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ホンダ レジェンド 2015年モデルレビュー・評価
レジェンドの新車
新車価格: 680〜724 万円 2015年2月20日発売〜2022年1月販売終了
中古車価格: 125〜480 万円 (107物件) レジェンド 2015年モデルの中古車を見る

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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
Hybrid | 2015年2月20日 | フルモデルチェンジ | 14人 | |
Hybrid EX | 2018年2月9日 | マイナーチェンジ | 4人 |
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
3.90 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.06 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.78 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.78 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.25 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.68 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.44 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > ホンダ > レジェンド 2015年モデル > Hybrid EX
よく投稿するカテゴリ
2022年7月18日 10:20 [1330815-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
先代レジェンドがくたびれてきたので乗り換えました。
3モーターハイブリッドなんてゆうシステムにどうしても乗ってみたくなり購入、半年間乗ったレビューになります。
レジェンドはホンダの持てる全ての技術を盛り込まれた車です。高級車であり先進な車でもありスポーティーでもある、それを無理やり詰め込まれた実験的な車両でもあります。
うまくまとまっておらず中途半端な感は否めません、しかし全部乗せのラーメンの如く色んなフィーリングを楽しみたいとポジティブに捉えればコスパに優れ、あまり見かけないレアさを加味すれば十分魅力的な車です。
【エクステリア】
ひとまわり大きくなり立派になりました、スポーティーサルーンだった先代から高級路線に変更したのですが少し残念な仕上がりだと思うところがあります。
ボディーパネルのチリとゆうか間隔がすごく広くて高級感に欠けています、ボンネットから前後ドアやトランクまで全体的に間隔が広く密度感がないです。
ホンダとはいえアメリカでは高級メーカーのアキュラとして販売しているのにこれではレクサスには勝てません。
先代では前後ドアの隙間に防水防音?のゴムが貼ってあったりセンターピラーがフラッシュサーフェスされていたりとコストが掛かっているように思えます。
先代のホンダらしいけど塊感がありスポーティーなエクステリアは10年近く乗っても飽きなかったのですが今回のは高級路線、数年で飽きてしまいそうな気もします。
【インテリア】
操作パネル等もほとんど同じなのでそこは助かりますがいかんせん今の車と比べると二世代前くらいのシステムとゆうか、他社では1枚物のディスプレイに変わり始めたころに2段ディスプレイでその下段にある画面にはオーディオとエアコンの機能しかなくナビを映すことができません。
相変わらずエアコンの風量調整が物理スイッチではなくマルチ画面をツータッチしなければいけないのがホントに煩わしく先代の不満点を改善できていません。
しかしハードプラの部分はほとんどなくソフトパットに覆われているので、質感は悪くなく落ち着きのある室内はその走行性能とは裏腹に贅沢な時間を提供してくれます。
後席もかなり広くなったので遠出をしても四人がしっかりくつろげるスペースがありとても満足しています。
【エンジン性能】
先代のエンジンを直噴化して気筒休止システムも採用で燃費もパワーもアップです。
これに3モーターですので不満はあるはずもなくどの速度域からもトルクフルでなおかつ高回転のパワフル感もあるので大満足です。
登りでも1500回転程でモーターパワーでグイグイ加速していくので燃費も悪くなくアクセルを抜けばすぐにエンジン停止して回生します。
ecoモードは存在せずノーマルモードは至極快適、スポーツモードにすれば常時エンジン始動でレスポンスが良くなりなおかつ高回転をキープし、スピーカーからのアクティブサウンドが気分を盛り上げてくれます。
エンジン疑似サウンドには興味なかったのですがこれが結構良いです。
走行シーンや気分によって性格をガラリと変えれるエンジンはとても魅力的です。
おそらく大排気量NAに乗るのはこれで最後になりそうなのでしっかりと味わっておきたいと思います。
【走行性能】
SH-AWDを搭載、今回は機械的な繋がりはなく後輪左右独立の電動モーター四駆です。
先代のSH-AWDではアクセルオンの状態でのみ四輪制御の恩恵を受けていたのに対してこちらではアクセルオフでも回生と駆動が細かく制御されており、下り坂のカーブでも回生ブレーキによって安定してコーナーを抜けることができる。
そこはとても良い改善なのだがシャーシとサスペンションなど本来の曲がるとゆう基本性能はそこまで磨き上げられておらず電動四駆で無理矢理曲げるとゆう違和感がかなり強い。
なので旋回マシーンというよりは緩やかに曲がりくねった道をこの大きなボディーでスイスイと抜けれる、程度だと思ったほうがよい。
基本運動性能に関しては先代のほうが遥かに素直で、とても気持ちよいものであったと言える。
DCTによるダイレクト感と素早い変速は確かに素晴らしいが極低速やバックでのギクシャクは常につきまとう、普通のトルコンATならもっとスムーズで万人受けしたのでは?と思うがここは全部乗せのレジェンド。
持てる技術は全て無理矢理注ぎ込んでいます。
スポーツモードでアクセルを踏んだ時にこれがやりたかったのねと納得する走り、たまにそんな気分の時にしっかり応えてくれるのが嬉しい。
【乗り心地】
おおらかな見た目に反して乗り心地はコツコツピョンピョン系です、2トン近い車重でありながら重厚感を感じるのは高速域のみでサスペンションのセッティングや重心バランスなんか先代のほうが優れていると思う。
ハイブリッドバッテリーやユニットが後部座席後ろの高い位置に配置されているのも1つの原因なのかこれも設計の古さと当時のバッテリー性能の限界を感じる、現在のバッテリーなら小型で高密度なので座席下に収まっていただろうしユニットも更にコンパクトにできていたかもと思うと開発があと5年遅ければ現行型のシビックやアコードのように素晴らしい乗り心地と走行フィールを手に入れていたかも。
このサスペンションのセッティングによる乗り心地と7速DCTによる低速域でのギクシャクが街中での試乗においてかなり不利で、見た目とボディーサイズから想像した乗り心地には及んでいないのが印象です。
【燃費】
このパワーとボディーサイズからすればギリギリ合格点で買い物だけだとリッター9キロ、幹線道路の通勤ではなんと15キロ、長距離高速で13キロくらいでしょうか。
先代のレジェンドが最後はリッター6.5キロ程になっていたのでほぼ倍くらい走る印象です。このパワーなので燃費には満足しています。
【総評】
ホンダによるホンダ好きのための
ハイパワーエレガントスポーティーサルーン
佇まいなんかはキリッとしてて大きくて、でもオラオラしてなくて安心して乗れる最高の車。
参考になった44人(再レビュー後:28人)
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自動車(本体) > ホンダ > レジェンド 2015年モデル > Hybrid
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2020年11月2日 15:24 [1382104-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
アイボリー内装 |
260km/hスケールメーター |
ジュエルアイ |
初度登録2015年9月のKC2(中古車)を2020年10月に購入しました。カラーはホワイトオーキッドパールで15,000km走行済の車です。前車はエリシオンプレステージSG(RR5)で、もともとHONDAのV6が好きで過去にはラグレイドも所有していました。エリシオンも走りの質が高く気に入っており、全く売る気はなかったのですが、ステップワゴンのハイブリッドに1カ月乗る機会があり、その静粛性と燃費の良さ、トルクフルなモーターの走り、HONDAセンシングなどなどに感心し、ハイブリッド車に興味を持ち検討するようになりました。
検討するようになってからつくづく思ったのですが、ホンダにV6、もしくはV6ハイブリッドミニバンがあればとっくに購入していたと思います。ラインナップがなくなってしまったことは本当に残念です。(北米にはV6あるのですが、北米オデッセイとかACURAなど日本で売れないんでしょうか?)また、現在の自動車業界は電動化も進んでいることから、今後ハイパワーのエンジンに乗れなくなるのでは?と思っていたため、最後になるかもしれないV6を所有したいと思いがより強くなり、V6ハイブリッドであるレジェンドに興味を持ちました。
レジェンド=600万以上の車というイメージがあり、これまでは乗れる車ではない領域の車でしたが、中古車をみていたら前期がかなりお値打ちになっていたことや、娘が県外の大学に進学したため4人以上で出かける機会が少なくなったことからミニバンである必要性がなくなり購入に至りました。
以下、私なりではありますが中古車としての納車直後レビューをさせていただきます。
【エクステリア】
後期のブラックカラーも好きですが、価格が中古でも500万をこえるため、家計の都合で前期しか手が出せない状況でした。前期は価格も150~400万程度でエクステリアも嫌いではなく、ジュエルアイ(前期はアクセサリーで昼間青っぽく光るのがいいです)や落ち着いた外観にむしろ好感を持っています。前オーナーの方にも大事に乗っていただきありがたく思いますが、全幅が1890mmあるせいか中古市場でこの車はアルミに傷がついているのが多く悩みどころでした。が、この車は4本とも無傷で走行距離も少なかったため、ぱっと見、5年前の車とは思えない貫禄があります。実際に家族には370万の車としか伝えてなかったのですが、納車後はじめて迎えにいった時に「この車もっとするしょ?」となりました。
【インテリア】
内装はブラック、アイボリー、ブラウンの三種類の仕様がありましたが、私はアイボリー以外に全く興味がありませんでした。ただでさえ玉数が少ない車ですから必死で探しました。KRELLのサウンドは低音も聞こえ耳元近くで良い音がしますが、エリシオンにつけていたカロッツェリアTS-V173Sの音色と臨場感の方が自分は好きです。
【エンジン性能】
この車を所有する喜びはここにあると思います。エンジン性能というよりパワートレイン性能ですかね。停車からアクセルを踏み込むと一瞬(感覚的には0~1秒くらいかな)だけもさっとしますが、あとはすごいトルクで引っ張られます。最高です。パドルシフトで回していないからかもしれませんが、エリシオンよりVTECにのっているぞ感は少ないです。一方で充電が多めの時はアクセルをゆっくり踏むと新幹線のように音もなく進みだし、エンジンがかかった際の切り替えもわかりにくく快適です。試乗できる方は是非確認してみてください。
【走行性能】
当然ですが街乗りから高速道路まで雨天でも全く不安なく走れます。HONDAのU-selectで購入の際にDANLOPタイヤ【VEURO VE304】の新品をつけていただいたこともあると思いますが、タイヤからのノイズは少なく、走る・曲がる・止まる性能も重さを感じることなく高いレベルにあると思います。youtubeでウエット旋回テストでレクサスとの比較が見れますが、悪天候でもポテンシャルは高めと思います。最小回転半径は6mと大きいですが、交差点の右左折などでもSH-AWDで後ろから押される感覚があり、タイヤの回転差で日常から曲げている感じがあります。中古を探した際に、タイヤの溝が少ない車が多かったのはその辺の関係があるかもしれないです。
【乗り心地】
高速は快適そのものです。走りをとるか乗りごごちをとるかということなんでしょうがフラッグシップセダンと期待しすぎると、街中の荒れた道などで思ったより硬めの足が気になるかもしれません。過去にセンチュリーV12の助手席に乗った時に、遠くの方でキュイーンとモーターのような静かな音しか聞こえなかったものの、同じように荒れた路面での音が気になりました。センチュリーでもこの音はするんだと記憶しています。(音量的には同じ感じでしたが音質はポカンポカンという感じでした) 車が静かな分、荒れた路面での音が気になるって感じです。決して不快なものではありませんが購入前に前期モデルに乗れる方は確認した方がいいと思います。(乗ったことありませんが後期モデルとは乗りごごちが違う様です)
【燃費】
うれしくて街中でも結構踏んじゃってますが11km/?くらいです。エリシオンが街乗り6.5km/?、高速で9Km/?くらいだったので助かります。
【価格】
新車では購入が難しい高額なフラッグシップセダン。でも車そのものの存在感や性能は高く、300万程度で年式が気にならなければコストパフォーマンス抜群ではないでしょうか?新車が少ないだけに中古車市場の方が盛り上がるような気がします。
【総評】
中古で購入してもHONDAのフラグシップセダンらしく素晴らしい車です。高級車として構えると想定よりも乗りごごちは固めで、SH-AWDも必要以上にぐいぐい感じることがあり人によっては好みがわかれる要素はありますが、車の動きも予測しやすく快適に走れます。同乗者の車酔いもしにくいのではないでしょうか。NSXのターボなし&逆レイアウトのせいか加速したときにNSXのセダン版と感じることもありそれもこの車ならではの嬉しい点だと思います。
参考になった33人(再レビュー後:24人)
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自動車(本体) > ホンダ > レジェンド 2015年モデル > Hybrid
よく投稿するカテゴリ
2016年4月9日 01:01 [915616-5]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 1 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
購入から10274km走行時の燃費状況はリッター7.5km |
成田まで約100km高速道定速での燃費 約4割をEV走行 |
(4/9 再々レビュー)
前車(AUDI A8 3.0 2010年モデル)からの乗替えです。
アルミボディ、ティプトロニック、4WDのテクノロジーに魅かれて初代より3世代を乗り継いできましたが、
?車両サイズが大きくなり、よく利用する立体駐車場に入らなくなったこと
?タイヤの消耗が激しく、約1年(約10,000km)で交換の必要があり、30万円程度かかること
?細かい不具合が多く、前の2世代と比べストレスが増えたこと
などの理由からダウンサイズでHONDAに乗替えました。
レジェンドハイブリッドを選んだポイントは、もともとHONDAユーザだったことに加え、
ハイブリッド、4WD、ヘッドアップディスプレイ、運転支援機能などの装備です。
以下は1年経過し、約10,000kmほど走行した感想です。
【エクステリア】
クラスとサイズに見合ったデザイン。思ったよりスポーティー。
レクサスと同様、アメリカ市場をメインに据えたデザインと感じる。
押し出しの強いフロントグリルは、ホンダマークよりアキュラのサインにして欲しかった。
【インテリア】
革の質感や、フロント面のデザインなど、かなり満足。
シート関連の操作ボタンはシンプルですが、実用上十分で困ることはありません。
アイボリーの内装を選択したので、リビングのような居心地感の良さです。
【エンジン性能】
文句なしの加速感。前車(A8)より明らかにパワフル。
【走行性能】
ハンドリングもしっかりした感じで気持ちいい。
ただし(国産車ゆえの事情か)自動運転の際の速度設定が最高115キロとは物足りないので、
新東名の設計速度に合わせ、せめて140キロまでは欲しいところ。
【乗り心地】
欧州車ほどではないがカチッとした感じで悪くはない。また遮音性も高く快適。
ただし路面の継ぎ目ショックはやや気になるかも。
【燃費】
残念ながら、これはハイブリッド車か?? と目を疑うトホホな数値。
走行距離約10,000km近くでトータル燃費はなんと7.5km/Lの信じられない数値
通常は都内で約6.5?7.0km/L、高速100kmに設定した約1時間の自動走行で約15km/L
(前車は都内で5.5km/L、高速で10km/L 程度だったので向上しているが)
カタログ値の16km/Lは下りの坂道か、40km/hの低速走行でもない限り、実現不可能に思える。
「初期不良か、プログラミングのバグか、デジタル表示の間違いか、自分の運転があまりに乱暴なんだ」
、、、と日々、自らに言いきかせている。
燃費についてはハイブリッドである事を忘れた方が良さそうだ。
【価格】
ワングレードなので迷うことなく、同グレードの他社と比較しても、装備などが良いので満足。
1年間乗って故障などもなく、満足度は高い。
【総評】
他のレポートと同様に「現時点で走っている車が少ないのは」かなり大満足のポイント。
ハンドリングや加速性能も素晴らしい。
燃費の事を忘れて、スポーティーでパワフルなラグジュアリーセダンとしては納得の出来映えと思える。
参考になった26人(再レビュー後:19人)
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自動車(本体) > ホンダ > レジェンド 2015年モデル > Hybrid
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年9月23日 21:48 [860688-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ホンダの最上級セダンであるレジェンドは一時カタログ落ちしていたが、3モーターの最新ハイブリッドシステムであるSH-AWDを搭載して復活した。日本では高級セダンのマーケットは小さく、そこでホンダが存在感を示すのは大変だが、アメリカのアキュラチャンネル向けに開発したクルマを日本でも販売することになった。
レジェンドにはホンダがかずさアカデミアパークをベースに開催したメディア関係者向けの試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。レジェンドは単一グレードのモデルなので、特にオプションの設定もない標準車に試乗した。
アメリカ向けが前提ということもあってボディはひと回り大きくなった。相当に大きなセダンである。ボディサイズにとどまらず、外観デザインも一段と堂々とした存在感のあるものになった。大きなフロントグリルはダーククローム調のパネルが左右に広がり、フルLEDのヘッドランプが独特の表情を作っている。
ボディが大きくなったのに合わせて室内空間も広がった。後席の足元も広々としている。ホイールベースを50mm延長し、それ以上に前後席のシート間隔を拡大したことで、このクラスの水準を大きく超える後席空間が生まれた。オーナーが後席に乗るクルマとしても使える広さだ。
インテリアはインストセンターから左右に大きく羽根を広げたようなデザインで、高めの見やすい位置にカーナビのディスプレーが配置されている。3本スポークのハンドルはスポーティな走りを主張する。手触りの良い本革シートや木目調パネルなどがラグジュアリーな雰囲気を演出する。
メルセデス・ベンツやBMWなど、最近の多くの高級車がそうであるように、センターコンソールからシフトレバーがなくなった。代わりに設けられたスイッチは、電気式パーキングブレーキと合わせたもので、ほかのメーカーとは異なる独自の新デザインを採用する。このスイッチで発進をコントロールする仕組だ。7速のデュアルクラッチはハンドルの裏側のパドルシフトを使って操作する。
ハイブリッドシステムはV型6気筒3.5リッターエンジンに加え、フロントに1個、リヤに2個のモーターを搭載した3モーターのハイブリッドだ。発進時にリヤの2モーターで走り出すほか、走行条件によってエンジンを使って前輪だけで駆動するFF状態での走り、エンジンとモーターを使った4WDの走りなど、自由自在の走りを実現する。
リヤの2モーターはコーナーは外側のタイヤに駆動力をかけ、内側のタイヤからエネルギーを回生するような働きもする。トルクベクタリングと呼ぶ機能で、コーナーで優れた回頭性、操縦安定性を発揮する。
フロントウインドーにヘッドアップディスプレーが仕込まれていて、前後輪の駆動状態や、左右輪のトルク配分などを表示する。というか、前後左右の駆動力配分がとてもスムーズに行われるので、ディスプレーを見ないことにはどんな配分で走っているのかが分からない。ディスプレーを見ると、走り出してすぐの段階からごく低速域でもトルク配分が働いているのが分かる。
エンジンとモーターを合わせたシステムの発生する動力性能は281kW(382ps)で、圧倒的な実力を備えている。ハイブリッドの4WDなので車両重量は1980kgと相当に重いが、それを苦にしない実力である。発進はモーターだけで静かに滑らかに走り出すが、アクセルを踏み込めばすぐにエンジンがかかって力強い走りを示してくれる。
先に述べたトルクベクトリングの機能によって狙った通りのラインを正確にトレースできるコーナーでの走りが秀逸だ。高級セダンとは思えないスポーティな走りである。
レジェンドの価格は680万円で、メーカーオプションの設定などはなく、全車にハイブリッド4WDのSH-AWDが採用され、本革シートやクレルの高級オーディオ、サンルーフなどの快適装備が満載されている。さらに最新・最高のホンダセンシングと呼ぶカメラとミリ波レーダーを組み合わせた運転支援システムも標準だ。絶対的には高いものの、装備や仕様を考えたら、納得できる価格でもある。
- レビュー対象車
- 試乗
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レジェンドの中古車 (全3モデル/131物件)
-
レジェンド ベースグレード ハイブリッドEX 純正ナビ/TV/Bモニター/全方位モニター ETC LEDライト サンルーフ 白革シート ホンダセンシング Aftermarketドラレコ
- 支払総額
- 297.0万円
- 車両価格
- 270.0万円
- 諸費用
- 27.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 4.4万km
-
- 支払総額
- 207.6万円
- 車両価格
- 189.0万円
- 諸費用
- 18.6万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 17.0万km
-
- 支払総額
- 212.7万円
- 車両価格
- 199.8万円
- 諸費用
- 12.9万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 5.6万km
-
- 支払総額
- 169.9万円
- 車両価格
- 154.9万円
- 諸費用
- 15.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 8.7万km
-
- 支払総額
- 429.8万円
- 車両価格
- 418.9万円
- 諸費用
- 10.9万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 2.5万km