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ホンダ S660 2015年モデルレビュー・評価
S660の新車
新車価格: 198〜315 万円 2015年4月2日発売〜2022年3月販売終了
中古車価格: 108〜570 万円 (609物件) S660 2015年モデルの中古車を見る

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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
β | 2020年1月10日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
β | 2015年4月2日 | ニューモデル | 2人 | |
β (MT) | 2015年4月2日 | ニューモデル | 5人 | |
α | 2020年1月10日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
α | 2018年5月25日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
α | 2015年4月2日 | ニューモデル | 27人 | |
α (MT) | 2020年1月10日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
α (MT) | 2018年5月25日 | マイナーチェンジ | 6人 | |
α (MT) | 2015年4月2日 | ニューモデル | 51人 | |
α Bruno Leather Edition (MT) | 2017年6月2日 | 特別仕様車 | 2人 | |
CONCEPT EDITION | 2015年4月2日 | 特別仕様車 | 1人 | |
CONCEPT EDITION (MT) | 2015年4月2日 | 特別仕様車 | 2人 | |
Modulo X (MT) | 2020年1月10日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
Modulo X (MT) | 2018年7月6日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
Modulo X Version Z | 2021年3月12日 | 特別仕様車 | 2人 |
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.62 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.26 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
3.53 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.61 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.04 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
4.44 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
3.76 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > ホンダ > S660 2015年モデル > α (MT)
プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む
2019年9月30日 15:50 [1263550-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
納車時の記念写真 |
筑波サーキット1000走行風景。エアロはS660.COMと無限のミックス |
とある走行会の時のタイム |
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ハードトップもS660.COM製。ボディ同色カラーが気にいっている |
オートウェア製のシートカバーを適用した内装風景 |
カーナビはパイオニア製「AVIC-MRP660」を選択。台座は自作。 |
【総評】
2016年春より、都内に毎週1度仕事に行くことになったが、仕事先の駐車場が小さくて軽自動車しか入らない。
そこで「なにか足となる車を探さねば」と探した結果がS660となった。
自分はスポーツクーペが好きで、少し贅沢だが、増車する形でS660を探すことに。
しかし、当時は新発売となってからまだ1年足らずで、S660がバックオーダーを抱えるほど人気が継続中。新車での見積もりをした結果、18ヶ月待ちを宣告される。
都内での仕事開始までそれほど時間的猶予はなかったため、中古車を探したところ、神奈川県のホンダのディーラーに中古車がある情報を掴み、即決した。
購入価格は220万円。
新車価格よりも約20万円ほど安価となったが、走行距離が2500kmはあったので、お買い得感はあまりない。当時の人気ぶりを考えると強気の値付けだったと思われる。
ここまでが導入経緯で、以降は2016年春から3年間乗り続けた感想としてのレビューになる。
まず、乗り心地が想像よりも大分良好であったことに驚いた。
この吊しの純正サスペンションは完成度が非常に高く、街乗りも簡単にこなせるし、筑波サーキット1000のようなショートコースとの相性も悪くなかった。純正状態の最低地上高12cmは、普段使いも視野に入れた設定としては絶妙な落とし所だといえる。
エンジンパワーは5000rpmあたりから力を失い、自工会自主規制の64馬力へと収束してしまう。
これにはほとほと困惑していたのだが、ある日、この腑抜けな特性を本来のリニア特性に変貌させるツールがHKSよりリリースされていることを知る。
それはFlash Editor」という製品だった(下記)。
https://www.hks-power.co.jp/product_db/electronics/db/17368
これはいわゆるROMライターに相当するもので、純正ECUの燃調マップを書き換えるチューニングパーツになる。
商品標準収録データはPAHSE1がスピードリミッターカットのみ、PHASE2が5000rpmからパワー収束させる特性を改め、リニアに出力が上がっていく設定へと変更してくれる。なお、随時、純正状態に戻すことにも対応している。
筆者はマフラーを同じHKSの「HKS リーガマックスプレミアム マフラー」に交換して、PHASE2で1年半ほど乗っていたが、純正状態にはなかったリニアな出力フィールになり、ドライバビリティが圧倒的に向上することに驚かされた。HKSの説明によればPHASE2では出力が+10%馬力ほど上がった約70馬力ほどになっているとのことである。
その後、スーパーオートバックス江田オリジナルのPHASE3データ(1.1x100kpaへの+10%ブーストアップ)仕様に書き換えてもらったところ、約80馬力に。
この状態になると、直線の長いコースではメーター読みで180km/hまでは出るようになるから驚く。
この仕様でも満タン法の計算で街乗りの燃費は約15km/Lなので立派なものである。
HKSからはタービン交換キットなどのさらに攻めたチューニングパーツがリリースされているが、筆者のような普段街乗り、時々スポーツ走行(といってもエンジョイ勢)というユーザーであれば、PHASE2,ないしはHKS認定のFlash Editorパワーライター店製のPHASE3のブーストアップ仕様で満足出来ると思う。
ところで、S660は荷物が全く載らないのだが、筆者は助手席を荷物置き場にしているのでそれほどは困っていない。
出掛けた先で車で来ていることを知った知人が「あ、じゃあ近くまで乗せて」と言ってきたときも、助手席に置いてある荷物の有様を見てあきらめてくれるので、S660の荷物の乗らなさ加減はこうした"送ってくれ勢"を撃退することに貢献する場合もあるので"善し悪し"である。
…という冗談はさておき、大きなマイナーチェンジがあるのであれば、収納スペースの増量改善はやるべきだと思うし、ドアミラーの電動開閉機能くらいは付けて欲しいとは思う(笑)
【エクステリア】
全体的なスタイルはよいと思う。
フロントにもっとアクセントが欲しかったので、バンパーはS660.COMのものに変更。
サイドステップやリアバンパーは無限のものを組み合わせた。
これに合わせてS660.COMバンパーの黒い部分は無限製のものと同色のガンメタ系とした。
フロントセクションにメッキのラッピングを施し、差し色ののアクセントを入れている。
また、ルーフは布製の幌をキャンセルし、同じくS660.COMのFRP製ハードトップとして、ボディ同色にした。
ハードトップ交換後は屋外の騒音の入り込みが激減し、驚くほど車内が静かになった。
【インテリア】
悪くいえば質素、よく言えば硬派。
筆者はカーナビとしてAftermarket製のパイオニア製「AVIC-MRP660」(現在は生産完了品)を選択。
AVIC-MRP660はいわゆるポータブルナビにカテゴライズされる製品だが、車速信号入力とプローブ型渋滞情報システム(スマートループ)にも対応する一品である。
筆者のS660への搭載事例では運転席背後から出ている車速信号を入力して、トンネル内でも正確に自車位置を検出できる仕様としている。最近はスマートループの通信モジュールも半額程度に値下がりしているのでこれも接続。
S660にてフルスペックのナビを運用できていることには満足している。
【走行性能】
筑波サーキット1000しか走っていないが、前述したような約80馬力仕様とすることで、"初心者が乗る"インプレッサWRXを追い回せるくらいには(笑)、速く走れるようになる(写真参照)。
S660は、本来は危ないミッドシップ車両だが、純正タイヤが超ハイグリップなヨコハマのNEOVA AD08Rであること、それほどハイパワーではないことが功を奏しているためか、けっこう派手に曲げてもスピンモーションにはなかなかならない。
現行車という括りでは、間違いなく世界で一番安全なMR車であろう(笑)
- レビュー対象車
- 中古車
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自動車(本体) > ホンダ > S660 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年10月21日 16:41 [868353-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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S660はホンダが徹底したクルマ作りに基づいて開発した軽自動車のオープンスポーツカーだ。ホンダは1990年代にビートを生産していたが、久々に軽スポーツを復活させることになった。
S660には、袖ヶ浦フォレストレースウェイでのプロトタイプ車の試乗を始め、高知県での試乗会や北海道鷹栖のテストコースでの試乗など、折に触れて繰り返し試乗した。試乗車はαもβも6速MT車もCVT車もあった。設定される全仕様に試乗している。
エンジンを運転席の後ろに搭載するミッドシップ(MR)のレイアウトなので、基本プラットホームをから専用のものが新設された。販売台数の限られる軽自動車のスポーツカーでプラットホームを一から作るのは、コスト的にも相当に厳しいものがあるが、あえてそれにチャレンジしたことを評価したい。当然ながらサスペンションも専用設計だし、エンジンも型式はNシリーズのものながら、さまざまな専用チューンがなされている。
外観デザインはLEDヘッドランプがシャープな眼光を放ち、そこから後部に向けてボディサイドを切り上がっていくシャープなプレスラインが、スポーティな雰囲気を強調するかのようにウェッジを効かせている。
後部はエンジンルームの上が左右に盛り上がった形状をしているが、このカウル部分は飾りではなく、その中はエアクリーナーやインタークーラーなどの補器類が収められているのだという。後ろから見るとちょっとぶ厚い感じだが、それもまた個性的である。
インテリアに座ると、ややタイトなバケットシートがしっかりと体をホールドしてくれる。ホンダ車で最小径となる直径350mmのステアリングホイールや、ホンダの軽自動車で初のデジタルメーターなどもS660に専用の仕様である。CVT車にはスポーツモードが設定されていて、スポーツモードを選ぶとメーターに赤いリングが表示されてスポーツ心を高める設定だ。
軽自動車でMRレイアウトなので、居住空間はごく限定的な広さになるが、パッケージング的にはドライバーのアイポイントとフロントウインドーとの距離を、ビートに比べると格段に延長してS2000と同等以上にまで広げている。これによって圧迫感のない運転が可能だ。
室内は狭いので手荷物などを置くスペースは全く用意されていない。一人で乗るなら助手席に置けば良いということになるが、二人で乗ると荷物の置き場に困る。これはかつてのビートも同様で、基本的に一人で運転を楽しむクルマと考えるべきである。
搭載エンジンは直列3気筒のDOHCターボ仕様で、47kW/6000rpm、104N・m/2600rpmのパワー&トルクを発生する。軽自動車自主規制で動力性能が抑えられているので、数値的にNシリーズのものと変わらない。ホンダのことだから、自主規制枠を破るのではないかという期待もあったが、それはかなわなかった。
サーキットやテストコースなど、速度制限の制約を受けないシーンで走らせると、47kW(64ps)のパワーでは不足し、もっとパワーを、と感じられるシーンも多かったが、一般道での試乗ではそこまでを求めることはまずなかった。
エンジンはパワフル過ぎて扱いにくく感じるより、手の内に入るパワーでそれを使い切れるようなクルマのほうが絶対に楽しい。パワーだけを求めるのは考えものである。
運転席の助手席の間の後方には、上下にスライドできる小窓が備えられていて、これを開けるとエンジン音や排気音などが大きく入ってくる。特にアクセルから足を離したときにブローオフバルブが発生するプシュという音が聞こえる。走っている実感が高まってのがなかなか良いアイデアだ。
トランスミッションは6速MT、7速マニュアルモード付きCVTともに良かった。6速MTは前述のように短いストロークのシフト操作できびきびと決まる感じで、1速から5速までのギア比がクロスしていて、シフトアップもシフトダウンもスムーズで楽しい。このシフトフィールはぜひとも実際に味わって欲しい。
CVTは7速のマニュアルモード付きでパドルシフトで操作できる。これまたとても具合が良い。しかも標準モードのほかにスポーツモードが設定されていて、スポーツモードで車速に対して高めの回転数を維持し、アクセルワークに対してスロットルの開度を大きくしている。パドルシフトの操作時の変速時間も短く設定されている。なので、CVT車でもけっこう楽しい走りが得られるのだ。
S660が真価を発揮するのはコーナリング時だ。エンジンを後部の中心に近い位置に搭載するMRの駆動方式のため、コーナーでの挙動は素直で回頭性に優れている。ロックトゥロックが2.6回転ほどのステアリングを操作すると、それに合わせてごく自然な感覚で向きが変わり、同時にしっかり路面をとらえながら安定した姿勢でコーナーを抜けていく。この軽快感はなかなか得がたいものだ。
コーナーでは内側のタイヤにブレーキを効かせるアジャイルハンドリングシステムと呼ぶ機構が働いている。これは全車に標準装備されるもので、コーナーでの安定性を高めるものだ。でも口惜しいことにそれが効いているのを全く実感できない。ごく自然に介入しているので、単に自分の運転がうまくなったかのように思えるだけなのだ。かなり硬めにセッティングされた足回りも、それなりにストロークするサスペンションによって、不快な乗り心地にはなっていない。
S660は走りを楽しみたい人に最適な1台といえる。専用の生産ラインで作られていて、1日の生産台数が40台から48台に引き上げられたにしても、生産上の制約が大きく、今の時点で注文してもまだまだ長い納車待ちが発生することになりそうだ。
価格は相当に高い。上級グレードのαには218万円の価格が設定されている。いくつかのオプションを装着したら購入予算は軽く250万円を超える。値打ちモノのクルマであるのは確かだが、軽自動車を買う予算としては相当に大きなものになるのも確かである。
- レビュー対象車
- 試乗
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S660の中古車 (609物件)
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S660 α ディスプレイオーディオ バックカメラ 衝突被害軽減システム スマートキー LEDヘッド ETC クルーズコントロール オートライト オートエアコン Bluetooth接続 パドルシフト
- 支払総額
- 189.9万円
- 車両価格
- 182.1万円
- 諸費用
- 7.8万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 2.9万km
-
- 支払総額
- 313.8万円
- 車両価格
- 309.0万円
- 諸費用
- 4.8万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 3.1万km
-
- 支払総額
- 134.8万円
- 車両価格
- 127.0万円
- 諸費用
- 7.8万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 8.3万km
-
- 支払総額
- 188.9万円
- 車両価格
- 179.9万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 4.6万km
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