| Kakaku |
『クーペ風のデザインとワゴン感覚のラゲッジスペース』 メルセデス・ベンツ CLAクラス シューティングブレーク 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
CLAクラス シューティングブレーク 2015年モデル
64
CLAクラス シューティングブレークの新車
新車価格: 368〜595 万円 2015年6月下旬発売〜2019年8月販売終了
自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > CLAクラス シューティングブレーク 2015年モデル > CLA180 Shooting Brake Sports
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年12月30日 16:07 [889733-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
メルセデス・ベンツCLAにシューティングブレークが追加された。CLAはAクラス系のFF用プラットホームをベースに作られたクルマだ。A/B/CLA/GLAにCLAシューティングブレークが加わって、FF系のメルセデス・ベンツが合計5モデルになった。
メルセデス・ベンツとしては比較的低価格が設定されたモデルであるだけに、FF系のモデルは良く売れていて、日本でも年間6万台ほど販売されるメルセデス・ベンツのうち40%くらいをFF系のモデルが占めている。フォルクスワーゲンが市場を奪われて青くなるのもうなづける話だ。
それはさておき、メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークには、メルセデス・ベンツ日本が湘南Tサイトをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗車はCLA180シューティングブレークスポーツだった。
そもそもCLAはクーペ風のデザインを持つ4ドア車だ。CLAをベースに、スタイリッシュな外観デザインと、ルーフを伸ばすことによって拡大された後席の居住空間、大きなラゲッジスペースなどを合わせ持つモデルとして作られたのがCLAシューティングブレークである。
デザインと機能性を合わせ持つのが特徴だが、CLAシューティングブレークのデザインはかなり個性的であり、そのためにユーザーによって好き嫌いが分かれる部分があるだろう。好きだと思う人は強く好きとだと思い、嫌いと思う人からは全く受け入れられない、そんなクルマだと思う。
インテリアのデザインはCLAクラスと共通というか、Aクラス系のもので、運転席回りに関してはCLAと変わらない。ルーフラインが後方まで伸びたことで後席のヘッドクリアランスが拡大し、ややゆとりが生まれたが、デザイン優先のクルマであるために後席のドアは開口部が小さく、乗り降りがしやすいクルマではない。
ラゲッジスペースには495Lの容量があり、500ccのペットボトルが100本積めることを強調しているが、これもデザイン優先であるためラゲッジスペースの開口部は小さく荷物の積み下ろしがしやすいクルマではない。
シューティングブレークのパッケージングには一定の意義があるが、同時に使い勝手の面で大きな限界を持つことも理解した上で買うことだ。CクラスやEクラスのステーションワゴンと同じようにはいかない。
CLAシューティングブレークの搭載エンジンは2機種で、直列4気筒1.6Lと2.0Lの直噴ターボ仕様エンジンが搭載(ほかにAMGモデルあり)されている。試乗したのは1.6Lエンジンを搭載するCLA180シューティングブレークスポーツだ。
動力性能は90kW/200N・mで、グレード名は180ながら、トルク性能は2.0Lの自然吸気エンジン匹敵するものを持つ。試乗車の車両重量は1500kgちょうどだから、まずまずボディに見合った動力性能といえる。実際に走らせた印象も、特にスポーティなものではないが、必要にして十分な性能である。
CLA250は350N・mのトルクを持つから、十分な余裕があるが、市街地走行から高速クルージングまでの日常ユースで考えたら、CLA180で良いと思う。
組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチ方式の7G-DCTで、それなりに滑らかな変速を実現する。時速100kmでクルージングしたときのエンジン回転数はわずか1500回転くらいに抑えられるから、静かで燃費の良い走りが可能である。
乗り心地はけっこう良かった。履いているタイヤが18インチの40サイズで、しかもコンチネンタルのスポーツコンタクト5というスポーツタイヤだった。にも関わらず快適な乗り心地を味わえたのは好感が持てた。
またFF車である割には最小回転半径が5.1mと小さいので、小回りが効くのも良い点だった。
CLA180シューティングブレークスポーツの車両本体価格は428万円。試乗車はこれに19万9000円のレーダーセーフティパッケージンとメタリックペイントがオプション装着されて454万5000円の仕様になっていた。
CLAなどFF系モデルに採用されるレーダーセーフティパッケージは、Cクラス以上のFR系モデルに搭載されるのとは違って簡易型のものになる。それが約20万円というのはちょっと高いように思うが、それでも安全性を考えたらオプション装着すべきである。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった20人
「CLAクラス シューティングブレーク 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年2月13日 22:22 | ||
| 2022年8月27日 15:55 | ||
| 2022年7月1日 16:59 | ||
| 2017年10月23日 00:50 | ||
| 2017年4月10日 05:58 | ||
| 2016年5月26日 23:29 | ||
| 2016年4月24日 00:43 | ||
| 2016年3月13日 18:19 | ||
| 2015年12月30日 16:07 | ||
| 2015年8月10日 22:03 |
CLAクラスシューティングブレークの中古車 (全2モデル/303物件)
-
- 支払総額
- 340.9万円
- 車両価格
- 320.0万円
- 諸費用
- 20.9万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 3.5万km
-
- 支払総額
- 615.2万円
- 車両価格
- 588.0万円
- 諸費用
- 27.2万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 0.4万km
-
- 支払総額
- 337.0万円
- 車両価格
- 327.9万円
- 諸費用
- 9.1万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 2.6万km
-
- 支払総額
- 164.0万円
- 車両価格
- 152.0万円
- 諸費用
- 12.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 6.8万km
-
- 支払総額
- 131.5万円
- 車両価格
- 123.0万円
- 諸費用
- 8.5万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 3.7万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
25〜1003万円
-
29〜581万円
-
53〜4485万円
-
41〜854万円
-
31〜961万円
-
40〜1096万円
-
66〜375万円
-
89〜777万円
-
69〜744万円

















