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ジャガー XE 2014年モデルレビュー・評価
XEの新車
新車価格: 754〜881 万円 2014年10月3日発売
中古車価格: 88〜499 万円 (69物件) XE 2014年モデルの中古車を見る

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選択中のモデル:XE 2014年モデル 絞り込みを解除する
グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
20d PURE | 2018年10月25日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20d PURE | 2017年11月17日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
20d PURE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20d R-SPORT | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20t PRESTIGE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20t PURE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
PRESTIGE | 2015年6月2日 | マイナーチェンジ | 3人 | |
PURE | 2015年6月2日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
S | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 |
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.83 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
3.68 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.26 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.34 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
3.93 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.92 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.17 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > 20d PURE
よく投稿するカテゴリ
2025年5月29日 18:10 [1964366-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
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---|---|---|
スキマが気になる |
左右でスキマが異なる |
こんな所にファブリック使うなよ! |
2017年モデルのジャガーXE 20d Pureに6年程乗っていたが先月放出。
イアン・カラムの手による、ジャガーXEはとても美しいデザインだ。
ジャガーはスポーツカーメーカーとしても歴史が長く、
有名なルマン24時間レースの優勝回数は堂々の4位に輝く。
1位はポルシェの19回、2位はアウディの13回、ジャガーは4位で7回。
BMWと同様、前後重量配分は50:50で、運転がとても楽しい。
走る、曲がる、止まる。クルマの基本はしっかりと押さえられている。
燃費も高速道路だけ走れば、25km/Lを超えることもある。
車載計の燃費ではなく実燃費である。これは見事。
都心なので、街中の燃費は普通。
しかし、問題はある。
ボンネットをバタンと閉めると、ロックしている位置がズレてしまう。
ボンネットの周辺の隙間が不揃いになり、みっともない。(画像)
メカニック氏の説明では、これは持病で完全な修理は不可能とのこと。
後期モデルでもこの持病は起きるらしく、改善は出来ていない。
欠陥なので、点検や車検のついでに修理すれば無償だった。
3回程、修理してもらったが、一度ボンネットを開閉すれば元に戻る。
1年間一度もボンネットを開けずに過ごした年もある。
もう一点は、ドアの内張りの汚れ。(画像)
普通のクルマは手が触れる場所はウレタンやレザー等で覆われている。
2017年のXEは指を掛ける場所はプラ製だが、周囲がファブリック製だ。
だから、どうしても汚れる。汚れるパーツは40cm大のパーツであり、
日本車であれば、2-3万円で交換できそうな気がする。
しかし、ドアの内張り全てをアッセンブリー交換する必要があり、
英国から部品を送り、工賃込みで36万円程になってしまう。
それは、「アリエナイ」と誰もが思うだろう。
基本は素晴らしいクルマだが、詰めが甘いクルマと言える。
まことに残念だ!
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > PRESTIGE
よく投稿するカテゴリ
2023年5月1日 23:42 [1710189-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
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---|---|---|
目つきもいいね |
ボルボV70からの乗り換えで周りと被らないクルマに乗りたくてアルファロメオジュリアとXEで迷いましたがデザインの素晴らしさでXEにしました。
ジュリアやドイツ御三家のDセグメントと比べても全高が低く抑えられてワイドアンドローで前後フェンダーが若干膨らんだセクシーなスタイルに鋭い目つきのヘッドライト、ボンネットの3次曲面もエロいしタイヤとフェンダーのクリアランスも少なめでスポーツ要素の強いセダン。
その弊害としては低いルーフのせいで後席の足元と頭上のクリアランスが少なく大人が乗るには窮屈。
オプションの19インチのタイヤからのロードノイズがけっこう車内に入ってくるのと、足回りは衝撃を吸収しようと頑張ってるのに重くてハイトの少ないタイヤから突き上げがあってジェントルな乗り味とは言えない。
ボディ全体の75%をアルミに置き換え軽量化できた分をサブフレームなど剛性に影響する部分に使っているとの事でロールセンターが低く抑えられロール方向ピッチング方向ともに重心の低さを感じます。
エンジンも他のレビューで言われるような出だしのダルさもなく、今どきのクルマにしては上まで回ってストレスはほぼないように思います。
燃費は10前後走るので悪くない。
ブレーキも街乗りレベルなら全く問題なし。
電気系が弱いのとアルミボディは板金できないので事故にはくれぐれも注意。
他にも細々と不満はありますが、そこを分かってやればセクシーな淑女と付き合っていけるのかなと思います。
参考になった4人
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > PRESTIGE
よく投稿するカテゴリ
2019年4月7日 08:59 [956043-5]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 2 |
価格 | 5 |
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新車登録から3.5年、走行距離25,000km走り、結局XEの良さにあまりにもはまってしまい、XE-Sに乗り換えました!その間の故障や維持費も含めて記載しています。
過去のレビューが見にくいので、過去に書いたものも重複して記載します。
【エクステリア】
エクステリアはやはり最高だと思います。
いくつかのレビューでは、「パッと見、少し地味かな」と言うコメントがあったり、私の車の場合は19インチのホイールにしていることやプライバシーガラスにしていることもあり、イカツいという印象を持つ人もいるようですが、個人的には、日に日にいいなという思いが募る車です。味わいが出る車で、スポーティーで、高級感があってと。
また、実体験として、納車して3ヶ月の間に、色々おほめの言葉も頂いています。
駐車場で全く知らない人から、「この車カッコいいですね!BMWやアウディなんかより全然カッコいい」と話しかけられたり、「この車いいですね!ジャガーって速いですか?」と話しかけられたり、道を走っていたら、工事をしているお兄さんが「何あの車?超かっこよくない?」と話をしているのが聞こえたりと、すごくうれしい日々を過ごしています。
【インテリア】
Dセグメントの中ではどうなの?Cクラスのほうが上では?という言われ方もしているインテリアですが、私の乗っているプレステージは、黒のレザーにオレンジのステッチが入っていて、結構おしゃれなかんじです。
BMW3シリーズに一時期乗っていましたが、それよりは全然高級感はあると思います。
居住性はベンツのCLAよりは広いですが、Cクラスや3シリーズよりは狭いです。車高が低いので、友人の女の子なんかは乗り降りに慣れないなんて声が聞こえたりはします。
ただ、私自身かなり大きいですが、普通に乗れてますし、私の後ろには、Combiのチャイルドシートを乗せていますが、チャイルドシートと運転席がつくこともありません。
乗ってしまえば、全然広いですし、家族4人までは何不自由なく乗れると思います。
【エンジン性能】
低速のトルクに関しては少し物足りなさを感じる人がいるかもしれません。
ただ、踏んだ量に対してリニアに加速していく感じはありますし、高速域でもしっかり伸びていきます。
BMWの3シリーズとの比較でいえば、3シリーズは低速でもトルクフルですが、高速の伸びはジャガーのXEの方が上です。
交差点などで、BMWの車と同時発進した際も、最初は出遅れますが、その後抜き返す感じでした。
このクラスとしては十二分な加速性能は持っていると思います。
ちなみに、どうしても低速のトルクが物足りなければ、
ダイナミックモードに切り替えると、低速に関してもトルクフルになります。
このモードチェンジはかなり車の雰囲気を変えてくれます。
5,000kmの間には峠道もだいぶ走りましたが、
山道などで継続的な上り坂での走行に関しても、不自由することはないと思います。
回転数が2000〜3000回転くらいで、もりもり上っていきます。
【走行性能】
この車で最も特徴的な強みとして言えるのが、コーナリング性能だと思います。
これまで高速道路での高速カーブやワインディングなど一通り走りましたが、とにかく意のままに曲がります。
この車を乗っていく中で、最も走る楽しみを演出してくれる一つの要素になっている気がします。
また、パドルシフトによる運転も非常にスムーズです。
2〜3ギア落としても変速のショックは全くなく、高速道路での走行や峠道では非常に重宝します。
高速道路の直進安定性も抜群ですし、さすが空気抵抗(Cd値0.26)が低い設計になっているだけあるという感じです。
【乗り心地】
静粛性という意味では、BMWの3シリーズのほうが上だと思います。
ジャガーは、ほどよくエンジン音が聞こえるので、個人的にはジャガーXEの方が走ってて楽しいです。
ダブルウィッシュボーンの足回りに関しては、やはりしっかり衝撃を吸収してくれているようには感じます。
【アクティブクルーズコントロール】
30km/hを過ぎると設定することができ、停止までは自動でやってくれます。
停止後は、アクセルをちょんと踏めば、また勝手に追尾してくれます。
性能自体も、それなりに自然な感じで加速も減速も停止もしてくれるので、個人的にはもう少し前に打ち出してもいいかなという気がします。
ただ、一つ難点なのが、30km/hを下回ると、アクティブクルーズコントロール機能をonにできません。
そのため、渋滞に完全につかまる前に、機能をonにしないといけないというのが難点です。
一度機能をonにさえしてしまえば、30km/hを下回っても、加速も減速もしてくれます。
【トランクルーム】
これが意外とくせものでして、9型のゴルフバックをドライバー入れてようやく一つ入る感じです。
【燃費・故障など】
25,000km走って、6.8km/lという感じ。
結構踏むのと、都内なので燃費は悪いです。
故障などはほぼありません。ブレーキランプが点灯しなくなったことがありましたが、無償で修理をしてもらいました。
エンジンオイル交換は5,000kmに一回程度行い、都度3万くらいかかるイメージです
車検はタイヤ交換を除くと30万くらいで、タイヤ交換までしたので計55万くらいでした
【総評】
ほどよい価格で走りの楽しみを感じるいい車だと思います。
エクステリアも個人的にはすごくかっこよく、まさにスポーツサルーンという印象です。
高級感もあり、ことと次第では価格よりも高く見えるかもしれません。
ベンツやBMW、アウディ―が街中にあふれる中、かなり物珍しいので、運転していて最高に幸せです。
ジャガーXEを紹介するブログを立ち上げました。
かなり詳しく書いているので、購入を検討されている方は是非一度、訪問してみてください。
【ブログのURL】
https://kuma-jaguar.com/
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > S
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2017年8月31日 23:59 [1058395-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
上質さの中にもスポーティさを押し出したエクステリア |
全長4680mmとDセグメントに分類されるサイズ |
4ドアながらクーペのような美しい曲線美が魅力 |
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取材車両の「S」には、20インチホイールが装備される。 |
V型6気筒3.0リッタースーパーチャージャーエンジンは、340PSを発生 |
素晴らしいハンドリングと安定性でハイウェイ走行も安楽 |
「XE」は、ジャガーが新たにDセグメントに参入した新型の4ドアセダンです。
今回もインポーターの広報車両をお借りして、ハイウェイ、ワインディングを走ってきました。試乗車種は「XE」では最もパワフルな「S」を選択。最高出力は340PSを発揮します。
同車は、2014年9月にロンドン・アールズコートでデビューし、翌月のパリ・モーターショーでお披露目されました。日本国内では、2015年9月から販売を開始されました。
2001年〜2009年まで、当時、フォードの傘下で開発された「Xタイプ」の後継モデルという位置づけですが、フォード 「モンデオ」ベースのプラットフォームを共有したのに対し、「XE」はジャガー・ランドローバーがまったく新しいプロジェクトで、独自開発した軽量モノコックボディ(重量比で75%以上にアルミ合金を使用)のFRモデルとして登場した、ジャガー4ドア最軽量モデルです。
ガソリンエンジンでは、ジャガー(XF、XJ)やランドローバー(イヴォーク)にも採用されている2.0L直噴ターボエンジンや、スポーツモデルのFタイプと同じ3.0L V6スーパーチャージャーエンジンを採用しています。
また、ジャガー・ランドローバーが自社開発した2.0L「Ingenium(インジニウム) 」ディーゼルターボは、尿素SCRでNoxを還元してユーロ6をクリアした自慢のエンジン。
エクステリアはロングノーズ、ロングホイールベース、ショートデッキ、ロー&ワイドの4ドアクーペ風です。ジャガーらしい華やかさやインパクトは控えめですが、滑らかな線と面で構成されたスタイルは無駄がなくて美しいものです。。空気抵抗を示すCd値はジャガー史上最高の0.26を記録。
ボディは75%以上がアルミニウム合金製です。同社「XJ」や「Fタイプ」のような“オールアルミ”ではありませんが、アルミとスチールの混成のボディは、ライバルとは比較になりません。
意外とコンパクトに見えるボディですが、全長4680mm×全幅1850mm×全高1415mm、ホイールベース2835mmとBMW「3シリーズ」より一回り大きく、最新型のアウディ「A4」に近いと言えます。
スタートボタンを押すと、エンジンが始動し、お馴染みのロータリー式ドライブセレクターがせり上がってきて、ジャガーだなと感じます。3.0L V6ガソリン・スーパーチャージャーは、アイドリング時から、豪快なサウンドを響かせ、「XE」のスポーツモデルであることをドライバーに主張してきます。
トランスミッションは、ヨーロッパ車の後輪駆動モデルで多く採用されるドイツZF社製8速AT(8HP45)を搭載しています。ステップ比が小さいため、変速はデッドスムーズで、ロックアップ機能によるダイレクト感のあるレスポンスも気持ちがいいものです。
市街地走行では、エンジンは1400rpm〜2000rpmあたりで粛々と回っており、それ以上を必要としません。
アクセルを踏み込めば一気に吹け上がり340PSという必要以上のパワーを発揮し美しい4ドアセダンをスポーツカーのように変貌させます。また、ロータリーシフターを回して「DS」(スポーツモード)を選べば、高回転を維持して俊敏にアクセルに反応します。
「ジャガー・ドライブ・コントロ−ル」(パワーステアリング、スロットルマッピング、シフトプログラムを変更)で「ダイナミック」を選べば、反応がよりシャープになり、レブリミットに達しても、勝手にシフトアップは行われず、「Fタイプ」譲りのV6サウンドが、キャビンに響き、その走りはより一層、迫力の満ちたものになります。
ボディは極めて高い剛性を感じることができます。フロント、ダブルウィッシュボーン、リアが新開発のインテグラルリンクとなるサスペンションがきっちり動く様子がリニアに感じ取れます。そして、一般道、ハイウェイでも、ダンピングは最小限に抑えられ、フラットな乗り心地は特筆ものです。ジャガー「XJ」や「XK」で長年アルミボディを手がけてきたジャガーだからこそできる技でもあります。
ワインディングでは、まるで、ライトウェイトスポーツモデルのような軽快な身のこなしをみせ、少々走り込んだレベルでは、ロールやピッチングも皆無に等しいと言えます。(前後重量配分も52:48と計算されています。)あまり、タイトコーナーで攻め込むと、レザーシートでドライバーの身体が滑ってしまうというハプニングもありましたが、ハンドリング、パワーも含め、文句のつけようがない走りでした。
高速道路での時速100km/h巡航時のエンジン回転数は8速で約1800rpm。直進安定性や静粛性はまったく申し分ないもので、安楽そのものです。追い越し加速では、さすが340PSを発生させるだけのことはあり、ドライバーが想像する以上の勢いで加速していきますが、通常は軽くアクセルに足を載せているだけで事が足りてしまいます。
ミリ波レーダーを使ったACCに加えて、ステレオ・カメラで前方を監視し、80km/h以下で衝突を回避あるいは衝突被害を軽減する自動緊急ブレーキ(AEB)やレーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)は全車標準です。
ジャガーへの期待を裏切らない上質さに加え、素晴らしい加速性能、正確なハンドリング、高いボディ剛性、軽量設計など、伝統を守りながらも、最新技術を取り入れたクルマが「XE」でした。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年10月20日 02:47 [867914-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ジャガーXEは、ジャガーが改めてミディアムクラスのセグメントに参入するモデルだ。改めてというのは、ジャガーがかつてフォードの傘下にあった21世紀の初頭、フォード・モンデオをベースにしたXタイプをラインナップしていた時期があったからだ。
今回、改めて輸入車市場のボリュームゾーンに再参入することになったXEは、ジャガーが自らの手でゼロから開発したモデルである。これをジャガーの主力量販モデルとなるメインストリームとして開発したのだ。
ジャガーXEには、ジャガー・ランドローバー・ジャパンがミュゼオ御殿場や裏磐梯で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードは3.0Sのほか、2.5ポートフォリオ、2.0プレステージなどで、後から追加される予定のディーゼルを除く、3種類のエンジンバリエーションに試乗した。
基本プラットホームは当然ながら新設されたものだ。ジャガーが得意とするアルミ製のアーキテクチャーを採用したモノコックボディで、軽くて剛性の高さが特徴だ。軽量・高剛性のボディは、しなやかな乗り心地や軽快なハンドリングにも貢献する。
外観デザインは全高を抑えて広い全幅を持つのが特徴で、ひと目でジャガーと分かるワイド&ローのデザインに仕上げている。低めの全高に加えてなだらかに下がるルーフラインも影響して、リヤドアの開口部はあまり大きくない。後席への乗降はやや潜り込むような感じになるが、乗り込んでしまえば居住空間に不満はない。
インテリアはジャガーらしい質感、と言いたいところだが、ジャガーだったら本革シートだけでなく、木目パネルをふんだんに使うなどして、さらに高い質感を表現して欲しいと思った。コンソールに設けられたスターターボタンを押すと、ダイヤル式のATセレクターが競り上がってくるのとはほかのジャガーモデルと共通である。
搭載エンジンは3.0Sに搭載されるV型6気筒3.0Lのスーパーチャージャー仕様を頂点に、直列4気筒2.0Lのターボ仕様が2種類のチューニングで搭載されている。ほかに直噴のディーゼルターボも後から搭載される予定だ。
2.0プレステージに搭載されるベース仕様の2.0リッターエンジンは147kW/320N・mの実力で、必要十分な動力性能を備えている。2.5ポートフォリオに搭載されるエンジンは177kW/350N・mだから、性能にはそれなりの違いはあるものの、走りのフィールにそれほど大きな違いはなく、積極的にポートフォリオを選びたいと感じさせるほどではなかった。売れ筋はプレステージだろう。
3.0Sに搭載される3.0Lエンジンになると話は別だ。250kW/450N・mの実力を持ち、豪華な走りのフィールを味わわせてくれる。吹き上がりもスムーズで気持ち良く加速が伸びていく感じがとても良い。
ただ、3.0Lエンジンの搭載車はフロントがかなり重くなる。2.0Lのベースグレードがほぼ50:50の重量配分になっているのに対し、3.0Sはフロントヘビーな印象が強い。ワインディングでの軽快感を考えると、3.0Sは必ずしもお勧めではない。
8速ATの変速フィールも上々だ。各段のギア比の感覚が狭いので、ショックを感じさせないスムーズな変速を示すのだ。ただし、時速70km〜80km程度で走っているときには自動変速で8速には入らない。8速は高速クルージングのときに使うギアという印象である。
ジャガーXEで特筆されるのは足回りだ。前輪にダブルウィッシュボーン式を採用し、リヤにはさらにプレミアムな仕様といえるインテグラルリンク式を採用している。この足回りのデキがとても良かった。
試乗したSには20インチ、プレステージにもオプションの19インチタイヤが装着されていたが、硬さを感じさせることなく、快適な乗り心地と爽快な操縦安定性を示したからだ。正にしなやかな足回りというのはこうしたものを言うのだろう。
ステアリングはジャガー初の電子制御パワーステアリングが採用されている。センター付近での安定感とリニアなレスポンスを標榜するが、センター付近ではもっと安定感が欲しい感じもあった。レスポンスに関しては文句なしというか、かなりシャープなレスポンスで、ジャガーらしいスポーティさを感じさせるステアリングフィールだった。
ベースグレードの2.0ピュアの価格が477万円から始まるジャガーXEは、ミディアムクラスの新しい選択肢になるのは間違いない。特に今の時点ではアウディA4が完全なモデル末期にあるため、Cクラス、3シリーズ、XEの3択状態になる。
もちろんCクラスや3シリーズの牙城を簡単に崩せることはないし、それは拠点数やセールスマン数などの販売網に大きな違いがあることも関係しているが、Cや3ではないもうひとつの別の選択肢としてXEの認知が広がっていくだろう。
- レビュー対象車
- 試乗
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XE XE プレステージ 純正メモリナビ フルセグ ACC ETC 18インチ純正AW 革シート ターボ MERIDIANサウンド バックカメラ シートヒーター 前方ドラレコ
- 支払総額
- 106.8万円
- 車両価格
- 98.9万円
- 諸費用
- 7.9万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 11.6万km
-
- 支払総額
- 499.0万円
- 車両価格
- 468.0万円
- 諸費用
- 31.0万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 1.1万km
-
- 支払総額
- 141.3万円
- 車両価格
- 117.5万円
- 諸費用
- 23.8万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 5.6万km
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