ホンダ オデッセイ 2013年モデル アブソルート・X ホンダ センシング (7人乗り)（2016年2月5日発売）レビュー・評価

乗り始めから約４ヶ月、走行距離3000キロのレビューです。
専門的なことは何一つ分からないので、レビューというよりは個人的な感想です。なのであまり参考にならないと思いますが、この車を購入するか迷われている方のほんの一助になればと思います。
【エクステリア】
まとまり感があってカッコよいデザインです。
無限かモデューロでセンシング対応グリルなどがリリースされるとアフターパーツの楽しみが増えると思います。
ホンダさんお願いします。
【インテリア】
いわゆる“高級”ではありませんが、質感が高く飽きのこないシンプルさが魅力ですね。
二列目クレードルシートの座り心地は最高です。プライムスムースの質感がリアルカーフのそれに近く、高品質です。
メーター周り、特にタコメーターの横バー式はスケールが詰まりすぎて見難いです。加速時などエンジン回転数が気になるときに思わず凝視してしまい危険です。やはり直感的に分かりやすい回転式メーターが良いですね

【エンジン性能】
直噴エンジン特有のザラつきは、他の皆さまも指摘されている通りに感じました。
直噴４気筒エンジンという条件を考えれば、静粛性も充分でしょうか。
ただ、アイドリングストップからの再始動は苦手なようで、大きめの振動と始動性の悪さは乗り始めからずっと感じています。エンジン、バッテリー、車体への負担が気になってしょうがないので、オフスイッチを押すことが多いです。
【走行性能】
思った通りのラインで曲がって行くハンドリングの良さは特筆もので、買い物だとか普段使いでのストレスがありません。
ＣＶＴの滑りをあまり感じないのも美点です。
【乗り心地】
ミニバンなのに腰高感を感じさせず、セダンに近い乗心地だと思います。
大きめの路面ギャプを拾うと面白いくらい跳ねます。
【燃費】
街乗り8〜9k、信号の少ない郊外路10k、高速道路12〜15k ECONとエアコンは常時点けてます。
レギュラーガソリン仕様、車重、馬力＆トルクを考慮すると悪くないと思います。
ＡＣＣとECONオンでの高速走行では、私のアクセルワークのみでは到底不可能な低燃費走行になります。夏場の外気温３５度エアコン２５度設定で、比較的アップダウンと渋滞のない高速道路。ＡＣＣは法定速度の100k/hで設定。走行距離２５０キロのメーター読みの燃費は１８キロでした。
【価格】
安全装備などを考慮すれば概ね妥当な価格だと思います。
最近の車は高いとよく聞きますが、ご多聞にもれずオデッセイにもそのような評価が多いです。
どのくらい昔と比較して高いと感じるのかよく分かりませんが、私が新車で購入する動機の一つとして、最新の技術に触れてみたいというのがありました。
仮に１０年前と比較すると、今や標準装備の安全装置の多くがオプション設定でした。また、センシングなど影も形もなく比較などできないですね。
さまざまな制御技術も長足の進歩を遂げています。
単純に価格だけでは高い安いの判断はできないと思います。
余談ですが、最近の車雑誌などで、80〜９０年代の国産車を名車だと回想する評論家が多いです。でもその当時は酷評していたと思います。（輸入車、特に、ヨーロッパ車信仰は全盛期でした。）
車の評価ってなんなんでしょうかね。
【総評】
最近街中でＲＣオデッセイの遭遇率が高くなった気がします。中にはハイブリッドもちらほらと。
すれ違いや横並びの時には、お互い良い車を選びましたねと思わず向こうのドライバーへ同意を求めたくなります。
日を追うごとに所有することの満足感が高まっています。