| Kakaku |
『Cクラスに完敗』 BMW 4シリーズ グラン クーペ 2014年モデル XFOUR92さんのレビュー・評価
4シリーズ グラン クーペ 2014年モデル
51
4シリーズ グラン クーペの新車
新車価格: 516〜942 万円 2014年6月21日発売〜2021年7月販売終了
自動車(本体) > BMW > 4シリーズ グラン クーペ 2014年モデル > 420i Gran Coupe M Sport
2014年11月8日 13:14 [755402-4]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 2 |
|---|---|
| インテリア | 1 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
グローバルで絶好調のBMWが日本では絶不調だ。
期末月の9月に続き10月も-16%となり、1月からの累計でも前年割れに陥った。
メルセデスとアウディは単月でも累計でも10%以上の伸び。
アウディは店舗数とディーゼル未導入を考慮すれば既にBMW以上か?
今後もNEWモデルは、5シリが3年後で2年後の7シリは数を稼ぐモデルではなく大ピンチである。
不調の要因はマクロ的には価格と出来の不均衡?
日本での価格が高すぎる?
グローバル的には絶好調だから合理的に説明が出来るのではないか?
さもなければ、先進国では売れずに中国始めその他の国で売れているのだろう。
(実際3シリは、北米ではプレミアウムの領域に入るか?微妙)
ミクロ的な要因では、3シリの不出来だ。
3シリのレビューはメッタ切りに書いたが、BMW好きだからこそ敢えて書かせて戴いた。
その中で4シリは3シリより改善されたとしたが、今回身内が長期出張で1ヶ月間420iグランクーペMスポを預けていったので同じ4ドアで何処まで違うのか?比べてみた。
ハンドリングはスムーズでBMWらしさは取り戻している。
こうなると非力な燃費とCO2狙いのデチューンエンジンも十分だが、それでも下も上も物足りない。
ハンドリングが改善されたのは、メーカーが3シリより大幅に剛性を上げたとしている様にサイズが一回り大きくなりトレッドも広がったことが要因だろう。
ドライバーズシートでは乗り心地に問題は無いが、後席に乗ると320iMスポよりも突き上げ感が厳しいので足も固め限界を上げていると判る。
調べると3シリより70キロ重く、シャシーその他に手が入っているのは明らか。
Mスポのインテリアの色使い、質感、デザインは、これがプレミアウムメーカーの車とは感じられない。
シルバーの樹脂のトリムは100均レベル。
一番の要因は、価格よりもこのチープな内装だ。
デザインに統一感がなく、チープな各パーツは浮いている。
レザーシートには最近ステッチが入ったが、オプション価格が同じでも例えばアウディではナッパレザーなのにBMWはダコタレザーとかいう安物だ。
7シリーズでも同様で如何にBMWが手抜きなのか?が解る。
Cクラスの内装は、Sクラスとほぼ同等で2レベル違い、7シリーズも届かない。
この420iは428i以上とでは、せこく装備が省かれTVチューナー、フロントのアームレスト、圧巻はシートバックのネットで後席の住人は小物の置き場所に困る。
エクステリアで到底許せないのが、1本出しの丸いマフラーカッターだ。
この420iのヘッドライトはLEDがOPが、CクラスはC180でもLEDが標準。
塗装のクオリティはいまだ最低。
ナビは案内するタイミングというか車の位置が実際より遅れるし、地図のスクロールさえ未だダイレクトに行えず、ハイト不足のモニターは実に使い難くい
他にもワイパーのレインセンサーは実際の雨量と大きく乖離、車線を逸脱した際にステアリングが振動するが、ウィンカーを操作して車線変更しても信号が遅れ振動する。
2年以上前のメルセデスでもこんなことはない。
この程度のレベルがクリア出来てないメーカーが良い車など作れる筈もない。
新しいCクラスを見て乗った後に買う気になる人は希だろう。
BMWからBMWへの乗り換えがコスト的に有利な人は兎も角もだ。
メンテナンスコストが価格に含まれないのは、奢りとしか思えない。
ハンドリングもCクラスは4シリ以上。
逆にCクラスは何故ここまでシャシー性能を向上させたのか?
この価格でコスト的にあうのだろうか?というくらいの出来だ。
R35とCクラスならば確実にR35が速いが、楽しいのはCクラス。
2,3日乗れば誰でも解る。
限界時の挙動がこれほど優れた車は世界的にも希。
320dをメルセデスよりもエモーショナルと書いたプロがいたが、日本にはCクラスのディーゼルは未導入なのにどのように比較したのだろうか?
どこかの大新聞並みのデタラメだ。
エンジン的にもC200は明らかに320/420iを凌ぐ。
BMWの直6の3Lエンジンがここ数年多くの賞を取っているが、この2L直4ターボも含め燃費は決して良くない。
3/4シリは、前モデルからの進化はデザイン、機能/性能面でほぼゼロ。
安全装備はボッシュ等が開発したもので他メーカー共通。
つまり、この3/4シリは小手先変更の手抜きモデル。
どこから見ても乗っても古くさい。
私の周りのBMW乗りも続々Cクラスを購入した、検討中の人が増えている。
C250Sportはデリバリーが始まり、A4は来年にはFMC。
大丈夫か?BMWと真剣に心配になる。
BMWの問題点は、3/4シリに限ったことではない。
全モデルの薄っぺらいインテリア/エクステリアを焼き直し、メルセデスよりも劣る装備、機能を見直す必要がある。
(メルセデスより1、2世代前の旧式の物を積んでいる)
以上は不可能だから日本においては価格を見直す以外にない。
アウディは以前から販促金による大幅値引きで勝負しており、BMWもやっと始まったが、それはそれでリセールの低下を招き暗黒時代が到来である。
BMWはライバルと比較してスーパーカーや高性能スポーツカーを持たない。
この点もプレミアウムとして失格だ。
i3/i8があるが、i3はBMWブランドで出すべき車ではない。
MINIも同じで今時雨漏りやドアが閉まらない車は論外。
MINIからMINIへ乗り継ぐ人の比率の低さが全て。
商品力に問題があるのは確かだが、もう一つの現実はBMWジャパンとディーラーの質だろう。
ディーラーによっては近寄りがたい風貌の営業マンもおり自分達はオシャレなつもりだろうが、とても買う気にはならずそれを許しているBMWジャパンが現場を見ていない。
要は結果に見合った対価を販売の現場に配分していない労働分配率が要因だろうとも感じる。
車の不出来をディーラーが更に加速させている。
Cクラスショック、メルセデスショックは、3/4シリだけでなくアウディと比べても格段に質感が低いBMW全体を襲ったが、今後数年は有効な対策は見えず、価値が感じられないブランドになってしまった。
大好きだったBMWがこんなに落ちぶれてしまったのが悲しいです。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった146人(再レビュー後:134人)
2014年10月25日 14:26 [755402-3]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 2 |
|---|---|
| インテリア | 1 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
グローバルで絶好調のBMWが日本では絶不調だ。
8月の登録台数は2700台で対前年比マイナス-14%。
増税後の4月以降は全月マイナスで累計もマイナス21%とメルセデスのマイナス11%、アウディのプラス2%に大きく差を付けられている。
最初のレビュー投稿から1ヶ月経過し9月は?
メルセデスとアウディが+11%、因みにVWも+7%、そしてBMWは-7%でまたもや一人負け。
メルセデスは新車効果か?7月以降対前年比10%以上の伸びだ。
アウディは店舗数とディーゼル未導入を考慮すれば既にBMW以上だろう。
年間でもメルセデスとアウディは確実にプラスになるが、BMWはX3のフェイスリフトとX4、X6では新車効果は望めずマイナスは決定的。
9月の期末時のマイナスは、言い訳などない。
不調の要因はマクロ的には価格と車の出来が釣り合っていない?
日本の価格が高すぎるのである。
グローバル的には絶好調だから合理的に説明が出来るのではないか?
さもなければ、先進国では売れずに中国始めその他の国で売れているのだろう。
ミクロ的な要因では、3シリの不出来だ。
3シリのレビューはメッタ切りに書いてしまったが、BMW好きだからこそ敢えて書かせて貰った。
その中で4シリは3シリより改善されたと書いたが、今回身内が長期出張で1ヶ月間420iグランクーペMスポを預けていったので同じ4ドアで何処まで違うのか?乗ってみた。
ハンドリングはスムーズでBMWらしさは取り戻している。
こうなると非力な燃費とCO2狙いのデチューンエンジンも必要十分となるが、それでも下も上も物足りない。
ハンドリングが改善されたのは、メーカーが3シリより大幅に剛性を上げたとしている様にボディサイズが一回り大きくなりトレッドも広がったことが要因だろう。
ドライバーズシートでは乗り心地に問題は無いが、後席に乗ると320iMスポよりも突き上げ感が厳しいので足も固め限界を上げていると判る。
調べると3シリより70キロ重く、シャシーその他に手が入っているのは明らか。
Mスポのインテリアの色使い、質感、デザインは、これがプレミアウムメーカーの車とは感じられない。
シルバーの樹脂のトリムは100均レベル。
実は一番の要因は、価格よりもこのチープな内装だ。
デザインに統一感がなく、チープな各パーツは浮いている。
レザーシートには最近ステッチが入ったが、オプション価格が同じでも例えばアウディではナッパレザーなのにBMWはダコタレザーとかいう安物だ。
7シリーズでも同様なので如何にBMWが手抜きなのか?が解る。
Cクラスの内装は、Sクラスとほぼ同等で2レベル違い、7シリーズも届かないところにある。
この420iは428i以上とでは、せこく装備が省かれTVチューナー、フロントのアームレスト、圧巻はシートバックのネットで後席の住人は小物の置き場所に困る。
エクステリアで到底許せないのが、1本出しの丸いマフラーカッターだ。
この420iのヘッドライトはLEDがオプションだが、新しいCクラスではC180でもLEDが標準。
塗装のクオリティはいまだ最低。
ナビは案内するタイミングというか車の位置が実際より遅れるし、地図のスクロールさえ未だダイレクトに行えず、ハイトが足らないモニターは実に使い難くい
他にもワイパーのレインセンサーは実際の雨量と大きく乖離、車線を逸脱した際にステアリングが振動するが、ウィンカーを操作して車線変更しても信号が遅れるので振動する。2年以上前のメルセデスでもこんなことはない。
更にドアロックしてもドアミラーは自動的に畳まれれないが、実はその機能を持っているのにBMWジャパンが故意に殺しているのである。
そんな細かいことはどうでもよいと言われそうだが、この程度のレベルがクリア出来てないメーカーが良い車など作れる筈もない。
新しいCクラスを見て乗った後に買う気になる人は希だろう。
BMWからBMWへの乗り換えがコスト的に有利な人は兎も角もだ。
メンテナンスコストが価格に含まれないのは、奢りとしか思えない。
ハンドリングもCクラスは4シリ以上。
逆にCクラスは何故ここまでシャシー性能を向上させたのか?
この価格でコスト的にあうのだろうか?というくらいの出来だ。
R35とCクラスならば確実にR35が速いが、楽しいのはCクラス。
2,3日乗れば誰でも解る。
限界時の挙動がこれほど優れた車は世界的にも希。
320dをメルセデスよりもエモーショナルと書いたプロがいたが、日本にはCクラスのディーゼルは未導入なのにどのように比較したのだろうか?
どこかの大新聞並みのデタラメだ。
エンジン的にもC200は明らかに320/420iを凌ぐ。
BMWの直6の3Lエンジンがここ数年多くの賞を取っているが、この2L直4ターボも含め燃費は決して良くない。
3/4シリは、前モデルからの進化はデザイン、機能/性能面でほぼゼロ。
安全装備はボッシュ等が開発したもので他メーカー共通。
つまり、この3/4シリは小手先変更の手抜きモデルだろう。
どこから見ても乗っても古くさい。
私の周りのBMW乗りも続々Cクラスを購入した、検討中の人が増えている。
C250Sportはデリバリーが始まり、A4は来年にはFMC。
大丈夫か?BMWと真剣に心配になる。
BMWの問題点は、3/4シリに限ったことではない。
全てのモデルの薄っぺらいインテリア/エクステリアを焼き直す必要がある。
それは不可能だから日本においては価格を見直す以外にないだろう。
値引きでは追いつかないレベルで\50〜\100万値下げしないと勝負にならない。
商品力に問題があるのは確かだが、もう一つの現実はBMWジャパンとディーラーの質だろう。
ディーラーによっては近寄りがたい風貌の営業マンもおり自分たちはオシャレなつもりだろうが、とても買う気にはならずそれを許しているBMWジャパンが現場を見ていない。
要は結果に見合った対価を販売の現場に配分していない労働分配率が要因だろうとも感じる。
車の不出来をディーラーが更に加速させている。
このままならリセール価格は大幅下落し、暗黒時代が再び来る。
メルセデスやアウディのユーザーから時代遅れと言われるのも頷ける。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
2014年10月17日 19:39 [755402-2]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 2 |
|---|---|
| インテリア | 1 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
グローバルで絶好調のBMWが日本では絶不調だ。
8月の登録台数は2700台で対前年比マイナス-14%。
増税後の4月以降は全月マイナスで累計もマイナス21%とメルセデスのマイナス11%、アウディのプラス2%に大きく差を付けられている。
最初のレビュー投稿から1ヶ月経過し9月は?
メルセデスとアウディが+11%、因みにVWも+7%、そしてBMWは-7%でまたもや一人負けだ。
メルセデスは新車効果なのか?7月以降対前年比10%以上の伸びだ。
アウディは店舗数とディーゼル未導入を考慮すれば既にBMW以上だろう。
年間でもメルセデスとアウディは確実にプラスになるが、BMWはX3のフェイスリフトとX4、X6では新車効果は望めずマイナスが決定的だ。
9月の期末時のマイナスは、言い訳などない。
不調の要因はマクロ的には価格と車の出来が釣り合っていない?
日本の価格が高すぎるのである。
グローバル的には絶好調だから合理的に説明が出来るのではないか?
さもなければ、先進国では売れずに中国始めその他の国で売れているのだろう。
ミクロ的な要因では、3シリの不出来だ。
3シリのレビューはメッタ切りに書いてしまったが、BMW好きだからこそ敢えて書かせて貰った。
その中で4シリは3シリより改善されたと書いたが、今回身内が長期出張で1ヶ月間420iグランクーペMスポを預けていったので同じ4ドアで何処まで違うのか?乗ってみた。
ハンドリングはスムーズでBMWらしさは取り戻している。
こうなると非力な燃費とCO2狙いのデチューンエンジンも必要十分となるが、それでも下も上も物足りない。
ハンドリングが改善されたのは、メーカーが3シリより大幅に剛性を上げたとしている様にボディサイズが一回り大きくなりトレッドも広がったことが要因だろう。
ドライバーズシートでは乗り心地に問題は無いが、後席に乗ると320iMスポよりも突き上げ感が厳しいので足も固め限界を上げていることも判る。
調べると3シリより70キロ重く、シャシーその他に手が入っているのは明らか。
Mスポのインテリアの色使い、質感、デザインは、これがプレミアウムメーカーの車とは感じられない。
シルバーの樹脂のトリムは100均レベルだ。
実は一番の要因は、価格よりもこのチープな内装である。
デザインに統一感がなく、チープな各パーツは浮いてしまっている。
レザーシートには最近ステッチが入ったが、オプション価格が同じでも例えばアウディではナッパレザーなのにBMWはダコタレザーとかいう安物だ。
7シリーズでも同様なので如何にBMWが手抜きなのか?が解る。
Cクラスの内装は、Sクラスとほぼ同等で2レベル違う。
A4やISも7シリーズも届かないところにある。
この420iは428i以上とでは、せこく装備が省かれTVチューナー、フロントのアームレスト、圧巻はシートバックのネットで後席の住人は小物の置き場所に困る。
エクステリアで到底許せないのが、1本出しの丸いマフラーカッターだ。
この420iのヘッドライトはLEDがオプションだが、新しいCクラスではC180でもLEDが標準。
塗装のクオリティはいまだ最低。
ナビは地図のスクロールさえダイレクトに行えず、ハイトが足らないモニターは実に使い難い。
さて、この4シリーズGCは買いか?
C250やA4 2.0TQよりもエンジンがチューンされている428iはギリギリ買いで420iと価格が高すぎる435iは買わないと以前書いたが、現実的には新しいCクラスを見て乗った後にこの車を買う気になる人は希だ。
理由は人様々だが、BMWからBMWへの乗り換えがコスト的に有利な人は兎も角もである。
乗っていると気持ちがチープになる。
メンテナンスコストがBMWだけ価格に含まれないのは、奢りとしか思えない。
ハンドリングは改善されたが、Cクラスは3シリを凌ぎ4シリ以上。
逆にCクラスは何故ここまでシャシー性能を向上させたのか?
この価格でコスト的にあうのだろうか?というくらいの出来だ。
R35とCクラスをとばしたら確実にR35が速いが、楽しいのはCクラス。
2,3日乗れば誰でも解る。
限界時の挙動がこれほど優れた車は世界的にも希だろう。
あるウェブサイトで320dをメルセデスよりもエモーショナルと書いたプロがいたが、日本にはCクラスのディーゼルは未導入なのに一体どのように比較したのだろうか?
どこかの大新聞並みのデタラメだ。
エンジン的にもC200は明らかに320/420iを凌ぐ。
BMWの直6の3Lエンジンがここ数年ベストエンジンと多くの賞を取っているが、この2L直4ターボも含め燃費は決して良くない。
3/4シリは、前モデルからの進化はデザイン、機能/性能面でほぼゼロだ。
安全装備はBMWではなくボッシュ等のパーツメーカーが開発したもので他メーカー共通。
つまり、この3/4シリは小手先変更の手抜きモデルだろう。
どこから見ても、乗っても古くささを感じる。
私の周りのBMW乗りも続々Cクラスを購入した、検討中の人が増えている。
年末予定だったC250Sportは、来月後半にはデリバリーが始まるし、A4は来年にはFMCだ。大丈夫か?BMWと真剣に心配になる。
今のBMWの問題点は、3/4シリに限ったことではない。
全てのモデルの薄っぺらいインテリア/エクステリアを焼き直す必要がある。
それは今のBMWには不可能で非現実的だから日本においては価格を見直す以外にないだろう。
値引きでは追いつかないレベルで\50〜\100万値下げしないと勝負にならない。
BMWの商品力に問題があるのは確かだが、もう一つの現実はBMWジャパンとディーラーの質だろう。
ディーラーによっては近寄りがたい風貌の営業マンもおり自分たちはオシャレなつもりだろうが、とても買う気にはならず、それを許しているBMWジャパンが現場を見ていないことも明白だ。
要は結果に見合った対価を販売の現場に配分していない労働分配率が要因だろうとも感じる。
車の不出来をディーラーが更に加速させている。
このままなら日産同様にリセール価格は大幅下落し、暗黒時代が再び来る。
メルセデスやアウディのユーザーから時代遅れと言われるのも頷ける
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった3人
2014年9月18日 14:35 [755402-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 1 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
BMWが絶不調である。
8月の登録台数は2700台で対前年比マイナス-14%、メルセデス4600台、アウディ2000台。
増税後の4月以降は全月マイナスで累計もマイナス21%とメルセデスのマイナス11%、アウディのプラス2%に大きく差を付けられている。
メルセデスは新車効果もあり7月以降対前年比10%以上の伸びを示し、ひょっとしたら今年はVWを抜くかも知れない。
アウディは店舗数とディーゼル未導入を考慮すれば、既にBMWの域に到達しているかも知れない。
不調の要因はマクロ的には価格と車の出来が釣り合っていないことにあるのでは?
日本における価格が高すぎるのである。
世界的にはBMWは絶好調であるから合理的に説明が出来るのではないか?
ミクロ的な要因では、何と言っても3シリの不出来だ。
3シリのレビューはメッタ切りに書いてしまったが、BMW好きだからこそ敢えて書かせて貰った。
その中で4シリは3シリより改善されていると書いたが、今回遠方に住む身内が長期出張と言うことで1ヶ月間420iグランクーペMスポを預けていったので同じ4ドアで何処まで違うのか?乗ってみた。
ハンドリングについてはウルトラスムーズでBMWらしさは取り戻している。
こうなると非力な燃費とCO2狙いのデチューンエンジンも必要十分となるが、それでも下も上も物足りない。
ハンドリングが改善されたのは、メーカー自身が3シリより大幅に剛性を上げたと明言している様にボディサイズが一回り大きくなりトレッドも広がっていることが要因だろうと思う。
ドライバーズシートでは乗り心地に問題は無いが、後席に乗ると320iMスポよりも突き上げ感が厳しいので足も固め限界を上げていることも判る。
調べてみれば3シリより70キロ重くなっていることからシャシーその他に手が入っているのは明らかだろう。
Mスポのインテリアの色使い、質感はこれが先進国のプレミアウムメーカーの車とはとても感じられない。
シルバーの樹脂のトリムは100均レベルだ。
この420iは428i以上と比較するとせこく装備が省かれている。
TVチューナー、フロントシートのアームレスト、圧巻はシートバックのネットで後席の住人は小物の置き場所に困る。
エクステリアで到底許せないのが、1本出しの丸いマフラーカッターだ。
コスト意識丸出しにも程がある。
この420iのヘッドライトはキセノンでLEDはオプションだが、新しいCクラスではC200でもLEDが標準となっている。
しかし、これは現段階ではキセノンが正解かも知れない。
現実に非常に明るく不満は全くなく夜間の運転が楽である。
LEDは車用途に限らず指向性が強く光の広がりに難があり、今年になってようやく改良型のLED球が出てきた。
つまりまだまだ発展途上で、アウディのA6やメルセデスのCLSのヘッドライトは暗くて使い物にならない。
塗装のクオリティはいまだ最低。
さて、この4シリーズグランクーペは買いか?
私ならC250やA4 2.0TQよりもエンジンがチューンされている428iはギリギリ買いで420iと価格が高すぎる435iは買わない。
現実的には、新しいCクラスを見て乗った後にこの車を買う気になる人は、どうしてもBMWでなければと言う人ぐらいだろう。
その理由は人様々だが、BMWからBMWへの乗り換えがコスト的に有利な人は兎も角もである。
ハンドリングは改善されたが、新しいCクラスは3シリを凌ぎ4シリと互角以上になっている。
3シリより高いのだから良くても当たり前だが。
あるウェブサイトで320dをメルセデスよりもエモーショナルと書いたプロがいたが、日本にはCクラスのディーゼルは未導入なのに一体どのように比較したのだろうか?
どこかの大新聞並みのデタラメだ。
私の周りのBMW乗りも続々Cクラスを購入した、検討中の人が増えている。
年末予定だったC250Sportは、来月後半にはデリバリーが始まるし、A4は来年にはFMCだ。
大丈夫か?BMWと真剣に心配になる。
今のBMWの問題点は、3/4シリに限ったことではない。
全てのモデルの薄っぺらいインテリア/エクステリアを焼き直す必要がある。
(新しい機能はボッシュ等のパーツメーカーが提供する物も多く、複数のドイツ車メーカーで共通になることから尚更だ。)
それはとてつもない時間と労力がかかるし、非現実的であることから日本においては価格を見直す以外にないだろう。
実際には値引きとなるだろうが。
BMWの商品力に問題があるのは確かだが、もう一つの現実はBMWジャパンとディーラーの質だろう。
要は結果に見合った対価を販売の現場に配分していない労働分配率が要因だろうとも感じる。
日産と同じ臭いがしてならない。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった8人
「4シリーズ グラン クーペ 2014年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2020年5月24日 12:00 | ||
| 2017年10月22日 21:39 | ||
| 2017年8月20日 16:27 | ||
| 2017年3月8日 11:42 | ||
| 2016年9月19日 16:39 | ||
| 2016年4月2日 00:47 | ||
| 2014年12月11日 08:11 | ||
| 2014年11月8日 13:14 | ||
| 2014年8月30日 15:30 |
4シリーズグランクーペの中古車 (全2モデル/202物件)
-
- 支払総額
- 127.1万円
- 車両価格
- 118.0万円
- 諸費用
- 9.1万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 4.6万km
-
- 支払総額
- 515.4万円
- 車両価格
- 489.0万円
- 諸費用
- 26.4万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 2.4万km
-
- 支払総額
- 159.8万円
- 車両価格
- 151.1万円
- 諸費用
- 8.7万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 5.7万km
-
- 支払総額
- 166.9万円
- 車両価格
- 159.7万円
- 諸費用
- 7.2万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 7.3万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
23〜800万円
-
42〜1235万円
-
53〜642万円
-
29〜5920万円
-
89〜374万円
-
69〜262万円
-
85〜800万円
-
59〜729万円
-
132〜786万円









