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『躍動的なプレミアムハイブリッドは走りも楽しい。』 BMW 7シリーズ セダン 2009年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
7シリーズ セダン 2009年モデル
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7シリーズ セダンの新車
新車価格: 1010〜2260 万円 2009年3月1日発売〜2015年11月販売終了
中古車価格: 83〜426 万円 (54物件) 7シリーズ セダン 2009年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > 7シリーズ セダン 2009年モデル > ActiveHybrid 7
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2013年10月31日 23:46 [645273-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
全幅は1900mmという堂々たるサイズ。気品が漂うあたりはさすが7シリーズ。 |
全長は5080mm。一般の駐車場ではフロントがはみ出してしまう。 |
BMWらしさを踏襲したリアデザイン。灯火類はすべてLEDを採用。 |
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|
ブレーキは片押しのフローティング式を採用。20インチホイールは小さく見えるほど。 |
贅を尽くしたインテリアは昨今のBMWと共通のレイアウトを採用。 |
BMWのハイブリッドラインナップで最も最上級にあたる「アクティブハイブリッド 7」。メーカーの広報車を借用し、ハイウェイを中心にインプレッションをしてまいりました。
3シリーズや5シリーズのアクティブハイブリッドほど注目を浴びる事のなかった「アクティブハイブリッド 7」ですが、昨年末の7シリーズのマイナーチェンジに伴い、「アクティブハイブリッド7」も第2世代に進化をしました。初代の「アクティブハイブリッド7」では、4.4リッターV8ターボにあまりにおろそかな出力15kWの電気モーターを搭載し、モーターとエンジンと直結するシングルクラッチであったため、モーターの恩恵をあまり受けることもなく、モーターのみでの走行は巨大な7シリーズを動かすにはあまりにも非力であったため、EV走行は不可能でした。
現行モデルでは、エンジンを4.4リッターV8から3リッター直6ターボエンジンにダウンサイジングを行い、モーターの最大出力を15KWから40kWまで大幅に向上。モーターに独立した2枚のクラッチを配し、モーターのみで、最高速度60キロ、最高走行距離4キロまで完全EV走行が可能になりました。これで、本当の意味でハイブリッドカーとしての資質を手に入れたことになります。5mオーバーのプレミアムサルーンである「アクティブハイブリッド 7」ですが、クラス最高の14.2km/Lという驚きの省燃費性能を実現しました。
試乗会場を出てアクセルに足を触れますと、エンジンとモーターの連携がしっかり感じられるようになりました。また街中でアクセル開度が少ないような状況では、エンジンは始動せず、モーターのみで滑るように走る様は、やはり3シリーズや5シリーズのハイブリッドとは格の差を感じ、優美と表現するに相応しいものです。
高速道路に乗りますとプレミアムサルーン「7シリーズ」だけのことはあります。速度感覚はあまりの安楽さに麻痺することも…。このまま、流していたい気分ですが、取材に同行したのが、バリバリのスポーツサルーン「アウディS6」ということもあり、こちらも本気を出してみたくなります。
エンジン出力は、最大出力320PS/5800rpm、最大トルクは450Nm(45.9kgm)/1300〜4500rpmと「740i」のものを採用。これに、最大出力40kW/最大トルク210Nmを発生するモーターがプラスされるため、動力性能に不満などあるわけもありません。走行モード設定は、「ECOPRO」、「COMFORT」、「SPORT」、「SPORT+」の4つのモードから選択可能。
ここでは、同行取材をした「アウディS6」を追走するため、「SPORT+」を選択。これがハイブリッドカーとは思えない過激な設定であり、直6エンジンを高回転に歌わせ、足回りも締め上げ、ステアリングもずっしりと重めの設定に可変。さらにDSC(横滑り防止装置)までもカット。アクセルを底まで踏みつけると、全長5mの巨体がテールをスライドさせながら猛進。発進加速では、「アウディS6」に遅れを取るものの、全域トルクであるモーターのアシストを借り、「アクティブハイブリッド 7」は遅れを取り戻し、「アウディS6」に離されることはないほどの動力性能を有しています。
プレミアムサルーンでもやはりBMW。走りの楽しみは備わっています。キャビンは決して無音ではなく、適度に直6エンジンのサウンドが届き、自動車を運転しているという自覚を常にドライバーに伝えてきます。
また、ハンドリングも意外なほど楽しめるもので、切ったら切った分だけ、ほとんどロールもしないまま、素直に周回していく様は、5mもあるクルマとは思えないほど俊敏です。
ハイブリッドで高級車となると退屈なクルマになるのが常ですが、そこはBMW。らしさは、希薄になったどころか、濃厚になったといえます。このあたりは、国産自動車メーカーとは根本的な考え方が違うのでしょう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった6人
「7シリーズ セダン 2009年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2017年2月26日 11:12 | ||
| 2015年10月30日 12:21 | ||
| 2015年1月21日 17:54 | ||
| 2014年3月9日 03:25 | ||
| 2013年10月31日 23:46 | ||
| 2012年12月29日 01:57 | ||
| 2012年12月28日 18:16 |
7シリーズの中古車 (全4モデル/285物件)
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- 支払総額
- 318.8万円
- 車両価格
- 312.2万円
- 諸費用
- 6.6万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 3.9万km
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- 支払総額
- 1076.9万円
- 車両価格
- 1038.0万円
- 諸費用
- 38.9万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 2.9万km
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- 支払総額
- 249.0万円
- 車両価格
- 238.1万円
- 諸費用
- 10.9万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 11.1万km
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- 支払総額
- 635.8万円
- 車両価格
- 620.0万円
- 諸費用
- 15.8万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 1.5万km
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