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『専用の内外装と圧倒的な動力性能』 BMW M6 クーペ 2012年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
M6 クーペの新車
新車価格: 1695〜2321 万円 2012年4月11日発売〜2019年10月販売終了
中古車価格: 280〜641 万円 (9物件) M6 クーペ 2012年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > M6 クーペ 2012年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年9月21日 14:22 [859922-2]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
BMWのクーペモデルの頂点に立つのが6シリーズクーペ。それをさらにBMW M社のチューンによってポテンシャルを高めたのがM6クーペだ。プレミアムラグジュアリークーペとしての内外装や装備にと、本格的なスポーツカーに匹敵するハイパフォーマンスを兼ね備えたモデルだ。M6クーペにはBMWが袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。
内外装のデザインはラグジュアリーな6シリーズクーペをベースにしながらも、M6クーペならではの専用の仕様が随所に施され、6シリーズクーペとの違いも明確だ。フロントにはブレーキ冷却用の大型エアインテークが口を開け、リヤにはデュアルツイン・エキゾーストやディフューザーが備えられている。
インテリアもカーボンパネルを配するなど、Mモデルらしいスポーティなコクピット空間である。乗車定員は4名で後席にも人が乗れることになっているが、後席はエマージェンシー用と考えるべき。まあM6クーペの後席に人を乗せようとすることはまずないと思うが。
搭載エンジンはV型8気筒4.4リッターのツインターボ仕様で、412kW(560ps)/680N・mというレーシングカーを思わせるような圧倒的な動力性能を発生する。エンジンを始動させるとブォンと空吹かしが入り、さあ走ろうという気分を盛り上げる。
組み合わされるトランスミッションはM DCTと呼ぶデュアルクラッチで、ダイレクト感のあるシフトフィールを感じさせる。短いシフト時間によって切れ目のないスムーズなシフトチェンジが可能だ。M DCTには渋滞時のスムーズな走りを実現する機能も加わった。
BMWでは0-100km/h加速をわずか4.1秒でこなすとしている。この加速性能も凄い。今回はサーキットでの試乗だったので、思い切りアクセルを踏み込むこともできたが、一般道ではとてもこの性能は試せない。
412kWを発生する回転数は6000回転と高めで、レッドゾーンが始まる7200回転あたりまで一気に吹き上がっていく。しかもエンジンを回したときのパワーフィールも相当なもので、気持ち良い走りが楽しめる。
同時に680N・mのトルクはわずか1500回転から5750回転までの幅広い領域で発生し、低回転を使って走る市街地走行を想定した走りでも余裕のトルク感が得られる。
エンジンパワーを左右のホイール間で自在に配分するアクティブMディファレンシャルが採用され、コーナーでの走りも安定したものとされている。
2015年6月の改良で1700万円台に達した価格は決して安くないが、この動力性能を発生するエンジンを持つことと、ラグジュアリークーペとしての仕様を考えると、むしろバーゲンプライスとさえいえる。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった4人(再レビュー後:4人)
2015年9月21日 13:29 [859922-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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BMWのクーペモデルの頂点に立つのが6シリーズクーペ。それをさらにBMW M社のチューンによってポテンシャルを高めたのがM6クーペだ。プレミアムラグジュアリークーペとしての内外装や装備にと、本格的なスポーツカーに匹敵するハイパフォーマンスを兼ね備えたモデルだ。M6クーペにはBMWが袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。
内外装のデザインはラグジュアリーな6シリーズクーペをベースにしながらも、M6クーペならではの専用の仕様が随所に施され、6シリーズクーペとの違いも明確だ。フロントにはブレーキ冷却用の大型エアインテークが口を開け、リヤにはデュアルツイン・エキゾーストやディフューザーが備えられている。
インテリアもカーボンパネルを配するなど、Mモデルらしいスポーティなコクピット空間である。乗車定員は4名で後席にも人が乗れることになっているが、後席はエマージェンシー用と考えるべき。まあM6クーペの後席に人を乗せようとすることはまずないと思うが。
搭載エンジンはV型8気筒4.4リッターのツインた仕様で、412kW(560ps)/680N・mというレーシングカーを思わせるような圧倒的な動力性能を発生する。エンジンを始動させるとブォンと空吹かしが入り、さあ走ろうという気分を盛り上げる。
組み合わされるトランスミッションはM DCTと呼ぶデュアルクラッチで、ダイレクト感のあるシフトフィールを感じさせる。短いシフト時間によって切れ目のないスムーズなシフトチェンジが可能だ。M DCTには渋滞時のスムーズな走りを実現する機能も加わった。
BMWでは0-100km/h加速をわずか4.1秒でこなすとしている。この加速性能も凄い。今回はサーキットでの試乗だったので、思い切りアクセルを踏み込むこともできたが、一般道ではとてもこの性能は試せない。
412kWを発生する回転数は6000回転と高めで、レッドゾーンが始まる7200回転あたりまで一気に吹き上がっていく。しかもエンジンを回したときのパワーフィールも相当なもので、気持ち良い走りが楽しめる。
同時に680N・mのトルクはわずか1500回転から5750回転までの幅広い領域で発生し、低回転を使って走る市街地走行を想定した走りでも余裕のトルク感が得られる。
エンジンパワーを左右のホイール間で自在に配分するアクティブMディファレンシャルが採用され、コーナーでの走りも安定したものとされている。
2015年6月の改良で1700万円台に達した価格は決して安くないが、この動力性能を発生するラグジュアリークーペとしての仕様を考えると、むしろバーゲンプライスとさえいえる。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった0人
「M6 クーペ 2012年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2015年9月21日 14:22 | ||
| 2014年11月1日 01:04 |
M6クーペの中古車 (16物件)
-
- 支払総額
- 339.2万円
- 車両価格
- 324.6万円
- 諸費用
- 14.6万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 5.7万km
-
- 支払総額
- 641.8万円
- 車両価格
- 618.0万円
- 諸費用
- 23.8万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 3.3万km
-
- 支払総額
- 380.0万円
- 車両価格
- 365.0万円
- 諸費用
- 15.0万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 5.2万km
-
M6 純正ナビ 全方位カメラ 20インチAW ヘッドアップディスプレイ 黒革シートヒーター ルーフトリムカーボン LEDライト クルコン 前後ドラレコ
- 支払総額
- 299.0万円
- 車両価格
- 279.0万円
- 諸費用
- 20.0万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 7.0万km
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