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ジャガー XE 2014年モデルレビュー・評価
XEの新車
新車価格: 754〜881 万円 2014年10月3日発売
中古車価格: 88〜423 万円 (59物件) XE 2014年モデルの中古車を見る

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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
20d PURE | 2018年10月25日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20d PURE | 2017年11月17日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
20d PURE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20d R-SPORT | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20t PRESTIGE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
20t PURE | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
PRESTIGE | 2015年6月2日 | マイナーチェンジ | 3人 | |
PURE | 2015年6月2日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
S | 2016年7月19日 | マイナーチェンジ | 1人 |
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.83 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
3.68 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.26 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.34 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
3.93 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.92 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.17 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 10件
- 22件
2023年12月29日 18:20 [1796326-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
前車のF系3シリーズハイブリッドとの比較で書いてみます。
【エクステリア】
すれ違わないし、アルテオンやアウディ、マツダに似ているが、テールライトの個性など、最もエレガントで素晴らしい。
【インテリア】
F系3シリーズよりは優雅。
【エンジン性能】
直4ターボは前車の直6ツインターボハイブリッドに比べれば凡庸。騒音性は6気筒よりも良い。
【乗り心地】
F系3シリーズハイブリッドはコンパクトな車体に重い車重の安定性。密な感じだが、こちらはわりと散漫とした走り。
【燃費】
8km/lくらいで、中古の安い個体で購入すれば国産ハイブリッドやディーゼルモデルよりもトータルコストは抑えられる。
【価格】
中古で購入なのですが、その辺りの軽自動車の新古車の乗りだしで数年乗れる個体が購入できた。
【総評】
かぶらない車に乗りたい方にはオススメ。
走りそのものはF系3シリーズには劣るが、デザインの賞味期限はこちらのほうが長いと、個人的感想ですが思います。
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > PRESTIGE
よく投稿するカテゴリ
2023年5月1日 23:42 [1710189-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
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---|---|---|
目つきもいいね |
ボルボV70からの乗り換えで周りと被らないクルマに乗りたくてアルファロメオジュリアとXEで迷いましたがデザインの素晴らしさでXEにしました。
ジュリアやドイツ御三家のDセグメントと比べても全高が低く抑えられてワイドアンドローで前後フェンダーが若干膨らんだセクシーなスタイルに鋭い目つきのヘッドライト、ボンネットの3次曲面もエロいしタイヤとフェンダーのクリアランスも少なめでスポーツ要素の強いセダン。
その弊害としては低いルーフのせいで後席の足元と頭上のクリアランスが少なく大人が乗るには窮屈。
オプションの19インチのタイヤからのロードノイズがけっこう車内に入ってくるのと、足回りは衝撃を吸収しようと頑張ってるのに重くてハイトの少ないタイヤから突き上げがあってジェントルな乗り味とは言えない。
ボディ全体の75%をアルミに置き換え軽量化できた分をサブフレームなど剛性に影響する部分に使っているとの事でロールセンターが低く抑えられロール方向ピッチング方向ともに重心の低さを感じます。
エンジンも他のレビューで言われるような出だしのダルさもなく、今どきのクルマにしては上まで回ってストレスはほぼないように思います。
燃費は10前後走るので悪くない。
ブレーキも街乗りレベルなら全く問題なし。
電気系が弱いのとアルミボディは板金できないので事故にはくれぐれも注意。
他にも細々と不満はありますが、そこを分かってやればセクシーな淑女と付き合っていけるのかなと思います。
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > 20t PRESTIGE
2018年7月30日 05:43 [1146362-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
1200kmほど運転してのレビューになります。
【エクステリア】
ブラックでしたが、シンプルかつ力強いデザインでどの角度から見ても美しいと感じた。
【インテリア】
車内はメーター部周辺の一部を除きライトベージュやグレーを基調とした明るい室内で品良く感じられました。
ステアホイールが小さい(そう感じただけかも)のも操作面で良い。
しかし外寸1850mmも幅があるのに室内の圧迫感が強い。
特に後部席は狭く、ファミリーユースでは少し厳しいかも。
センターコンソールが後ろに飛び出しすぎで後部席との間隔が狭く、足元のモッコリを靴を履いたままでまたぐことができません。
【エンジン性能】
常に同乗者がおり荷物も多かった影響もあるが、1500-2000rpmくらいでは少しトルク不足に感じるケースもあった。
踏むと振動がハンドル越しに伝わる味付けとの事でスポーティなイメージには好感。楽しい。
【走行性能】
足回りやボディ剛性は十分で段差を越える際の足の動きはとてもしなやかで揺れも少ない。
ブレーキは慣れるまでコントロールが難しく、カックンになりやすい。
コーナーでも車体は安定しており、安心。
【乗り心地】
足回りからのノイズは程よく抑えられているが同社旧型車からタイヤの幅が広く、扁平率も上がっているのでロードインフォメーションは増えた。
【燃費】
8-9割高速で燃費計上は15.1km/L。
まずまずかなと思います。
アイドリングストップからの復帰時の振動は強めで使ってません。
【価格】
大きな値引きが期待できる。
が電装系トラブルが多かったり、維持費に不安あり。
【総評】
過去のレトロなイメージからモダンなテイストにうまく切り替わっていた印象。
内外装と走行性能のイメージに乖離がなく、上品かつスポーティ。
車好きの子供が巣立った層に良い。
あまり街で見かけないリーズナブルかついい車ということで所有する喜びが強そう。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > 20t PURE
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2018年3月6日 23:03 [1110134-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 2 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
クラウンからの乗り換えで、初めての外車です。
【エクステリア】
うちの県ではジャガーは滅多に見ません。
BMW3シリーズ・5シリーズやベンツCクラス・Eクラスはよく見ますが・・・。
人目はひきますが、いたずらをされてしまいます(涙)。
360度ビューのドライブレコーダー(駐車中も対応可)は必須ですね・・・10万くらいでした。
(次回は、証拠を残し、いたずらは必ず捕まえて、器物損壊罪で警察に逮捕してもらいます。その後、顧問弁護士にたっぷり賠償してもらいます)
人とは違う車を選ぶ人にはピッタリです。
パーツは少ないですが、ドレスアップを続けて、さらに目立っています。
【インテリア】
悪くはないけど、新車で700万円超の車のインテリアではないですね。
前車がクラウンだったからなおさらかも。
細部には、日本車が有利です。(収納は考えものです。有りません)
日本車に慣れた人は、最初は戸惑います。
基本、日本人設計ではないですね。
但し、比較したBMW3GTよりはマシです。
【エンジン性能】
超低速のエンブレは慣れません。
伸びは最高ですね。
低燃費でパワフル。
新開発のディーゼルに脱帽です。
【走行性能】
基本動作は、しっかりしています。
高速でのコーナーはしっかりですね。
元走り屋(当時、ライトスポーツカー)からすれば、おしりがどっしりしている感じです。
バトルモードは、本当にバトルです。血が騒ぎます。
競合したBMW3GTには負けますが、快適ですよ。
【乗り心地】
先代スカイラインより、ガッシリ。
BMW3GTよりは、柔らかいです。
基本、ふんわりが大好きな私ですが一応は満足はしています。
比べてはいけませんが弟のGT−R(Vスペ)やBMW3GTの固すぎるから比べると、いい感じです。
【燃費】
レジェンド(ハイオク7KM)〜セドリック(ハイオク8KM)〜エルグランド(ハイオク6KM)〜スカイライン(ハイオク9KM)〜クラウン(ハイオク11KM)から乗り換えで、初めてのディーゼルですが、めちゃめちゃ燃費は良いです。
「参考燃費」
街乗り12KM/リットル
中距離17KM/リットル
遠出20KM/リットル;
軽油とハイオクとの価格差から、ハイオク仕様にはもう戻れません。
【価格】
めちゃめちゃ安く買いました。
下取りが怖いです。
【総評】
次期クラウンまでのつなぎで買いました。
BMW3GT・ハリアー・前期7シリーズとも迷いましたが、車屋さんの思いを受け、購入に至りました。
予算的にはBMW523d有りだと思っていましたが、ジャガーになりました。
滅多に生息しないジャガーなんで、稀少性は抜群です。
燃費も最高です。
造りには一部チープさが見受けられるところはあります・・・。(クラウンは日本人には偉大だなって思いました)
横に、他の外車を並べても引けは取りません。
外観で完全に勝っています。
BMW・メルセデス・アウディの3大外車は、普通に走っているので怖くもありません。
いろいろと迷っている方へ、ジャガーの世界に来ませんか。
お待ちしていますよ。
外車っていたずらが多いですから、自己防衛は必要です。
参考になった17人
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > 20d R-SPORT
よく投稿するカテゴリ
2017年12月22日 05:22 [1088658-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
イアン・カラムデザインで奇をてらわず控えめながらも、全体のボリューム感、バランス、細部の拘りなど、流石元アストンマーティンのデザイナーが手掛けたエクステリアだと思います。
【インテリア】
古き良きジャガーXJのイメージからは、そもそもコンセプトとも時代もグレードも違うので比較は出来ないが、同クラスのドイツ車等と比べても部分部分で質感が物足りない。
【エンジン性能】
ジャガー内製のディーゼルエンジンは、トルクフルでそれ程雑味も無く、街中、高速でも必要十分です。ATとのマッチングか出足が重く感じるが、慣れればアクセルの踏み加減で調整出来る。
【走行性能】
ジャガーが相当力を入れてアルミシャシーから、足回り、エンジンに至るまで作り込んだ車で、かなり高いレベルでの走りが出来ると思う。ハンドルは低速やドライブモードによるが軽めでクイック。個人的にはもう少し重くても良かった。
【乗り心地】
このクラスではかなり凝った足回りで、流石ジャガーと思わせるところ。グレードにもよるが全体的には柔らかめでしっかりしており、現代の猫脚っぽい。段差でのいなし方も良く満足度は高い。
【燃費】
車重はそこそこあるが、これだけの走りが出来て燃費は14〜19km/lなのは、ディーゼルと新設計エンジンの恩恵。お財布に優しい。
【価格】
ライバル車と比べて何処に重きを置くかもあるが、かなり頑張っているとは思う。ただ目につく内装の質感などは、価格を考えればもう少し配慮と工夫が欲しい。
【総評】
車としてのバランスはかなり高いと思う。ジャガーというブランドも強み。ただ国内ではジャガーのイメージと今の車にギャップも大きく、受け入れられるにはまだ時間が掛かりそう。販売網の整備やディーラー対応など、これからに期待したい。
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > S
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2017年8月31日 23:59 [1058395-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
上質さの中にもスポーティさを押し出したエクステリア |
全長4680mmとDセグメントに分類されるサイズ |
4ドアながらクーペのような美しい曲線美が魅力 |
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取材車両の「S」には、20インチホイールが装備される。 |
V型6気筒3.0リッタースーパーチャージャーエンジンは、340PSを発生 |
素晴らしいハンドリングと安定性でハイウェイ走行も安楽 |
「XE」は、ジャガーが新たにDセグメントに参入した新型の4ドアセダンです。
今回もインポーターの広報車両をお借りして、ハイウェイ、ワインディングを走ってきました。試乗車種は「XE」では最もパワフルな「S」を選択。最高出力は340PSを発揮します。
同車は、2014年9月にロンドン・アールズコートでデビューし、翌月のパリ・モーターショーでお披露目されました。日本国内では、2015年9月から販売を開始されました。
2001年〜2009年まで、当時、フォードの傘下で開発された「Xタイプ」の後継モデルという位置づけですが、フォード 「モンデオ」ベースのプラットフォームを共有したのに対し、「XE」はジャガー・ランドローバーがまったく新しいプロジェクトで、独自開発した軽量モノコックボディ(重量比で75%以上にアルミ合金を使用)のFRモデルとして登場した、ジャガー4ドア最軽量モデルです。
ガソリンエンジンでは、ジャガー(XF、XJ)やランドローバー(イヴォーク)にも採用されている2.0L直噴ターボエンジンや、スポーツモデルのFタイプと同じ3.0L V6スーパーチャージャーエンジンを採用しています。
また、ジャガー・ランドローバーが自社開発した2.0L「Ingenium(インジニウム) 」ディーゼルターボは、尿素SCRでNoxを還元してユーロ6をクリアした自慢のエンジン。
エクステリアはロングノーズ、ロングホイールベース、ショートデッキ、ロー&ワイドの4ドアクーペ風です。ジャガーらしい華やかさやインパクトは控えめですが、滑らかな線と面で構成されたスタイルは無駄がなくて美しいものです。。空気抵抗を示すCd値はジャガー史上最高の0.26を記録。
ボディは75%以上がアルミニウム合金製です。同社「XJ」や「Fタイプ」のような“オールアルミ”ではありませんが、アルミとスチールの混成のボディは、ライバルとは比較になりません。
意外とコンパクトに見えるボディですが、全長4680mm×全幅1850mm×全高1415mm、ホイールベース2835mmとBMW「3シリーズ」より一回り大きく、最新型のアウディ「A4」に近いと言えます。
スタートボタンを押すと、エンジンが始動し、お馴染みのロータリー式ドライブセレクターがせり上がってきて、ジャガーだなと感じます。3.0L V6ガソリン・スーパーチャージャーは、アイドリング時から、豪快なサウンドを響かせ、「XE」のスポーツモデルであることをドライバーに主張してきます。
トランスミッションは、ヨーロッパ車の後輪駆動モデルで多く採用されるドイツZF社製8速AT(8HP45)を搭載しています。ステップ比が小さいため、変速はデッドスムーズで、ロックアップ機能によるダイレクト感のあるレスポンスも気持ちがいいものです。
市街地走行では、エンジンは1400rpm〜2000rpmあたりで粛々と回っており、それ以上を必要としません。
アクセルを踏み込めば一気に吹け上がり340PSという必要以上のパワーを発揮し美しい4ドアセダンをスポーツカーのように変貌させます。また、ロータリーシフターを回して「DS」(スポーツモード)を選べば、高回転を維持して俊敏にアクセルに反応します。
「ジャガー・ドライブ・コントロ−ル」(パワーステアリング、スロットルマッピング、シフトプログラムを変更)で「ダイナミック」を選べば、反応がよりシャープになり、レブリミットに達しても、勝手にシフトアップは行われず、「Fタイプ」譲りのV6サウンドが、キャビンに響き、その走りはより一層、迫力の満ちたものになります。
ボディは極めて高い剛性を感じることができます。フロント、ダブルウィッシュボーン、リアが新開発のインテグラルリンクとなるサスペンションがきっちり動く様子がリニアに感じ取れます。そして、一般道、ハイウェイでも、ダンピングは最小限に抑えられ、フラットな乗り心地は特筆ものです。ジャガー「XJ」や「XK」で長年アルミボディを手がけてきたジャガーだからこそできる技でもあります。
ワインディングでは、まるで、ライトウェイトスポーツモデルのような軽快な身のこなしをみせ、少々走り込んだレベルでは、ロールやピッチングも皆無に等しいと言えます。(前後重量配分も52:48と計算されています。)あまり、タイトコーナーで攻め込むと、レザーシートでドライバーの身体が滑ってしまうというハプニングもありましたが、ハンドリング、パワーも含め、文句のつけようがない走りでした。
高速道路での時速100km/h巡航時のエンジン回転数は8速で約1800rpm。直進安定性や静粛性はまったく申し分ないもので、安楽そのものです。追い越し加速では、さすが340PSを発生させるだけのことはあり、ドライバーが想像する以上の勢いで加速していきますが、通常は軽くアクセルに足を載せているだけで事が足りてしまいます。
ミリ波レーダーを使ったACCに加えて、ステレオ・カメラで前方を監視し、80km/h以下で衝突を回避あるいは衝突被害を軽減する自動緊急ブレーキ(AEB)やレーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)は全車標準です。
ジャガーへの期待を裏切らない上質さに加え、素晴らしい加速性能、正確なハンドリング、高いボディ剛性、軽量設計など、伝統を守りながらも、最新技術を取り入れたクルマが「XE」でした。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年10月20日 02:47 [867914-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ジャガーXEは、ジャガーが改めてミディアムクラスのセグメントに参入するモデルだ。改めてというのは、ジャガーがかつてフォードの傘下にあった21世紀の初頭、フォード・モンデオをベースにしたXタイプをラインナップしていた時期があったからだ。
今回、改めて輸入車市場のボリュームゾーンに再参入することになったXEは、ジャガーが自らの手でゼロから開発したモデルである。これをジャガーの主力量販モデルとなるメインストリームとして開発したのだ。
ジャガーXEには、ジャガー・ランドローバー・ジャパンがミュゼオ御殿場や裏磐梯で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードは3.0Sのほか、2.5ポートフォリオ、2.0プレステージなどで、後から追加される予定のディーゼルを除く、3種類のエンジンバリエーションに試乗した。
基本プラットホームは当然ながら新設されたものだ。ジャガーが得意とするアルミ製のアーキテクチャーを採用したモノコックボディで、軽くて剛性の高さが特徴だ。軽量・高剛性のボディは、しなやかな乗り心地や軽快なハンドリングにも貢献する。
外観デザインは全高を抑えて広い全幅を持つのが特徴で、ひと目でジャガーと分かるワイド&ローのデザインに仕上げている。低めの全高に加えてなだらかに下がるルーフラインも影響して、リヤドアの開口部はあまり大きくない。後席への乗降はやや潜り込むような感じになるが、乗り込んでしまえば居住空間に不満はない。
インテリアはジャガーらしい質感、と言いたいところだが、ジャガーだったら本革シートだけでなく、木目パネルをふんだんに使うなどして、さらに高い質感を表現して欲しいと思った。コンソールに設けられたスターターボタンを押すと、ダイヤル式のATセレクターが競り上がってくるのとはほかのジャガーモデルと共通である。
搭載エンジンは3.0Sに搭載されるV型6気筒3.0Lのスーパーチャージャー仕様を頂点に、直列4気筒2.0Lのターボ仕様が2種類のチューニングで搭載されている。ほかに直噴のディーゼルターボも後から搭載される予定だ。
2.0プレステージに搭載されるベース仕様の2.0リッターエンジンは147kW/320N・mの実力で、必要十分な動力性能を備えている。2.5ポートフォリオに搭載されるエンジンは177kW/350N・mだから、性能にはそれなりの違いはあるものの、走りのフィールにそれほど大きな違いはなく、積極的にポートフォリオを選びたいと感じさせるほどではなかった。売れ筋はプレステージだろう。
3.0Sに搭載される3.0Lエンジンになると話は別だ。250kW/450N・mの実力を持ち、豪華な走りのフィールを味わわせてくれる。吹き上がりもスムーズで気持ち良く加速が伸びていく感じがとても良い。
ただ、3.0Lエンジンの搭載車はフロントがかなり重くなる。2.0Lのベースグレードがほぼ50:50の重量配分になっているのに対し、3.0Sはフロントヘビーな印象が強い。ワインディングでの軽快感を考えると、3.0Sは必ずしもお勧めではない。
8速ATの変速フィールも上々だ。各段のギア比の感覚が狭いので、ショックを感じさせないスムーズな変速を示すのだ。ただし、時速70km〜80km程度で走っているときには自動変速で8速には入らない。8速は高速クルージングのときに使うギアという印象である。
ジャガーXEで特筆されるのは足回りだ。前輪にダブルウィッシュボーン式を採用し、リヤにはさらにプレミアムな仕様といえるインテグラルリンク式を採用している。この足回りのデキがとても良かった。
試乗したSには20インチ、プレステージにもオプションの19インチタイヤが装着されていたが、硬さを感じさせることなく、快適な乗り心地と爽快な操縦安定性を示したからだ。正にしなやかな足回りというのはこうしたものを言うのだろう。
ステアリングはジャガー初の電子制御パワーステアリングが採用されている。センター付近での安定感とリニアなレスポンスを標榜するが、センター付近ではもっと安定感が欲しい感じもあった。レスポンスに関しては文句なしというか、かなりシャープなレスポンスで、ジャガーらしいスポーティさを感じさせるステアリングフィールだった。
ベースグレードの2.0ピュアの価格が477万円から始まるジャガーXEは、ミディアムクラスの新しい選択肢になるのは間違いない。特に今の時点ではアウディA4が完全なモデル末期にあるため、Cクラス、3シリーズ、XEの3択状態になる。
もちろんCクラスや3シリーズの牙城を簡単に崩せることはないし、それは拠点数やセールスマン数などの販売網に大きな違いがあることも関係しているが、Cや3ではないもうひとつの別の選択肢としてXEの認知が広がっていくだろう。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ジャガー > XE 2014年モデル > PURE
2015年9月15日 13:16 [858409-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
洗練されている。
フォルムのバランスが良く、
ジャガーらしさがある。
【インテリア】
グレード次第なところはあるが、
いわゆるドイツ3大メーカーに全く引けは取らない。
一体感のあるデザインは秀逸。
【エンジン性能】
走りそのものは、3シリーズが上だが、
サウンドの演出はXEに軍配。
【走行性能】
なかなか優秀。
直線の伸びも、コーナリングも楽しめる。
【乗り心地】
割としっかり目で、昔のジャガーとは違い、
これもドイツ車にぶつけて来ている感じがする。
個人的には評価高い。
【燃費】
こんなものでしょう。
【価格】
ジャガーが新車で、この値段。
ドイツ車以外の選択肢が出て、
非常に喜ばしい。
【総評】
個人的には3シリーズのほうが評価高いが、
基本的は遜色なく、あとは好みの問題。
上級グレードが、今から楽しみ。
- レビュー対象車
- 試乗
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XEの中古車 (59物件)
-
- 支払総額
- 184.0万円
- 車両価格
- 172.0万円
- 諸費用
- 12.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 3.3万km
-
XE XE プレステージ クリーンディーゼルターボ 禁煙車 レザーシート シートヒーター パワーシート 純正ナビ バックカメラ コーナセンサー ACC キセノンライト スマートキー 安心ロング保証
- 支払総額
- 149.0万円
- 車両価格
- 138.0万円
- 諸費用
- 11.0万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 2.6万km
-
- 支払総額
- 307.9万円
- 車両価格
- 292.0万円
- 諸費用
- 15.9万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 4.1万km
-
XE XE R−スポーツ ブラックパック 純正19インチアルミホイール アダプティブクルーズコントロール 純正SSDナビゲーション メモリ機能付き電動シート パドルシフト
- 支払総額
- 207.9万円
- 車両価格
- 190.7万円
- 諸費用
- 17.2万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 4.8万km
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