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『高速走行で真価を発揮するスモールクロスオーバー』 フォルクスワーゲン cross up! 2015年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
cross up!の新車
新車価格: 194〜216 万円 2015年8月18日発売〜2020年9月販売終了
中古車価格: 83〜166 万円 (20物件) cross up! 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > cross up! 2015年モデル > ベースグレード
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2015年10月31日 23:26 [871170-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
バンパーやドアミラーはシルバー仕上げ |
フェンダーにはブラックのアーチモールを追加 |
オプションのナビはポータブルを外付け装着 |
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ハイバックタイプの前席形状は他のup!と共通 |
後席の背もたれは6:4分割だが乗車定員は2名 |
他のup!と共通の自然吸気1L3気筒エンジン |
フォルクスワーゲン(VW)のエントリーモデルup!に加わったクロスup!の広報車両をお借りして試乗しました。クロスup!は前輪駆動のクロスオーバービークルで、以前からあるクロスポロの弟分と言えそうなモデルです。ちなみにVWでは、同じクロスオーバーでも4WDについてはオールトラックという名前を用いており、わが国では現在ゴルフにラインナップしています。
ボディは5ドアのup!をベースに車高を上げ、アウトドアテイストのドレスアップを施したもので、全高は1495mmから1520mm、最低地上高は145mmから155mmになり、14-15インチだったホイール/タイヤは16インチにサイズアップされています。スタイリングでは、他のup!ではボディ色だったバンパーをシルバーとしてあるので、ひと目で識別できます。
内装は、ボディカラーがレッドの場合はインパネやシートもレッドとなりますが、それ以外の色では写真のようにモノトーンとなります。他のup!のコーディネートを見た経験から言えば、試乗車のようなシックな組み合わせの方が、クロスup!のキャラクターに合っているのではないかと思います。
仕上げは、樹脂部分の質感は依然としてそれほど高くはないものの、ペイントを施したパネルがメリハリを出し、他の部分を目立たなくしています。ただし国産車では軽自動車を含め多くの車種でオートエアコンが標準装備、ナビはビルトイン式であり、それに比べると見劣りがすると思うユーザーが多いかもしれません。
張りの強さがVWらしい運転席に腰を下ろして気付いたのは、運転席側のドアに、助手席側のパワーウインドースイッチが追加されていたことです。以前のup!は、そのドアのパワーウインドースイッチしか装備されず、1名乗車時に換気を行う際に不便でした。着実な改良が施されていることが確認できました。
車両重量は950kgと、依然として1tを切っています。おかげで自然吸気の1L直列3気筒エンジンでも、加速性能は問題ありません。このエンジンはバランサーシャフトを持ちませんが、3気筒特有の音や振動はうまく抑えられており、5000rpm以上では騒々しく感じられるものの、約3000rpmの100km/h巡航を含め、排気量を考えれば静粛性は高いほうだと言えます。
トランスミッションはシングルクラッチ方式の5速2ペダルMTで、初期のup!と比較すればかなりスピーディに変速するようにはなったものの、シフトアップ時の減速感はまだ残っていました。Dレンジでのキックダウンの反応はおっとりしているので、スピーディな加減速を望むユーザーはマニュアルモードを使うと良いでしょう。
乗り心地は、低速では16インチにサイズアップされたホイール/タイヤの重さが気になります。しかしVWらしくボディ剛性は強靭であり、路面のザラつきなどは伝えがちであるものの、ガツンという不快なショックは巧妙にいなしてくれます。少し前のゴルフを思わせる乗り心地です。高速道路では硬さが薄れ、フラットで落ち着いたフィーリングを示してくれました。
ハンドリングは車高の高さを感じさせません。サイズアップしたホイール/タイヤに対処するためか、ステアリングのパワーアシストが強めであることは気になったものの、ロールを抑え、安定した姿勢で曲がっていきます。VWブランドにふさわしい走りの持ち主でした。
スタンダードのup!がデビューした時、インポーターはライバルのひとつとして軽自動車を挙げていました。その考え方からいくと、クロスup!のライバルはスズキ・ハスラーあたりになるでしょう。価格や装備、街中で扱いやすさなど、多くの人に勧められるのはハスラーですが、高速道路を多用して遠出をひんぱんにこなす人なら、クロスup!がお似合いかもしれません。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった9人
「cross up! 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2024年4月24日 07:51 | ||
| 2020年7月5日 05:36 | ||
| 2020年6月8日 21:49 | ||
| 2020年2月29日 19:03 | ||
| 2017年1月19日 04:42 | ||
| 2015年12月1日 02:25 | ||
| 2015年10月31日 23:26 |
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