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『ライフスタイルもアップグレードしてくれる買い得感の高い輸入車』 シトロエン C4 2011年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価
C4 2011年モデル
60
C4の新車
新車価格: 256〜299 万円 2011年7月1日発売〜2019年1月販売終了
中古車価格: 48〜263 万円 (15物件) C4 2011年モデルの中古車を見る

自動車(本体) > シトロエン > C4 2011年モデル > セダクション アップグレードパッケージ
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2015年11月30日 22:32 [880297-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 4 |
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インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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新色の「グリスピリット」は上質感のある色合いを持ちます |
リアコンビネーションランプは3D(立体的)造形に変更されています |
左右独立温度調整機能付きフルオートエアコンなど装備は十分 |
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「腰のある」シートはシトロエンの美点のひとつです |
パワーよりもトルクの太さでドライバビリティも上々です |
パノラミックガラスルーフ、この開放感がたまりません! |
2015年9月11日に発売を開始したシトロエンC4のマイナーチェンジモデルに横浜市周辺の市街地および首都高速で試乗しました。
C4はシトロエンブランドの中でもCセグメントを担当する重要な車種です。フランスの主要都市のひとつであるミュールーズにある工場で生産されていますが、2006年から2014年までの生産台数は45万台、しっかりとしたポジションを確保していると言っていいでしょう。
現行型は2011年に日本に導入されましたが、当時から指摘されていたのは1.6Lターボ車に組み合わされた6速EGSとのマッチングです。個人的にはクセはあっても“慣れ”の世界ではあると今でも思っていますが、やはり日本の道路事情にはあまり合わなかったようです。一方1.6Lの自然吸気エンジンには4速ATが組み合わされましたがこちらは逆にパワー不足の感は否めませんでした。
それを一気に解消するのが今回の改良です。「PureTech」と呼ばれる1.2L直列3気筒ターボエンジンに新世代の6速ATであるEAT6を組み合わせることで商品力を大きく向上させています。ちなみにこのエンジンは2015年度の「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており(1.0-1.4L部門)、新トランスミッションとの組み合わせでJC08モード燃費も16.3km/Lと約20%向上しています。またダウンサイジング化により車両重量は30kg軽減、何よりも自動車税も安くなりますし、先行してフルモデルチェンジを行っているプジョー308と少なくともパワートレーンに関しては同じ土俵に上がれたことはビジネスとしてもユーザーにとってもメリットは大きいです。
今回のモデルチェンジでは新デザインのLEDランプ付きハロゲンヘッドライトやリアコンビネーションランプを立体的な造形にするなど小変更ではありますが、ボディカラーにも新しく「グリスピリット」を追加して計6色の構成となっています。
グレード構成はこれまでの「セダクション」と「エクスクルーシブ」から「セダクション」と「セダクション アップグレードパッケージ」に変更されました。価格差は20万円ですが、パノラミックガラスルーフ、スマートキー、17インチアルミホイール、ブラインドスポットモニター&フロントソナーと内容は盛り沢山。バリュー的にも圧倒的にこのグレードをオススメします。実際プジョー・シトロエン・ジャポンでも80%がこのアップグレードパッケージになると予想しているそうです。
走ってまず感じるのは静粛性の高さでした。とても1.2Lの3気筒エンジンとは思えないほどの出来。さらに全域でトルクも十分出ているので交通の流れに乗るのにもそれほどアクセルを踏み込む必要がないこともありますが、新搭載のEAT6との組み合わせにより、その加速自体もあくまでもスムーズ、室内に入ってくるノイズの量もうまく抑えこんであります。
ハンドリングに関しては新世代のプラットフォームを採用するプジョー308と比較すると軽快感こそ欠ける雰囲気はありますが、逆にステアリングはやや重めで中立あたりのしっかり感も出ています。ロール感も自然でこの辺はプジョーもシトロエンも味付けが上手いのですが、コーナリング時の俊敏さは装着しているタイヤの影響も大きいと思います。
モデルとしては中期を過ぎた格好になりますが、オールラウンドに使えるユーテリティや走りなども考慮すると装備内容から考えると300万円以下でこれだけのハイバリューな輸入車は少ないと思います。今までのマニア的なシトロエンではなく、誰もが満足できる良質な輸入車として見てもこのクルマは魅力的と言えます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった21人
「C4 2011年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2021年1月9日 11:34 |
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2018年11月7日 17:16 |
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2018年10月22日 21:56 |
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2015年11月30日 22:32 |
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2014年2月5日 00:11 |
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2013年1月24日 22:44 |
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2012年11月8日 16:35 |
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2011年8月29日 16:59 |
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2011年6月29日 19:41 |
C4の中古車 (全3モデル/69物件)
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- 支払総額
- 49.0万円
- 車両価格
- 39.0万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 11.5万km
-
- 支払総額
- 259.9万円
- 車両価格
- 241.4万円
- 諸費用
- 18.5万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.9万km
-
C4 マックス ブルーHDi 純正ナビ Carplay サンルーフ アクティブクルーズコントロール バックカメラ ブラインドスポットモニター 純正18インチAW
- 支払総額
- 364.1万円
- 車両価格
- 345.0万円
- 諸費用
- 19.1万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 80km
-
- 支払総額
- 243.8万円
- 車両価格
- 228.4万円
- 諸費用
- 15.4万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 3.8万km