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『癖ありきの車』 スズキ エスクード 2015年モデル 布団キャンプさんのレビュー・評価
エスクードの新車
新車価格: 212〜297 万円 2015年10月15日発売〜2024年5月販売終了
中古車価格: 114〜275 万円 (152物件) エスクード 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > エスクード 2015年モデル > ベースグレード
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2023年12月26日 23:47 [1795227-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
【最初に】
2022年発売のハイブリッド(5AA-YEH1S)のレビューです。
15年式sx4-s-cross(DBA-YA22S)からの乗り換えです。
前車を基準にしてレビュー投稿しています。
新車で乗り始めて1年半のレビューです。
【エクステリア】
特徴的なデザインなど特になく、いたって普通の外観です。
15年に出た最初のデザインから特徴を出そうと外装変更などをして
頑張ってはいるものの、フロントのメッキパーツがギラギラしすぎており
そちらは控えめな方がよりギア感がでてよかったのではないかと思います。
ドアノブの位置や、ハッチオープンのスイッチなど惑わせるようなところがないのは
普遍的なデザインを採用している長所だと思います。
【インテリア】
黒基調の落ち着いたデザイン。エアコンの吹き出し口近くのアナログ時計に拘りは感じるものの、
際立って特徴や高級感と言えるものはありません。しかしレイアウトはスタンダードで、
スイッチ類がどこにあるのか迷うということはありませんでした。
シートは座り心地が良く長距離ドライブでも疲れにくいと感じました。2ヶ月に一度くらい
1000キロほど遠出しますが腰やお尻に違和感を覚えたことはありません。
【エンジン性能+AGS、モーターの挙動など】
AUTOモードで走れば至って普通、おとなしめの走りですが
SPORTSモードになった途端に回転数が跳ね上がり、別の車になるといった印象です。
カーブからの立ち上がりや上り坂を軽快に走ろうと思えばSPORTSが有効ですが
反面少しのアクセルの踏みでガツンと急加速するため気を使う面もあります。
またこの車の最大の特徴の「AGS + モーターのフルハイブリッド」。
「発進時にかなりクセのある挙動をする」という印象です。
発進時多少のギクシャク感があり
CVTなどに乗り慣れた方には違和感が出ると思います。
誤解を恐れずにいうなら、何も考えずにアクセルを
踏み続けると明らかに段があるというか、前後に体を揺すられる挙動があります。
ですがこの挙動はEVモードにすることで低減したり、
アクセル開度を調整してやればかなり抑えられます。
とはいえ普通の車と同じように発進してしまうと
違和感を覚えさせてしまうのは乗用車としてはマイナスと言わざるを得ません。
また走行中にアクセルを一度離し、再加速する際非常に長い間車が考え込んでしまうのも
困りものだと思いました(五●さん、水●さんのYouTube動画でも
同様の挙動が見られました)。SPORTSモードではこの挙動はありません。
EVモード中は非常に静かで滑らかです。
しかしバックでのEVモードの発動条件が厳しいのか
私の認識では20回バックして1回発動するかどうかです。
少しでも勾配や抵抗があればエンジンに点火してしまうようです
(ウナ●さんのYouTube動画で同じ挙動あり)。
AGS、EVに関しては総じてマイナスイメージを与えてしまう内容ですが
「ちょっとあかん動きをする車を自分で快適に乗りこなせるようにする」
という人間が介入できる隙間があるのが面白いところではあります。
この挙動のおかげで運転に飽きがきません。
【走行性能】
「よく止まり、よく曲がる」という認識です。
ブレーキはうっかり強めに制動をかけると前につんのめって
しまうほどしっかりと効きます。
これが山間部のワインディングロードでは非常に良く働き
コーナーでしっかりとスピードを落とせるのは安心感があります。
また操舵の反応が良く、少しの操作で機敏に車体が反応してくれるのも
山間部の走りに適していると思います。運転が楽しい部類のハンドリングですが
反面集中力を欠いてしまうと途端にフラフラとした挙動になってしまいます。
ブレーキ、操舵共に遊びは少ない印象です。
回生ブレーキはアクセルを離した瞬間から始まり、平地だけでなく
勾配の緩やかな下り坂でも失速します。平地では車間距離を長めに取れば
ほとんどフットブレーキは必要ないかと思います。
また電池残量が一番下のレベルでも標高差400メートルほどの
坂を20分ほど降ればほぼ満充電状態となり、回生ブレーキがキャンセルされます。
その場合急な加速が始まって慌てることがありましたので、
何かしら満充電を知らせる警告表示などがほしいと感じました。
回生ブレーキ使用不可の場合はパドルシフトでのエンジンブレーキが有効。
走破性は、最低地上高185ミリでちょっとした段差であれば無視できます。
またキャンプ場や登山口近くの不整地でも安心感があります。
ただ深さ5〜7センチほどの穴に入り込んだときに
少し下を擦りましたので過信は禁物です。
ACCは全車速追従なので完全停止まで対応しています。
ただ電動パーキングブレーキ非搭載なので停止時のホールドは
人間が行う必要があります。高速で主に使っていますが
負担が大幅に減りました。
【乗り心地】
ゴツゴツと路面の振動を伝えてくるので快適とは言えません。
路面状況をよく伝えてくるスポーツ車のような乗り心地だと思います。
【燃費(リッターあたり)】
普段遣い 15〜17キロ(坂道多)
高速 15キロ
平地の信号が少なめな田舎道だと21キロになることも。
【価格】
297万円(残クレなので値引きなし)+オプションで340万円ほど
20万ほど値が高いと思います。
【総評】
正直に述べると、未だこの車の特性を掴みきれておりません。
ABSとハイブリッドエンジンの組み合わせというのは
思った以上に癖が強く、扱いにくい部分もありますが
癖を補ってあげるとスムーズな挙動を見せてくれるようになります。
日々の使用で「あ、こういう挙動があるのね」と
いうような発見が未だにあるので
これを「調整不足」ととるか、「操縦する楽しみ」ととるかは個人次第。
まとめとしてこの車は
「人間が介入できる部分を多分に含んだ車に、最新の装備を付与している新旧混ざったアンバランスな車」
というのが現在の感想です。
- 比較製品
- スズキ > SX4 S-CROSS
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年6月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 20万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった25人(再レビュー後:22人)
2023年12月26日 14:01 [1795227-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
【最初に】
15年式sx4-s-cross(DBA-YA22S,2駆)からの乗り換えです。
前車を基準にしてレビュー投稿しています。
新車で乗り始めて1年半のレビューです。
【エクステリア】
特徴的なデザインなど特になく、いたって普通の外観です。
15年に出た最初のデザインから特徴を出そうと外装変更などをして
頑張ってはいるものの、フロントのメッキパーツがギラギラしすぎており
そちらは控えめな方がよりギア感がでてよかったのではないかと思います。
ドアノブの位置や、ハッチオープンのスイッチなど惑わせるようなところがないのは
普遍的なデザインを採用している長所だと思います。
【インテリア】
黒基調の落ち着いたデザイン。エアコンの吹き出し口近くのアナログ時計に拘りは感じるものの、
際立って特徴や高級感と言えるものはありません。しかしレイアウトはスタンダードで、
スイッチ類がどこにあるのか迷うということはありませんでした。
シートは座り心地が良く長距離ドライブでも疲れにくいと感じました。2ヶ月に一度くらい
1000キロほど遠出しますが腰やお尻に違和感を覚えたことはありません。
【エンジン性能+AGS、モーターの挙動など】
AUTOモードで走れば至って普通、おとなしめの走りですが
SPORTSモードになった途端に回転数が跳ね上がり、別の車になるといった印象です。
カーブからの立ち上がりや上り坂を軽快に走ろうと思えばSPORTSが有効ですが
反面少しのアクセルの踏みでガツンと急加速するため気を使う面もあります。
またこの車の最大の特徴の「AGS + モーターのフルハイブリッド」。
「発進時にかなりクセのある挙動をする」という印象です。
発進時多少のギクシャク感があり
CVTなどに乗り慣れた方には違和感が出ると思います。
誤解を恐れずにいうなら、何も考えずにアクセルを
踏み続けると明らかに段があるというか、前後に体を揺すられる挙動があります。
ですがこの挙動はEVモードにすることで低減したり、
アクセル開度を調整してやればかなり抑えられます。
とはいえ普通の車と同じように発進してしまうと
違和感を覚えさせてしまうのは乗用車としてはマイナスと言わざるを得ません。
また走行中にアクセルを一度離し、再加速する際非常に長い間車が考え込んでしまうのも
困りものだと思いました(五●さん、水●さんのYouTube動画でも
同様の挙動が見られました)。SPORTSモードではこの挙動はありません。
EVモード中は非常に静かで滑らかです。
しかしバックでのEVモードの発動条件が厳しいのか
私の認識では20回バックして1回発動するかどうかです。
少しでも勾配や抵抗があればエンジンに点火してしまうようです
(ウナ●さんのYouTube動画で同じ挙動あり)。
AGS、EVに関しては総じてマイナスイメージを与えてしまう内容ですが
「ちょっとあかん動きをする車を自分で快適に乗りこなせるようにする」
という人間が介入できる隙間があるのが面白いところではあります。
この挙動のおかげで運転に飽きがきません。
【走行性能】
「よく止まり、よく曲がる」という認識です。
ブレーキはうっかり強めに制動をかけると前につんのめって
しまうほどしっかりと効きます。
これが山間部のワインディングロードでは非常に良く働き
コーナーでしっかりとスピードを落とせるのは安心感があります。
また操舵の反応が良く、少しの操作で機敏に車体が反応してくれるのも
山間部の走りに適していると思います。運転が楽しい部類のハンドリングですが
反面集中力を欠いてしまうと途端にフラフラとした挙動になってしまいます。
ブレーキ、操舵共に遊びは少ない印象です。
回生ブレーキはアクセルを離した瞬間から始まり、平地だけでなく
勾配の緩やかな下り坂でも失速します。平地では車間距離を長めに取れば
ほとんどフットブレーキは必要ないかと思います。
また電池残量が一番下のレベルでも標高差400メートルほどの
坂を20分ほど降ればほぼ満充電状態となり、回生ブレーキがキャンセルされます。
その場合急な加速が始まって慌てることがありましたので、
何かしら満充電を知らせる警告表示などがほしいと感じました。
回生ブレーキ使用不可の場合はパドルシフトでのエンジンブレーキが有効。
走破性は、最低地上高185ミリでちょっとした段差であれば無視できます。
またキャンプ場や登山口近くの不整地でも安心感があります。
ただ深さ5〜7センチほどの穴に入り込んだときに
少し下を擦りましたので過信は禁物です。
ACCは全車速追従なので完全停止まで対応しています。
ただ電動パーキングブレーキ非搭載なので停止時のホールドは
人間が行う必要があります。高速で主に使っていますが
負担が大幅に減りました。
【乗り心地】
ゴツゴツと路面の振動を伝えてくるので快適とは言えません。
路面状況をよく伝えてくるスポーツ車のような乗り心地だと思います。
【燃費(リッターあたり)】
普段遣い 15〜17キロ(坂道多)
高速 15キロ
平地の信号が少なめな田舎道だと21キロになることも。
【価格】
297万円(残クレなので値引きなし)+オプションで340万円ほど
20万ほど値が高いと思います。
【総評】
正直に述べると、未だこの車の特性を掴みきれておりません。
ABSとハイブリッドエンジンの組み合わせというのは
思った以上に癖が強く、扱いにくい部分もありますが
癖を補ってあげるとスムーズな挙動を見せてくれるようになります。
日々の使用で「あ、こういう挙動があるのね」と
いうような発見が未だにあるので
これを「調整不足」ととるか、「操縦する楽しみ」ととるかは個人次第。
まとめとしてこの車は
「人間が介入できる部分を多分に含んだ車に、最新の装備を付与している新旧混ざったアンバランスな車」
というのが現在の感想です。
- 比較製品
- スズキ > SX4 S-CROSS
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年6月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 20万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった3人
「エスクード 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年4月13日 08:49 | ||
| 2025年3月30日 19:40 | ||
| 2024年9月10日 07:26 | ||
| 2024年8月16日 20:34 | ||
| 2024年4月15日 11:00 | ||
| 2024年3月18日 23:56 | ||
| 2023年12月26日 23:47 | ||
| 2023年11月24日 16:35 | ||
| 2023年4月25日 10:44 | ||
| 2021年4月21日 21:00 |
エスクードの中古車 (全2モデル/203物件)
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- 支払総額
- 262.5万円
- 車両価格
- 251.2万円
- 諸費用
- 11.3万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
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-
- 支払総額
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- 車両価格
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