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メルセデス・ベンツ SLクラス 2012年モデルレビュー・評価
SLクラスの新車
新車価格: 1190〜1783 万円 2012年3月18日発売〜2021年7月販売終了
中古車価格: 161〜1850 万円 (81物件) SLクラス 2012年モデルの中古車を見る

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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
SL350 (左ハンドル) | 2015年9月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
SL350 BlueEFFICIENCY (左ハンドル) | 2012年3月18日 | フルモデルチェンジ | 1人 | |
SL400 | 2018年1月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
SL400 | 2016年6月2日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
SL550 BlueEFFICIENCY | 2012年3月18日 | フルモデルチェンジ | 1人 |
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
5.00 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.57 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.79 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.79 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.79 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
4.82 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.64 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル > SL400
よく投稿するカテゴリ
2020年11月20日 14:32 [1229594-2]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
※後期モデルに乗り換えました
快適な2シーターのツーリングカーを探して行き当たったのがSL350
クローズ時もロングノーズクーペとしてもすごくカッコいい
そしてオープンした時の爽快感はすごく気分がいいです
バイクと違いヘルメットも要らないので最高です
安全面においてもレーダーセーフティー機能で
追突や車線は見出しなど皆無ですから渋滞時などもストレスありません
燃費もツーリングに出ればL12kmくらいまで伸びます
満タンで800km走行は不安が無いです
・・・・・・・・・・・・・・・・
SL350よりSL400に乗り換えました
マイナーチェンジ以上の進化と更なる快適性能
スタイリングもライト周りを始め手が入ってり
3Lへダウンサイジングしましたが
ツインターボで更に元気な走り
ミッションも9ATに進化しています
シルバーから黒で内装赤へ
エアサスも抜群の乗り心地の良さ
更にどこまでも走って行けます
参考になった19人(再レビュー後:11人)
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自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル > SL400
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 1件
- 2件
2017年9月9日 00:36 [1060612-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
憧れの赤のシートです。 |
2013年春!
ショールームでMercedes Benz350SLに一目惚れをしてしまい、パールホワイトのマジックスカイルーフ付きを注文。
納車後は毎日オープンにして、みなとみらいやお台場を走りました。
乗り心地は高級車のようで快適でした。
オープンでのスタイルは抜群です。
2017年夏!
メタルトップのオープンカーは一度乗ったら手放せない!
今回はシルバーでシートは赤のSL400です。
もちろん左ハンドルです。
今年の夏に納車されましたが、まだ200kmも走っていないのです。
まだ少ない走行ですが、乗り心地が抜群に良く、雲の上を吸い付いて走っている感覚です。
走行性能も還暦を過ぎた私には、十分過ぎて持て余す感じです。
ガラスで色が変わるマジックスカイルーフが、SL400ではオプションでも選べないのがやはり残念でした。
暫く走りましたらもっと詳しく投稿させて頂きます。
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自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル > SL550 BlueEFFICIENCY
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2013年9月1日 06:41 [624626-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
シンプルなマスクへと変更されたが、その存在感はSLならでは。 |
クリーンなラインはオトナのスポーツカーに相応しいものだ。 |
電球を廃した灯火類は実に躍動的である。 |
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F:255/35R19、R:285/30R19タイヤを装備。対向キャリパーも装備される。 |
435ps(320kW)/5250rpmという怒涛のパワーを発揮するV8エンジン。 |
インテリアは上質かつ、スポーティ。贅を尽くした空間である。 |
メルセデスベンツのスポーツカーといえば、多くの方が「SL」をイメージすると思う。半世紀にも及ぶ歴史を持ち、いつの時代も憧れの自動車として、注目を浴びてきたモデルであります。
その「SL」もフルモデルチェンジが敢行され、コードネームも新しい「R231」型となった。
デビューより6世代目にあたる「SL550」をメーカーの広報車両を借用し、身分不相応ながらもフルオープンで、箱根まで走ってきました。
エクステリアは、先代の「R230」の後期モデル(前期モデルは4灯ヘッドライト)のイメージを踏襲しながらも、実にすっきりとした感を受けます。クリーンかつ、曲線を多用したデザインは、オトナのスポーツカーとしての資質を更に向上させたのではないでしょうか。
しかし、昨今、同社が採用しているオールLEDの灯火類をはじめ、全長4612mm×全幅1877mm×全高1315mmというロングノーズ、ショートデッキの古典的なスポーツカースタイルは、圧倒的な存在感で、佇むだけで、オーラーが漂うものです。
革新的なのは中身にあります。メルセデスの市販モデルでは初となるオールアルミボディを採用することで、大幅な軽量化を実現しました。(SL550では、先代R230に比べ125kg減量。)
分厚く重いドアを開くと着座位置が先代モデルに比べ、下がっていることが実感できました。またレザーのスポーツシートは意外なほどのホールド性があり、タイトな掛け心地です。計器類なども含め、同社のスーパースポーツ「SLR」のコクピットに収まったときを思い起こすものでした。
エンジンを始動させるとスポーツカーとしての演出も満点。V8エンジンの鼓動が空気を震わせ、アイドリング時から野太いサウンドがドライバーを抑揚させてくれます。
街の中を流すと紅色のボディが痛いほど人目を引き身分不相応の筆者では、少々恥ずかしい…。
ただ、乗り心地は非常によく、不快なダンピングで身体が振られる事もない。まるで、舗装したての道を走っているかのごとく、常にフラットな乗り心地を提供してくれます。また、アイドリングクトップ機構(ECOスタートストップ機構)も備えているため、ゴー&ストップでは、頻繁にエンジンを停止します。一点気になるとすれば、エンジン始動の度に、V8エンジンが吼えるので、思わずECOスタートストップスイッチをオフにしてしまった。
高速道路に乗れば、路上の王者となります。法が定めた速度で“あまーい空間”に浸りながら流していても、前方を走るクルマ達は、次々と道を譲ってくれました。ホント、そこまでして頂かなくて…と申し訳なくなってしまいます。まあ、紅色でしかもフルオープン、巨大なデイタイムライト…路面に張り付く全幅1877mmのワイドボディ…威圧感は満点です。
オトナの走り方をしている限り、エンジンはアイドリング+程度しか回っておらず、フラットな乗り心地は安楽そのもの。時速100km/hでの速度感覚は、このクルマの場合、60km/h程度にしか感じません。
しかし、本性は隠せません。4.7リッターV型8気筒DOHCツインターボを搭載し、スペックはなんと、最大出力435ps(320kW)/5250rpm、最大トルク71.4kg・m(700N・m)/1800〜3500rpmとスーパースポーツそのものです。
アクセルを踏み込むと「ファーン」というレーシーなサウンドを響かせながら、優美であった走りを一変し、スポーツカーらしい激しい一面も見せます。71.4kg・m(700N・m)/1800〜3500rpmという化け物のようなトルクが炸裂し、瞬間的に時速100km/hを越え、口では言えない速度域まであまりにあっけなく到達してしまう。
時には優美に、時には激しく、ジキルとハイド的な要素を持つ「SL550」。11年ぶりに6世代目と進化した新しい「SL」は、メルセデスの技術の粋を結集した作品であると感じました。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル > SL350 BlueEFFICIENCY (左ハンドル)
よく投稿するカテゴリ
2013年5月20日 00:20 [597115-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
R231 SL350LH AMGスポーツ+マジックスカイのレポートです。2004年式のR230 SL55AMGから乗り換えました。
【エクステリア】
少し大きめではあるけどSLだなと思えるスタイリング。SLのモチーフになっているフィンが光沢処理されているのでR230より少しギラギラ感がありますが、洗練されてます。アクの強い顔にはすぐに慣れました。
バリオルーフはほんの少しだけ開閉時間が短くなり、動作音も静かですが、ガスン・ドスンと勇ましいたたみ方になったような気がします。マジックスカイが重いせいかも。オープン時の風の巻き込みの少なさはR230譲りです。
マジックスカイは動作も早く、熱遮蔽も良い優秀な装備ですが、オープンになるこのクルマに絶対必要かというと、そんなことは無いかもです。
トランクのハンズフリーアクセスは思いのほか便利で、使い始めるとやめられませんが、蹴飛ばしてるみたいで見た目にちょっとお行儀が悪い(笑)
新型ウォッシャーはオープン時にも使えるので便利です。
ライトはドライバーの意思で消灯させづらくなりました。屋内駐車場でエンジンを入れた時には必ずオンになります。
エクステリアの機能性は満点で、オープンとクローズで2台の車を所有しているかのようです。
【インテリア】
内装はモダンなR230に比較すると、アコースティックな感じ。木や革の質感、エアコン口の造形、アナログ時計がそう思わせるのかもです。シートは厚く良くなりました。
フロアシフトは、積極的にパドルシフトを使いなさいという感じで、思いっきり小さくなりました。
クルマの設定はもちろんのこと、携帯(Bluetooth)、画面でのiPod操作、取説とほとんどのことを画面から行いますので、慣れるまで敷居が高いです。紙の取説には重要なことが書かれておらず不便なので、Webからも全部見れるようにベンツにリクエストしました。
オーディオは全体にクリアで低音がしっかりしましたが、SL350標準のものは少しドンシャリ系なので、女性ボーカルが多い私は高音も低音も下げて使ってます。オプションのバング&オルフセンには興味がありますが、誰かのクルマで視聴してからじゃないと高価で付けられません(笑)
このクルマに欲しい機能の一つがシートからの冷風空調でしょう。日本ではAMGにしか付かない機能なんですが、オプションで選ばせるべき。
一つだけ改悪されたのが室内収納。座席後ろ部分の収納は減り、ドアのポケットは蓋が無くなりました。トランク容量は増えています。
【エンジン・走行】
R231はオールアルミであり、軽快になってます。排気音・エンジン音は静音設計でフツーな感じですが、アメ車的ドロドロ音のAMGよりモダンで静かではあります(ある意味日本車っぽい)。回転数は110Km/hで2000回転くらい。
SL350は前後重量比が50:50に近い数値なので走行フィーリングはかなり良いです。このボディのAMGには乗ってみたい気はしますが、免許も大切かな(笑)
障害物に対する緊急停止、走行中に車線を踏むと警告しながら戻す、居眠り防止の休憩しなさい指令(笑)、ドアミラーの死角に他車がいる警告、後方モニター、、、など、カメラとセンサーを駆使した安全装備も多いです。
燃費はAMGのときに比較してかなり良くなっており、例えば東京−南伊豆往復でAMGではギリギリくらいだったのが、SL350ではタンク半分以上残る感じ。アイドリングストップ機能は非常にこぎみ良く動作するもので、ブレーキペダルの踏み具合やエアコン動作、バッテリー状況などで挙動を変えてくれます。
【乗り心地】
SL350でも安価にABCが付くようになりました。R230のAMGでひととおりのトラブルを出し切った感があり、これも正常進化の一つでしょうか。R231のABCはR230と乗り心地や運転フィールの面では変わりありません。絨毯の上を走行しているような乗り心地とスポーティさの両立という意味では同じものを引き継いでいます。
【価格】
オールアルミのこのクルマをこの完成度で使えることを考えると適正価格なのかとは思いますが、やはり高価。価格の妥当性は値引き対応込で評価しています。
【総評】
R230からはキープコンセプトの真面目な正常進化というのが全体の感想です。荒削りだった面を真面目に細かく仕上げましたという感じ。かなり良くなってます。
もともと完全だったと思える完成度のR230を進化させたという意味では、理解するオーナーにはあり得ないレベルの高さになってますが、理解しない人にはバブリーでつまらないクルマに見えるかもです。それがSLなのかもしれません。
注:値引きはされていますが、こんなところに金額を書くわけないでしょう。最近何考えてるのかわかりませんね、このサイトは。。
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自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2012年7月24日 03:20 [521714-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
SL350 |
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SL550 |
メルセデス・ベンツの高級スポーツカーSLクラスが11年振りにフルモデルチェンジを受けた。新しいSLクラスはアルミボディによって軽量化を図るとともに、新世代のエンジンを搭載して走りのパフォーマンスを向上させるとともに、燃費性能を大幅に向上させた。
ミュゼオ御殿場をベースに開催された試乗会に出席し、メルセデス・ベンツ日本が用意したSL350ブルーエフィシェンシー(AMGスポーツパッケージ付き)とSL550ブルーエフィシェンシーの2台に試乗した。
外観デザインはいかにもメルセデス・ベンツのSLクラスらしいもの。ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカーそのものといったデザインだ。オープンにしたときのカッコ良さはもちろんのこと、ルーフを閉じた状態でもスタイリッシュなデザインを採用する。
フロントグリル回りの雰囲気はSLKクラスとも似た部分があり、メルセデス・ベンツとしての統一性が図られているようだ。
インテリアは、正に高級スポーツカーらしいラグジュアリーな雰囲気にあふれている。本革や木目パネルなど、自然素材を使って入念に作り込まれているのが良く分かる。
新型SLクラスでは、センターコンソールにシフトレバーが設けられているものの、レバーはRとNとDを選択するためのものでしかない。Pレンジすらないのだ。ギアを選んでの変速操作がしたいならステアリングの裏側にあるパドルを操作することになる。
2機種の搭載エンジンはすでにメルセデス・ベンツのほかの車種に搭載されているのと同じもの。SL350のV型6気筒エンジンは、直噴仕様で225kW/370N・mの実力を持ち、パワーはわずにかダウンしたが、トルクは10N・m向上し、燃費は29%も向上している。
走りのパフォーマンスはSL350でも十分に高いレベルにある。今回の試乗会は御殿場がベースだったので、高速道路なども走らせてみたが、ちょっとアクセルを踏み込めばすぐに制限速度に達してしまう。踏み込みに合わせて加速が伸びていく感じもとてもスムーズで気持ち良いものだった。
試乗車はAMGスポーツパッケージ装着車だったので19インチタイヤを履いていた。操縦安定性の高さはもちろんのこと、電子制御サスペンションの効果もあってか、乗り心地の良さも相当なもの。30/35偏平のタイヤを履いているとは思えないくらいだった。
AMGスポーツパッケージにはABC(アクティブ・ボディ・コントロール)も含まれていて、これによってモードを切り換えることで乗り心地の硬さに違いが出る。パフォーマンスを楽しみたいときにはスポーツ、普段はコンフォートといった使い方をすれば良い。
SL550にはV型8気筒4.7Lの直噴ツインターボ仕様エンジンが搭載される。こちらは320kW/700N・mの実力で、それぞれ35kW/170N・mの向上を見ている。それでいながら、アイドリングストップ機構の装着などもあって、燃費は22%も向上している。
こちらは圧倒的な走りのパフォーマンスを実現し、文字通り豪快な加速フィールを示す。アクセルを全開にすれば、発進からわずか4.6秒で時速100km/hに達するという。これはもう過剰ともいえる実力だ。
SLクラスでは、SL350には左右のハンドルが設定されているが、SL550と今回は試乗車がなかったSL63AMGは左ハンドル車だけの設定。選ぶのは必然的にSL350ということになる。
SL350ブルーエフィシェンシーの価格は1190万円で、試乗車にはAMGスポーツパッケージとマジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフがオプション設定されていて、1310万円の仕様になっていた。
スイッチひとつでガラスルーフの濃さを変えられるマジックスカイコントロールはなかなかの優れモノだが、今回のSLクラスにはほかにも風の巻き込みを防ぐ電動ドラフトストップ、ワイパーブレードからウォッシャー液が出るマジックビジョンコントロール、リヤバンパーの下に足をかざすとトランクリッドが開くハンズフリーアクセスなど、いろいろな新装備が標準またはオプションで用意されている。
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自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > SLクラス 2012年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2012年7月18日 16:01 [520478-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
写真はSL550ブルーエフィシェンシー |
旧型に比べエレガントになった後ろ姿 |
小さなATセレクターが目立つキャビン |
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シート背後には収納ボックスを用意 |
格納したルーフをリフトアップすることが可能 |
環境対応で4.7LツインターボとなったV8エンジン |
御殿場で行われた試乗会で、SL550ブルーエフィシェンシーとSL350ブルーエフィシェンシーAMGパッケージ装着車に乗りました。
エクステリアは、顔つきがSLKに似て厳つくなった以外はキープコンセプトという感じがしますが、欧州で実施予定のCO2排出量規制にパスしなければならず、顧客に対しても環境に優しいスポーツカーであることをアピールする必要があることから、材質をスティールからアルミに変更しています。そもそもSLという名前はシュポルト・ライヒト、つまり軽量スポーツカーが語源ですから、原点回帰と言えるでしょう。
おかげで、4612×1877×1314mmというサイズは旧型より大きくなっているのに、ベーシックなSL350ブルーエフィシェンシーの車両重量は1685kgと、約100kgも軽くなっています。
インテリアはモダンな雰囲気の旧型から一転して、オーセンティックな造形になりました。顧客の要望に沿った結果でしょう。アルミパーツが増えたことも目に付く点で、アルミボディを控えめにアピールしているようです。シートはサイズがたっぷりしていて厚みもあり、昨年新型に切り替わったSLKとの格の違いを実感しました。
エンジンはすべて直噴化され、V12が消滅し、SL550ブルーエフィシェンシーとSL63AMGは2基のターボ装着によるダウンサイジング化を実施と、こちらもエコを重視したスペックになりました。トランスミッションは7速ATです。
最初に乗ったのはSL550でしたが、街中から高速道路へと進んでいく中で、良い意味でアルミボディやターボエンジンを意識することはありませんでした。電子制御サスペンションABCをスポーツモードにすると高速でもゴツゴツしますが、アルミボディにありがちなパキパキした突き上げはなく、コンフォートモードは安楽そのものです。
4.7LのV8ツインターボは、自然吸気エンジンのようにリニアに反応し、71.4kgmもの最大トルクのおかげもあって、スルスルと速度を上げていきます。アイドリングストップは瞬時に作動し、発進時の再始動もストレスなく行います。でもスポーツ心をまったく失ってしまったわけではなく、アクセルペダルを踏み込むと勇ましい音を周囲に響かせます。
続いて乗ったSL350のAMGパッケージは、最大トルクが37.7kgmと半分近くになるためにキックダウンのお世話になることが増えますが、実用上は十分。排気音の演出がなくスーッと回る様子は、SL550よりモダンに思えました。こちらもシャシーはABCが装備されるものの、18から19インチにアップしたホイール/タイヤとの相性はイマイチで、ゴツゴツ感が気になりました。個人的には標準仕様がオススメです。
試乗車にはSLKに続いて採用された、スイッチ操作で透過度を変えられるガラスルーフが装備されていました。遮光モードにしても真っ黒になるわけではなく、ほのかに外の景色が分かる一方で、手をかざしてみると全然暑くないという優れ物でした。
でも開放感で言えばオープンのほうが断然上。こちらのモードで重宝したのは、電動で上下するリアデフレクターです。下げると60km/h以上では風の巻き込みが激しくなるのに、上げれば100km/hでも頭上で風が流れるだけ。作りもガッシリしていて、メルセデスらしい完璧性が感じられるアイテムでした。
オープン状態でのハンドリングは、ターンインでルーフを格納したリアが振り出す感触が少し残っているものの、ハンドリングそのものは自然かつ高水準です。ただしコンフォートモードでは姿勢変化を抑え切れないので、こういうシーンはやっぱりスポーツモードがいいと思いました。
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SLクラスの中古車 (全2モデル/219物件)
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SL 280SL W113 室内車庫保管 フルレストア済み 左ハンドル 車検:令和8年2月まで 純正14インチホイール&ホワイトリボンタイヤ カロッツェリア インダッシュナビ&バックカメラ
- 支払総額
- 1809.0万円
- 車両価格
- 1800.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 1969年
- 走行距離
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- 支払総額
- 360.4万円
- 車両価格
- 348.0万円
- 諸費用
- 12.4万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 2.3万km
-
- 支払総額
- 539.8万円
- 車両価格
- 523.7万円
- 諸費用
- 16.1万円
- 年式
- 2012年
- 走行距離
- 2.8万km
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SL SL350 SL350(2名) クルコン 革シート パワーシート オートエアコン 盗難防止システム ABS カーナビ HDDナビ
- 支払総額
- 218.1万円
- 車両価格
- 195.0万円
- 諸費用
- 23.1万円
- 年式
- 2004年
- 走行距離
- 4.6万km
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