| Kakaku |
『レクサスの本気を見たクルマ。真面目に欲しくなった…!』 レクサス RX 2015年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価
RX 2015年モデル
478
RXの新車
新車価格: 495〜877 万円 2015年10月22日発売〜2022年11月販売終了
中古車価格: 229〜675 万円 (1,465物件) RX 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > レクサス > RX 2015年モデル > RX200t version L
2025年8月20日 14:50 [1981275-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 5 |
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|---|---|---|
フロント |
リヤ |
サイド |
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運転席 |
後席 |
トランク(後席フルフラット) |
レクサス車のレビューが続きます。前回のUXに続き、今回は今でこそ旧型となった20系RXです。UXより乗ったのは前のことですが、その印象があまりに強く残ったので、ドライブの時を思い出しながらレビューします。
トヨタレンタカーでお借りしました。旧型モデルに位置付けられるクラスで、走行距離50,000kmちょいの前期型で200t Version. Lでした。
【エクステリア】
明らかにどこから見てもレクサスと分かるデザイン。フロントは正直質感と威圧感ギリギリラインのところだが、ギリ質感あると見えるかな。ただ、フルエアロは前から見ても威圧感が勝ってしまうマジック。ゴメン、モデリスタ。
サイドから見ると、ホイールベースはサイズ相応と言えるのか、最近の同じサイズと比べると少し短いような?それより量産車としては随分思い切ったボディラインなどのデザインはスゴいと思う。
リヤはテールランプのデザインが前期、後期で異なるが、僕は後期の方が好きだ。しかし、今回乗っていて前期のテールもなかなか良いと思った。
【インテリア】
パッとドアを開けた時、これは高級車と言えるなと思った。まず、色合いが良い。ボディ色とのマッチングにもよるのだろうが、やはり明るい色は目に優しいし、最近のクルマにありがちな黒一色の殺風景なインテリアとは一線を画す。
素材を使っての質感演出はレクサスお馴染みのやり方というか、目につきやすいところには質感の高い素材、そうでないところはハードプラなどでメリハリある(?)もの。
実際質感高いかどうかは別として、ハードプラでも黒なのかほかの色なのかで見え方はまるで違う。そういうところからこのクルマへのレクサスの気合いの入り方が違うように感じた。
革のシートは少し大柄な人向けというイメージ。グローバルを見据えてだろうが、僕のように小柄な人や女性には身に余りそう。座り心地はかなり良いが、腰の一番下からお尻まわりが若干沈む。ほかのモデルほどではないが、これも数時間のドライブの中で微妙に腰の辺りが痛くなった。
インパネまわりも機能性重視を感じられる。スイッチ類は物理ボタンで、オーディオ系にはダイヤルなので分かりやすく、操作した際の節度感もちょうど良い。
唯一惜しいのはナビを操作するマウスパッド。操作に対しての遅れとヌルヌルした操作感、そしてナビ画面の画質の悪さはややマイナスポイント。
後席に座ってみてまた驚いた。これはとっても良い。少々短く見えたあのホイールベースからは想像できない快適さ。シートは前席で弱点だった部分もクッション材がしっかりしているので言うことなし。しかもリクライニングでかなり倒れるのでこれで遠出できれば非常に贅沢というもの。
極めつけは後席にモニター。今までそんなものはタクシーの後席でしか見たことがなかったので、これにはただただ驚き。
トランクはサイズ相応と言うべき大きさ。ゴルフバック横でいくつ入るのかしら?そして後席を倒せば縦でいくつ入るのか。若干の段差ができるが気になる程ではない。
【エンジン性能】
エンジンは2L4気筒ターボの8AR。同じレクサスなら旧型NXやISなどにも搭載されているエンジンだが、パワーは約240馬力。先の2台ならともかくRXは2トン近い巨体。物足りないかと思っていたが、それはやはり。
スタートがとにかく重い。高速の合流もアクセルをじんわり踏んでたのでは大変。だからと言ってどこでも踏み込めば燃費がジェットコースターとなるのは自明の理。2.5Lぐらい欲しかったか。
しかし、それ以外はとても完成度が高い。エンジンの音や振動が国産車の中で見てもトップレベルと言える静けさ。これはHV車も真っ青。乗った僕も真っ青。
CVT主流の現代において6速ATという選択。これはやはり正しい。「ラバーバンドフィール」とはもはや死語だろうが、CVTより有段ATの方が好きな僕は、やはりトヨタのATは素晴らしいと思う。マニュアルモードでのシフトアップ/ダウンしてのドライブも楽しい。逆にDレンジで走っている時には制御の優秀さも光る。
【走行性能】
ボディはベースとなるプラットフォームこそ古いが、全くそんなことは気にならない。それほど剛性が高くしっかりとしている。
サスペンションも取り付け剛性などが高く感じられる。ホイールのムダな動きが少ない。また、ショックの減衰の仕方が上質。しなやかな動きとなるようにチューニングされているのだろう。スプリングのストロークの量も程良く、クルマの動き方が穏やか。ロールやピッチングも少ない。
ここまで言うと非の打ちどころがないようだが、1つだけある。車重だ。重過ぎる。やはり2トンもの巨体は、動かすのも曲げるのも止めるのも、何やるのも大変。「どっこいしょ」と言う言葉が全ての先にくるイメージ。ワガママかもしれないが、この性能のままもっと軽くつくれたらどれほど良かったことか。
【乗り心地】
先述のサスペンションやシートなどが上手く作用し合い、乗り心地はとてもしっとりしている。ある程度路面からの情報を上手く遮断しているのかもしれない。路面の悪いところでややカタい印象があるが、レクサスのほかのモデルやトヨタ車ほど気になるものではない。
【燃費】
正確な数値は覚えていないが、やはり良くはなかった。車重の影響が一番大きいと思う。ただ、HVにしても大して変わらないと言うのが悩みどころ…。
【価格】
中古車としては以前リセールも高い為、自ずと高い買い物となる。それだけに中古車選びは慎重にされたい。価格としては正直これだけのものを見せられたら納得せざるを得ない。
【総評】
いつもなら気になるところの方が勝ってしまう僕のレビューでここまで良いところが勝るのは珍しい。それだけクルマがいいということ。
このクルマに乗って、レクサスがこのモデルにどれだけ本気だったかがよく分かった。価格はなかなか張っていたようだが、僕はこれなら納得してしまう。
個人的には僕が今まで乗ったトヨタ/レクサス系のクルマの中で一番良かった気がする。今でこそ旧型だが、真面目に欲しくなった。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった9人
「RX 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年8月20日 14:50 | ||
| 2024年6月13日 11:06 | ||
| 2024年2月6日 15:55 | ||
| 2023年8月13日 15:33 | ||
| 2023年6月16日 19:47 | ||
| 2023年2月27日 20:33 | ||
| 2022年9月27日 11:51 | ||
| 2022年9月22日 14:41 | ||
| 2022年5月1日 11:57 | ||
| 2022年4月13日 18:10 |
RXの中古車 (全3モデル/2,043物件)
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- 支払総額
- 515.8万円
- 車両価格
- 498.0万円
- 諸費用
- 17.8万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 3.7万km
-
- 支払総額
- 200.0万円
- 車両価格
- 190.0万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 7.7万km
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- 支払総額
- 416.8万円
- 車両価格
- 411.2万円
- 諸費用
- 5.6万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 5.3万km
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