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『質感とは(意味深)』 スズキ ソリオ 2015年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価
ソリオ 2015年モデル
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ソリオの新車
新車価格: 145〜221 万円 2015年8月26日発売〜2020年11月販売終了
中古車価格: 24〜215 万円 (581物件) ソリオ 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > ソリオ 2015年モデル > G
2021年3月23日 23:54 [1435749-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
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|---|---|---|
フロント |
サイド |
インテリア |
今回は最近マイナーチェンジしたソリオです。と言っても乗ってきたのはMC前のものです。乗ったのも精々小一時間程度なので、深くは分からなかったのが正直なところです。今回は1時間の間に分かった限りをレビューしたいと思います。
タイムズカーシェアでお借りしました。走行距離70000kmとそこそこ走ってる個体でした。
【エクステリア】
これは特に思うことなし。いかつい感じでもなければ、丸っこいような感じもない。普通。ただ、この手のものは時間が経つと見飽きそう。
【インテリア】
安っぽい。それもかなり。というのも、僕は今までトヨタ車に乗る機会が多く、大体トヨタ車のインテリアは安っぽいと散々言ってきた。しかし、今回ばかりはトヨタ車をバカにできない質感の低さ。
例えば、同じメーカーでもハスラーの場合は、コストをかけずに工夫をすることで結果的に質感の足りない部分をカバーしていた。しかし、これはその努力すら感じられない。これは問題だ。インパネまわりなんか20年ぐらい前のクルマのようだ。シートもホールドがなく、フニャフニャ。ハンドルも何だかグラついてて、今にも取れそう(?)。
ただ、悪いことばかりではない。この手のクルマは何と言っても室内空間の広さが売りのはずだ。やはりこれだけあると広く感じる。後席に3人押し込むならともかく、4人乗るにはこれで十分だろう。
【エンジン性能】
そこそこパワー感はある。カタログでは1.2Lで91馬力とあったが、これにウソはないだろう。もう一つ欲を言うなら、同じ1.2Lのノートのような下(低回転)がある加速感があればもっといいと思う。トルクも3気筒としては問題ない。
ただ、やはり3気筒の弱点である振動は気になるところ。乗っていて、結構振動がくる。特に信号待ちなどで停まっている時などは。この辺りはヤリスなどのように伝わる振動を上手く減らして欲しいところだ。
【走行性能】
実はここに1つ大きな問題が。それは、アクセルに対するレスポンスの遅れだ。大体、最近のクルマは踏んでから加速・減速にあらわれるまで1テンポ程度のラグがある。恐らく電子制御スロットルとCVTが統合制御されていることと、CVTがもつ不自然なフィーリングからくるものだと思うが、このラグがほかのクルマよりやや多いのがソリオだ。これはドライバーにとって物凄く不快なことだ。これはなるべく早く改善してもらいたい。対するブレーキにはレスポンスの遅れは見られなかったが、そもそも止まらない。これも問題だな。
それ以外だが、クルマから伝えてくれる部分がちゃんとあるのは◯。フロントの接地感は特に大事な部分だが、これが分かる。
ただ、それ以外はまだまだ。ボディは剛性が低く、ボディのつくりに古さを感じる。
サスペンションはやや硬め。ただ、硬めといってもストローク量が減っているだけで部品自体は恐らくソフト。故にバランスが悪く、グニャッとしたハンドリング。コーナーではロールアンダー。トールワゴンなので重心も高く感じ、ひっくり返らないかと心配になる。
【乗り心地】
良くも悪くもない。ただ、全体的にサスペンションの剛性がないこととバランスの悪さによるグニャッとした乗り心地と言える。
【燃費】
乗ったのが短距離だったのでよく分からなかったが、パワーやトルクにあまり不足がない分、多少余裕のあるドライブができる為、燃費はいいかもしれない。ちなみに僕が乗った時、クルマは15km/Lを示していた。エアコンを多用する寒い時期だったことが影響したと見える。
【価格】
同じ価格帯で格下の軽ハイトワゴンの上位グレードが肩を並べてくることを考えると悩むところだが、ここは室内空間と排気量の余裕で勝負といったところか。僕は悩んでどっちつかずとなるかもしれない。
【総評】
この種のクルマは機能性という面で大きなアドバンテージを持つ。ミニバンのような実用的空間とコンパクトカーのような取り回しの良さという美味しいところを上手く合わせたいいクルマなのだ。
しかし、ソリオのもったいないのは質感の低さが全てを台無しにしていることだ。クルマというのは、人によっては毎日使うこともあるものだ。そうなれば質感を放っておけないのは百も承知のはずだ。
確かに、メーカーにしてみれば質感を上げるにはコスト面が気がかりなのは僕たちにも想像できる。しかし、僕たちユーザーというのは欲張りなもので、いいものを安く手に入れたがる。いいものを得ようとすれば自ずとそこにかかるコストも上がると分かっているはずなのにね。そうなると、いいものを安く提供してくれるメーカーの評価は上がり、それ以外の評価は上がらない。皮肉なものだ。
しかし、コストを上げず質感を上げる方法がないかというと、そんなことはない。何故僕ごときが生意気にそんなことを言うのか。過去にそういうクルマを見ているからだ。そのクルマは他社の同クラスと同じ価格帯ながら、質感は抜きん出ていた。それは高級な素材を使ったとかコストのかかることではない。工夫だ。それはスイッチ類の配置だったり形状だったり…。
これと同じことをスズキはやっていたはずだ。前述のハスラーで。なのに、何故ソリオではしない?それは疑問でしかない。これをしていれば評価は星1つ変わったかもしれない。もっといいクルマになっていたかもしれないのに。非常にもったいない。マイナーチェンジ後のモデルでは質感が向上していることを期待したい。
- レビュー対象車
- 試乗
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- 49.9万円
- 車両価格
- 38.9万円
- 諸費用
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- 走行距離
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