アウディ S4 アバント 2009年モデルレビュー・評価

独身時代の栄光と言いますか・・・間もなく手放しますがレビューさせていただきます。

Ａ４のＬＥＤディライトは現在のＬＥＤの奔りとなりました。目つきの鋭さとロー＆ワイドなボディからスポーツカーに見られました。中身はシックなワゴンですけどね。Ｓ４アバントが出るに至った時もまだアウディくらいしか無かったので視線が痛かったです。

思えばこの頃から街中にアウディが溢れてくるように感じました。

内装は・・・言うことなしです。Ａ４譲りと言えばそれまでですがちょっとスポーティといったところ。スパルタンとは違ったジェントルな中にスポーツっぽさが見える感じ。

エンジンは下からグワッと出る感じ。回そうとは思わないけど回ります。やるときはやる子です。回転上げると性格が変わる感じですね。パワフルさは数値ほど感じないけどパワフルです。

燃費は・・・６〜７くらい。スピードは・・・書きにくい(~_~;)
一部、高速道路と読み替えてください。
サーキットでは時速140キロあたりが一番燃費が伸びます。乗り心地も良くなります。更に上げてくと段差（あるのか？）を越えた時のゴツゴツした突き上げが無くなります。

低速は苦手で・・・パチンコ屋に入るときにあるゴツゴツしたキャッツアイの小さい版をゆっくり乗り越える時は最悪です。でも・・・ホイールがヤバいかな〜と思いながらもタイヤの買い替えを予定してた時に・・・恐る恐る２０キロくらいで踏み越えたんですけど・・・良かった(笑)衝撃が少なかったんです。

要は・・・踏み越える時は一気に行きましょう的なスプリングでなくダンパー寄りのセッティングです。タイヤにもホイールにも悪いのでやっちゃダメですけどね。でも・・・それくらいガタガタって衝撃は辛いです。

Ｓレンジ・・・Ｓトロが優れててマニュアルでは使う気にならなかったほど。シュンシュンと音がしたのは初期型だからかな？

快適性・・・内張り剥がしたらドアなんて綿あめのように消音材が沢山入ってました。実際に外部の音は相当カットされてました。さすがプレミアムブランドといったところ。ステッチの精度とかパネルの質感とかの出し方は凄いです。

触る部分と見る部分にお金がかかってます。シフト、ドアの開閉など触る部分はアルミやチタンの削り出しのツルツルした素材。ダッシュボードのシボも上手だしスッキリしてます。ステアリングの質感も上質で・・・Ａ４そのままかもしれないけど美点だと思います。

ただキビキビ感は無く実寸以上の大きさを感じました。ぶかぶかというか・・・運転感覚を表現するのは難しいけどぶかぶかのジーンズで運動してる感じ。一体感が無いような・・・街中でもそれは感じました。

峠道などではどっしりした安定感とどこまでも付いてきてくれそうな強靭な足腰で運転が上手くなったように感じるほど。そんなことは無いんですけどね。ヒラリヒラリした軽快さは無くてズドンズドンとしたような・・・表現がこんなですみません。

価格は・・・国産車とかで言えばレガシィのＮＡとターボの関係を見ると８０万円程度の差。アウディでは１００マンを越えます。少し割高な設定ではないでしょうか？
その分、スペシャルな装備かもしれませんが・・・Ｓのブランドなのかな？
だとしたらランサーとランエボの差だからそのくらいかもしれません。

世帯を持ったために乗り換えを余儀なくされましたが・・・独身貴族の方々やお金に余裕のある方で飾らずに高級感とスポーティさを両立した４ドアのワゴンならおススメです。

月末には乗り換えです。サラバＳ４＆独身時代の栄光。そして思い出をありがとう。