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『3年乗ってみて…。この車はe:HEVありきで語るべき車』 ホンダ オデッセイ 2013年モデル Porco.Rosso.さんのレビュー・評価
オデッセイの新車
新車価格: 480〜516 万円 2013年11月1日発売
中古車価格: 45〜574 万円 (1,575物件) オデッセイ 2013年モデルの中古車を見る

自動車(本体) > ホンダ > オデッセイ 2013年モデル > e:HEV アブソルート・EX ホンダ センシング
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2024年6月26日 16:59 [1417576-4]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 5 |
価格 | 2 |
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---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE EXを丸3年乗りました。 所有してみてこの車の優れた点だけでなく,ウィークポイントもある程度把握できました。 加筆修正です。
【エクステリア】
もともと「スポーティーミニバン」という性格が売りのオデッセイ。 その性格からくるデザインでボンネット先端が低いのが「オデッセイらしい」というのが従来モデルで定着してきたように思います。そういう意味ではこのデザインは「らしさが消えた」となるのかもしれません。
個人的にはアメリカンミニバンのような顔つきは威風堂々としており,かつ上品で好感が持てました。 ヘッドライトのデザインが他社とは大きく異なるあたりが,さすがはホンダだなと思わせてくれます。 特に遠くからシルエット全体を見ると,迫力があり高級車だということを嫌味がない程度に主張しています。
リアテールも大きく変わり近年のBMWに似たテールに一新されました。
絶版後復刻した現行型についてですが,「ブラックエディション」の良さが私には理解できない。スモークテールも一昔前のヤンキー仕様のミドルセダンの後付けパーツみたいに見えますし,ブラックのドアミラーよりもボディ同色のほうが高級感があるように感じるのですが。
私の感覚が時代錯誤という事なのかもしれませんが…。
【インテリア】
インパネのデザインが大きく刷新され,RC初期型とは全く違ったものに見えます。 初期型モデルからの改良点として多くの収納スペースが設けられています。
ナビがギャザズの10インチ専用品しか選択できないというのは残念。 復刻した新型では他社のナビを装着できるそうで,そこは羨ましいですね。
この車(7人乗り車)の素晴らしさは,2列目プレミアムクレードシートにあると思います。 これを4人乗車での使用と割り切って使うとなれば,2列目シートを車体後部まで超ロングスライドさせることで,とてつもない広さを体験できます。 造形がゴージャスなキャプテンシートなので,かなり豪華な雰囲気を楽しむことができます。
【動力性能】
基本的にはモーター駆動。 315N・mというビッグトルクなので加速性能に不満はありません。 この車は車重が約2トンありますので,ガソリンエンジンだけでは物足りなさを感じます。 真価はハイブリッドモデルありきで語るべきであろうというのが私の感想です。
トルクフルで必要十分ですが,味付けが少々マイルドすぎる感はあります。 私の好みではもう少しスポーティーに振っても良いかなと。
エコモードにしていても,購入前に想像していた以上にエンジンがかかる時間が多い印象があります。 さらに言えば,そのエンジン音がもうちょっと静かであって欲しいかなとも。 しかしこの点は新型クラウンの試乗をしたときに、あまりにも煩かったので見方が変わりました。 比較したら随分マシに感じます。
高速クルーズ時はクラッチ直結によって効率の良いエンジン走行に切り替わります。 アクセルオフで回生ブレーキが入りますが,不快を感じさせるような介入は無く穏やかで違和感は感じさせません。
【走行性能】
ACCとレーンキープアシストのおかげで高速道路のクルージングはかなり楽ちんです。 しかし他の車が頻繁に車線変更をする「混雑している」高速道路では,ACCがかえって仇となるシーンも。 先行車がいなくなるとACC介入で再加速を始めるのですが,望む以上元気に加速してゆきます。 その味付けはもうちょっとマイルドであっても良いかなと。
またこの車はエンジンブレーキの効きがあまり良くないです。 これはガソリン車のほうが優れているように感じます。
新車装着されているタイヤが×。 YOKOHAMA ADVAN dB V-551Vでは最大32.1kgmのトルクを受け留めきれておらずグリップ不足。 履き潰した後はもっとスポーティーでグリップ力の強いタイヤを入れました。 グッドイヤーのEfficientGrip RVF02やブリヂストンのALENZA LX100を気分で使い分けていますが,随分とグリップ力が上がり快適になりました。
【乗り心地】
乗り心地はやはりホンダ車。 固めのセッティングでふわふわした感触は皆無ですが,それでも乗り心地が固くて跳ねるということはありません。 というのは前列の話…後列座席は跳ねます。 しかしこれでも初期型よりはかなり改善されているとか… ダブルウィッシュボーンを非採用にしてしまった影響は大きいと感じます。
かなりカーブと勾配のきつい峠道を走行してみると,一般的なミニバンやSUVのように重心が高いゆえの不安定さが無いのに感心させられます。 言うなればゴツゴツではないけれど,芯のある足回りといった感じでしょうか。
【ユーティリティ】
話題となった「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」は,初めの頃は無駄な無用装備だと思っていましたが,両手が塞がっているときに肘のモーションでドアを開けられるので,それなりに使える装備です。
e:HEVでセンターコンソール付を選択すると100V AC電源が付いてきます。 1500Wの大容量なので,キャンプ時や震災などの際に重宝しそうです。 実際車内を掃除機掛けするのに重宝しています。
また3列目シートを床下に完全収納できるのは,相変わらずオデッセイの強みでしょう。
【燃費】
車のインフォメーションディスプレイの表示では,16.6km/l。 かなりの距離峠道を走行したのと,頻繁に加速減速を繰り返しての高速道路走行を含んでいたせいかあまり伸びず。 しかし穏やかに一般道を走行するだけならば,もっと向上するでしょう。
【価格】
高額過ぎる…あと20〜40万は値を下げなければ,アルファードやヴェルファイアと迷う客はそちらを買うでしょう。
またオプション品の価格の高さは,呆れるレベル。
【総評】
低重心設計からくるスポーティーな走りを気に入っている人にとっては良い車でしょう。 ミニバンに見栄えの良さ(豪華さ),特に威厳を求めるような多くの日本人にとっては,迷うならば選択肢から外れる車かとも思えます。 やはりネックになるのは価格。 そこはもう少し見直すべきでしょう。
- 乗車人数
- 2人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- 高級感
- スポーティ
- 快適性
- エコ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2021年1月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 458万円
- 本体値引き額
- 40万円
- オプション値引き額
- 5万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった77人(再レビュー後:25人)
2021年6月1日 17:46 [1417576-3]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 2 |
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---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE EXを1月半ばに注文し,5月24日に無事納車されました。 距離にして470キロほど,比較的アップダウンの激しい高速道路や峠道を含むドライブをしましたので,この車の持つポテンシャルや特性,ウィークポイントなどもある程度把握できました。
【エクステリア】
ボンネット先端が低いのが「オデッセイらしい」と見る方が多いように感じますので,そういう意味では今回のビッグマイナーチェンジは「らしさが消えた」となるのかもしれません。
個人的にはアメリカンミニバンのような顔つきは威風堂々としており,かつ上品で好感が持てました。 ヘッドライトのデザインが他社とは大きく異なるあたりが,さすがはホンダだなと思わせてくれます。 グリルをはじめとするメッキ加飾部分が「ダークメッキ」なので,程よく落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 特に遠くからシルエット全体を見ると,迫力があり高級車だということを嫌味がない程度に主張しています。
リアテールも大きく変わりました。 近年のBMWの雰囲気に似たテールに一新されました。
【インテリア】
インパネのデザインが大きく刷新され,前期とは全く違ったものに見えます。 前期モデルからの改良点として多くの収納スペースが設けられています。 車内にあまりに多くのものを持ち込み雑然とした感じになるのが嫌な私にとっては必要十分です。
ただ,ナビがギャザズの10インチ専用品しか選択できないというのは残念。 そのナビを選択しない限り,スマートパーキングアシストが使えなくなってしまうであろうところも考えもの。
この車(7人乗り車)の素晴らしさは,2列目プレミアムクレードシートにあると思います。 これを4人乗車での使用と割り切って使うとなれば,2列目シートを車体後部まで超ロングスライドさせることで,とてつもない広さを体験できます。 造形がゴージャスなキャプテンシートなので,かなり豪華な雰囲気を楽しむことができます。 そのシートにはFABTECTという撥水撥油加工が施されており,汚れに強いのが助かります。
【動力性能】
基本的にはモーター駆動。 315N・mというビッグトルクなので加速性能に不満はありません。 味付けはかなり穏やかで,踏み込んでもモーター駆動の範囲ならば立ち上がりが暴力的ということはありません。
ただ,想像していた以上にエンジンがかかる時間が多いという印象はあります。 さらに言えば,そのエンジン音がもうちょっと静かであって欲しいかなとも。 とは言うものの,ガソリン車との差は歴然で,全体的には静粛性の高い車であることに変わりはありません。
高速クルーズ時はクラッチ直結によって効率の良いエンジン走行に切り替わります。 アクセルオフで回生ブレーキが入りますが,不快を感じさせるような介入は無く穏やかで違和感は感じさせません。
【走行性能】
ACCとレーンキープアシストのおかげで高速道路のクルージングはかなり楽ちんです。 しかし,交通量が多く多くの車が頻繁に車線変更をする高速道路では,ACCがかえって仇となるシーンもあると感じました。 先行車が車線変更していなくなるとACC介入で再加速を始めるのですが,こちらが思う以上に元気に加速してゆきます。 そのあたりの味付けはもうちょっとマイルドであっても良いかなと。
またこの車はエンジンブレーキの効きがあまり良くないです。 さすがに2トン近い車両重量の車なのでフットブレーキ頼りで峠を下るのは恐ろしいですからエンジンブレーキを多用するのですが,これについてはガソリン車のほうが優れているように感じます。
【乗り心地】
乗り心地はやはりホンダ車。 他社のミニバンよりは固めのセッティングでふわふわした感触は皆無ですが,それでも乗り心地が固くて跳ねるということはありません。 かなりカーブと勾配のきつい峠道を走行しましたが,やはり一般的なミニバンやSUVのように重心が高いゆえの不安定さはありません。 言うなればゴツゴツではないけれど,芯のある足回りといった感じでしょうか。
トヨタのミニバンの柔らかい乗り心地を気に入っているという方にとっては,この車の評価は「乗り心地が悪い」となる可能性が高いように思います。
オデッセイは歴代「ドライバーズミニバン」という位置づけの車として開発されていますので,スポーティー色が強いのは当たり前のことです。
【ユーティリティ】
話題となった「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」はオプションでも良いかと思います。
運転席と助手席にシートヒーターが備わり,運転席は8ウェイ,助手席は4ウェイのパワーシートが備わりますが,メモリー機能が無いのは残念。
e:HEVでセンターコンソール付を選択すると100V AC電源が付いてきます。 1500Wの大容量なので,キャンプ時や震災などの際に重宝しそうです。
また3列目シートを床下に完全収納できるのは,相変わらずオデッセイの強みでしょう。 3列目が跳ね上げ式である他車よりは大型荷物積載時の使い勝手でリードしています。
【燃費】
車のインフォメーションディスプレイの表示では,16.6km/l。 かなりの距離峠道を走行したのと,頻繁に加速減速を繰り返しての高速道路走行を含んでいたせいかあまり伸びず。 しかし穏やかに一般道を走行するだけならば,もっと向上するでしょう。
【価格】
ここが最も評価を落とすポイントでしょう。 高額過ぎる…あと20〜40万は値を下げなければ,アルファードやヴェルファイアと迷う客はそちらを買うでしょう。
またオプション品の価格の高さは,呆れるレベル。 どうしても選ばざるを得ないギャザズのナビが28万超,フロアマットがべらぼうにお高い。
【総評】
オデッセイの低重心設計からくるスポーティーな走りを気に入っている私のような人間にとっては良い車でしょう。 しかしミニバンに見栄えの良さ(豪華さ),特に威厳を求めるような多くの日本人にとっては,迷うならば選択肢から外れる車かとも思えます。 やはりネックになるのは価格。 そこはもう少し見直すべきでしょう。
- 乗車人数
- 2人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- 高級感
- スポーティ
- 快適性
- エコ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2021年1月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 458万円
- 本体値引き額
- 40万円
- オプション値引き額
- 5万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった22人
2021年2月3日 22:56 [1417576-2]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 2 |
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ボディカラーはヴィーナスブラックパール |
e:HEV ABSOLUTE EX(7人乗り センターコンソール有)を1月半ばに注文しました。 現在納車待ちです。 試乗時間は僅かでしたがインプレッションを。 納車されてからまた気付くことがあれば,再投稿するかと思います。
【エクステリア】
これは人により評価が分かれるところです。 ボンネット先端が低いのが「オデッセイらしい」と見る向きが多いようにも感じますので,そういう意味では今回のビッグマイナーチェンジは「らしさが消えた」となるのかもしれません。
またよくアルファード,ヴェルファイアとの比較がされて,「まだまだ迫力で及ばない」という意見も数多く見かけますが,そもそもやたらと加飾が多いものを好みの方は,この車は選択肢にも入らないでしょう。 個人的にはアメリカンミニバンのような顔つきは威風堂々としており,かつ品が良いという印象で好感が持てました。 その中にありヘッドライトのデザインが他社とは大きく異なるあたりが,さすがはホンダだなと思わせてくれます。
リアテールも大きく変わりました。 前期型のデザインも高級感があり悪くなかったですが,近年のBMWの雰囲気に似たテールに一新されました。 個人的には良いデザインだと感じます。
【インテリア】
インパネのデザインが大きく刷新され,前期モデルとは全く違ったものになりました。 前期モデルは収納が少ないという意見が多かったとのことで,今回のモデルにはたくさんの収納スペースが設けられています。 またそれらのほとんどが格納されるというところが良いです。
ただ,ナビがギャザズの10インチ専用品しか選択できないというのは,何とも残念。 またそのナビを選択しない限りは,スマートパーキングアシストなどの機能が使えなくなってしまうであろうところも考えもの。
この車(7人乗り車)の素晴らしさは,2列目プレミアムクレードシートにあると思います。 特にこれを4人乗車での使用と割り切って使うとなれば,2列目シートを車体後部まで超ロングスライドさせてやれば,とてつもない広さを体験できます。 造形がゴージャスなキャプテンシートなので,かなり豪華な雰囲気を楽しむことができます。
シートはFABTECTという撥水撥油加工が施されており,汚れに強いのが助かります。
【動力性能】【走行性能】
基本的にはモーター駆動。315N・mというビッグトルクなので加速性能に不満はありません。 しかし味付けはかなり穏やかで,踏み込んでもモーター駆動の範囲ならば立ち上がりが急で暴力的ということはありません。 この点がガソリン2.4リッターとは大きく異なるところです。
日産の「e-POWER」とは異なり,高速クルーズ時はクラッチ直結によってエンジンの力で走行できるので,オールマイティだと思います。 しかしながら,高速合流などで踏み込むとエンジンの音が思ったよりも大きいかなと感じます。
アクセルオフで回生ブレーキが入りますが,不快を感じさせるような介入は無く穏やかな印象でした。
【乗り心地】
乗り心地はやはりホンダ車。 他社のミニバンよりは固めのセッティングであることは,誰でもお分かりになるかと思います。 しかしふわふわした柔らかい乗り心地が好きな人ばかりではありません。 私がホンダ車に乗り続ける理由の一つは,この固い乗り心地を好むからでもあるので,私にとっては十分満足です。
こういった乗り心地を否定的に見る方は,トヨタのミニバンをお選びくださいと思います。
【ユーティリティ】
幾つかの装備が追加されました。 特に話題となったのは「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」でしょう。 こんなものを搭載してくるあたりは遊び心を忘れないホンダらしいとは思いますが,この装備はオプションでも良いかと思います。 慣れの問題なのかもしれませんが,反応がイマイチ…またあまり必要性を感じないですね。
運転席と助手席にシートヒーターが備わり,運転席は8ウェイ,助手席は4ウェイのパワーシートが備わります。 多くの方が指摘されていますが,メモリー機能が無いのは残念な点でしょう。
e:HEVでセンターコンソール付を選択すると,100V AC電源が付いてきます。 1500Wの大容量なので,キャンプ時や震災などの際に重宝するでしょう。
また3列目シートを床下に完全収納できるのは,相変わらずオデッセイの強みでしょう。 3列目が跳ね上げ式であるアルファード,ヴェルファイア,デリカD5よりは大型荷物積載時の使い勝手でリードしています。
【燃費】
まだ手元に来ていないので,試しておらず未確認です。 『WLTCモード』で20.2Km/L 『JC08モード』で25.2Km/Lとカタログでは謳っているので,20キロを目安にどこまで高燃費が出るか試してみたいところです。
【価格】
ここが最も評価を落とすポイントでしょうね。 はっきり言って高額過ぎる…あと20〜40万は値を下げなければ,アルファードやヴェルファイアと迷う客はそちらを買う人が多いでしょう。 (新しくなったエルグランドは勝負にもならないかと思いますが)
またオプション品の価格の高さは,ちょっと呆れるレベル。 どうしても選ばざるを得ないギャザズのナビが28万超,フロアマットがスタンダードで55000円,プレミアムを選ぶと82500円と家のカーペットよりもお高い。ナビゲーションと連動型のドライブレコーダーは値段が高い割に性能が残念…といった有様。 ジェスチャーコントロールなどの装備を見直したほうが良いのではないかと思わざるを得ません。
【総評】
現在もRB3オデッセイに乗り,その低重心ゆえのスポーティーな走りを気に入っている私のような人間にとっては良い車でしょう。 しかしミニバンに見栄えの良さ(豪華さ),特に威厳を求めるような多くの日本人にとっては,迷うならば選択肢から外れる車かとも思えます。 やはりネックになるのは価格。 そこはもう少し見直すべきでしょう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった30人
2021年2月3日 22:51 [1417576-1]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 2 |
e:HEV ABSOLUTE EX(7人乗り センターコンソール有)を1月半ばに注文しました。 現在納車待ちです。 試乗時間は僅かでしたがインプレッションを。 納車されてからまた気付くことがあれば,再投稿するかと思います。
【エクステリア】
これは人により評価が分かれるところです。 ボンネット先端が低いのが「オデッセイらしい」と見る向きが多いようにも感じますので,そういう意味では今回のビッグマイナーチェンジは「らしさが消えた」となるのかもしれません。
またよくアルファード,ヴェルファイアとの比較がされて,「まだまだ迫力で及ばない」という意見も数多く見かけますが,そもそもやたらと加飾が多いものを好みの方は,この車は選択肢にも入らないでしょう。 個人的にはアメリカンミニバンのような顔つきは威風堂々としており,かつ品が良いという印象で好感が持てました。 その中にありヘッドライトのデザインが他社とは大きく異なるあたりが,さすがはホンダだなと思わせてくれます。
リアテールも大きく変わりました。 前期型のデザインも高級感があり悪くなかったですが,近年のBMWの雰囲気に似たテールに一新されました。 個人的には良いデザインだと感じます。
【インテリア】
インパネのデザインが大きく刷新され,前期モデルとは全く違ったものになりました。 前期モデルは収納が少ないという意見が多かったとのことで,今回のモデルにはたくさんの収納スペースが設けられています。 またそれらのほとんどが格納されるというところが良いです。
ただ,ナビがギャザズの10インチ専用品しか選択できないというのは,何とも残念。 またそのナビを選択しない限りは,スマートパーキングアシストなどの機能が使えなくなってしまうであろうところも考えもの。
この車(7人乗り車)の素晴らしさは,2列目プレミアムクレードシートにあると思います。 特にこれを4人乗車での使用と割り切って使うとなれば,2列目シートを車体後部まで超ロングスライドさせてやれば,とてつもない広さを体験できます。 造形がゴージャスなキャプテンシートなので,かなり豪華な雰囲気を楽しむことができます。
シートはFABTECTという撥水撥油加工が施されており,汚れに強いのが助かります。
【動力性能】【走行性能】
基本的にはモーター駆動。315N・mというビッグトルクなので加速性能に不満はありません。 しかし味付けはかなり穏やかで,踏み込んでもモーター駆動の範囲ならば立ち上がりが急で暴力的ということはありません。 この点がガソリン2.4リッターとは大きく異なるところです。
日産の「e-POWER」とは異なり,高速クルーズ時はクラッチ直結によってエンジンの力で走行できるので,オールマイティだと思います。 しかしながら,高速合流などで踏み込むとエンジンの音が思ったよりも大きいかなと感じます。
アクセルオフで回生ブレーキが入りますが,不快を感じさせるような介入は無く穏やかな印象でした。
【乗り心地】
乗り心地はやはりホンダ車。 他社のミニバンよりは固めのセッティングであることは,誰でもお分かりになるかと思います。 しかしふわふわした柔らかい乗り心地が好きな人ばかりではありません。 私がホンダ車に乗り続ける理由の一つは,この固い乗り心地を好むからでもあるので,私にとっては十分満足です。
こういった乗り心地を否定的に見る方は,トヨタのミニバンをお選びくださいと思います。
【ユーティリティ】
幾つかの装備が追加されました。 特に話題となったのは「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」でしょう。 こんなものを搭載してくるあたりは遊び心を忘れないホンダらしいとは思いますが,この装備はオプションでも良いかと思います。 慣れの問題なのかもしれませんが,反応がイマイチ…またあまり必要性を感じないですね。
運転席と助手席にシートヒーターが備わり,運転席は8ウェイ,助手席は4ウェイのパワーシートが備わります。 多くの方が指摘されていますが,メモリー機能が無いのは残念な点でしょう。
e:HEVでセンターコンソール付を選択すると,100V AC電源が付いてきます。 1500Wの大容量なので,キャンプ時や震災などの際に重宝するでしょう。
また3列目シートを床下に完全収納できるのは,相変わらずオデッセイの強みでしょう。 3列目が跳ね上げ式であるアルファード,ヴェルファイア,デリカD5よりは大型荷物積載時の使い勝手でリードしています。
【燃費】
まだ手元に来ていないので,試しておらず未確認です。 『WLTCモード』で20.2Km/L 『JC08モード』で25.2Km/Lとカタログでは謳っているので,20キロを目安にどこまで高燃費が出るか試してみたいところです。
【価格】
ここが最も評価を落とすポイントでしょうね。 はっきり言って高額過ぎる…あと20〜40万は値を下げなければ,アルファードやヴェルファイアと迷う客はそちらを買う人が多いでしょう。 (新しくなったエルグランドは勝負にもならないかと思いますが)
またオプション品の価格の高さは,ちょっと呆れるレベル。 どうしても選ばざるを得ないギャザズのナビが28万超,フロアマットがスタンダードで55000円,プレミアムを選ぶと82500円と家のカーペットよりもお高い。ナビゲーションと連動型のドライブレコーダーは値段が高い割に性能が残念…といった有様。 ジェスチャーコントロールなどの装備を見直したほうが良いのではないかと思わざるを得ません。
【総評】
現在もRB3オデッセイに乗り,その低重心ゆえのスポーティーな走りを気に入っている私のような人間にとっては良い車でしょう。 しかしミニバンに見栄えの良さ(豪華さ),特に威厳を求めるような多くの日本人にとっては,迷うならば選択肢から外れる車かとも思えます。 やはりネックになるのは価格。 そこはもう少し見直すべきでしょう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった0人
「オデッセイ 2013年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年3月15日 23:32 |
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2025年2月17日 23:56 |
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2025年2月1日 00:08 |
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2025年1月21日 19:34 |
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2025年1月6日 23:02 |
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2024年12月12日 10:52 |
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2024年12月5日 15:27 |
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2024年10月31日 19:28 |
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2024年9月8日 11:14 |
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2024年6月26日 16:59 |
オデッセイの中古車 (全4モデル/1,967物件)
-
オデッセイ M 純正HDDナビ リアカメラ 4WD HIDヘッドライト 純正アルミホイール
- 支払総額
- 72.5万円
- 車両価格
- 59.8万円
- 諸費用
- 12.7万円
- 年式
- 2010年
- 走行距離
- 8.8万km
-
- 支払総額
- 115.5万円
- 車両価格
- 99.8万円
- 諸費用
- 15.7万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 9.1万km
-
- 支払総額
- 84.9万円
- 車両価格
- 71.1万円
- 諸費用
- 13.8万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 11.4万km
-
- 支払総額
- 51.8万円
- 車両価格
- 37.8万円
- 諸費用
- 14.0万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 10.4万km
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