『車検の代車でC220dステーションワゴン後期型に乗りました。』 メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン 2014年モデル HISASHI-880さんのレビュー・評価

? フロントデザインは、セダンと変わりません。	? 横からのデザインは、ステーションワゴンの正統派です。	? 内装は、基本一緒ですが、ナビモニターの形状（前期型）で判別できます。
? 走行性能でも記載している朝夕の通勤で通る全長数ｋｍの大橋と周回コースです。	? 燃費計測期間の車載平均燃費計の結果です。	? 通勤・朝の車載燃費計の結果です。帰りは、混むので２ｋｍ/Lは、悪化します。

旧型となったCクラスのステーションワゴンを６日間代車で試乗しました。
自分は、車について静粛性を重視するためセダンよりワゴンタイプは、うるさいのではないかと先入観がありました。
W205前期型2000ccのワゴンですが、自分のC220dと比べて意外と静かで驚きました。
後期型の1500ccのマイルドハイブリッドのC200セダンも代車で乗りましたが、前期型の2000ccの純粋なガソリンエンジンは、発進加速のトルク感も有って良かったです。
燃費は、1500ccと比べたら多少悪かったです。

以下は、いずれもW205セダンのC220d（ディーゼル）や代車で乗ったC200（ガソリン）と比較しての項目別の評価です。

【エクステリア】･･･４点　
C220d（後期）　＝　C200（後期）　＞　C200ステーションワゴン（前期）
あくまでも個人の観念ですが、セダンこそ正統派と思っているので４点となります。
画像??のとおりステーションワゴンとしてメルセデスらしい外観デザインは良いです。
実用的な面から言えば日常生活で荷物を良く積む環境ならばCLAのシューティングブレークよりは、後方視界も良いので選択肢になると思います。

【インテリア】･･･５点　
C220d（後期）　＝　C200（後期）　＝　C200ステーションワゴン（前期）
前期（画像?）と後期の違いはありますが、自分のC220dと比べても基本は、一緒なので５点です。
代車の前期型は、エンジンのON/OFFでのステアリングの電動稼働で少し機械的な音に違和感を覚えましたが、後期型との違いかなと思いました。
ただし、ACCは、前期型のレバー式より後期型のステアリング・スイッチ式が良いです。

【エンジン性能】･･･５点
C220d（後期）　＞　C200（前期）ステーションワゴン　＞　C200（後期）
ディーゼルとガソリンでは、不公平ですがトルク感の優劣順です。
以前乗った後期型1500ccのマイルドハイブリッドは、物足りなさを感じました。
CクラスやEクラスは、マイルドハイブリッドでも1500ccまでダウンサイジングするのは、やり過ぎです。
2000ccのC200は、C220dのトルク感には敵いませんが、ガソリンエンジンとして充分でストレスを感じないため車格的にもやはり2000ccが良いと感じました。
５点としたのは、ディーゼルを除き1500ccのマイルドハイブリッドと比べた結果です。
新型のW206のC200は、同じ1500ccですが進化したマイルドハイブリッドのようなのでいずれ試乗したいです。

【走行性能】･･･４点
C220d（後期）　＝　C200（後期）　＞　C200ステーションワゴン（前期）
一般道での走行性能は、基本的にセダンと遜色ないです。
通勤コースで港の入り口を跨ぐ高さ約100ｍで全長５km弱の自動車専用の大橋が有ります。
画像?のとおり360度周回する大きなカーブが有りますが、そこだけは、ステーションワゴンのせいかセダンと比べてリア方向に若干腰の弱さを感じました。
車体剛性的には、やはりセダンの方が長けていると感じたので４点です。

【乗り心地】･･･５点
C220d（後期）　＝　C200（後期）　＝　C200ステーションワゴン（前期）
足回りとしての乗り心地には、不満無いです。
重視している『静粛性』については、ステーションワゴンのためうるさいかなと先入観がありましたが、セダンと変わらぬ満足できるレベルとして５点です。
結果として逆にセダンは、もう少し静かでも良いのではないかと思いました。

【燃費】･･･３点
C220d（後期）　＞　C200（後期）　＞　C200ステーションワゴン（前期）
６日間、232km走って実燃費は、11.8km/Lでした。
代車受領後セルフスタンドで満タン給油し、返却時に再び満タン（19.63L）給油した実燃費としての結果です。
画像?が給油時の車載燃費表示ですが、実燃費と0.5km/Lの誤差です。
通勤途中の50km/h巡航時の瞬間燃費は、概ね20km/L強の値でした。
以前試乗した同じ2000ccのガソリンのSLC200は、約400ｋｍ走って約10.8ｋｍ/Lでした。
画像?は、通勤（朝）の燃費結果です。
21km走って14.0km/Lは、ガソリン車として表示上悪くないと思いますが、自分のC220dであれば車載表示上は、21km/L前後で同じ通勤コース走ってくれます。
軽油とハイオクの燃料代で考えれば通勤に2倍近くのコストになるため評価は、３点です。
一介のサラリーマンには、C220d のディーゼル・ターボを買って良かったと改めて思いました。
新しいW206のマイルドハイブリッド搭載のC220dにも期待しております。

【価格】･･･３点
C220d（後期）　＞　C200（後期）　＞　C200ステーションワゴン（前期）
今更新車購入できない車ですが、燃費やトルク（発進加速等）感を考えると価格的にディーゼルより安くても満足できない価格と感じるため３点です。

【総評】･･･４点
C220d（後期）　＞　C200（後期）　＝　C200ステーションワゴン（前期）
初めてステーションワゴンを代車で乗って良い経験でした。
ステーションワゴンの特にガソリンエンジン車は、購入対象とはなりませんが相対的な車の出来として４点です。

燃費評価に尽きると思いますが、改めて自分のC220d（W205）ディーゼルの良さを再認識しました。
もうすぐ自分の後期型が初めての車検を迎えます。
先日メルセデスが２０２５年以降は、環境適合の電動車しか出さないと発表が有りました。このレビューを書いているときにまだ発売前のCクラスからオプションのプレミアムオーディオが落ちて選択できなくなった記事を読みガッカリしてすぐに新型Cクラスに飛びつく気が失せました。
それ故に２回目の車検を過ぎる２０２４年までには、最後の純内燃エンジン車として腰を据えて検討し、もう１台メルセデスのディーゼルのCかEに乗り換えたいと思いましたが、その頃は、定年後のためAかもしれません。（笑）