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『多彩なモードや静粛性にプレミアムブランドを実感』 アウディ A3 スポーツバック e-tron 2015年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
A3 スポーツバック e-tronの新車
新車価格: 564 万円 2015年11月12日発売〜2018年6月販売終了

自動車(本体) > アウディ > A3 スポーツバック e-tron 2015年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2015年12月31日 17:32 [890152-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 4 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ボディサイドのステッカーロゴはオプション |
外寸は全長が5mm長い以外ガソリン車と共通 |
タコメーターの代わりにパワーメーターを装備 |
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後席下から荷室下にガソリンタンクを移設 |
1.4Lガソリンターボエンジンとモーターを融合 |
急速充電には対応せず100/200V普通充電のみ |
アウディのプラグインハイブリッド車(PHV)としては日本初導入となるA3スポーツバックe-tron(イートロン)に、横浜市で開催された試乗会で乗りました。PHVシステムは先に発表されたフォルクスワーゲン・ゴルフGTEと基本的に共通で、1.4Lガソリンターボエンジンにモーターを組み合わせ、6段デュアルクラッチ・トランスミッションを介して前輪を駆動します。
外観はガソリン車とほぼ同じです。充電口はフロントグリル中央のエンブレムの奥に隠してあって、エンブレムが横にスライドして開きます。アウディらしいスタイリッシュな処理です。走行用のリチウムイオンバッテリーは後席下に置かれ、従来この位置にあった燃料タンクは荷室下に移動しています。そのため室内は、荷室の床が高くなった以外はガソリン車と同じ空間が確保してありました。
A3スポーツバックe-tronには、完全電動のEV、走りに合った制御を行うハイブリッドオート、電池残量をキープするハイブリッドホールド、充電優先のハイブリッドチャージという4種類の走行モードが用意されていて、次第にエンジンの出番が多くなります。センターパネルのスイッチを押すことで1モードずつ切り替える方式です。
EVモードでスタートすると、エンジン音がないだけでなく、車外の音の遮断も優れていて、プレミアムブランドであることを実感します。その後ハイブリッドオートに切り替えて、アクセルペダルを深く踏み込むとエンジンが始動しますが、ショックはなく、エンジン音も抑えられています。加速はかなり強力。回生ブレーキは、モードをハイブリッドホールドやチャージにしたり、マニュアルシフトをしたりすると強めにできましたが、走りにくくなるほどの効きではありませんでした。
試乗車はSライン・パッケージ装着車で、標準では17インチのホイール/タイヤが18インチだったこともあって、乗り心地は固めでした。逆にハンドリングは、バッテリーを後席下に置いたことによる低重心化と前後重量配分適正化が効いているようで、ガソリン車以上の安定感を堪能することができました。
564万円という価格は、ガソリン車のベースグレードより約250万円も高価です。ちなみに国産PHVの代表、三菱アウトランダーPHEVはガソリン車の約100万円高に収まっています。この価格差をどう考えるかが選択の分かれ目になるでしょう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった7人
「A3 スポーツバック e-tron 2015年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2016年12月29日 10:25 |
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2016年5月12日 17:54 |
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2015年12月31日 17:32 |