『見て乗って走って楽しめる車』 ホンダ CR-Z 2010年モデル IZO8823さんのレビュー・評価

CR-Z α

【エクステリア】
1983年に発売されたバラードスポーツCR-Xから始まったホンダのコンパクトスポーツクーペ。
恐らくアルファロメオ・ジュニアZをオマージュしたエクステリアデザインと思われます。
その後、サイバーCR-X、初代インサイト、そしてCR-Zに続く、湾曲したフロントウィンドウ、躍動感のあるサイドのキャラクターライン、キャノピーをリアで絞り込み張り出したリアフェンダーなど、初めてオリジナルデザインのジュニアZをも凌ぐ素晴らしいエクステリアデザインだと思います。

【インテリア】
立体的なメーター周囲など、視認性も良く「他とは違う特別感」があって下手なスーパーカーよりも良いと思います。
グレード上のアコードのシートをベースにしたフロントシートも中々良いです。

【エンジン性能】
ホンダエンジンは基本性能が優れているので、排気音、エンジン音、雑味が無くて、心地よいです。
その1.5リッターi-VTECエンジンを補助する形のモーターアシストがあり、発進加速などスムーズ。
POWERモードにすると中々の速さです。

【走行性能】
BMWミニよりもクイックに設定されたハンドリングも中々面白いですし、コーナリング性能も中々の速さで曲がります。

【乗り心地】
硬すぎず軟すぎず、丁度良いです。

【燃費】
区間燃費はリッター26キロオーバー出したりカタログ値を超える事もありますが、通勤、レジャーなどに使用するとアベレージ燃費はリッター20キロ前後出してくれます。
これが何よりも有り難いです。

【価格】
新車価格は総額300万近くで、高価でしたが、中古はスポーツタイプとしては最安値かな？なので中古で買いました。
これも有り難いです。

【総評】
CR-Zは、ホンダがヨーロッパで新型コンパクトカーを発売するに辺り、ミニにも負けない運転の楽しい車にしたいというのが元々のコンセプトだったようですが、当時のホンダの独自性「ハイブリッドカーで運転を楽しむ。」を盛り込んだり、エクステリアはCR-Xの流れを現在に復活させたり、ホンダの色々な「想い」が詰まった一台です。
その「想い」を知っていると、この車の良さが余計に分かるホンダの名車です。

ネットで評判が良くない車とか全く参考になりません。
自らが乗って味わって下さい。

ホンダの「想い」を感じ取れます。