょうか?
少なくとも我が家ではこの乗り心地で十二分に満足の判定です
【燃費】
長距離は乗っていませんが、炎天下かつ近所のショッピングモールに行くくらいの移動ばかりでも20km/l出ます
e-powerは乗り味が魅力で選んでいるので、この加速・運動性でこれだけ出れば十分
【自動運転】
ProPirotは運転の支援と考えれば極めて実用的
使うなと書いてありますが、一般道の渋滞では自分で運転するよりアクセル/ブレーキコントロールも車間調整もうまい。バイクや自転車を挟んでもきちんと車間取ってくれます
普及すれば絶対事故減ると思います
※ノート買うならつけるべきオプションだと強く推したい!
高速では「ハンドルに手を掛けてさえいればいい」という【心の余裕】ができるのが何より大きく、他の車や周りに意識を回せるので更に安全に感じます
あとは信号認識して止まってくれたり、ナビのルート通りに交差点曲がってくれれば完璧なんですが、それはまだのようです
フィットにも自動運転があり大体同じことができますが、制御の味付けに違いを感じます
・フィット:制御している感じを強く出す印象
→割と唐突にハンドル切られたり、加速したり感が強い
・ノート:事前に少しづつ制御を掛けて意識させない
→効いているかわからないくらい、でも曲がってるし加速している
【価格】
自動運転が欲しくてProPilotと、エコ意識でLEDライトのオプション入れて値引き無しで300万切る価格。最終的に後部USB端子付けて270万で契約
Bセグメントとして考えると高い価格帯かもしれませんが、上のセグメントの車、例えばゴルフのちょっと下、と捉えると適正価格に感じます
【その他】
試乗車は鉄チン+ヨコハマタイヤでしたが、鉄チン+BSとECOPIAの予想外の組み合わせでした!
きちんと比較していないですが試乗車よりロードノイズかなり小さい気がします
一方、グリップ感はヨコハマの方があったような気がします
またホイールの重さ、
鉄チン8.5kg:アルミ9.0kg(共にメーカ値)
という驚愕の事実も発見!
重量差が無いのでデザインで選べばよいかと
写真はフィットと本気で悩んでいる時に作った比較表です
自分が欲しい機能だけで比較している(だからデザインとか燃費とかの項目が無いです)ので偏っているかもしれませんが、参考になれば幸いです
【総評】
ボディサイズこそ小さいですが2.5Lクラスの車と比べて遜色ない能力の車だと思います
Bセグメントとして分類するのがもったいない車です
ただ物入だけはもう少し何とかして欲しかったと改めて感じます
参考になった49人(再レビュー後:20人)
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自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2020年モデル > X
2021年1月15日 21:01 [1410052-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
カタログを見るだけでもかなりのハイスペックで、ジャーナリストの評価もいいようなので、ちょっと試乗してきました。ノートは、先代ガソリン車のスーパーチャージャー搭載モデルに乗っていたことがあります。現在所有している新型フィットなどと比較しながらファーストインプレを書きます。
【エクステリア】
スケッチに描かれたコンセプトカーがそのまま実車になったような、近未来的なデザインです。全体的にワイド&ローに見せるフォルムで、精悍なフロントマスクにキャラクターラインを排したサイドライン、「え、小さいハリアー?」とつぶやいてしまうような存在感のあるリアランプ。5ナンバーの小さな車格でこれだけ細部まで作り込んだのは見事だと思います。また、最低地上高が12cmと低いことがちょっと気になりましたが、フロントオーバーハングがそれほど長くないので、よほどアップダウンの激しい道や高い段差でない限り、擦る心配はないのではないかと思いました。
【インテリア】
インテリアのデザインについては、騒がれているほどいいとは思いませんでした。確かに先代と比べると質感がよくなり、水平基調のナビやセンターディスプレイには近未来感もありますが、フィットと比べると、センターディスプレイにもっと多くの情報を一覧させることができなかったかと思います。切り替えていろいろな情報を交互に表示させることはできますが、ちょっとシンプルすぎて実用面でいまひとつな気がしました。ただし、室内空間については文句なし。フィットと比べてしまうと全体的に少し狭く、シートも安っぽく感じられてしまいますが、そもそもこの2車の室内空間がこのクラスで群を抜いて広いので、ケチはつけられません。
【エンジン性能】
モーター駆動なので当たり前ですが、非常にパワフルでスムーズです。踏んだだけ加速して、出したい速度まですぐに到達しますし、加速時に体が持っていかれるようなじゃじゃ馬感もありません。ついでにキックスとリーフにも試乗しましたが、キックスより機敏で、リーフほど唐突感がなく、ちょうどいいパワフルさでした。これはよく洗練されていると思います。「ワンペダル」を廃止したことに賛否両論があるようですが、ガソリン車に乗り慣れた人の感覚からすれば、このほうが自然です。ただし、あって損はないものなので、今後メダリストなどの上位グレードが追加されるタイミングで、復活を期待してもいいのではないでしょうか。
【走行性能】
ここが一番の評価ポイントです。思わず感動しました。メディアでやたら「クラスNo.1」と持ち上げているので、「本当か?」と思って走り出してみましたが、まったく疑いの余地がありませんでした。しっかりした剛性感とサスのしなやか動きが実感でき、クイックなハンドリングも快感そのもの。ハンドル径がかなり大きく設計されており、ちょっとハンドルを切るだけで、クイッと曲がっていきます。まっすぐ走っても曲がっても気持ちいい、絶妙な走りです。
【乗り心地】
乗り心地もこのクラスでNo.1でしょう。縦揺れも横揺れも明らかに少なく、5ナンバーサイズとは思えない質感の高さでした。静粛性も際立っており、発電時のエンジン音もほとんど気にならないので、まさにプレミアムコンパクトと言えるフィーリングです。キックスとリーフと乗り比べてみましたが、リーフより全体的に柔らかく、キックスより少し硬めといった印象です。ルーテシアとプラットフォームを共用したというのが本当かどうかわかりませんが、確かにこの乗り心地は、塊感が際立つドイツ車とはまた違った、フランス車ならではのしっとりとした上品な乗り味です。
【燃費】
試乗のため無評価とさせていただきます。スペック値はほぼ同じですが、e-Powerの特性上、高速走行で燃費が悪化しそうなので、ヤリスHVには到底及ばず、フィットe:HEVにもやや劣るのではないかと予想されます。
【価格】
見て、乗ってみて、何ら欠点の見当たらない新型ノートですが、唯一の弱点が、価格競争力だと思います。最低グレードの最低限の装備でも280万円以上になるので、中心価格帯を300〜320万円とすると、フィットe:HVやヤリスHVより50万円以上は高くなります。この価格帯だと、3ナンバークラスの人気車種と競合するのでそこをどう考えるか。クルマは小さくて取り回しがいいほうが扱いやすく、乗る頻度は多くなると思いますので、コンパクトであることに価値を見いだすならアリかもしれませんが、やはり高いです。ただし、個人的にその価値はあると思いましたし、もしフィットと同じタイミングで発売されていたら、私なら新型ノートe-PowerのXグレードを選んだと思います。
【総評】
先代から比べると正当な劇的進化と言えるでしょう。数ある新型車のビッグネームが、何かしら1つ以上のポイントを改悪してフルモデルチェンジをしている昨今、新型ノートは、どこにも妥協した跡が見られません。このスキのなさからして、もしアクアの新型が3ナンバーで登場したとしても、おそらく燃費以外でノートに勝ることはできないのではないかと考えます。ただし、弱点は価格。価格に見合った価値はあるので、個人向けなら販売台数トップ返り咲きはカタいと思いますが、ガソリン車の設定がない分、法人向けの販売台数では苦戦を強いられるかもしれません。ディーラー情報によれば、いま日産で発売が予定されている10数車種の中に、新型ノートのガソリン車はないそうです。今後の販売動向が大いに注目されるクルマですね。
- 比較製品
- トヨタ > ヤリス 2020年モデル
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった43人
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自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2016年モデル > X
2019年2月1日 18:58 [1196804-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
【エクステリア】
Bセグメントクラスの車なので、高級な感じはありません。
見た目は好みがあると思いますが、他の国産コンパクトカーと比較すると比較的スタイリッシュなのではないでしょうか。
「リーフ」と比較すると、見た目の格好良さは完全に「リーフ」の勝ちかなぁと感じました。
【インテリア】
車内は広いです。
他の国産コンパクトカーとの比較してももちろん広いですが、SUV、「リーフ」や「カローラスポーツ」などのCセグメントクラスの車と比較しても同程度か、むしろ「ノート」の方が広くなっています。後部座席も広めです。
ラゲッジスペースも比較的広いですが、後部座席を倒した際にフラットにならないのは気になりました。
ただ、運転席(インパネ)周りの安っぽさはかなり気になりました。
Bセグメントクラスの車なので仕方ない気もしますが、他の国産コンパクトカーと比較しても安めな内装であることは否めません。
【エンジン性能】
加速性能は素晴らしいです。
他の国産コンパクトカーと比較すると、1・2を争う加速性能だと思います。
「リーフ」の方がパワーはありますが、時速100km程度までならそこまでの差はなく、車両重量が軽いためパワーも十分です。
「e-POWER Drive」の「Sモード」にすると加速性能が上がるというよりは、減速力が上がる感じでした。
ブレーキいらずのワンペダル操作ができるため非常に便利です。
減速力は「リーフ」と比較するとそこまでないため、逆に扱いやすいかなぁという印象を受けました。
※「リーフ」の減速力は凄まじいため、慣れるのに時間がかかりそうなイメージです。
【走行性能】
特別優れているわけではないと感じましたが、普通に走る分には全く問題ありません。
【乗り心地】
特別優れているわけではありませんが、逆に特別乗り心地が悪いという印象もありませんでした。
期待していなかった分、思ったより普通だなぁと感じました。
当然ですが、「カローラスポーツ」などのCセグメントクラスの車、「CR-V」などのミドルサイズSUVと比較すると、乗り心地は悪いです。
その分安くなっているので、仕方ないと思います。
【燃費】
実燃費で19.5km/L前後です。
ライバルのトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」のハイブリッドモデルは23.0km/L前後なので、比べると若干劣っていますね。
※使用環境により異なると思います。
【価格】
国産コンパクトカーで、同レベルの装備にして比較すると、20万円程度高くなる印象です。
前述の通り、実燃費(維持費)でもトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」のハイブリッドモデル、マツダ「デミオ」のディーゼルモデルと比較すると若干劣っているので、良い装備で安くしたいということであれば、「ノート」は少し不利ですね。
【総評】
「ノート」はスムーズな加速性能と安全性能の高さが素晴らしいです。
安全装備は、国産コンパクトカーの中だとマツダ「デミオ」が最も充実していますが、次いで充実しています。
燃費性能は、他の国産コンパクトカーと比較すると若干劣っているものの、比較的優れているため、
あとは"運転席(インパネ)周りの安っぽさ"が許容範囲かどうかで、買いかどうか決まってくると思います。
「リーフ」と比較すると、もちろんほとんどにおいて「リーフ」の方が優れていますが、「ノート」は価格の安さだけでなく、バッテリーの持ちや劣化、充電時間、充電器設置箇所などを気にする必要がないので、「ノート」を選択する方が無難だという考え方はあると思います。
※安全装備、その他項目の比較は、以下のサイトを参考にしました。
・ノート、アクア、フィット
https://bluesky-sheep.com/note-aqua-fit-2018
・リーフ、ノート
https://bluesky-sheep.com/leaf-note-2019
- 比較製品
- 日産 > リーフ
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった14人
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自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2016年モデル > MEDALIST
2017年11月25日 21:12 [1081292-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
【エクステリア】
精悍なフロントフェイスと流れるようなフォルムのバランスがよく、よくまとまったデザインだと思います。特に「Vモーショングリル」が力強い印象で、全幅169.5cmという狭いコンパクトカーながら、十分な躍動感を演出しています。ここがキリッとしているために、重たいカラーの車体色でもまとまりよく見えるので、このクルマを見た瞬間、直感的に「これならブラックでもいい」と感じました。2012年モデルのガソリン車と比べると、フロントとリアのバンパー形状やグリルが変わった程度なので、それでこれだけスタイリッシュに進化したのは、「運がいい」です。色々な意味で、このクルマには人気車になるべき運のよさが備わっているのだと感じます。
【インテリア】
内装については、多くの方が指摘されているように、いまひとつだと思います。ステアリングホイールとシフトノブ以外は、ガソリン車の2012年モデル発売当初とほとんど変わっておらず、野暮ったさを感じます。ダッシュボードとインパネ周りは、そろそろリニューアルが必要な時期かもしれません。現時点では日本のEV技術を代表するシリーズハイブリッド車なので、ナビやメーター周りなどにもっと先進感があるといいと思います。ただし、アクアと渡り合えるような、大衆エコカーだと思いますので、華美な装備が価格に跳ね返るのは避けてほしいところです。
【エンジン性能】
モーターのダイレクトな加速感は気持ちがいいです。0-3008rpmのどこからでも254N・mの最大トルクが得られるので、車重からしてかなりのビックトルクです。といっても、いざ運転してみると、決してジャジャ馬的な加速感でないことがわかります。踏んだだけスーッと加速していくなめらかな感覚で、ターボラグのある内燃機関より速度のコントロールがしやすく、ジェントルなイメージです。ただし、大排気量のターボ車にあるような、盛り上がるようなドラマチックなトルク感ではありません。実燃費については、ディーラーの営業担当者さんも言っていましたが、国産のHV車にかなわないよそうです。これはパワーバンドを積極的に使ってエンジンで発電するため、燃料をかなり使ってしまうためのようです。確かに、実際にHV車と比較してみたところ、30分くらいの試乗で、フィットHVよりメーター表示の平均燃費は3km/Lくらい低く出ていました。
【走行性能】
走る、止まる、曲がるという点だけで考えれば、すぐれていると思います。モーター駆動によるダイレクトな加減速と、ホイールベースの長さからくる直進安定性の高さ、また、意外にもクイックなステアリングと、ジェントルにもスポーティーにも走れる素養を持ち合わせています。ガソリンエンジンとモーターを搭載しているため、フロントヘビーで取り回しが悪くなるのかとも思いましたが、まったくそんなことはなく、むしろしっかりとした接地感が好印象でした。ただ…、走行性能そのものは高くても、このクルマで気になったのは【乗り心地】です。
【乗り心地】
乗り心地については、最近のコンパクトカーの中でも、よくないほうだと思います。ガソリン車より車高が低いためか、ゴーカートのような走行フィーリングがあり、スポーティーに走るぶんには楽しさがあるかもしれません。ただ、せっかくの静粛なパワートレインを備えているので、ジェントルで快適な乗り心地にも期待したいところです。試乗車はシートの作りがよいMEDALISTでしたが、荒い路面での振動や突き上げも強いので、長距離の走行では疲労感がありそうです。明らかに車体剛性とサスの動きがいま一歩だと思われます。ジェントルな乗り味に近づけるのであれば、14インチタイヤのXグレードを選んだり、標準装着タイヤの「ECOPIA EP150」を、よりグリップ力が高く静粛な「REGNO GR XI」に換えるのも方法かと思います。
【燃費】
30分程度の市街地走行であり、メーターによる平均燃費の表示なので、あまり参考にはならないかもしれませんが、18km/Lくらいでした。少し重複するルートを、30分強フィットHVで試乗してみたところ、こちらもメーター表示ですが、20.6km/Lと表示されていました。しかも、ノートe-POWERでは平坦で信号待ちの少ない道での走行でしたが、フィットHVではやや長めの坂道や渋滞も含んでいますので、実燃費はHV車のほうがひとつ上なようです。発電用エンジンの改良が、今後の課題になってくるのではないでしょうか。
【価格】
売れ行き絶好調ですので、消費者には支持をされていますが、個人的にはやや高いと感じます。特に、オプションの価格が高すぎるのがいただけません。Xグレードの価格は競合車のフィットHVのFパッケージなどと同等なのに、オプションを付けていくと一気に差が開きます。ナビや、アラウンドビューモニターなどを付けていくと、Xグレードでも200万円台後半に達します。必要最低限のものだけでも230万円くらいなので、その気になれば200万円でも買えるフィットHVより30万円は高いと見込んだ方がよさそうです。ただし、そこは価値観によりけりで、先進のシリーズハイブリッドをひと足早く体験したいのであれば、ほかの車にはない満足感が得られるかもしれません。
【総評】
世界初のシリーズハイブリッド車で、これまでにないような走行フィーリングが得られ、室内はひとクラス上のクルマほど広く、価格帯もなんとか国産コンパクトカーの上位グレードクラスに収まることなど、総合的に考えれば、極めて満足度の高いクルマだと思います。特に、クルマの価値に先進のメカニズムを重視する人には、今のところ唯一無二の存在だと思います。「わが家は高級車よりエコカー」という、ある意味で「見栄っぱり」なご家庭にもピッタリでしょう。だからこそ「爆速」で売れているのではないでしょうか。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった31人
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自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2016年モデル
2017年2月15日 12:02 [983404-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 4 |
今話題の日産・ノート e-POWER に試乗しました。
結論から先に書けば、絶対に試乗するべきです!!!
■ 強烈な加速性能 ■
スタート直後からいきなり最大トルクが出せるモーターならではの力強い加速で、本当に驚きです。
トルクが26kgf・m 位もあって、ガソリンエンジン車にすると、なんと2.5L車並のトルクです(贅沢にもリーフと同じモーターが使われています)。
本当に強烈な加速で、実際シートに押しつけられるほどのGを感じました。しかも3人乗車です!
従来のハイブリッド車では、発進後すぐにエンジンが掛かりエンジン主体の走行になるのですが、このクルマはどこまでいっても気持ちいいモーターの加速が続きます。
特筆すべき点は、アクセルレスポンスに対するリニアな反応です。停止状態から、踏み込んだアクセルの分だけしっかり加速出来るのです。
このあまりにもリニアなレスポンスは、エンジン駆動車では絶対に体感する事は出来ません。
停止状態から高速走行まで途切れることの無い滑らかな走行フィーリングは、電気自動車ならではの大きな魅力です。
まさに未来感覚あふれる感動です。あああああああ
試乗した感じでは、バッテリー容量が小さいのでけっこう頻繁にエンジンが掛かるのですが、エンジン音や振動はほとんど聞こえず、むしろロードノイズのほうが気になるほどでした。
エンジン音よりもロードノイズのほうが気になる車なんて、超高級車だけです。これは、ほとんどの車はエンジンの騒音でロードノイズがかき消されてしまっているためです。
それだけノート e-POWER が異次元の静粛性を持っているという証でもあります。
最も気になるバッテリーの寿命については、ディーラーマン曰く、交換の必要がない構造になっているとの事で、安心しました。
■ e-POWER というシステムについて ■
日産ではシリーズハイブリッドという言葉を使っていますが、正確には電気自動車(レンジエクステンダー)です。
分かりやすくいえば、日産リーフは完全な電気自動車ですが、バッテリーのみで走行するために、充電スポットを探したり、家庭用コンセントを使って充電しなければなりません。長距離走行も出来ません。
それに対して、ノート e-POWER も同じ電気自動車ですが、エンジンの回転力を使って発電用モーターを回す事で充電します。クルマを動かすための動力源はモーターのみです。
そして、これまでのクルマと同じようにガソリンスタンドでガソリンさえ入れておけば、どこまででも走り続けることが出来ます。この部分が、まさにレンジエクステンダーと呼ばれる部分です。
このシステムを、「昔からある技術」という人もいるようですが、とんだ勘違いです。正確には「昔から研究され続けていたが、どこも実用化できなかった技術」なのです。
それを初めて実用化にまでこぎつけた日産は、素直に凄いと思います。
そして、ノート e-POWER がレンジエクステンダーの初号機だという事を考えれば、このシステムの可能性はまだまだこれからです。
・バッテリー容量の拡大
・エンジンの小型化と発電効率のアップ
・さらなる燃費の向上
■ 従来型ハイブリッドに替わる新パワートレインの登場 ■
長く使われてきたブラウン管テレビが、あっという間に液晶テレビへと替わったように、電気自動車は確実にエンジン駆動車に取って代わるものとなります。ノート e-POWER は、そのための重要な橋渡し役であるとも言えるでしょう。
皆さんは、今、ブラウン管テレビを見てどう思われますか?そのとおりです。その気持ちと同じ感覚を、近い将来、従来型ハイブリッドを含むエンジン駆動車に感じるようになると思います。
■ エンジン駆動ではダメな理由 ■
カタログ燃費が良い車がエコカーなんだ、という人たちがいます。しかし、本当にそうでしょうか。
現在の他社製ハイブリッドは、エンジン駆動が基本です。しかし、車自体をエンジンで駆動し続けている限り、どんなにエコを追求したとしても、有害ガスを排出する呪縛から逃れることは出来ません。
いつまでもエンジン駆動に頼っていたら、何百年経っても真のエコには到達できないと思います。
ノート e-POWER は、発電するための手段の一つとして(現時点では)エンジンを使っているだけです。発電するための代替手段は今後次々に出てくるでしょう。そのためにも、まずは完全モーター駆動である事が重要なのです。
■ 燃費について ■
この車に限った話ではありませんが、実燃費は運転者のアクセルワークで大きく変わります。エコ運転が上手い人は燃費が良くなるし、そうでない人はそれなりです。
その点をきちんと理解している人ならば、この燃費に文句を付ける人はいないと思います。
■ もはや完全に市民権を得た e-POWER ■
今年に入ってからも、ノート e-POWER の販売台数トップという快挙は続いています。
従来の車では味わうことの出来なかった、この車の未来感覚を、皆さんもちゃんと分かっているんですね。
■ 他社も、相次いで電気自動車への参入を発表 ■
このシステムに対して、トヨタ、ホンダなどのハイブリッド各社は、相当な危機感を感じたようですね。この車の発売から2ヶ月くらいで、早くも電気自動車への開発参入を相次いで発表した記事は、まだ記憶に新しいです。
■ 夢の電気自動車が手に入る時代に ■
電気自動車は「未来のクルマ」というイメージがありましたが、ついに手が届く価格になりました。しかも電気自動車最大のネックであるバッテリー残量や充電を気にする必要がないのです。
バッテリー革命などのノーベル賞ものの発明が起きない限り、現時点ではレンジエクステンダー方式の電気自動車が現実解であることは明白です。
良い点ばかり書きましたが、私はこの新時代の車が発売されたという事自体が嬉しいのです。
一人でも多くの方に、このクルマが持っている未来感覚あふれる感動を感じてもらいたいと思います。
- 比較製品
- トヨタ > アクア
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった248人(再レビュー後:76人)
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ノートe-POWERの中古車 (全2モデル/3,914物件)
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- 支払総額
- 149.8万円
- 車両価格
- 139.8万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
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ノート X 1.2 X 弊社社有車 純正オプションナビ 地デジ ETC LEDヘッドライト ハイビームアシスト
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- 228.0万円
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- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.5万km
-
ノート X 1.2 X 弊社社有車 純正コネクトナビ ETC2.0 アラウンドビューモニター
- 支払総額
- 239.0万円
- 車両価格
- 230.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.5万km
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