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アウディ A1 スポーツバック 2012年モデルレビュー・評価
A1 スポーツバック 2012年モデル
49
A1 スポーツバックの新車
新車価格: 269〜362 万円 2012年6月4日発売〜2019年11月販売終了
中古車価格: 59〜188 万円 (95物件) A1 スポーツバック 2012年モデルの中古車を見る
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選択中のモデル:A1 スポーツバック 2012年モデル 絞り込みを解除する
| グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
|---|---|---|---|---|
| 1.0 TFSI | 2017年8月10日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
| 1.0 TFSI | 2015年6月18日 | マイナーチェンジ | 11人 | |
| 1.0 TFSI Sport | 2015年6月18日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
| 1.4 TFSI | 2013年8月1日 | マイナーチェンジ | 4人 | |
| 1.4 TFSI | 2012年6月4日 | ニューモデル | 1人 | |
| 1.4 TFSI Sport Package | 2012年6月4日 | ニューモデル | 2人 |
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
4.55 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
3.84 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
4.29 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
4.29 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
3.94 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
3.87 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
3.11 | 3.85 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル > 1.0 TFSI
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2025年9月15日 00:37 [1985455-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 4 |
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|---|---|---|
2015年式A1 Sportback 1.0 TDSI(認定中古車、走行距離4万km、ワンオーナー、MMI(マルチメディアプレイヤーおよびカーナビ)装着済み、ドライブレコーダーをディーラー追加で取り付け)を2024年6月に納車されてから1年ほど所有しての評価です(現在も所有中)
2020年代前半にメルセデスのE190を新車購入して4年ほど使用していました
米国出張時にレンタカー(すべてコンパクトクラス)の運転経験が複数あり(トヨタ ヴィッツ、マツダ デミオ、韓国KIA 車両名不明など)
【エクステリア】
近づいて見ると細かいキズはあります。デザインは申し分ありません。素晴らしいです。
やや離れて一瞥すると劣化感(ヤレ感)がなく、新古車クラス?に見えます。家族が「中古に見えない」と驚いていました。
【インテリア】
計器類のデザインは好みです。こちらも劣化感がなく、良いです。ただ、MMIの位置が遠くてカーナビの操作は気を使います。スマートフォンアプリがBluetooth経由で車両と接続され、過去の走行情報がアプリで見られるのはそれなりに便利です。
ウインカーとワイパーが米国レンタカーと同じで左右逆なので最初は戸惑いました。今は慣れています。
後席はかなり狭いです。あと荷室も広くはないです。2名で海外に出かけるときはスーツケースが2個あり、荷室には1個(2個は入らない)、後席には1個という配置になっています。家族総員が2名なので、後席は人間が乗車することはあまりないのが救いです。
【エンジン性能】
アクセルを踏み込むと暴力的に加速してくれます。通常のリッターカー(レンタカーで経験値豊富)とはまったく違います。あと100km/h巡航でも回転数がかなり低いです。
【走行性能】
最初の困惑したのはブレーキ性能のものすごい強さです。軽く踏んだだけでつんのめるくらいの暴力的な減速を感じました。今は慣れましたが。
ブレーキペダルとアクセルペダルが配置が良いのか、無意識だとブレーキペダルに右足がかかります。アクセルは意識して足を動かしてから、踏む感じです。
高速走行の安定感はかなりすごいものがあります。
東関東自動車道の120km区間を何回も走行しています。この区間では120km出さずに走行している乗用車がかなり見られます。A1は120km巡航でもすごく安定しており、まったく不安を感じません。それどころか、追い越し加速をかけても加速がスムーズかつ、安定しています。
【乗り心地】
硬めです。E190でもそうでしたが、路面の凹凸をきちんと拾ってくれるのが個人的には好みなので、問題ありません。ドイツ車に共通なのか、E190と同様に剛性感があり、ドシッとした感じがします。そして同様に、国産コンパクトに比べるとドアが重いです。
【燃費】
あまり良くありません。街乗り(信号が多い)が主体なせいか、リッター10kmをほんの少し超える程度です。
【価格】
予算が少ないので最初から欧州(ドイツ主体)の認定中古車一択でした。メルセデス、BMW、ボルボ、アウディの認定中古車を比べたところ、アウディが最も安かったです。
価格は言えませんが、国産コンパクトの新車(2023年モデル)よりも低いことは間違いありません。
そして黒色は在庫が常にありましたが、好みではないので選べません。白色は在庫が見つからず。赤色なのは偶然によるものです。ですが今ではすごく気にいっています。
【総評】
とても気に入っております。自分で気付いた不具合は今のところ、まったくありません。
なお選択時に「ワンオーナー(禁煙車)とカーナビ付き、4枚ドア、認定中古車」は外せない条件でした。
アウディは新車の割高感が強いですが、中古車はかなり安く、お得感があります。
といっても状態はまちまちなので、保証が付く「認定中古車」を選択しています。
「認定中古車」は、同じ条件(年式、走行距離など)の中古車(中古ディーラー物)よりも価格は明らかに高いです。自分は素人なので、安心料として割り切りました。
なお最初の車検でセンサーに不具合が見つかった(気づかなかったけど、あるランプが点きっぱなしだった)のですが、正規ディーラーさんで保証期間内ということで無料で修理してくれました。
当面はこのまま、最後(高額修理になる)まで、使い続けるつもりです。
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自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル > 1.0 TFSI
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2018年5月27日 00:10 [1130550-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 4 |
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|---|---|---|
車にとって重量がいかに悪かをわからせてくれた車。
たった1000cc足らずのエンジン。単なる燃費狙いのダウンサイジングターボ車かと言うと全く違う。
エンジンはパワフルというより軽快。スピードも無理なく出せる。むしろ無理なく出ていてロードノイズやら色々含めて快適なのでこのサイズぼコンパクト車でありながら時速100kmは全く気づかないぐらいノーストレス。
7速DCTはスムーズ。ところで7速なんて無駄の様に思えるけども、これが静粛性と燃費に大きく貢献しています。特に燃費では加速しない状況が続く場合無駄なエンブレが起きないので長距離ドライブで高速道路が多い場合には軽く20km/Lに届きます。実際には250kmのドライブで1/3の距離が高速で山間部ドライブの時カタログ燃費とほぼ同じ22.6kmでした。
山のワインディングも軽い車体が貢献してくれ、登りのアクセル踏み込みもそんなに多用せずともスイスイ。思い車重は罪だと実感。
もちろん、Audiの足なのでしっかりしているし、ドイツ車共通のしっかり止まる感覚はさすがです。
5人乗り5ドアコンパクトを選択する場合、いろんな観点があるけどもラゲージスペースを除けば結構いい選択です。
長距離ドライブすればわかるのは、国産車に比べて圧倒的に疲れが少なく、シートもどうすればそんなことが実現できるのか、全くお尻が痛くない。これはAudi車がA1の様なエントリモデルからしっかり設計・開発してくれているからだと思いますし、優先すべき車として性能はどれなのかと言う信念ゆえだと思います。
A1を選択するにあたっては、MINIもシトロエンC3、ルーテシア、FIAT、VWなど諸々試乗しましたが軽快性はピカイチ。さらにAudiの足。コンパクトながらスタイリッシュ。
まもなく3年になりますが良い選択だったと思います。時代遅れとか、選択理由がとか言うコメントがありますが、真逆です。7速DCTに軽量化ボディ+1.0ターボになんら古さはありません。この軽快な走りと安定性に好燃費のA1があると、燃費のいい軽やHVを選ぶ気には全くなれない。
ダッシュボード・インパネの作りの美しく無駄のない造形。奇をてらう品のないデザインなんてAudi車には不要です。優れたインテリアデザインは安心感さえ感じます。
A1唯一の欠点はラゲージスペースですかね。日常利用では困らないけども、大きな海外旅行用のスーツケースを運ぶことが多いなら後席潰すしかありません。
このA1もそろそろ次モデルが出そうです。
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自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル > 1.4 TFSI
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2016年3月14日 18:51 [913555-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
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|---|---|---|
中古でA1スポーツバックを購入しました。嫁さんの使命買いです。
【エクステリア】
エッジのあるボディパネル、一番小さいグレードとは思えない顔のキレ。コンパクトカーとは言え妥協していないデザインです。いつも見てニヤニヤしています。
【インテリア】
レザーインテリアのせいかダークレッドのツートンでオシャレです。
かなりの場所にソフトパッドが貼ってあり、高級感があります。エアコンのノブはアルミ製でしょうか?同じセグメントであろう国産コンパクトカーとは明らかに違います(値段2倍以上なので当然といえば当然ですが・・・)。
【エンジン性能】
必要十分の1.4L、122馬力、トルク20kgm。踏めばそれなりに加速、中間速度域からはターボ効果で更に加速していきます。パワー全て使い切れる感じが楽しいです。
【走行性能】
7速Sトロニックはギアを刻んでくれるので回転数が上がらず一応エコです。たまにシフトが間抜けなことがありますが(笑)
パドルシフトでの変速の遅さが難点です・・・なかなかシフトダウン/アップしてくれません。瞬間変速を期待していたのですが。
高速での巡航は快適そのものです。追い越し車線を輸入車が張り付いていることが有りますが、同じようにかっとべます。
レーダークルーズコントロールがオプションでも無かったのが唯一の欠点でしょうか。
【乗り心地】
街中では15インチでも硬いです。フル積載用なのか、元々のベース(ポロ)のせいなのか、ドイツ車は皆こうなのか、ちょっと跳ねます。
高速走行では逆に安定しています。
【燃費】
街乗りでは10km/L行きません。アイドリングストップが付いていますがコンパクトカーであっても街乗り用ではないようです。
高速巡航(追い越し車線)すると17-18km/L、のんびり走ると20km/L程度まで伸びます。平均すると12-13km/Lぐらいでしょうか。燃費を気にするならハイブリッドでも何でも買えば良いと思います。
【価格】
新車は高いです。オプションコミコミで400万を超える計算になりました。
中古になるとアウディは値がガタ落ちなので程度の良い中古を乗り潰すなら良いのではないでしょうか。
【総評】
5人乗れる、荷物も(トランクは狭いです)まあまあ詰める、街乗りから高速までオールマイティ、狭い日本でも持て余さない全幅・全長。A4、Cクラス、3シリーズ・・・輸入車の上級グレードは星の数ほどありますが、室内外の高級感を失わずに大きさとエンジンを小さくしたのがこのA1です。エッセンスは同じなため、特に他の輸入実用車が欲しいとも思いません。「これで十分じゃん」と思わせてくれるクルマです。毎日が楽しいです。
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自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル > 1.0 TFSI
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年1月2日 18:48 [890769-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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アウディの入門モデルであると同時に量販モデルであるA1は2011年のデビューで、2015年に新エンジンを搭載するなどの改良を受けている。この新エンジンを搭載したモデルについてレポートしておきたい。
アウディA1には、アウディジャパンが御殿場市のミュゼオ御殿場で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはA1スポーツバック1.0TFSIである。
外観デザインはヘッドライトやLEDテールランプ、前後バンパーやワイドになったシングルフレームグリルなどが、今回の改良で変更を受けた部分だ。グリルの変更などによって全長が20mm長くなり、よりシャープで力強い印象を与えるようになった。ピラー部分とルーフ部分のカラーを変えるコントラストルーフは8万円のオプション設定である。
これまでプレミアムをうたう割にはあっさりした印象があったインテリアは、アルミニウムルックやハイグロスブラックの装飾を増やすことで、上質さを表現している。やっとアウディらしい雰囲気になってきたという印象である。
運転席回りの雰囲気は適度なタイト感があってスポーティさが演出されている。後席は大人が乗るにはちょっと窮屈な感じもあるが、一定の空間が確保されている。ラゲッジスペースの容量はコンパクトカーとしてはまずまずといった感じである。
新しく搭載されたのは直列3気筒1000ccの直噴ターボ仕様(TFSI)エンジンだ。アウディとしては史上初となる3気筒エンジンである。動力性能は最高出力70kW、最大トルク160N・mを発揮し、デュアルクラッチ方式の7速Sトロニックとの組み合わせによって、JC08モード燃費はアウディとして過去最高の22.9Lを達成している。
プレミアムブランドを標榜するクルマに3気筒というのはちょっとそぐわない印象もあるのだが、実際に3気筒エンジンを搭載したA1スポーツバックを走らせてみると、意外なくらいに好印象を受けた。直噴ターボ仕様のエンジンは低速域でのトルク感に優れ、わずか1.0Lの小排気量エンジンであることを全く感じさせない。
1500回転という低回転域から最大トルクを発生する設定なので、流して走っているような状態からでも軽くアクセルを踏み込むだけで気持ち良く加速が伸び、それに合わせてパワーも盛り上がってくる。
停車するとすぐにアイドリングストップに入り、これが前述のように燃費に貢献し、輸入車としては相当に良いレベルの燃費性能を達成している。自動車税75%低減など、日本のエコカー減税の適用も受けられる。
ワインディングでの走りもなかなか軽快なものだった。軽量・コンパクトな3気筒エンジンを搭載しているので、フロント部分が軽くてFF車ながら回頭性に優れたコーナリング性能を示す。しっかりした感じの足回りは安定性が高く、クルマを操る楽しさを実感させてくれる。
7速Sトロニックはデュアルクラッチながら、ほとんどギクシャク感を感じさせることなく、スムーズに加速していく印象だ。これも走りの軽快さにつながる要素になっている。
A1スポーツバック1.0TFSIの試乗車は車両本体価格が269万円で、ナビキセノンプラスパッケージやコンビニエンスパッケージなどを装着した車両価格の総額は335万円になっていた。3気筒エンジンを搭載したA1やA1スポーツバックは低価格で買えるアウディだが、充実した仕様を備えると300万円を超える価格になる。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル > 1.0 TFSI
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2015年12月31日 23:32 [890279-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
グリルを中心にフロント周りのデザインが小変更されています |
オプションのコントラストルーフは8万円となります |
3気筒とは思えない振動の少なさも魅力です |
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インテリアの質感はエントリーモデルとは思えないほどしっかり作りこまれています |
このグレードのみ標準シートとなりますが、しっかりとした座り心地です |
A1スポーツバックは5名乗り。足元はやや狭いですが実用性は十分です |
アウディのBセグメントモデルであるA1、2015年5月に新たに設定(発売開始は6月)されたアウディ初となる1.0L直3直噴ターボエンジンを搭載する「A1 スポーツバック1.0TFSI」に箱根周辺のワインディングと東名高速道路を中心に試乗を行いました。
アウディA1は2011年1月、5ドアモデルであるA1スポーツバックは2012年6月から日本で発売を開始しましたが、エントリーモデルとはいえ、アウディらしい硬質なハンドリングと細部に渡る高い品質などが評価され2015年5月時点での累計販売台数も1万7311台と好調に推移しています。
今回の最大の目玉はこの1L直3ターボエンジン、いわゆるダウンサイジングエンジンを新採用したこと。そもそもA1が登場した時でも一部のファンの間からは「アウディにBセグメントは必要なのか?」という声もあったほどですから、ターボ付きとはいえ、1L3気筒というエンジンに対して驚く人も多いでしょう。何よりももしエンジンのパフォーマンスが低かったら・・・、それまで築き上げてきたブランドにも影響が無いとは言い切れません。
一方で、このモデルのもうひとつの魅力は249万円(A1)というエントリーモデルのプライスを設定したこと。これにより若い感性を持つターゲットカスタマーの取り込みの可能性も十分秘めているわけです。
もちろん、価格だけが全てではありません。これをフックに興味を持ってくれたターゲットカスタマーが「サイズはいいけど、もう少し上質な仕様が欲しい」となった時にはひとつ上の“Sport”や1.4LのTFSIエンジンを搭載する“cod Sport”さらにアウディには“quattro”も設定されていますから、ニーズに応じてA1という車種の中だけでもステージアップしてもらうこともできるわけです。
さて話を戻しましょう。この新ユニットは小排気量でありながら最高出力70kW(95ps)/5000-5500rpm、最大トルクに至っては160Nm(16.3kgm)/1500-3500rpmと1.6L並の性能、これに7速AT(Sトロニック)が組み合わされます。もちろん燃費に関してもJC08モードで22.9km/Lと優れたスペックを有しています。
3気筒ですからまず頭に浮かぶのが振動とエンジン音が4気筒に比べると少々粗いのではないか、ということでした。しかし走りだした瞬間、そんなことを思った自分に反省。特に振動をうまくコントロールしている点は単なるエントリーモデルではないことを感じさせます。
シフトアップ&ダウンは非常にレスポンスも良く、小気味良い印象です。どの速度域からも十分以上の加速は得られますし、ワインディングでもワイドバンドなトルク特性により非常に走りやすい。しいて言うならばパドルシフトの設定が無いので積極的なシフト操作が手元で出来ないことがやや残念な程度でしょうか。
高速道路にステージを移すとまたこのクルマの良さが見えてきます。100km/hでのエンジン回転数は7速で約2350rpm、静粛性も十分担保されていることはもちろんですが、追い越し加速なども十分すぎるほど余裕があります。こちらもしいて言うなら最先端のレーダークルーズコントロールのような装備の設定が無いことでしょうか。
装着しているタイヤも185/60R15ということもありますが、乗り心地はこれまでのアウディと第1印象は異なります。ボディはとにかく強固なアウディですので、それに伴いカッチリした乗り味も期待していたのですが、ロールスピードなどもややゆっくりです。では単に足が柔らかいだけなのか、と言われればそうではなく、あくまでもアウディが持つ正確なトレース性はそのままに少ししなやかな動きを身につけていると言ったほうが適切かもしれません。
A1とA1スポーツバックのFF車は前述したようにいわゆる“素”である「1.0TSFI」とその上位モデルである「1.0TSFI Sport」そして気筒休止システム(cod)を搭載する「1.4TSFI cod Sport」が設定されていますが、装備やオプションなどを考えるとこの素の1.0TFSIはなかなか買い得感が高いと思いました。普通、この手のエントリーグレードは装備もかなり簡略化されており、あくまでも価格訴求のためのグレードであることが多いものです。もちろん1.0TFSIもその部分は否定しません。ただ、基本的なA1が持っている走りのポテンシャルは十分味わえますし、内装などもまったくチープな部分は感じません。ただ唯一、全グレード共通ですがカーナビを含めたMMI、これらをセットにした「ナビキセノンプラスパッケージ」は36万円とやや高価です。さすがにこれは装着すべき装備なので、この価格分も購入時には頭に入れておく必要があります。
A1は249万円、今回試乗したA1スポーツバックであれば269万円、これに前述の装備と諸経費を加えたものが実質的なスターティングプライスになります。もし予算があり、これ以上のプレミアム性を求めるのであれば一気に「1.4TFSI cod」まで行ったほうがいいでしょう。つまり中途半端に「1.0TFSI Sport」を買うよりは「素の良さ」か「フル上質」を選ぶのが賢い買い方だと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > アウディ > A1 スポーツバック 2012年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2012年6月29日 23:02 [516103-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
試乗車は赤いボディに黒のコントラストルーフ |
リアゲートの角度は3ドアとは異なる |
3ドア同様エアコンルーバー周辺を色分け可能 |
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前席の作りは3ドアのA1と基本的に共通 |
ルーフラインの変更で後席の頭上空間が拡大 |
3ドアと同じ1.4L直噴ターボエンジンを搭載 |
これまで3ドアのみだったアウディA1に追加された5ドアモデル、A1スポーツバックに、東京・豊洲で行われた試乗会で乗りました。
ボディは一見すると、ドアの枚数を増やしただけに見えます。全長3970mm、全幅1745mm、全高1440mmというサイズも、リアのドアオープナーが追加されたために全幅が5mm拡大された他は、3ドアと同じです。でも実際は、ルーフを延長し、リアゲートの角度を変えるなどの変更を行っています。オプションの2トーンルーフが、ルーフ左右のアーチ部分だけではなく、ルーフ全体の色分けになる点も特徴です。
おかげで前席まわりの作りは3ドアと同じですが、後席は居住空間が広がっています。3ドア同様、座面の傾斜に対して背もたれが垂直に近い点は気になるものの、身長170?の僕が座ると、ひざの前の空間は5?ほどに留まりますが、頭上の余裕は3ドアとは別物であることが確認できます。
車重の増加は3ドアに比べて20kgに抑えられているので、同じ1.4L直噴ターボエンジンと7速デュアルクラッチ・トランスミッションによる加速は同等です。プラットフォームを共有するフォルクスワーゲン・ポロに比べて200ccのアドバンテージがあるので、踏めばかなり強力なダッシュが得られるし、流せばサイズを超えた余裕を感じることができます。
3ドアでアウディ初採用となったアイドリングストップは作動感に磨きが掛かったようで、気がつくとエンジンが停止し、気がつくと始動すると言いたくなるほどです。エンジン音や排気音も、車格を考えると静かに抑えられていると言えます。それだけに、3ドア同様、ロードノイズの遮断にもう少し気を配ってほしいと感じました。
試乗車は標準の15インチに換えて、16インチのホイール/タイヤを装着していましたが、以前乗った3ドアはさらに大径の17インチだったので、それよりは角の取れた乗り心地でした。でも軽快なターンインをはじめ、ハンドリングのキャラクターはさほど変わっていません。追加されたドアからアクセスするパッセンジャーのことを考えるのであれば、16インチ以下にとどめておくのが無難だと思いました。
A1スポーツバックは、コンパクトなボディに5枚のドアを備えただけでなく、ルーフラインを変えることで後席の頭上空間に余裕をもたらすなど、きめ細かい作り分けを施していました。個人的には、便利さと贅沢さは反比例すると思っているので、スポーツバックが出たから3ドアの存在価値が薄れたとは思ってはいませんが、 ドアの数やシートの数が多いほど歓迎される日本市場では、多くのユーザーから歓迎されるでしょう。
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A1スポーツバックの中古車 (全2モデル/206物件)
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A1スポーツバック 1.0TFSI 純正ナビ ビルトインETC オートライト 横滑り防止 アイドリングストップ ステアリングスイッチ HIDヘッドライト スペアキー1本 保証書 取扱説明書
- 支払総額
- 108.8万円
- 車両価格
- 104.0万円
- 諸費用
- 4.8万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 8.8万km
-
- 支払総額
- 179.5万円
- 車両価格
- 168.5万円
- 諸費用
- 11.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 4.7万km
-
A1スポーツバック 25TFSI アドバンスド コンビニエンス&アシスタンスパッケージ スマートフォンインターフェース ナビゲーションパッケージ
- 支払総額
- 254.9万円
- 車両価格
- 238.0万円
- 諸費用
- 16.9万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.0万km
-
- 支払総額
- 249.8万円
- 車両価格
- 239.9万円
- 諸費用
- 9.9万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.0万km
-
- 支払総額
- 187.1万円
- 車両価格
- 178.0万円
- 諸費用
- 9.1万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 2.8万km
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112〜586万円
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88〜558万円
-
89〜519万円
-
382〜1181万円







































