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シトロエン DS 3 2010年モデルレビュー・評価
DS 3 2010年モデル
32
DS 3の新車
新車価格: 249〜399 万円 2010年3月1日発売〜2019年8月販売終了
中古車価格: 30〜220 万円 (84物件) DS 3 2010年モデルの中古車を見る

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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
Chic | 2010年5月6日 | ニューモデル | 1人 | |
シック DS LED ビジョンパッケージ | 2016年6月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
Sport Chic | 2015年2月3日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
Sport Chic | 2013年7月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
Sport Chic | 2010年5月6日 | ニューモデル | 3人 |
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
5.00 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.62 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.29 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.29 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
3.71 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.76 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
3.43 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Sport Chic
よく投稿するカテゴリ
2021年12月4日 22:52 [1525820-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
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---|---|---|
2013年式のスポーツシック 6MTを8年で65000kmほど乗った感想です。
【エクステリア】
見た目に惚れて買った車なので、8年乗ってもまったく色あせることなく、
今でも駐車場に停まってる愛車を見てカッコよさに惚れ惚れします。
スタイリッシュで個性的、そして国産車にはない色気を感じます。
【インテリア】
フランス製のコンパクトカーに言えることですが、
安い素材を使っているのにデザインと質感の組み合わせでチープに見せないのがすごく上手です。
ドリンクホルダーがなかったり、スマホを置く場所にも困る使い勝手の悪いインテリアですが、
見た目が素晴らしいので、割り切りました。
ただし普段使いには本当に困ることが多いので、デザインに惚れこんでないとただのストレスしかないと思います。
【エンジン性能】
ダウンサイジングの1.6Lターボエンジンなので、
高回転の伸びはないのですが、
低回転から実用域のトルクはあるので、街乗りでは十分な性能です。
パワーバンドが狭い分、6速MTの変速しながら走るのはとても楽しいです。
またエンジン音も年々心地良い音に変わってきました。
詳しくないですが、マフラーのせい??
【走行性能】
車体が軽く、足が固め、エンジンパワーも十分でハンドリングも素晴らしく、
まさに欧州のホットハッチを体現していて、運転するのが楽しいです。
【乗り心地】
走りが楽しい分、乗り心地という面ではあまり良くないですね。
路面の凹凸はそのまま伝わってきてしまうので、フワフワした乗り心地の良さはないです。
が、不快かと言えばそんなことなくて、いつも助手席に乗ってる妻も乗り心地は嫌いじゃないと言っています。
【燃費】
燃費は予想外に良いです。
街乗りで11〜13km/L
高速だと17km/Lくらい平気で行きます。
ちなみにエコ運転みたいなのを全くしてない数値です。
【価格】
フランス車なので、こんなもんかと思います。
安くもないけど、高くもないです。
【総評】
見た目良し、走り良し、燃費もいいし、悪いのはドリンクホルダーがないところと、後席が狭すぎることくらいですかね。
同じ車種に街中ですれ違うことがほとんどないですし、同じ色(黄色でルーフが白)の車とは一度も出会ったことがありません。
すごく良い車ですが、知名度は皆無に近いので「素敵な車ですね」とか「どこの車ですか?」とか声を掛けられることが多いです。
生活スタイルが変化して、荷室容量や後席の居住性が悪いので買い替えることにしましたが、
それがなければずーっと乗っていたい素晴らしい車でした。
買ってよかったと思っています。
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > シック DS LED ビジョンパッケージ
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2016年9月15日 10:58 [960462-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
参考になった18人
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Sport Chic
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 2件
- 10件
2016年5月28日 11:19 [933488-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
【エクステリア】 「塊」という印象。フロントもリヤもランプは凝ったデザイン。ボディとルーフの色の選択肢はそれほど多くはなっかたが,国産車に比べれば十分に満足できる。
【インテリア】 高級感あり。メーター類も見やすい。ただし収納は少ない。でも車で生活するわけではないですからね。収納などを気にする人は国産の箱みたいな軽自動車がお薦めだ。
【エンジン性能】 必要にして十分。1.6Lのツインスクロールターボ。DS4もDS5もみんな同じエンジンだ。当然DS3は一番軽量な弟分ですから「バッキューン」と加速します。
【走行性能】 エンジン性能も良いが,マニュアルトランスミッションも良くできている。「カチッ」という感じではなく,「スコスコ」かな。い や,「ドスドス」という感じでギアチェンジされます。急勾配の山道などでも問題なし。それから,アイドリングストップも秀逸。クラッチペダルを踏み込むと素早く再始動する。
【乗り心地】 というわけでストレスなく運転できる。シートはもちろんいいに決まっている。シトロエンですから。何時間運転していても腰痛はなし。17インチタイヤは若干路面の凹凸を拾ってノイズを発生させるが,CHICの16インチに変更したら柔らかく静か。
【燃費】 悪くないです。市街地で15〜16,高速で19〜22です。これだけの加速や力強さを見せ,それでこの数字は文句なし。
【価格】 Cシリーズより50万円高いが満足。
【総評】 これまでレガシィやポロに乗ってきましたが,スポーツ性能や運転の楽しさはDS3です。剛性というのかわかりませんが,造りも全然悪くないですよ。故障もないし,故障しそうな気もしません。フランス車,壊れませんよ。フェイスリフトされてシトロエン顔から完全にDS顔に変わりましたが,私はシトロエン顔を買っておいてよかったと思っています。もちろんイカツイDS顔もこれからだんだん見慣れるでしょうが。あっ,それからこの車,買う気もないのに試乗してはいけませんよ。絶対にほしくなります。私は試乗して5分で「これ1台ください」と言ってしまいました。金なんてなかったけど。以上,「フレンチスポーツ恐るべし!」とまとめます。
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Sport Chic
よく投稿するカテゴリ
2014年1月26日 18:16 [678247-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 2 |
スポーツ・シックのマニュアル6速ミッション仕様です。
今まで、RX-8、スイフトと乗り継いできました。
【エクステリア】
文句なく格好いいと思います。
ツードアですが、しっかりしたドアの開閉が安心感を生みます。
【インテリア】
おしゃれで「おフランス」を感じる内装です。
日本のBセグメントとくらべてもその高級感は歴然としています。
また、警告音なども日本車と違い洒落た音が響きます。
シートも柔らかく、しかしながらサポートがしっかりしています。
しかし、収納スペースはありませんので覚悟して下さい。
ドリンクフォルダーもなし、ダッシュボードの書類入れにマニュアル、車検証、保険証すら入らない、ジュース一つ飲むのにも工夫が必要です。
私が購入時はナビの設定もなかったのでナビを求める方には向いていません。
ただ、標準装着のオーディオは良い音で便利です。
USBでiPhoneも認識しますが、日本語対応していませんので日本語は空白になります。
このあたりシトロエンが日本市場を向いていないことがよく分かります。
エアコンの操作パネルもマニュアル的に使い、風量を0にするとエアコン操作系のパネルのイルミが全消灯してしまうのはまいります。
いくら慣れても、全消灯の状態でボタンを探すのは無理です…このあたりの操作性は考えて欲しいものです。
【エンジン性能】
2,400cc並みのトルクを持つエンジンをBセグメントに搭載しているので文句ありません。
長く付き合えば1,500rpmあたりに特有のトルクの谷があることが判明しますが、ぶ厚いトルクの恩恵を受け、どこからでも加速します。
直進安定性もよく、グランドツアラー的要素も持っています。
ただし、ファイナルギヤが相当高い様で6速の使い方には少々気を使います。
【走行性能】
電動パワステは、非常に軽い部類ですが慣れれば気になりません。
奇妙な動きもせず、煮詰められた良いパワステだと思います。
Bセグメントのコンパクトさも手伝いハンドリングは軽快でトレース能力も非常に高くワイディングは楽しいの一言。
ハンドルの舵角に合せ正確にラインをトレース出来ます。
乗り心地で「ハード」と書きましたがワイディングでは、このハードさが生きてきます。
ブレーキも非常に効きコントローラブルですが、ダストは盛大に出ます。
私の場合、ホイールが黒色なのでいいですが、オシャレな白色なんかにするとダストがめちゃくちゃ目立つと思います。
【乗り心地】
正直「ハード」です。
イグニッションON後のエキゾーストノートも勇ましく、オシャレな外観とは裏腹でWRCマシンを感じるところです。
10,000kmを超えたあたりからサスペンションの当たりもでて角が取れますが、それまでは角があり跳ねます。
慣らし運転のいる車です。
タイヤも親会社がミシュランなのに装着しているのはポテンザRE050でタイヤやはりハードぎみです。
ミシュランタイヤにすると特性がマイルドな方向に変わるかもしれません。
【燃費】
走り方次第ですが、私の場合、11〜13km/lあたりです。
私は、フルオートエアコンもマニュアル的に使い、冬場はA/Cボタンオフ、コンプレッサーを回さず燃費を稼いだりしてこの燃費ですので最近の国産車や同じダウンサイジングのエンジン車の燃費を考えると少々物足りないところです(ハイオクですしね)。
【価格】
考え方次第です。
国産Bセグメントに100万円プラスした価格設定ですので、この車が気に入ればなんともないでしょうが、機能だけ考えれば高い買い物です。
オプションのディスチャージライトが10万円と国産のオプションと比較すると高価です(ディスチャージライトはロービームだけでハイビームは、通常のハロゲンになります、ローは青白く、ハイは黄色です(笑))。
オプション価格などは、日本車並を想定するとあてが外れます。
あと、メンテンス費用をどう考えるかです。
国産車と比較すると決して安くありません。
2年32,000km走行で毎日通勤で使っていて、ワイディングをハードに攻めることは、あまりない、MTにも係わらず、24ヶ月点検でバッテリーは半分しかない、ブレーキパットも残り40%、プラグも要交換と言われました…交換部品の見積りを見ると日本車とかなりかけ離れています、メンテナンス費用はかなりかかると思います…車検を考えるとゾッとします。
【総評】
楽しい車には違いありません、しかし、楽しさと引き換えに払う対価は十分に用意して下さい、そして修理費は国産車対比確実に割高です(日本車の倍と考えれば安心でしょうか)
故障は、そこそこしました。
・リアスポイラーからの異音 → メーカー情報あり、クレーム対応。
・メーター周りのビビリ音 → 対策品が出ています、でも設計的にビビリ音が出るのはやむ無し。
・ルーフと窓枠を二色分離デカール → 剥がれ、浮き(ルーフの色と窓枠はシールで色分けしています)。
・水温センサー異常 → エンジン始動不可、スターターは回るが点火せず。
あと、VWやBMWと違いシトロエンのディーラーは、街の自動車屋さんが「シトロエン」の看板を立てているだけなのでディーラー次第でこの車のカーライフが大きく変わってしまいますので覚悟して下さい。
私のディーラーは、対応が良いとは言えず上記クレームもシトロエン・ジャポンに問い合わせるわけでもなく独自の判断で私が指摘して初めてシトロエン・ジャポンに連絡し「対策品がありました」と言う状況です。
また、メーカー責任にもかかわらず代車の燃料は、満タンにして返してくれとか日本車のディーラーとは考え方が大きく違いました。
このあたりを覚悟し、メンテナンス費用はそれなりに払い、日本車と比較して未だ故障が多いことを覚悟して付き合うことが出来れば「素敵なおフランス車のカーライフ」を味わうことが出来ます。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2011年11月
- 購入地域
- 静岡県
- 新車価格
- 269万円
- 本体値引き額
- 15万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Chic
よく投稿するカテゴリ
2013年2月23日 18:37 [575300-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
購入から2年が過ぎて…土日のみなので12000km程度!です! 外観に一目惚れして購入!!久しぶりの2ドア…奥方が反対するかと思いきやそうでもなく…すんなりと衝動買いしました…殆ど街中ですれ違う事もなく…希少性バツグンですね。全体的には満足しています…少し不満なところは4ATは厳しい高速では3500回転Overしんどい感じが拭えません。後ラッゲージがせまし!!ゴルフバックはセカンドシートを倒して2つ縦です…まあ初めから解っていたことですが…最近は奥方が二枚ドアに不便だ!!と申すようになり…微妙…
いい車だと思います。しばらくは大切に乗ります!!
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Sport Chic
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2012年4月15日 01:59 [497685-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
個性溢れるフロントマスク。 |
なんとも小粋なフレンチハッチ。 |
ルーフが浮いているように見えるサメの背びれのようなBピラーは斬新。 |
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バンパーの両端には、6個の高輝度LEDデイタイムライトが装備される。 |
オプションの2トンカラーダイナミックシートは柔らかめの掛け心地。 |
メーターはシトロエン以外ないデザイン。仏「SAGEM」社製だ。 |
シトロエンが提唱するプレミアムクラス「DS」。筆者も同社「BX-GTi16V」というレアなクルマを過去に所有していた経験から、最近の個性回帰のシトロエンには大変関心を持っています。
マニアル車でスポーティ、そしてオシャレとなると同系列の「プジョー」もありますが、やはり奇妙な「DS3 Sport Chic 」に試乗したくなり、メーカーの広報車両を借用しました。
エクステリアデザインは、個性の塊。一時期の“シトロエン臭”が完全に消滅してしまったモデルに比べれば、同社の個性復活を元同社オーナーとしては、喜ばずには居られません。プラットフォームは「C3」と共有する「DS3」ですが、性格はまるで違う仕上がりになっています。
全長×全幅×全高=3965mm×1715mm×1455mmとコンパクト。世界中をみてもこれほどまでに個性的なデザインを採用したコンパクトハッチは見当たらりません。エクステリアは、ボディ、ルーフ&ドアミラーの組み合わせのほか、ホイールはサイズ変更、カラーリングまで多彩なセレクトが可能です。また、ルーフステッカーなどオプションも選ぶことができ、さらに自分だけの一台に仕上げられるのもポイントです。
「Sport Chic」は、6MTを採用しています。この時点で乗り手を選んでしまうのが今の時代の残念なところです。平均してクルマ趣味人は32歳以上というデータがありますが、マニア心を鷲づかみにする要素はたっぷり詰まっています。エンジンは1.6L直噴ツインスクロールターボ。156psを発揮するこのエンジンは、すでにPSAグループの車両には多く採用されていますが、数値以上にパワフルな特性は非常に評価が高ものです。
シフトレバーの節度感(数年前の自動車誌ではよく評論された項目。)は、コリッと弾力感のある上質なもので心地が良い。このエンジンはアイドリング+αから最大トルクを発生させるため、無造作に左足を浮かせてもスルスル動き出します。久しぶりにMT車に乗られる方はエンストを恐れ、妙に回転を上げてしまうことが多いですが、回転を上げる必要はありません。アイドリングのまま左足を浮かせば、あっけなくスルスル動き出します。
個性的なステアリング、メーター、インパネを観察しながら、ごくフツウのアクセル開度で早めにシフトアップをしていっても、速度計の指針がスルスルと上昇していく加速感は他のクルマでは味わえない不思議な感覚です。
高速道路の追い越し加速もシフトダウンなど必要とせず、スーット速度が上昇します。キャビンは極めて静粛性が高く、「DS3」が小さな高級車であることを実感できます。なぜか気持ちが優しくなり、「このままゆったり行こうか!」という気持ちにさせてくれる不思議なクルマなのです。
しかし、このクルマは「WRC」で連勝を収めたハイド的な部分を有している事も忘れてはいけません。少し、“攻め”モードに切り替え、鞭を打つと、1165kgという軽量な車体重量に156psの組み合わせは相当な速さを見せる。各ギアを6000rpm辺りまで引っ張りと、静粛性に包まれていたキャビンに適度な音量で抜けの良い「コーン」というサウンドがスパイスとして届きます。物々しさはありませんので、家族から文句を言われる事はありませんが、やはり、ホットハッチの一面を見せてくれます。高速道路では、シトロエンのお家芸である直進安定性のよさは素晴らしく、ハイスピードクルージングも得意ですが、同社「C3」に比べ固められた足回りは、段差によってはキャビンに突き上げを感じる事もありました。しかし、決して不快なものではなく、ねっとりした感は、やはりシトロエンそのものです。
ステージをワインディングに変えると、同じPSAグループのプジョー「207GTI」のような一面を見せ、クイックなステアリングと相まって狙ったラインに沿って軽快にノーズの向きを変えます。一般道レベルで相当無茶をしても極めて安定志向。挙動を乱すような事も皆無です。また、低速域からターボが立ち上がるため、コーナーでの脱出の際、頭を使わなくてもスロットルを開けていれば、トルクバンドに入っているので、コーナリングの脱出も相当速いといえます。
小さなクルマは個性も希薄と思われるのが常ですが、シトロエンは違いました。ファミリーユーズでしたら、奥方へ説明が必要な部分もありますが、生活の中に常にオシャレを取り入れたい大人には最適な一台といえます。
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自動車(本体) > シトロエン > DS 3 2010年モデル > Sport Chic
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2010年12月29日 03:47 [371285-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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単純に言うならC3の基本プラットホームをベースに作られた3ドア車だが、特徴的なデザインを採用すると同時に、ビークルパーソナリゼーションとして豊富な選択肢の中からユーザーが自由に内外装を選択をできるようにするなど、C3とは明確な違いが設けられている。全体にミニを強く意識して作られたクルマであるのは明らかだ。
シャークフィンタイプのBピラーやそれによってボディから浮いたように見えるフローティングルーフなど、ほかのクルマにはない特徴的なデザインを採用する。
搭載エンジンは直列4気筒1.6Lで、自然吸気仕様には4速ATが、直噴ターボ仕様には6速MTが組み合わされる。試乗したのはC3には設定のないターボ仕様車で、2.4Lエンジンに相当する115kW/240N・mのパワー&トルクを発生し、スポーティな走りを実現する。
吹き上がりの良さからパワーの伸びも上々だが、それ以上に低速域でのトルク感にあふれた走りが印象的。わずか1400回転という低い回転数で最大トルクを発生するから、どこからアクセルを踏み込んでもラグのない滑らかで力強い加速が得られる。
C3の乗り心地に優れた足回りに比べると、ターボ車の足回りはかなり硬めの味付けだ。タイヤサイズの違いもあって乗り心地を重視したC3とは明確な違いがあり、しっかりした乗り味でスポーティな走りが楽しめる。6速MTしか用意されていないのはやや残念なところだが、マニュアル免許を持っているならターボ車を選んだほうが良い。
ボディとルーフ&ドアミラーの色の組み合わせを選んだり、アロイホイールやセンターキャップが選べるのを始め、内装もシートやダッシュボードのカラーなどが自在に選べる仕組みなので、自分の好みに合ったたった1台のDS3を作ることも可能だ。
C3と違ってDS3は横滑り防止装置のESPが全車に標準で、自然吸気エンジン搭載車とターボエンジン搭載車の間の装備は差は少ない。パワートレーンの差が価格差につながっている。
ターボ車の価格は269万円で自然吸気車の20万円高に設定されていてちょっと高めの印象。ただミニのクーパーSに比べたら割安な価格が設定されているので、このあたりをどう判断するかだろう。
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DS 3の中古車 (全2モデル/91物件)
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DS3 シック DS LEDビジョンパッケージ 純正アルミタイヤ付4本セット付属 オートクルーズ ETC キーレス 法定12ヵ月点検実施
- 支払総額
- 51.0万円
- 車両価格
- 47.0万円
- 諸費用
- 4.0万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 4.9万km
-
- 支払総額
- 82.0万円
- 車両価格
- 74.3万円
- 諸費用
- 7.7万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 9.8万km
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DS3 ナビ バックカメラ フルセグTV オートクルーズコントロール アルミホイール キーレスエントリー 電動格納ミラー AT HIDオートライト ABS ESC CD ドライブレコーダー ETC
- 支払総額
- 63.0万円
- 車両価格
- 50.0万円
- 諸費用
- 13.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 6.5万km
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DS3 シック /SDナビ/TV/Bカメラ/Bトゥース/禁煙車/横滑り防止/キーレス/クルコン/ETC/オートAC/MTモード/16AW
- 支払総額
- 35.7万円
- 車両価格
- 25.9万円
- 諸費用
- 9.8万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 4.5万km
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